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大和田カミ遺跡第5地点発掘調査の様子

ページID:0058570 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

大和田カミ遺跡第5地点発掘調査

発掘調査の概要

表1
場所 : 新座市大和田三丁目
面積 : 約14,910平米
主な時代 : 縄文時代、平安時代
調査の目的 : 土木工事等に先立ち、記録保存を行う。
調査期間 : 平成29年6月から平成29年10月まで

発掘調査の作業風景

大和田カミ遺跡第5地点発掘調査の作業風景

主な出土品等の紹介1

縄文時代の住居跡

縄文時代の住居跡

解説 : 後世の耕作によって筋状に破壊されていますが、約5,000年前の縄文時代中期の竪穴住居跡が見つかりました。平面は円形で、中央部に埋甕炉が設置されています。

平安時代の住居跡

 平安時代の住居跡

解説 : 後世の耕作によって筋状に破壊されていますが、平安時代の竪穴住居跡が見つかりました。平面は円形で、やや小型ですが、カマド(写真の左側)も作られています。

主な出土品等の紹介2

縄文時代の土坑

土器や石器がまとまって見つかった土坑

解説 : 約5,000年前の縄文時代中期の土坑で、直径1m程の範囲から土器や石器が折り重なるように見つかりました。まとめて廃棄されたものかもしれません。

縄文時代の住居跡

 縄文時代の住居跡

解説 : 約3,000年前の縄文時代後期末の住居跡が見つかりました。これまで大和田カミ遺跡から見つかった住居跡は縄文時代中期のものでしたが、初めて後期のものが確認されました。平面は方形で、壁際に小型の柱穴が巡るのが特徴です。中央には石で囲まれた炉があります。この住居跡からは、耳飾りや人面のような表現のある異形台付土器など、少し変わったものが見つかっています。

※ 調査成果の詳細につきましては、『大和田カミ遺跡群発掘調査報告書1』をご覧ください。


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