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第76回教育懇談会の概要

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月20日更新

日時

平成31年1月23日(水曜日) 午後1時30分から午後3時まで

会場

中央公民館 講義室

参加者

5名

懇談会座長

金子教育長

出席委員

金子教育長、鈴木教育長職務代理者、脇田委員、宮瀧委員

司会進行

畑教育総務課主事

担当部課長

渡辺教育総務部長、金子教育総務部副部長兼生涯学習スポーツ課長、鳥之海教育総務課長、新井中央公民館長、上原中央図書館長

梅田学校教育部長、杉原学校教育部副部長兼学務課長、浜田教育相談センター室長、橋本教育支援課主査兼指導主事

事務局

森山教育総務課副課長兼管理係長、戸川教育総務課総務係長

1 教育委員会教育長あいさつ

 本日は、大変御多忙の中、御参会いただき感謝申し上げる。今、各学校でインフルエンザが流行しており、20学級以上が学級閉鎖をしている状況である。その関係で、お子さんが御家庭にいると参加できない事情もあって、PTAの方々の参加が少ないのかと思う。
 限られた時間ではあるが、忌憚のない意見、要望、提言を出していただきたい。
 

2 新座市の教育についての説明(教育長)

 皆様も御存知かと思うが、大阪府高槻市で発生したブロック塀の倒壊事故により児童1名が亡くなったことを受け、文部科学省から市内全域を調査するよう指示があり、本市でも学校を含めた全ての公共施設の安全性を調査したところである。その結果、かなりの箇所で工事が必要となることが判明したため、現在、順次補修工事を進めている。また、学校の施設・設備に関しては、経年変化で雨漏り等が発生しているので、屋上防水工事等を計画的に実施し、より良い教育環境を整えるよう努めている。本市では、様々な国の補助金を利用し、学校体育館の大規模改修やトイレの改修等を進めている。本市のトイレの洋式化率は、約98%である。屋外トイレは和式が残っているが、教室内はほぼ洋式化、ドライ化が完了している。また、体育館も改修をして、照明が水銀灯からLED照明に変わった。
 本市では、平成23年に全教室にエアコンを完備した。7年経過してごみ等が付着し、冷却の効率が低下していることから清掃業務を委託した。1台3万円で500台以上あるので、3年間で約3,000万円かかる。清掃が完了すれば、購入当初のように教室が冷えるようになると思う。
 本市では、子どもの放課後居場所づくり事業を進めている。学校で児童をお預かりする事業をココフレンドと呼んでおり、来年度は、西堀小学校に開設する。第五中学校・第六中学校区では、西堀小学校を含めるとほとんどの学校に設置している。片山小学校には、再来年度に開設する予定であり、3年後には全小学校への設置が完了予定である。
 また、幸いなことに本市には大学が3校あり、その大学の先生や学生のお力を借りて様々な事業を実施している。その一つに市民総合大学が挙げられる。1講座100名を超える応募があり、抽選を行っている状況で非常に人気がある。跡見学園女子大学では地域学部新座の魅力発見学科、立教大学では健康増進学部健康づくり学科、十文字学園女子大学では食育学部食育推進学科を開設している。例年5月上旬に募集し、6月上旬から12月まで毎月1回程度の講義を行っている。
 また、十文字学園女子大学では「子ども大学にいざ」も実施している。小学生が大学の先生や地域の方々と共に学校ではできないような学習を進めている。さらに、同大学では、拠点事業として文部科学省から委嘱された事業を5年前から展開している。
 市内の多くの大学生も小・中学校に来て、ピアサポーターとして活躍している。年齢の近いお兄さん、お姉さんという立場で子どもたちと遊んだり、お手伝いしていただいたり、御協力いただいている。
 また、大学独自で市民公開講座も開催している。時々、電車の中刷り広告でも掲示しているが、もし御興味があったら御参加いただきたい。
 教育委員会では、公民館、コミュニティセンターを合計8館、その他、図書館や歴史民俗資料館も所管しており、特色ある事業を行っている。公民館、コミュニティセンターでは、平成30年度は217講座を開設している。図書館では、第3次新座市子ども読書推進計画に基づき、様々な事業進めてる。例えば、子ども読書フェスティバルや読書貯金通帳、ビブリオバトルという本を紹介する講座を開講して本の魅力を伝えている。3年前には、これらの事業が認められて文部科学大臣表彰を受賞したこともある。
 学校教育については、新しい学習指導要領が再来年度から導入される。来年度は最後の移行期ということで、新しい学習指導要領にスムーズに連結できるように進めているところである。これからは、教師が黒板とチョークだけで教えるのではなく、生徒が主体的に考え、友人らと会話をして学びを深め、学校で学んだことを使って自ら学びを深めていくことが求められている。今までの授業形態から子どもたち同士が学び合うような環境づくりに授業スタイルを変えていっている。本日は、午前中、東北小学校で全ての先生の授業を見学してきた。これからは、自ら考え、コミュニケーションが取れるような子どもを育てていかなくては、グローバル社会に立ち向かえない。AIが進出し、仕事も変わってきている。子どもたちが15年、20年先に社会人となって活躍していくときには、今の社会とは様変わりしているであろう。そのような中で、子どもたちが生き抜く力を付けていくためには、今から色々な準備をしなければならない。
 学校では、校長を中心として運営していく時代が長く続き、子どもが学校を卒業すると縁が切れてしまう状況が続いていたが、現在は、学校は地域と共にあるという考え方に基づき、コミュニティスクールに全校を指定した。各学校に学校運営審議会を設置し、そのメンバーには地域の方に入っていただき、校長と一緒になって学校について協議する機会を設けている。
 2020年の東京オリンピック・パラリンピックが近づいてきた。本市では、全校がオリンピック競技の推進校「よーいどん」に指定されており、様々な学びに繋げている。埼玉県内でもオリンピックとパラリンピックの両方の会場に指定されているのは本市だけである。栄小学校と新座技術総合学校の裏側に約160億円かけて射撃の施設を建設する予定である。市内の学校では、「夢先生」という授業を展開している。オリンピック選手が学校を訪れ、1時間目には講義や子どもたちと遊び、2時間目には、自分の挫折やオリンピック出場に至るまでの経験談を子どもたちに話して一緒に考え、何か目標を持って進んでいけば夢は叶うということを子どもたちに伝えていく。最初は、室伏由佳選手に陣屋小学校へ来ていただいた。実体験を話していただき、非常に素晴らしい授業であった。
 今後とも皆様の声をしっかり聞きながら、教育行政を進めていきたいと考えているので、本日は忌憚のない御意見を出していただきたい。

3 懇談会の概要

市民

 現在、西堀小学校の南側のゴルフ場跡地に高齢者施設の建設が進んでいる。この施設がプール側に建つため、視線を気にする児童や保護者がいる。ゴルフ場に設置されていた防球ネットが撤去され、ボールが飛び出してしまうこともあるので、防球ネットとプールの目隠しの設置をお願いしたい。

教育総務課長

 同件について、市役所にも足をお運びいただき、お話は伺っている。市では、高齢者施設の運営会社と調整し、プールに面している側のガラスを曇りガラスに変更して、見えづらくしてもらうよう調整している。平面からの視線であれば、目隠しのフェンスを設置すれば解決できるのだが、上からの視線を遮るには、プールに屋根を付けるなどの大掛かりなものとなり、市の財政状況を検討してもそのような対応は困難である。そのため、先程も御説明したような可視化できないようなガラスの設置で対応したい。
 防球ネットについては、当初予算に盛り込めなかったため、状況を見ながら補正予算で対応できればと考えている。

市民

 (1) 八石小学校でココフレンドを開設していただき、大変保護者が喜んでいる。
 (2)学校以外でボールを使って遊べる公園が少ない。
 (3) 体育館に冷暖房設備を設置してほしい。

教育長

 学校以外でボールを使って遊べる場所については、月に1回位、在校生のために土曜日か日曜日に校庭を開放して、自由にボール遊びなどができる日を作ったらどうかと考えている。
 体育館への冷暖房設備の設置については、市議会でも質問が出た。体育館は災害時の避難場所になるが、猛暑にあってはその機能を果たすことができないため、冷暖房設備の設置は必要と考える。市としても試算を行ったのだが、あまりにも膨大な費用がかかるため、早急な対応は難しいという結論である。国が多額の補助金を出すような状況になれば、取り組むことができると思う。

教育総務部長

 公園については、みどりと公園課の管轄になる。市内をメッシュに分けて児童遊園等の整備を進めているが、大きな公園としては総合運動公園しかない状況であり、市としても課題と捉えている。都市整備部にも改めて皆様からの要望を伝える。

教育総務課長

 埼玉県内において、体育館に冷暖房設備が整備されている学校は1%に満たない状況である。体育館は、災害時の避難所としての機能も期待されていると同時に、猛暑での体育の授業にも支障を来たすことから、我々としても冷暖房設備の設置は必要であると認識しているが、設置費、電気代、メンテナンス代など、非常に膨大なコストがかかるため、現時点で早急に対応することは難しい。今後も猛暑が続くようであれば、国策として補助金等についても検討がなされると思うので、体育館の大規模改修などと併せて考えていきたい。

市民

 (1) 昨年10月に関東ブロックの研究大会が第六中学校で開催され、体育の授業の発表があった。そちらを見に来られた他県の方から、新座市は大変素晴らしい授業を行っていたとお褒めの言葉を頂いた。
 (2) 埼玉県中学生駅伝大会で第五中学校の女子が2連覇を果たしたが、関東大会や全国大会に出場するには経費がかかる。私は陸上競技協会の会長職に就いており、協会から激励金を出すとともに、個人的に集めた募金を学校にお渡しした。今後も新座の子どもたちのために協力していきたいと思っているが、様々な団体の方が色々な形で応援しているということを市にも認識しておいていただきたい。
 (3) 東京オリンピックの開催に伴い、新座市の子どもたちもアスリートの方々と触れ合う機会が設けられ、非常に良い経験になっていると思う。東京オリンピック開催までに、更に新座市をPRしていってもらいたい。 

教育長

 関東ブロックの研究大会には、関東地区から大勢の方にお集まりいただいて、本市の体育の授業を御覧いただいた。体育の伝統は、これまでの新座の教育に御尽力いただいた先生方の功績が脈々と引き継がれた結果であると考えている。
第五中学校の全国駅伝大会出場に当たっては、私も滋賀県の会場まで応援に行ったのだが、48チーム中10位と素晴らしい結果であった。来年も出場できるのではと期待している。
 東京オリンピック・パラリンピックに向けては、現在、小・中学校で様々な取組を行ったり、公民館でポルトガル語講座を開催したりしている。また、第三中学校の水泳部がブラジルまで遠征し、水泳を通じて交流を図ってきた。
御指摘のとおり、全国大会等への出場となると、宿泊費や交通費等の経費がかかることとなるが、これらは公費で負担している。もちろん、それだけでは足りない部分もあるため、様々な方の御厚意で寄附を頂き、運営させていただいていることに対し、大変ありがたく感じている。

市民

 部活動の外部指導者に対する謝礼はいくらくらいか。

教育長

 スポーツエキスパート事業として、年間2万円で部活動ボランティアをお願いしている。金額の引き上げに努力はしているが、市の財政状況を検討するとなかなか難しいのが現状である。

市民

  (1)教育懇談会の出席者が少ないということは、PRが足りないのではないか。
 (2) 馬場運動場や殿山運動場等は地域の共有財産なので、年に何回か開放して子どもたちが自由に遊べるようにしたらどうか。
 (3) 栗原公民館の軽体育室の冷暖房施設から低周波が出ており、補聴器に影響が出たり、頭痛がするなどの健康被害が出ている。この状況が何年も前から続いているが、対応してもらえないか。

教育長

 運動場の開放については、御要望を市長部局にも伝えておく。現在、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業地内に新たに人工芝の少年サッカー場を整備している。また、野火止運動場にも防球ネットを整備し、改修しているところである。市としても少しずつではあるが、施設の充実を図っている。
 出席者が少ないことについては、市民の皆様に情報が行き届いていないことも考えられるため、しっかり周知を図っていきたい。

中央公民館長

 軽体育館の冷暖房施設の修繕については、多額の費用がかかるため、なかなか抜本的な対応を図れなかったのだが、平成31年度予算が議決されれば、モーター部分の交換を実施できることとなる。御迷惑をおかけして大変申し訳ないが、今しばらくお時間を頂きたい。

市民

 学校評価を行う中で、PTAのアンケートにあった課題をいくつか伝えさせていただく。
 ・進路説明会の開催回数を増やしてほしい。
 ・教師が生徒がラインで連絡を取り合っている。
 ・挨拶ができる生徒が減ってきている。
 ・夏休みの自転車通学を認めてほしい。
 ・趣味の問題でいじめ、不登校につながっているケースがあるようである。
 ・授業よりも部活で1日終わってしまう。

教育長

 進路説明会は、中学校2、3年の保護者を対象として毎年9月に市民会館で開催している。高校の関係者にお集まりいただき、それぞれの学校の特色等をお話いただいている。そのような大きなイベントのため、なかなか回数を増やすということは難しい。各中学校においては、進路指導主任がいつでも相談を受けられる体制になっているので、気軽に相談していただきたい。
 部活動については、市教育委員会から学校及び保護者に指針を示した。今後、各学校がその指針に準じて、練習時間や土日の取扱いなどを検討し、ルールを決め、本年4月から新たな運用が始まる。このことにより、現在よりも部活動の負担が軽減され、限られた時間の中で科学的、合理的に進められていくこととなる。

学校教育部長

 挨拶に関しては、どうしても一部のできていない子どもに目が行ってしまうということもあるようである。学校評価のチェック項目において、全員ができていないと駄目であるという認識になってしまっていることも考えられる。本来、挨拶は強要されるものではなく、自発的に行うものであるということを学校にも考えてほしいと思っている。
 いじめに関しては、毎月、教育相談センターが児童生徒に無記名でアンケートを書いてもらっており、できるだけ早く発見、対応を図るよう努めている。いじめの根絶はなかなか難しいところであるが、できるだけ多くの目で見守り、早急に対応していきたい。このことについては、校長会等を通じて、各学校にも伝達しているところである。
 ラインについては、教師が保護者や児童生徒と連絡を取り合うことがないよう教育委員会から指導しているが、再度徹底を図りたい。

市民

 第六中学校で女子生徒の制服にスラックスが導入されたことは、大変良いことである。来年度の新入生から着用を認めるものか、それとも、在校生でも着用してよいのか教えてほしい。また、他の学校にも広めていく考えはあるか。

教育長

 在校生も着用可能であり、1月から申込みを受け付けている。早ければ、2月から着用開始となる。第六中学校は、学校まで距離のある新堀から通っている生徒もいるため、唯一自転車通学を認めている。そのこともあり、女子生徒からスラックスを履きたいとの要望が以前からあった。また、女性活躍社会への時代の変化も踏まえ、保護者とも協議を重ねて導入を決断したものである。学校指定品のあり方についても議論が進んでおり、以前は靴は白一色でなければならないとしていたが、現在は自由に選んでよいこととしている。今のところ、第六中学校以外でスラックスを導入する予定はない。

4 教育委員の感想

委員

 通常の教育懇談会では、保護者の方の御参加が多い中で、地域の皆様にはなかなか御発言いただくことができなかったが、本日はしっかりとお話を伺うことができ、色々な形で本市を支えていただいていることを改めて実感した。また、全国大会出場等に伴い、寄附を募っていただいていることに感謝申し上げるとともに、今後とも温かく新座の子どもたちを御支援いただければと思う。
 今回の教育懇談会は、参加者が少なく、十分に周知が図られていなかったと思うので、次回以降は工夫をしていきたい。皆様におかれても、次回御参加いただける際には、是非お誘い合わせの上、貴重な生の声を聞かせていただければと思うので、よろしくお願いしたい。

委員

 「運動場などのスポーツ施設は、地域の共有財産である。」というお言葉はもっともだと思った。約30年前、馬場運動場でソフトボールをやっていたのだが、その頃は石ころや水溜りもあって、子どもたちも自由に遊んでいた。しかし、今のように整備されると、使用料も徴収され、勝手に使ってはいけないこととなり、時代の流れとともに状況が変化していってしまう。
また、各学校では、保護者が広報紙を発行している。毎回読ませていただいているが、とても温かい目線で書かれており、保護者、先生方、子どもたちをつなぐ素晴らしいものであると感じている。

委員

 2025年を境にして人口減少が進み、これまでとは全く違う時代に突入していく。そのような中、子どもたちに最善の教育環境を提供していくためには、どうしたらよいのかという宿題を我々は抱えている。また、今の子どもたちが20代、30代になったときに、どのようにバトンを渡すことができるのかということも気掛かりである。本日は、そのようなことも考えながらお話を伺うことができ、大変刺激を受けた。

5 あいさつ

 本日は、地域の皆様だからこそ把握している問題を出していただけて大変ありがたかった。また、本市の教育に長年携わっていただいた方から現在の子どもたちの活躍についてお褒めの言葉を頂けたことが嬉しかった。本日、皆様から頂いた御意見等を教育行政に反映させていきたい。
 まだしばらく寒い日が続くので、御参会の皆様には御自愛を頂き、なお一層の御健勝を祈念し、閉会の挨拶とさせていただく。