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にいざ見聞録(第9回 伝統的な郷土の文化)

ページID:0000422 更新日:2012年11月1日更新 印刷ページ表示

獅子頭の写真
 新座では、四季折々さまざまな民俗行事が行われています。その代表的なものに「獅子舞」があります。市内中野に伝わる獅子舞も、熊野神社の氏子の人たちによって行われる盛んな民俗行事です。
 熊野神社は明治42年に、大和田の氷川神社に合祀(ごうし)されましたが、獅子舞は熊野神社の夏の祭礼として、五穀豊穣・無病息災の祈願のため250年以上にわたり奉納されています。
 歴史民俗資料館に保存展示してある獅子舞の「獅子頭」は、龍頭の形式で、天中野の獅子舞の写真保13年4月と記された祈願札が添付されている江戸時代のものです。この獅子頭は比較的偏平で、真鍮(しんちゅう)製の目玉に鋲を打って瞳を表現しています。素材が桜の木のため舞うのには少し重いようです。
 現在獅子舞で使用しているものは、明治2年に江戸の彫刻師島村源蔵を中野に招いて、桐の木で作製したものです。これらの獅子頭は神聖化されていて、舞子と師匠以外は手をふれることができませんでした。
 中野に代々語られ、伝承される郷土芸能「中野の獅子舞」は、地域の人々の生活と交流に密接な関わりをもち続けています。

案内図

新座市大和田四丁目15番13号 大和田氷川神社

周辺図