本文
平成27年10月5日(月曜日)
午後1時30分から午後3時45分まで
市役所第二庁舎4階会議室2
会長 宮崎 正浩
副会長 鶴野 紀子
委員 飯田 芳男
委員 飯田 啓子
委員 尾崎 千恵子
委員 田野 實
委員 板坂 時夫
委員 本多 惠子
市民環境部長 島崎 昭生
環境対策課長 平岩 幹夫
環境対策課環境計画係長 高橋 智広
同課環境計画係主事 油井 紗瑛子
同係主事 浜野 大樹
公開(傍聴者0人)
なし
午後1時30分
島崎昭生市民環境部長
委員の互選により、会長に宮崎正浩氏、副会長に鶴野紀子氏が選出された。
18ページの市の施設の年間エネルギー使用量のグラフについて、平成25年度の数値が4,273キロリットルと記載されているが、正しくは4,723キロリットルである旨訂正した。
平成27年7月に作成した第2次新座市環境基本計画年次報告書(平成25年度版)に掲載している指標のうち、次の3点について説明した。
・ 温室効果ガス排出量の算定・把握について(P.11)
市域全体の温室効果ガスの排出量と一事業者としての新座市の排出量を掲載している。一事業者としての市の排出量については、ふるさと新座館が開館したことなどが影響して増加となっている。
・ 低公害車・低燃費車の利用の推進について(P.17)
平成25年度に公用車として電気自動車を2台導入し、現在の保有台数は3台となっている。
また、市役所本庁舎正面玄関前及び市民総合体育館に電気自動車の急速充電施設を設置し、市民への無料開放を行っている。
・ 住宅・施設における省エネルギー型設備及び住宅・施設における新エネルギー利用型設備の導入について(P.19-20)
平成25年度の公共施設へのLED照明設備及び太陽光発電システム導入状況並びに、太陽光発電システム設置費補助事業及び省エネルギー設備設置費補助事業の補助件数及び交付金額について報告した。
<エコライフデーへの参加者数について(P.13)>
(委員)
エコライフデーの参加者数とは、何の人数を指すのか。また、前年度から減少しているのはなぜか。
(事務局)
参加者数とは、広報12月号に同送されるエコライフデーチェックシートに回答していただけた人の人数である。
平成25年度は、これまで町内会にチェックシートの回収をお願いしていたところ、一部から町内会から負担が大きいとの声を受け、御協力を町内会の自主性に委ねたことが影響していると思われる。
<打ち水イベントへの参加者数について(P.14)>
(委員)
打ち水イベントへの参加者数が増えているのはなぜか。また、打ち水は、早朝や夕方に行うのが効果的で、日差しの強い日中に行うと水がすぐに蒸発して湿度が上がるなど逆効果となるおそれがあるが、イベントは何を目的として行っているのか。
(事務局)
打ち水イベントは、町内会に対し夏祭りのときなどに実施してもらうよう呼び掛けており、平成25年度は、イベントを実施した町内会が増えたことにより参加者数が増えている。
イベントは、打ち水の啓発を目的として行っている。打ち水は、早朝や夕方に行うのが効果的であることは承知しているが、例えば、市のオープニングイベントは人が集まりやすい時間等を考慮して午前10時開催としている。
<市内農産物の学校給食使用状況について(P.15)>
(委員)
学校給食に使われている品目数のほかに、使用量を示せないか。
(事務局)
この場では資料がないため回答できないが、お示しできるか後日、調査して回答する。(学務課所管)
(委員)
学校給食に使用する農産物は、大きさを揃えるなど細かい指定があり、これを必要なときに必要な量を納品することが生産者にとっては非常に大変な作業である中、新座市は、他市に比べて市内農産物を使っている割合が高く、生産者は努力されている。
新座市は、県内でも早くから市内農産物を給食に使用するなど、学校の栄養士さんも献立を努力されている。
<新エネルギーという言葉について(P.19)>
(委員)
現在では新エネルギーという言葉は使われていない。再生可能エネルギーという表現に改めるべきではないか。
(事務局)
第2次新座市環境基本計画に掲載している表現と合わせるため、新エネルギーという言葉を使用した。今後は、注釈を付けるなどして、誤解のないようにする。
<公共施設に設置した太陽光発電システムについて(P.20)>
(委員)
陣屋小学校に20キロワットのシステムが設置されているとのことであるが、どのくらいの電気使用量を賄えているのか。
(事務局)
一般社団法人太陽光発電協会が太陽電池容量1キロワット当たりの年間発電量を1,000キロワット時としていることから、陣屋小学校では年間20,000キロワット時発電すると考えると、陣屋小学校の年間の電気使用量が約140,000キロワット時あるので、約14パーセント賄っていると考えられる。
<リサイクル石けんの製造量・販売額について(P.27)>
(委員)
平成17年度と平成25年度を比較すると、製造量が約2倍になっているが、販売額はあまり変わらない。過剰に製造して無駄が出ているのではないのか。
(事務局)
後日、調査して回答する。(リサイクル推進課所管)
<法律に定める特定施設を設置している事業者への立入検査件数、ディスポーザー排水処理システムを設置している施設への立入検査数について(P.37)>
(委員)
それぞれの立入検査数が平成24年度版の年次報告書と異なっているのはなぜか。
(事務局)
平成25年度版の作成に当たり、担当課から過去の数字が誤っていた旨の連絡があり、訂正した。原因については、後日、調査して回答する。(下水道課所管)
<騒音・振動の指導件数について(P.42)>
(委員)
どのような経緯で指導に行くのか。
どのくらい苦情があって、どのくらい指導しているのか分かるとよいので、苦情の件数を掲載してはどうか。
(事務局)
市民から苦情があった際に現地に赴き、法令違反が認められた場合に指導を行っている。
苦情件数の掲載については検討する。
<化学物質の排出量・移動量について(P.46)>
(委員)
排出量と移動量はどのように違うのか。
(委員)
排出量とは、工場などから大気中に排出された量で、移動量とは廃棄物などに含まれて移動した量である。
<路上喫煙の指導件数について(P.54)>
(委員)
平成24年度と比べ指導件数が大きく減少しているのはなぜか。
(事務局)
平成24年度までは緊急雇用創出基金市町村事業補助金をもらい、路上喫煙のパトロールを委託していたが、補助がなくなったため、委託を止め、ボランティアの路上喫煙防止啓発活動を行っている。
現在のところ、環境対策課に入る苦情件数の増加は認められない。
→ 回答内容に誤りがあったので、後日、回答することとしたものと併せて報告する。
(委員)
効果が分かりにくいので、苦情件数も掲載してはどうか。
(事務局)
検討する。
<緑地の保全について(P.60)>
(委員)
市内の緑地が年々減少しており、集団の保全樹木が1箇所面積で2ヘクタール減っている。緑の基本計画では緑地を100ヘクタール保全する計画となっているが、市として緑地の保全についてどう考えているか。
(事務局)
後日、調査して回答する。(みどりと公園課所管)
(委員)
年次報告書に緑の基本計画に定める目標等について掲載してはどうか。
(事務局)
検討する。
<武野神社内の湧水水質測定結果について(P.64)>
(委員)
平成25年度は硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素が不適合となっているが、災害時の飲用水に影響はないか。
(事務局)
当該湧水は災害用井戸ではないので、災害時に飲用水として使用することはない。
また、災害用井戸は、改めて定期的に水質検査を行っている。
→ 会議後、災害用井戸も飲用水でなく、生活用水として使用することになっていることを確認したので、後日、回答することとしたものと併せて報告する。
<生態系のバランスの保持について(P.72)>
(委員)
外来植物についても取り上げてはどうか。
(事務局)
現在のところ、指標としてお示しできる情報がない。
<年次報告書全体について>
(委員)
掲載されている数値の情報元(所管課等)が分かるようにしてはどうか。
(事務局)
検討する。
第2次新座市地球温暖化対策実行計画における平成25年度実施状況について、次の3点を説明した。
・ 市の事務・事業の実施に伴って排出される温室効果ガスの総量について
平成25年度の温室効果ガス排出量は、基準年度である平成21年度と比べて増加しており、初めて基準年度を上回った。
平成23年度から、小・中学校において、順次都市ガス及び電気を使用する空調設備を導入したこと、また、平成24年11月にふるさと新座館が開館したこと等が排出量の増加に寄与したと考えられる。
・ 計画の実施状況を把握するための指標について
温室効果ガスの排出に関係する様々な要因のうち、特に集計可能で経年変化が確認できる項目をピックアップしたものである。
指標のうち、大きく変化しているものは、公用車総台数に占める軽自動車の台数で、公用車を導入する際、市として低公害・低燃費車を優先的に選択していることから、燃費の良い軽自動車の台数が増加したものと考えられる。
・ 温室効果ガス排出量の削減に向けた今後の取組について
公共施設の新設及び改修時に併せて、太陽光発電システムの設置や照明のLED化を進める。
また、蛍光灯の間引きを継続するとともに、空調設備の導入等に伴い、平成25年度は、電気及び都市ガス使用量が大幅に増加したことから、空調利用時の温度管理の徹底を継続していく。
(委員)
今回、温室効果ガス排出量が増加したことについて、市としてどう捉えているのか。
(事務局)
排出量の削減に向けて、節電等の取組を推進しているが、第2次計画の削減目標の達成は難しい状況である。
(委員)
地球温暖化対策実行計画という名称が、市域全体の計画なのか市の事務・事業のみの計画なのか分かりにくい。
(委員)
計画の実施状況を把握するための指標について、自動販売機の台数が減っているのは、意図的に減らしているのか、それともたまたま減っているのか疑問である。以前から自動販売機の台数を減らすよう意見を出している。
(委員)
温室効果ガス排出量が増加したということだが、何が原因で増加したのかが分かるような排出量の内訳を示すべきである。
・ 第2階環境審議会の開催について
平成27年度は、第2次新座市地球温暖化対策実行計画の最終年度となるため、年内を目処に第3次計画の案を策定しているところである。この案について審議していただくため、第2回環境審議会を開催するので、出席をお願いしたい。
・ 委員の皆様から質問や意見があり、後日、調査して回答することとしたものや検討する旨回答したものについて、第2回の審議会を開催する前にまとまり次第、委員の皆様にお示しする。
午後3時45分