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令和元年度第2回新座市総合計画審議会会議録

ページID:0084102 更新日:2019年12月13日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和元年11月26日(火曜日)
午後6時から午後7時30分まで

開催場所

市役所本庁舎 3階 301・302会議室

出席委員

星野 敦子(会長)、坪原 紳二、藤井 敏信、村上 俊之、赤川 治男、山野辺 範一、石井 英子、高野 光雄 、伊藤 まり子、納谷 眞、肥田 菜美子、津川 清美、鈴木 芳宗、香川 弘樹、会田 晶子、前田 穂奈実 全16名

事務局職員

総合政策部長 永尾郁夫、総合政策部副部長 平野静香、政策課長 工藤邦裕、政策係長 長瀬大輔、同係主任 河東竜太、同主任 松村勇輝、同主事 石郷久美歩

会議内容

  1. 開会
  2. 新座市の財政状況について
  3. 将来都市像について
  4. 「基本構想の推進のために」について
  5. その他
  6. 閉会     

 会議資料

【当日配布資料】

  1. 新座市総合計画審議会 次第/委員名簿 (別ウィンドウ・PDFファイル・310KB)
  2. 資料1 将来都市像について (別ウィンドウ・PDFファイル・784KB)
  3. 資料2 基本計画の検討資料(案) (別ウィンドウ・PDFファイル・1.05MB)
  4. 資料3 第5次新座市総合計画策定スケジュール(案) (別ウィンドウ・PDFファイル・222KB)

関係部署出席職員

総務部長 伊藤佳史、財政部長 遠山泰久、財政課長 櫻井浩

欠席委員

副会長 原田晃樹、委員 高橋遼太、委員 刈田友枝、委員 内藤幸代

傍聴

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1   開会

午後6時開会

2 新座市の財政状況について

⑴ 所管課説明

参考資料「新座市財政健全化方針(概要版)」に基づき事務局から概要説明を行った。

⑵ 質疑(・は委員の発言を、→は市の発言を表す。)

  •  市の財政状況が厳しいことは分かったが、市としては財政調整基金が不足していることについてどう考えているのか。また、扶助費が増加している原因を伺いたい。
    → 財政調整基金の不足は大きな問題と捉えている。経常収支比率が高く、財源に余裕がないことから、新しく実施すべきと考える事業を積極的に進めることが難しい状況が続いている。この状況を打開するため、財政健全化方針に基づき、事務事業の見直しを行うこととしている。
     扶助費が増加している原因としては、本市は東京都に隣接しており、東京都と市民サービスを比較されることが多く、それに対応するため、様々な市独自の事業を行っていることが大きな増額要因であると考えている。
  •  5ページの歳出の決算額の推移から扶助費が倍増していることが分かるが、新座市独自のサービスとして、高齢者・子どもが対象の事業が多いのか。
    → 本市は生活保護費が他市に比べると高い。また、高齢者施策については、高齢化という背景を考慮すると、他市も同様に抱えている問題であると考えている。子どもに対する施策については、待機児童対策として、法人保育園の設置への支援が影響しているものと考えている。
  •  12ページの一般会計歳入・歳出の見通しを見ると、市の財政が赤字体質であることが分かる。既存の歳出を削減していくとの説明があったが、目標値等は設定されているのか。
    → 目標としては、14ページに掲げているとおり、経常収支比率を令和2年度までに95%未満にした上で、最終的に県内市平均値とすることと、財政調整基金を令和2年度末に35億円とすることとしている。これを受け、扶助費や補助費の見直し等に取り組んでいるところであり、さらに、区画整理等を行い、市街化調整区域を市街化区域に編入することで税収を増加させる取組も実施している。
  •  14ページの財政健全化に向けた取組に「妥当なサービスであるかの視点で検討を行う」とあるが、障がい者、高齢者へのサービス低下につながるのではないかという懸念がある。
    → 障がい者、高齢者、児童、生活困窮者に対する支援が重要であることは理解しているが、見直し対象としないこととすることは難しい。最低限の生活に支障がないよう配慮しながら見直しの検討を進めたい。
  •  14ページの「1 経常収支比率の改善」、「2 財政調整基金の積増し」について、歳入が増えれば解決できるのではないかと考えるがいかがか。
    → 本市は住宅が多く、市の主な歳入である市民税については、個人市民税が多くを占める。税率を上げることはなかなか難しいものと考えるため、まずは徴収率の向上に努めているが、すぐに成果が出るものではない。こうしたことから、現状として、歳出減を中心とした見直しに取り組んでいるというものである。

3 将来都市像について

⑴ 事務局説明

資料1「将来都市像について」に基づき事務局から概要説明を行った。

⑵ 意見交換

  •  少子高齢化が進行していることを考慮すると、子どもに重点を置いた事業が大事ではないかと考える。埼玉県では、「子どもの居場所づくり」という観点で、行政だけではなく、事業者や市民が一体となって子育てに取り組んでいくという考え方を示しており、この考えをまち全体で応援していくことも重要であると考える。
  •  子どもに関する支援については、非常にありがたく思っているため、子どもに関する支援は続けてほしい。
  •  これまで将来都市像には自然についての文言が含まれていたが、今回の将来都市像にはなく、残念に思っている。農地や雑木林があることで自然災害(大雨)等の被害を緩和していると考えられることから、都市の中の自然というものが大切であると考えている。
  •  工業面では発展している企業は県外へ出ていってしまう印象があるが、税収を増やす目線で考えると、企業の本社が市内に設置されるといいと考える。
     また、商業面では大型店とコンビニのまちへと変わってきていると感じている。近くに買い物する場所が減ってきており、高齢者には生活が厳しくなってしまうのではないか。昔のような大家族になれば、買い物や子育てに悩むことなく、町内会も活動しやすくなるのではと考える。
  •  生産緑地が増えていると感じており、市街化区域に生産緑地があることで、税収が増えないのではないか。財政状況が厳しいと言っている中、生産緑地の基準を下げることに問題はないのか。
     また、市職員のうち新座市民は3割程度しかいないと伺っているが、市民ではない職員が庁内検討を行って意味があるのか疑問である。市民意識のアンケート結果等をいかすとしているが、早い段階から市民の意見を踏まえて検討すべきではないか。
  •  ふるさと新座館や市民会館に指定管理者制度を導入しているが、評価のために運営されているように感じている。市として行っているイベントも多いとは思うが、全て市民にとって必要なイベントであるのか疑問である。
  •  虫たちが鳴くような自然を10年後に残すことが必要だと考える。
     また、市の財政として、財政調整基金が減少し、災害時等の不測の事態へ対応する財源が不十分であることは、市民として不安である。
     まちの利便性を向上させるとともに、税収を増やす取組を実施する必要があると考える。また、マイナンバーカードの普及率を上げ、その利便性を活用することも必要である。
  •  町内会のこども会など小さい頃の思い出が詰まったふるさととしてのまちにしていくことが、このまちを大切にし、住み続けようと感じることへつながるのではないかと考える。転入者がこのまちの良さを感じ、市民はまちへの愛着を持ち、転出者は新座で教わったことをいかしていくような、人を育てるまちというイメージがいいと考える。
  •  第4次基本構想の時は連帯と協働のイメージが強くあったが、この考えは引き続き必要であると感じている。少子高齢化が進行し、高齢化率の更なる進行が見込まれる中、扶助費がさらに増加していくのではないか。地域福祉について国を挙げて進められているが、市民の理解が浅く、地域の支え合いが薄くなっていると感じている。
     また、町内会や社会福祉協議会においても高齢者が引きこもりにならないような事業を実施しているが、地域により格差が広がっているのも事実である。地域での支え合い、地域福祉の推進が大事ではないか。
  •  新座市に住んでいてよかったと思っていただく必要があると考えており、そう感じる人が増える市になっていってほしい。
  •  将来都市像に大切にすべきキーワードやイメージがある中で、包括的に様々な意図を含めようとした結果、これまで掲げていた将来都市像と比べると抽象的であるとの印象を受ける。
  •  新座市は流行ではなく旬を感じられるまちであるべきと考える。流行は途切れてしまうものだが、旬とは、例えば子どもの頃は交通の便が良いと感じ、大人になってからは平林寺などの自然に市の良さを感じるなど、いいなと思い続けられるものであると考えている。
     小中学生アンケートの結果を見ると、「娯楽が少ない」との意見が多くあるが、子どもの遊び方として、自然の中で遊ぶのではなく、ゲームで遊ぶなど、遊びの概念が変わってきていると感じているが、自然の中から遊びを発見できるものを考えてほしい。
     また、平林寺の周りにごみが多く落ちていたのを見たが、ごみを拾う気持ちも必要なのではないかと感じた。大人が大切にしないまちは子どもも大切にしないと考えるため、まちづくりに参加してもらえる大人を増やすことも必要であると考える。人々の意識の改革や仲間と協力するような意識改革をすることがいいと考える。
  •  先日の台風の際に起きた冠水被害等を踏まえて、防災対策を進めてほしいと感じた。また、街灯が少なく、細い道が多いため、歩行者に優しいまちになってほしいと考える。
     さらに、駅や大学の周りに大学生等が集える場所がないため、お店が増えたら嬉しいと考える。
  •  分かりにくい将来都市像であり、具体的なイメージが持ちにくい。
  •  新座市は東京都のベッドタウンとして発展した結果、家や商業施設などが混在し、ごちゃごちゃしたまちになっており、典型的な郊外都市である。住環境を整えるとともに、自然を守るということの両方を進めていかなくてはならない。
     少子高齢化を課題として感じてはいるが、その実態を人々がつかめていないのではないかと感じている。これまで築いてきたコミュニティやインフラを再評価し、課題を捉えることが大切であると考える。
     「連帯と協働」を第4次基本構想の際に掲げたが、近年は思いやりに欠けていると感じている。高齢化社会が進行しているため、声掛けや支え合いは本当の豊かさを追求する上で重要であると考える。
     郊外都市の在り方と少子高齢化社会の在り方から、様々なことを追求していく必要がある。

4 「基本構想の推進のために」について

(1) 事務局説明

資料2 基本計画の検討資料(案)に基づき事務局から概要説明を行った。

(2) 意見交換

  •  「市民参画」から「市民協働」へ修正することとしてよいか。
    → 委員了承。
  •  市政に市民がどう参加してくのか、具体的な市民協働の形を確立していく必要があると考える。市民の力を借りていかなくては市が発展していくことは難しいのではないかと考える。
  •  市民協働の施策展開が2項目しかないが、地域活動やコミュニティに関する取組なども網羅できているのか。
    → 第4次基本構想で市民協働に位置付けた施策について、内容を踏まえ、他の政策分野に移動させたものもあるが、計画全体として見ると、網羅していると捉えている。
  •  5つの基本政策と全体に係る「基本構想の推進のために」の関係性が分かりにくいため、関係性を示す必要があるのではないか。
    → 市民にとって分かりやすいものにしていく必要があると考えているので、検討したい。

5 その他

総合計画の策定スケジュールについて

資料3「第5次新座市総合計画策定スケジュール(案)」に基づき、事務局から説明を行った。

6 閉会

午後7時30分閉会

 

 

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新座市総合計画審議会