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第74話 サンアール‘10をご紹介します

ページID:0063544 更新日:2018年1月4日更新 印刷ページ表示

 今回は、市民憩いの森を整備している『サンアール‘10』を取材しました。

 市民憩いの森とは、みどりの保全協定を市と雑木林の所有者で締結し、市内にある雑木林を保全しながら、身近な緑に親しめるよう市民の利用に供している雑木林です。現在、市内に13か所あり、サンアール‘10は、野火止緑道憩いの森(野火止四丁目4番地内)で活動しています。

 取材をしたのは、夏の暑さが厳しい日でした。猛暑の中、生い茂った夏草を刈る作業を想像して伺いましたが、森に入ると外の気温よりかなり涼しく感じられ、また、作業は終わってしまったのかと勘違いする程、普段からよく整備された空間が広がっていました。

 代表の神さんに活動内容について伺うと、「毎月第三土曜日の午前中に、遊歩道の清掃や下草刈り、樹木の手入れや朽ちた杭の取替え等の活動を行っています。一番大変なのは、秋の落ち葉掃きです。先月は、フェンスに絡まっていた蔓草を取り除きました。大変でしたが、だいぶ明るくなりました。今日は先月できなかった箇所の作業をします。」と説明してくださり、森が明るくきれいに保たれているのは、毎月の地道な作業によるものだと伝わってきました。

 作業風景1  メンバー

 サンアール‘10は、市民総合大学の環境学科の修了生が中心となって結成されました。

 長く活動を続ける秘訣を集まったメンバーの皆さんに伺うと、「月1回と無理せず、自由に活動しており、森がきれいになると気持ちが良いからです。活動当初はテレビやソファ等のゴミが散乱していました。何の活動をしているのか聞かれることもありましたが、今では『ご苦労さま』と声を掛けてもらえるようになり、うれしいですね。」と笑顔で語ってくれました。

 今後の抱負を伺うと、「春に山桜やコブシを観賞したり、子どもたちが昆虫採集に来たり、森にあるコンサートステージで演奏会をするなど多くの方に楽しんでいただける『憩いの森』にしていきたいです。また、雑木林や草花に興味がある方は、ぜひ一緒に活動しましょう。」と話してくださいました。

 「サンアール‘10」に興味をお持ちの方は、みどりと公園課(048-477-2987)までお問い合わせください。