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第71話 図書館朗読ボランティア・グループ「こだま」をご紹介します

ページID:0059365 更新日:2017年7月20日更新 印刷ページ表示

 今回は図書館朗読ボランティア・グループ「こだま」を取材しました。

 「こだま」は、毎月第1・第3木曜日の午後、中央図書館で朗読の勉強会を行っているほか、「図書館だより」の新着図書案内の録音、高齢者福祉施設での朗読、視覚障がい者への音訳や対面朗読、秋の読書週間フェスティバル「大人のためのおはなし会」への参加などの活動を行っています。現在、活動歴が27年になる方から2年目の方まで、女性6名が活動しています。

 当初、月1回だった高齢者施設への訪問は、月2回となり、時間も30分から1時間に増えました。朗読を聴くだけでは疲れてしまうだろうと、早口言葉や季節の歌など、一緒に参加し、発声できる時間を設けているそうです。

活動の様子
活動の様子

 月2回の勉強会では、それぞれが、朗読に適した内容や長さの本を選んで持ち寄り、読み合わせをします。 「他の方の朗読を聴くことは、とても勉強になります。」とメンバーの方。 高齢者施設への訪問は、これまで210回を越えるそうですが、朗読する本は、毎回、違うものを選んでいるとのこと。大変ではないですかと伺ったところ、「大変というよりも、本が好きですし、聴いてくださった方からまた来てね、と言われることもあって、元気をもらっています。心が通い合うのは嬉しいです。」、「ボランティアをしているというよりも、場所を与えていただいている、読ませていただいているという気持ちで活動しています。」と話してくださいました。

 

 年4回行っている講習会では、講師の厳しい指導と宿題の数に、くじけそうになることも多いそうです。特に、音訳は文字だけでなく、図表などの情報を音声化して伝える作業が難しいそうです。「メンバーと一緒に励まし合い、続けて来られました。」と笑顔で話される皆さん。その笑顔からは、厳しい講習をともに乗り越えてきたという一体感と達成感が伝わってきました。

 発足は30年程前、朗読講習会の修了生有志が、障がい者への対面朗読や音訳のボランティアとして活動を始めたことに遡るそうです。「『こだま』のように響き合える活動にしたいと思っています。」と話されているのが、印象に残りました。

 「こだま」は随時メンバーを募集しています。初級朗読講座修了程度の資格が必要となりますが、興味をお持ちの方は、中央図書館(☎048-481-1115)までお問い合せください。

活動の様子
活動の様子