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第6回新座市地域公共交通会議

ページID:0013824 更新日:2013年2月27日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成25年2月27日(水曜日)
午後1時30分から午後3時00分まで

開催場所

市役所本庁舎2階 全員協議会室

出席委員

市長 須田健治(会長)

西武バス株式会社 上原 雅彦

東武バスウエスト株式会社 中山 貴浩

国際興業株式会社 野田 智(代理出席)

関東自動車株式会社 足立 邦彦

株式会社昭和交通 石川 昭二、野崎 武志(付添人)

社団法人埼玉県バス協会 金川 新吾(代理出席)

新座市町内会連合会 加藤 文保、千須和 弘

新座市老人クラブ連合会 並木 邦義

新座市婦人会連合会 山本 志づ子

NPO法人新座市障害者を守る会 石井 英子

関東運輸局埼玉運輸支局 六所 健一(代理出席)

西武バス労働組合 高橋 袈裟男

埼玉県企画財政部交通政策課 浅見 淳二(代理出席)

新座警察署交通課 浜中 光夫

新座市社会福祉協議会 小川 清

市民環境部長 島崎 昭生

事務局職員

市民環境部副部長 小杉 誠

市民安全課長 増子 義久

同副課長 谷口 龍一

同交通安全係長 営野 英明

同交通安全係主事 増田 英之

同交通安全係主事 野島 祐樹

会議内容

  1. 開会
  2. 挨拶 新座市長 須 田 健 治
  3. 議題「新座市内循環バス運行事業の一部見直しについて」
  4. 閉会

会議資料

新座市地域公共交通会議次第

委員名簿…資料1

新座市内循環バス運行時刻表(案)…資料2

新座市内循環バス運行ルート図(案)…資料3

新座市内循環バス運行事業の一部見直しについて…資料4

新規バス停設置予定地図…資料5

新座市地域公共交通会議設置要綱…資料6

公開・非公開の別

(1)   公開
(傍聴者 0人)

その他の必要事項

欠席委員 新座交通株式会社 佐々木 則夫、朝霞県土整備事務所 秋山 泰輝

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会

 午後1時30分開会

2 挨拶 

須田健治新座市長からあいさつがあった。

新座市のバス事業は、シャトルバスとして平成7年にスタートし、平成19年まで運行していたが、バス事業が赤字で、市の財政も厳しいので、中止をした経緯がある。
その後、市民や議会の皆様からの、「やはり不便だ」、「廃止しないでほしい」という声から、地域公共交通会議等での協議を経て、平成21年10月から「にいバス」という形で運行を再開した。
ルート等も変更し、2路線の循環型にしたが、「使い勝手が悪い」という御意見もあったので、1年後に見直しを実施し、現在に至っている。
現在、1日7本程度であり、また、市民の皆様の要望もあり、昨年、庁内の若手職員にて、にいバス検討委員会を設け、市民の皆様に喜んでいただける、福祉的見地からのバス事業を続けるとしたら、何台くらいでどのくらいの路線がいいのだろうかといったことを、お金のことはあまり考えずに検討するように職員に指示し、にいバス検討委員会にて検討を重ね、その後、上部会議等で協議を行った結果として、案を作成した。
この案をもって、市民の代表及び各関係機関の代表者からなるこの地域公共交通会議にお示ししたところである。
この会議での御意見をいただき、案としてまとめて警察協議や運輸支局への申請といった流れで進めていきたいと考えている。

・ 今回の会議から新たに委嘱された委員の紹介及び委嘱状の交付を行う。

・ 配布資料の確認の後、新座市地域公共交通会議設置要綱第4条第1項の規定に基づいて、須田新座市長が議長となり、議事が進められた。

 3 議題

新座市内循環バス運行事業の一部見直しについて

 事務局から、市内循環バスの運行状況(資料5)について説明が行われた。

質疑応答

委員 3ルートになって便利になった。
乗り継ぎについて、市役所が起点となることで、150円で乗り継ぎができるようにするということか。また、なぜ中野地区がなくなったのか。

事務局 ルートは全て市役所を起点としているが、全てにおいて乗り継ぎができる訳ではない。また、150円という金額で市内全てを回れてしまうということになると、既存の路線バスに影響を与えてしまう。このことから、乗り継ぎの際に150円払っていただくように考えている。
中野地区については、検討委員会の中でも運行するのかどうかの議論があったが、中野地区の利用者は1か月に延べ13名程度であり、また、第二老人福祉センターには車・自転車等で御利用いただいていることから、運行しないという判断をさせていただいた。

委員 (仮称)清瀬駅入口のバス停について、どのようなルートで走行するのか分からないので、説明をいただきたい。

事務局 新規バス停設置予定地図を御覧いただきたい。アンダーパスの地上部分の折り返しとなっている一方通行の入口付近をバス停とし、ここで周回して同じルートに戻るコースを考えている。
現在、清瀬駅付近は、こばとの森幼稚園付近に片側の1か所バス停を設置している。

議長 今度は、アンダーパスを通らず戻ってくるルートであり、その先にある狭い道を通らないように、折り返すルートとなっている。

委員 ここの辺りは、駅前からの道路が色々あって迷う所なので、駅まで乗り入れることはできないのか。

事務局 駅への乗り入れについては、当然、お客様の利便性等はよくなるが、清瀬駅へは近くなっており、ここまでが限界ということで御理解いただきたい。

委員 行政境であるため、難しい面はあることと思うが、バス停が分かるように案内等が必要だと思う。

委員 今回の計画により、2ルートから3ルートになるということで、走行距離が短くなり、定期便性の確保がしやすくなり、大変よい計画だと思う。
また、市役所で、3コースの乗り換えができる可能性があるということも魅力的なことだと思っている。
乗り継ぎ券を発行しないということで、既存事業者に配慮いただき、ありがたく思っている。既存バス会社と市と相互協力を行いながら運営することが理想的だと思う。
しかしながら、当然、運賃格差があり、路線バスは距離に応じて運賃が変わるが、にいバスは料金が均一ということで、乗れば乗るほど、運賃格差が出てしまう。当然、利用者は安い方がよい訳で、にいバスを多くの利用者が使う際、市とすればよいが、既存バス会社としては利用者が減り、利用がないから本数を減らし、また利用者が減るという悪循環が発生してしまう。
そのため、乗り継ぎ券を出さないこと、既存バス路線上には極力ルートを設定しないということは、これからもお願いしたい。

議長 市内は西武バスに市民の皆様の利便性確保のためのバス路線の運行をお願いしており、既存のバス路線の営業にできるだけ迷惑をかけずに利便性を高めるという2つの難しい命題がある。
福祉的見地から、市の公共施設に行きやすくし、市内にある病院へ通院する利便性を高め、老人福祉センター3か所への利便性も高めて健康増進を図ってもらうという点に重点を置いた運行とさせていただいている。
入り組んだところをバスが走っているが、普段、バスが走っていないようなところを走り、近隣の利用に供するということで考えている。
この考えで、にいバス事業で採算が上がることはないとは思うが、公共施設等への利便性の向上が目的なので、通勤・通学客を目的とした新しいルート設定でないことは御理解いただきたい。

委員 清瀬駅付近の新路線について、行政区域が東京都であり、地域公共交通会議に参加していない地区で路線延長していることについて、どのような手続や協議を警視庁等と図っているのか。

事務局 このルートの中で東京都を通る箇所が清瀬駅付近と第二老人福祉センター付近があり、東京都・清瀬市と調整を行っている。
また、東村山警察署をはじめ、各関係機関と協議を行い、内々の了解はいただいている。
さらに、運輸支局にて変更申請手続を行う段階において、東京都や警視庁との調整を行っていく。

委員 にいバスを70歳以上の高齢者の方が多く利用している現状の中で、タクシーは目的地から目的地へと移動できるため、福祉の観点からは非常によい移動手段だと考えており、高齢者についてのタクシー割引券という部分にも予算を充ててほしいという思いがタクシー業界としてある。
高齢者のお客様からも、バスは時刻が決まっており、タクシーの方が便利だとの声も多くいただいている。

議長 現在、障がいをお持ちの方には初乗り無料の福祉タクシー券を発行しているが、高齢者の方には福祉タクシー券の発行は行っていない。その代わりとして、にいバスで無料乗車証を発行している。高齢者の方のタクシー利用券については、市も財政的に厳しい面もあることを御理解いただきたい。

委員 今後の予定について、7月に「市民への周知」とあり、これは、決定したものを周知することになると思うが、障がい者団体からは本会議に1人しか出ておらず、他の障がい者団体に対し本会議について伝え、意見や要望の提出を求めてみたが、時間の制約もあり、意見の提出はなかった。
また、市民に対する周知に際し、前回は1年間試験的に運行し、修正を行ったが、今回も同じような考えがあるか。

議長 前回は一度運行してみて、不都合があれば意見を聞いて修正するとして改定したが、修正の際に運輸支局から、「1年で変更する市町村はどこにもない」とお叱りを受けながら修正した経緯があり、1年で見直しとはいかないと考えている。今回、利用が見込まれる各障がい者団体の皆様に概要と本会議の結果を伝え、御意見があればお聞きしたい。
しかしながら、大きな変更は難しい。若干の変更は可能なので、御意見を伺った上で、運輸支局への申請や市民への周知へと進んでいきたいと思う。

事務局 本日の地域公共交通会議は、本改正案を決定するための最終決定機関との位置付けであり、ダイヤの大幅な変更、バス台数の変更といった、大きな変更は厳しいが、ダイヤを数分ずらす、ちょっとした工夫等は、調整できればと思っている。

委員 バス停の(仮称)児童センターと(仮称)市民総合体育館について、バス停がそれぞれ離れた位置になってしまうということか。

事務局 各方向のバス停が離れることとなる。

委員 (仮称)児童センターの方は既存のバス停があるので分かりやすいかと思うが、(仮称)市民総合体育館についてはどうなのか。

事務局 片側については既存のバス停があるが、市民総合体育館側については、新設となる。

委員 バス停の位置が離れてしまうと利用者にとって停留所の場所が分かりづらくなってしまうので周知の際に注意をしてほしい。

事務局 周知については徹底してまいりたい。
なお、バス停の位置については、警察との協議を受けて案を作成させていただいた。

議長 西武バスのバス停は、バス停に屋根や道路が広くとってある等、安全面からも適切だろうという判断から御了承を得た上で活用させていただいている。
一方、新設のバス停については、新たに作るので分かりにくい部分もあり、利用者の皆様にできるだけ周知を図っていきたい。

委員 3コース、3台とすると、車両の購入はなしということでよろしいか。

事務局 購入はしないということでお願いしたい。

議長 現在、3台のバスを使用しており、2台を用い運行し、1台が予備車として、故障や車検の際に予備車を使っている。
しかしながら、故障等もあまりない状況で、故障等の際は、東武バスウエストの予備車を出していただくことで対応をお願いしたい。また、にいバスの車両買替えの際には配慮させていただきたい。

委員 老人クラブとしては、非常に便利になると思う。
また、日曜日については、今までどおり、長寿支援課で団体送迎バスをやっていただくということでお願いしたい。

委員 市民からの意見及び要望について、遅滞、運転手への苦情として19件あったとのことである。
しかしながら、私は、雨の日に娘を第二老人福祉センターまでにいバスで送迎するが、その際に1度も運転手に嫌な思いをしたことがない。
具体的にどういう苦情なのか。東武バスウエストの方は、申し訳ない気持ちになられたことと思うが、十人十色でいろいろな方がいらっしゃるので、気になさらないでいただければと思う。

事務局 概ね、大きな苦情はないが、「運転手と利用者の行き違い等で、バス停で待っていたが、行ってしまった」、「運転手の対応はよいが、車内が寒い」、といったことである。
東武バスウエストに内容をお伝えしており、また、大きな問題となるようなことはないと理解している。

議長 ほかに意見がないようなので、障がい者の各団体に改めて案内し、御意見等を頂いたときは検討させていただき、若干の変更は市にお任せいただくことで今後進めたいが、よろしいか。

(各委員了承)

議長 各委員の御了承をいただいたので、若干の変更があった場合はその案をもって運輸支局との変更手続に入っていきたい。
市民の皆様に喜んでいただける、利便性の高い交通機関としての、にいバスを運行してまいりたいと思っている。今後もまた、地域公共交通会議委員・団体の皆様方の御協力をお願いしたい。

以上をもって、第6回新座市地域公共交通会議は終了となった。

4 閉会

午後3時閉会