令和元年度子ども大学にいざを開催しました
子ども大学にいざでは、子どもたちの知的好奇心を刺激するような学びの機会を提供しています。
※令和元年度の子ども大学にいざは、東京2020公認プログラムに認証されました。
入学式、第1回講義 【8月20日(火曜日)】
入学式
令和元年度の子ども大学にいざは、十文字学園女子大学を会場として開校しました。
今年度は昨年度に引き続き、夏休みの平日3日間連続で開催し、総勢37名の子どもたちが参加しました。
入学式では、十文字学園女子大学の安達副学長、新座市教育委員会の金子教育長、園田学園女子大学の大江教授から激励の挨拶がありました。
入学式後には記念撮影を行い、これから始まる講義に期待が高まる様子の子どもたちでした。
第1回講義
【生き方学】 オリンピック・パラリンピックプログラム
1 感覚をとぎすまして~ブラインドサッカーを体験しよう~ 運営 オリンピック・パラリンピック等経済界協議会
ブラインドサッカーは、アイマスクをつけてボールの音と声のコミュニケーションで行うサッカーで、パラリンピックの正式種目(5人制サッカー)でもあります。
はじめに、アイマスクをつけた状態で向かい側の人のところまで歩く体験を行い、目が不自由な状態で、まわりの声や手をたたく音を頼りに歩いてみました。
そのあと、実際にアイマスクをつけた状態で、ブラインドサッカー用のボール(シャカシャカと音が鳴るボール)をける体験を行いました。
まわりが見えない中で歩いたりボールをけることに、はじめは怖さを感じ戸惑う場面もありましたが、まわりからの音と声のコミュニケーションのおかげで安心でき、徐々に慣れた様子でした。
チームごとにボールを的に当てるゲームも行いましたが、高得点をたたき出すチームもあり、非常に盛り上がりました!
※体験会では、十文字学園女子大学・園田学園女子大学の学生に協力いただき、各チームのフォローを行っていただきました。
2 「ブラジル」ってどんな国?
講師 新座市オリンピック・パラリンピック推進室、ブラジル国際交流員 グスタヴォ・ラモス
ブラインドサッカーを体験した後は、新座市オリンピック・パラリンピック推進室による講義が行われました。
来年行われる東京2020大会の話を聞き、オリンピック・パラリンピックについての知識を深めました。
また、今年度からブラジル国際交流員として新座市に勤務しているグスタヴォ・ラモスさんが講師になり、ブラジルの文化や言葉についてのお話を伺いました。
「ブラジルの面積は日本の22.5倍」など、ブラジルの様々な話をしていただき、興味津々の子どもたちでした。
【ふるさと学】 にいざ夏の陣~すいか割り~
運営 雑木の会
雑木の会の皆さんの運営のもと、夏の風物詩「すいか割り」を行いました。
ブラインドサッカーの体験を生かし、各チーム声をかけあいながら真剣に取り組んでいました。
切ったすいかをみんなで食べて、1日目にして子どもたちの仲が深まったようです。
※すいか割りでも、十文字学園女子大学・園田学園女子大学の学生に各チームのフォローと審判を協力いただきました。
第2回講義 【8月21日(水曜日)】
第2回講義
【はてな学】 乳製品の変化の不思議!?~焼きたてホットケーキに楽しくトッピング~
講師 十文字学園女子大学 金高有里先生
田中藍先生
中島万季先生
中村禎子先生
十文字学園女子大学の先生や学生にご協力いただき、ふるさと新座館で調理実習を行いました。
同じ生クリームでも、作り方によってバターになったりホイップクリームになるなど、乳製品の変化に子どもたちは驚いていました。
ホットケーキも自分で焼いて、トッピングも楽しみながら、思い思いのデコレーションホットケーキが完成!
みんなでおいしく食べて、楽しい思い出になったようです。
第3回講義、修了式【8月22日(木曜日)】
第3回講義
【ふるさと学】 お面の世界~自分だけのお面をデザイン~
講師 マンガ工房いがけん 代表 伊賀 太郎
古くから儀式やお祭りで使われてきた「お面」。今回はその中から、キツネ型のお面の色付けに挑戦しました。
色付けの前に、「稲荷」と「キツネ」の関係についてお話いただき、キツネの不思議な変化の話にびっくりな子どもたち。
お面の色付けでは、立体的な形に色を付けることにはじめはおっかなびっくりな様子も見られましたが、
それぞれの個性豊かな作品ができあがり、楽しそうに自分のお面をつけていました。
修了式
3日間の講義を終えた子どもたちは、修了証書を受け取り、晴々とした表情をしていました。
今回の子ども大学を終えて、それぞれ充実した夏休みのひとときとなったようです。
修了式後には、先ほど作ったお面をつけて、記念撮影も行いました。