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里親制度とは

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年11月27日更新

里親制度をご存知ですか?

里親制度について

 家族の様々な事情により、家庭で生活ができない子ども達を迎え入れ、里親が保護者に代わって温かい愛情と家庭的な雰囲気の中で育てる制度を『里親制度』といいます。
 近年、親が育てられず保護を必要とする子どもたちが増えています。子どもが健やかに育つためには、温かい環境の中で過ごすことがとても大切です。子どもができるだけ地域の中で家庭生活が送れるよう、里親家庭を求めています。

里親になるには

 特別な資格は不要ですが、研修や面接、審査などがあります。

問い合わせ

 詳しくはお問い合わせください。
  埼玉県所沢児童相談所(電話:04-2992-4152)

※ 埼玉県こども安全課公式サイトはこちらから
※ 厚生労働省公式サイトはこちらから

市内里親手記~里親になって~

~里親手記(3)~

花のイラスト

 私が里親になろう!と一大決心をしたのは長年の不妊治療で現実にはもう子どもを諦めるしかなかった時、絶対に子どもを育てたいという強い思いをどうしても諦めることができなかった事と、頻繁におこる児童虐待の報道を目にするたびに憤りと共に「私だったら大切に育てるのに!」と代わりに自分が育ててあげたいという感情に気が付いたことがきっかけでした。
 あんなに血縁にこだわっていた私が、自分の子どもが欲しいという気持ちよりも、社会的養護を必要としている子ども達に暖かい家庭を与えてあげたい、そんな気持ちの変化は自分でも驚きでした。主人も大賛成してくれて、一緒に里親申請をしました。
 申請後は研修の日が待ち遠しくてたまりませんでした。講義、実習を経て里親登録してからは、一時保護のお子さんを何人かお預かりし、子育てをしたことのない私たち家族はこの経験がとても勉強になりました。年代の違うきょうだいを預かって、お弁当作りや泥だらけのユニホームの洗濯、小さな子のおむつ交換など、毎日奮闘したことも今では楽しい思い出です。
 登録して9ヶ月程たったある日、2歳3ヶ月の男児の里親にとのお話をいただき、4ヶ月の交流の後、ハル(仮名)を我が家に迎えることができました。手をつないでいないと走り回ってどこかに行ってしまうくらい元気いっぱいのハルは、覚えたての言葉で「おかあたんはハルのママ?」「ずっとハルのおかあたん?」と毎日何回も何回も聞いてきました。そのたびに抱きしめながら「そうだよ、おかあたんがハルのママだよ」と答えました。毎晩のひどい夜泣きに心が折れそうになった時も、ハルは今、環境の変化に小さい体で頑張っているのだから!と思い直し乗り越えてきました。乳児院で、遅いといわれていた言葉の発達も今では1日中可愛いおしゃべりを聞かせてくれます。とにかく人見知りといわれていたのが別人のようです。幼稚園でも様々な事に興味をもち「できる!と思って挑戦すると出来るようになるんだ!」と目を輝かしている姿に成長を感じ、これからどんなお兄さんになるのか本当に楽しみです。
 ハルの里親となり4年が過ぎた今、ハルはすっかり家族の一員で、産まれた時からずっと一緒にいるような気さえします。私のほうこそハルには楽しい幼稚園生活や季節の行事、遊園地やプールに遊びに出かけたり、こんな楽しいことを経験させてもらって感謝しています。
 里親になろうと決めた、あの時の勇気がいまこうやって自分の人生に彩りを与えてくれたように思えてなりません。同志ともいえる里親のママ友にも恵まれ、励まし合いながら子どもを育てる喜びをかみしめている毎日です。
 今、里親になろうか迷っていらっしゃる方がいたら「大丈夫だよ」とポンと背中を押してあげたい気持ちでいっぱいです。

花とぞうきりんのイラスト

 

 

 

 

~里親手記(2)~

花のイラスト

 私が里親制度を知ったのは、近所に住むカオリちゃん(仮名)が児童相談所の一時保護所に保護されたことがきっかけでした。当時、小学3年生のカオリちゃんは祖父母宅に引き取られました。引き取られた後のカオリちゃんの様子には、驚いたことがたくさんありました。カオリちゃんは、しばらくすると祖母に対しものすごく反抗的な態度になりました。祖父母とは幼い頃から行き来がありとても仲が良い様子だったので、びっくりしました。夜中に家を飛び出し、「お祖母ちゃんを困らせてやる!」、必死に追いかけてくる祖母をまるで試すような態度だったそうです。捕まえた祖母がカオリちゃんをぎゅっと抱きしめると、必死に払いのけようとしました。これまでにはない様子だったそうです。しばらくすると反抗的な態度は一変し「オムツしたい。」と甘えたり、おもらしをしたりしたそうです。カオリちゃんのことはその後の忘れられない記憶になりました。
 私が結婚し、子どもを授かることがなかったときに里親に関心が向いたのはカオリちゃんのことがあったからです。引き取る親族がいない子どもを引き取り育てたいと思いました。夫に相談、賛成してもらい里親申請をすることにしました。
 里親申請をすると、講義(座学)と実習(乳児院・児童養護施設)の研修を受講します。講義を聴いて、カオリちゃんの不可解な行動が「試し行動」、「赤ちゃん返り」という要保護児童に見られる特徴的行動であることが判りました。乳児院、児童養護施設では、お風呂の入れ方、ご飯の食べさせ方、遊び方など子どもとの関わり方を体験することができました。
 里親登録してから数年後、ご縁があり3歳の女の子ミキちゃん(仮名)との面会が始まりました。面会は半年以上に及ぶ長丁場でしたが、その間、児童養護施設で、ミキちゃんも含めたくさんの子どもたちと接し、世話をする機会に恵まれ、貴重な準備期間、トレーニングになりました。
 ミキちゃんとの生活が始まると、カオリちゃん同様、「試し行動」、「赤ちゃん返り」が始まりました。心の準備ができていた私は「あー来たか!」と思いました。時には感情的になって、怒鳴ってしまうこともありましたが、事前にミキちゃんの態度を予測できたことはよかったと思っています。
 きっかけはさまざまと思いますが、里親になるにあたり、自らの経験と里親申請時からの研修がきっと役に立つと思います。
 現在、小学校2年生になったミキちゃんと様々なことを経験しながら家族3人、充実した生活を送っています。

ぞうきりん

 

 

 

 

 

~里親手記(1)~

 花のイラスト

 私たちが里親に登録になって早五年が過ぎました。結婚して最初から里親をやりたいとは一切考えておりませんでした、制度そのもの自体、時々テレビで見たぐらいで興味もなく他人事ととらえていたというのが事実です。
 きっかけは知り合いの方にお会いした時に、こういうのがあるんだけど一度考えてみたらとのアドバイスでした、じゃ一度役所に聞いてみようということになり、それから本格的に資料を取り寄せたりしまして登録の運びとなりました。
自分達には子どもは居りませんでしたので当然育児の経験もありません、そんな中で講習や実地研修をやるうちに気持ちが固まっていきあとの人生に子どもとの生活を加えることを決めました。
 研修中に実地研修(乳児院)があり、初めて行ったときこんなに子どもがいるのかと、想像はしていたのですが、あまりにも多い人数で圧倒されました、それと初めて部屋で子どもたちを見た時に一斉に子どもたちがこちらを見まして、その時の目が何かを訴えているようで複雑な気持ちになりまして、職員の方の話を聞きましたが子ども一人一人が自分だけを見てくれる人を求めているんですよとのことでした、本当に複雑になりました。
 研修等も無事に終わりまして晴れて登録となりました、自分たちは養子がほしいという気持ちはありませんので、養育里親という種類で登録をしまして短期・長期で子どもを育てることになりましたが、最初はなかなか委託にならなかったものでいつだろうねと言いながらの毎日でした。すこし頭から離れたころ突然に話がありまして、兄妹2人で今日から短期でいいですかと話が来ました、突然というのはわかっていたのですが受諾して準備に大変でしたが無事に迎えることが出来ました。最初はなれなかったのですが一日一日生活していきましてお互いになれまして楽しい生活が出来ました。それから小学生・中学生・高校生とそれと2歳のかわいい男の子といろいろと経験してきました。正直悩むこともありました、いいことばかりではありませんが役所の方たち、また同じ里親の方たちに相談したりして何とかやり遂げてきました。そして現在は3歳の男の子の委託中でこの子の場合は18歳までと長い期間です、今は幼稚園に通って忙しい日々を過ごしております。
 今までにない経験を里子達によりすることができています、人生において新しい発見や経験をすることができ、里子達に感謝です。大変なこともありますが毎日が楽しく有意義な生活を送れています、これからもどんな子が来るかわかりませんが、いつでも来いとの思いで頑張っていきたいと思います。

ぞうきりん