基本政策3やすらぎと利便性が共存するまち都市整備94関連するSDGs⃝ 市民が利用する鉄道路線としては、主に東武東上線、JR武蔵野線及び西武池袋線がありますが、鉄道空白地域となっている市中央部における鉄道の整備は、新座市の長年の課題となっています。このため、都市高速鉄道12号線※の延伸の早期実現に向けた取組を進めていくことが重要です。また、既存の鉄道については、更なる利便性の向上に向けて、鉄道事業者へ働き掛けていくことが必要です。⃝ バス路線は、駅や公共施設などへの交通手段としての役割を担っており、快適に利用するためには、路線網の拡充や運行系統の見直し、運行本数の増加などについて、バス事業者へ働き掛けていくことが必要です。今後は、バス業界の運転手不足により、運行の維持が難しくなることが想定されており、市においても、コミュニティバスなど、市民の身近な交通手段の充実を図っていく必要があります。⃝ 市民の誰もが安心して外出できるよう、交通機関や周辺施設のバリアフリー※化を推進していく必要があります。⃝ 我が国では、自動車保有率の上昇に伴い、交通事故が増加してきましたが、平成16年(2004年)を境に減少傾向となり、令和3年(2021年)の交通事故発生件数はおよそ30万5千件でした。一方、高齢者が関係する交通事故は増加傾向にあり、高齢者の交通事故減少に向けた取組が課題となっています。⃝ これまで新座市では、交通ルールの遵守、マナーの向上や交通安全意識の啓発を図るため、交通安全推進団体などの関係機関と連携し、交通事故ゼロを目指して交通安全運動を推進してきました。悲惨な交通事故から市民を守り、交通安全に向けた取組を一層推進するために、誰もが安全かつ安心に通行できる交通環境を整備することが重要です。現況と課題 ⃝ 公共交通は、市民の日常生活を支える重要な役割を担っており、高齢化が進行する中、誰もが安全で快適に利用できる公共交通網の更なる充実が求められています。また、自家用車の利用者が公共交通利用に転換することで、環境負荷の低減や道路の混雑緩和にもつながることから、公共交通を利用しやすい環境づくりを進めることが必要です。基本政策 ❸第2節公共交通網
元のページ ../index.html#102