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令和5年1月26日(木)北野ふれあいの家におきまして、自分が望む医療やケアについて前もって考える大切さを学ぶ「医療・介護の出張講座」を開催しました。当日は25名の市民が主体的に受講しました。質疑応答やインタビューでは積極的に挙手があり、活気がある講座になりました。各々、あらためて自分自身の思いと向き合う機会となりました。
堀越医師の講話では、自分の人生を一本の「ライフライン」として捉え、演習を通して、これまでの自分の人生の出来事を振り返りながら、その時の「出来事」や「出会い」、「ターニングポイント」などを記入していきます。これらの演習により、これまで「自分が大切にしてきたこと」に自然と気づくことができます。
また、これから先何をしたいかを記入していきます。それにより、これから先の人生「自分がどんなことを大切にしていきたいか」、「どんなことをしたいか」などを主体的に、前向きに考えることができる講義でした。
≪参加者の感想≫(抜粋)
・病院の先生の話を直接聞けたことが良かった。実習としてのライフラインが具体的で、本日でも書いてみたいと思う。(80代男性)
・とても分かりやすく、先生の言葉は、心が温かく涙があふれそうでした。(70代女性)
・先生の話の内容が目に浮かんだ。(80代女性)
・介護ケア、緩和ケア、地域の事業所、市役所介護保険課などあることの情報を得て安心した。在宅診療をお願いする場合、訪問看護師を決めることができることを知り良かった。全く知らないことが分かり、自分のためになった。(70代女性)
もしバナゲームは、「人生の最後にどうありたいか?」の話をするアメリカ発祥のゲームです。もしもの時にどうありたいか様々な内容のカードから自分の気持ちに近いものを3枚選びお互いに発表します。当日は、もしバナゲームを通して活発な意見交換がされていました。
≪参加者の感想≫(抜粋)
・自分の心の願いを知ることができた。(70代女性)
・はじめて体験したが、楽しかった。知らない人との組合せも良い。(70代女性)
・楽しくゲーム感覚で自分の意思確認ができた。(70代女性)
・最初は何のゲームかと思っていたが、最後に残ったカードから自分の考えが見えてきた。(70代女性)
≪参加者の感想≫(抜粋)
・老人にやさしいまちだと思った。(70代女性)
・これからの人生の道しるべになった。(70代女性)
・自宅で最期を迎えられてよかったと思った。私もそのようになれたらと思った。(70代女性)
市民の皆様、市内の病院関係者、市内福祉事業所関係者等多くのご協力の元「医療・介護の出張講座」を開催でき、全日程を終了いたしました。感謝申し上げます。