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令和2年 市長年頭挨拶

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年1月17日更新

  年間スローガン

新座市誕生50周年の記念の年

東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を絶好の飛躍の機会ととらえ、

新しい時代に向けて、市民とともに魅力ある快適未来都市を築き上げよう!

 

1月6日(月曜日)に行われた市長年頭挨拶の概要を掲載します。


 皆様、新年明けましておめでとうございます。

 旧年中は大変お世話になりました。

 また、市民の皆様には市政の推進に特段の尽力をいただきましたことを深く厚く感謝申し上げる次第でございます。

 本日は、島田久仁代市議会議長、鈴木明子市議会副議長を始め、多くの市議会議員の皆様、市民の皆様、職員の皆様に御列席を頂きました。誠にありがとうございます。

 昨年はいろいろなことがありました。近年、元旦には各メジャー紙の社説を読むようにしています。どのようなことが掲載されているか紹介させていただきます。

  読売新聞社 平和と繁栄をどう引き継ぐか…「変革」に挑む気概を失うまい

  朝日新聞社 2020年代の世界 「人類普遍」を手放さずに

  毎日新聞社 民主主義の再構築 あきらめない心が必要だ

  日本経済新聞社 次世代に持続可能な国を引き継ごう

 などのタイトルであり、内容は様々です。しかしながら、共通していることは、2020年になり、次の10年を見据えて20年代、日本はどのように進んでいくか、社会はどうあるべきか、厳しい将来の中でどのように舵取りをしていくかということが論調の基本であったように思います。

 その中でも特に、日本経済新聞社では、次の三つを提言しています。

 第1に成すべきは、企業の変革である。社会保障などを担う国の体力を強くするには産業の競争力を高め、それを喫緊の課題として進めていく。特に、その労働力分野で、女性、高齢者及び外国人による労働環境を整え、あるいはAI、RPAなどのロボットによる生産性の向上に臨むべきである。

 第2に、国が責任をもって少子化対策あるいは持続可能な社会保障への転換を推進していくべきである。

 第3に、国のエネルギー、環境政策を一体として立案し、工程表を作るべきである。

 これらの三つの指針は、正に新座市政が進むべき道であると思っています。

 世界の経済状況はどうでしょうか。米中の貿易摩擦は、アメリカが主導して中国に挑んだ一つの挑戦であると考えています。これは、世界の経済の基調に大きな影響をもたらすことが懸念されます。

 日本はと言いますと、設備投資の金額が減っているようです。設備投資を控えると生産性の向上が拡大しなくなるほか、革新的な産業分野のスピードが減退してしまいます。これにより、税収の伸びも不安になりますので、大きな懸念であると思っています。外交問題については、北朝鮮の問題もありますし、韓国の徴用工問題も解決に至っていません。今年の明るいニュースとしては、中国の習近平国家主席が来日されるということで、そういう意味では日中の関係を更に強化する一つのチャンスではないかと考えています。

 それから、アメリカの大統領選挙もあります。アメリカを始め、英国もそうですが、自国第一主義というのは経済・社会が内向きに進む傾向があります。昨年はラグビーが盛り上がりましたが、世界が「ONE TEAM」となり、貧しい国を裕福な国が支えていく、発展途上国については先進国が引っ張り上げていくといった体制が必要なのではないかと考えています。

 日本の情勢を鑑みますと、昨年は令和元年となり、即位礼正殿の儀も行われました。大変めでたい年であったと感じています。元号も変わりまして、私たち生活の変化としては、10月に消費税が10%に引き上げられました。また、幼児教育保育が無償化となり、これからどういう方向に進んでいくのか、注視していくべきであると考えています。消費税の引上げに対する軽減策を打ちながら、景気の下支えをどのようにしていくかということが重要です。継続中でありますので、結果は見えておりませんが、注視していくべきであると考えています。

 また、昨年は秋に台風が続きました。15号に始まり、19号、21号と大変な被害がありました。特に15号については、千葉県は大変な被害があり、風の強さが恐ろしい威力を発揮し、地域によってはまだ立ち直れない状況もあります。新座市も台風19号が直撃をしましたが、全庁を挙げて対応した結果、それほど大きな被害がなかったことは、幸いでした。

 しかしながら、今後日本を含め世界の環境が激変しており、その兆候はもう表れています。地球温暖化、CO₂の排出の抑制について、真剣に考えなければいけない状況になっています。これは国、全世界が主導となっていますが、我々一人一人が生活を見直し、行動パターンを変える必要もあると感じています。

 産業界も大きく変わる必要があると考えています。今の自動車の形態を電気自動車に変えていくことは、容易に可能なことだそうです。しかし、電気自動車に変わっていくと、今までと比較して部品の数が大きく減ることとなり、産業の基盤が大きく崩れるといったことが背景にあるため、なかなか進まないというのが現状であると聞いています。

 また、電気自動車になることでCO₂は激減しますが、供給するための電力をどう確保するかも大きな問題となってきます。現在、日本は原子力発電所の多くがストップしている状況ですが、その分、火力発電等によって以前に比べCO₂の排出は増えている状況です。代替エネルギーの開発や、市民の暮らし、産業界に定着するCO₂排出削減の仕組みづくりが必要となっています。

 さて、新座市の状況を見ますと、昨年8月には旧庁舎の解体が終わり、広場の整備を着実に進めることができました。現在は素晴らしい庁舎が完成し、周辺環境も整いました。

 市民の皆様には、利便性の高いこの庁舎を利用していただくとともに、職員の皆さんにとっては、一生懸命に働く環境が整った訳です。

 10月には、待望の児童発達支援センター「アシタエール」が開所となりました。今後は、相談業務や地域との交流業務が必要となりますので、順次整えていきます。

 ひばりヶ丘駅の北口広場もオープンすることができました。特に南部地区にお住まいの皆様には、ひばりヶ丘駅の利用において、利便性の向上が図られたのではないかと思います。

 大和田二・三丁目地区の土地区画整理事業も順調に進めており、目を見張る思いです。物流倉庫や道路等も完成してきています。台風により、調整地が大きな被害を受け、計画が若干遅れていますが、今後計画的に進めていきたいと思っています。大和田・坂之下橋の工事も、令和3年度末には完成をする予定ですので、大いに期待をしたいと思います。

 今年は、市民の皆様、議会の皆様、そして行政の三位一体の取組の中で進めていきたいと考えています。

 特に、今年2月には、議会の改選が行われます。御勇退される皆様、再挑戦される皆様、新たに立候補される皆様、信託を受けるのは2月16日となっています。皆様、しっかり頑張っていただき、信託をいただいて市政の推進に御協力をお願いしたいと思います。

 また、7月には市長選挙があります。私自身は、3月までは予定は申し上げませんが、審判を受けることになるのであろうと思います。

 今年の新座市の大きな予定としまして、7月24日が東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式となっています。7月25日には、射撃の競技が始まり、射撃の競技が全競技種目の中で最初のメダルの発表となるということですので、新座市にある射撃の会場が注目を浴びることが予想されます。この絶好の機会を捉えて、射撃会場のある「新座市」を全世界にPRしていきたいと考えています。

 同時に、パラリンピックの開会式も8月25日に控えており、パラリンピックの競技会場にもなっていますので、7月及び8月は大忙しとなることが予想されます。新座市をPRする、またとない絶好の機会ですので、議員の皆様、職員の皆さん、御協力をよろしくお願いします。

 これにちなみまして、7月7日には聖火リレーも行われる予定です。新座市を通るリレールートとしては、和光市役所をスタートして栄緑道へ聖火が通過しますので、栄緑道広場にてセレモニーを行い、日高市につないでいく予定です。

 また、ブラジル連邦共和国のテコンドー、陸上(リレー)、水泳(マラソンスイミング)及び空手の競技の選手団が既に新座市に来て練習をしています。立教大学を始め、市民総合運動公園、市民総合体育館など、新座市全体で盛り上げていきたいと思います。ホストタウンとしても、様々な取組が本番となってきますので、教育委員会を始め御協力をお願いします。

 令和2年度は、新座市制施行50周年の記念の年でもあります。様々なイベントも考えていますが、11月1日の市制施行記念日には、記念式典を盛大に開催する予定です。同時に新座快適みらい都市市民まつり産業フェスティバルも併せて開催する運びとなりましたので、大いに盛り上げていきたいと思います。

 今年は、各紙の論調にもありましたが、これから先10年の形を作る節目の年となります。本市にとっても、第5次新座市総合計画を策定する大事な年となりますので、議会の承認を頂きながら、令和3年度からスタートできるよう準備を進めます。非常に大切な年となりますので、本年は皆様の英知を結集してこれからの新座市の形を作っていきたいと思います。

 都市基盤の整備としては、第2次新座市都市計画マスタープランの策定の年になります。これは令和3年度から令和23年度までの20年間の計画となります。総合計画同様、今年の大きな事業となりますのでしっかりと形作っていきたいと思います。

 さらに、計画のみならず、職員の皆様の心構えということで、広報では既に掲載させていただきましたが、市長の年間スローガンとして「新座市誕生50周年の記念の年、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を絶好の飛躍の機会ととらえ、新しい時代に向けて、市民とともに魅力ある快適未来都市を築き上げよう!」と掲げました。

 当然のことですが、市民目線で市民の皆様の希望、期待、それを前線にいる職員の皆様が吸い取って、どう施策に反映していくのか、規則やルールを作って、市民の皆様に喜んでいただけるよう事業を進めていくことが、市の大きな責務であると思っています。

 19世紀から20世紀初頭に活躍した政治・社会・経済学者であるマックスウェーバーが、政治家あるいは行政の心構えは何かということを残しています。

 彼は、人々の生活、営み、政治、行政を担うためには「責任感」、「判断力」、そして何といっても「情熱」が大事だと言いました。責任感と、正しい判断が必要です。そして何より大事なことは、情熱を持って市民の皆様の幸せを実現することです。

 「responsibility(責任感)」、「judgement(判断力)」、「passion(情熱)」、この3つを持って、しっかりと政治行政を担っていく必要があります。

 私が就任してから、5S2Kを推進しております。5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」です。身の回りをしっかりと整理し、心身を整え、当たり前のことを当たり前にできるよう習慣付けていくことが重要です。

 2Kは「改善・改革」です。しっかりした情熱を持って、責任感を持って進めていくには、常にどうしたら市民の皆様の期待に応えられるかを考え、仕事の中で改善・改革をしていくことが重要になります。

 この点においては、市民の皆様、議員の皆様、そして職員の皆さんが一体となり、「ONE TEAM」となって快適みらい都市を作っていこうという目的が一致するのではないかと思っています。

 結びになりますが、責任感、判断力、情熱を高く持ち、議会の皆様、そして職員の皆さんと「ONE TEAM」となって、市政運営に更に力を注いでいきたいと思います。

 責任感、判断力、情熱を維持し、健康な体、健康な心、この2つをしっかり保つためには、働き方改革が必要です。余暇や静養を十分に取って、仕事に集中できる環境を整えることが大切です。係・課・部・市の「ONE TEAM」の中で、落ち込んでいる職員がいたら誰かが支える、元気のない職員がいたら誰かが支える、そしてより良い行政を推進していければと思っています。

 皆様にとって輝かしい年になりますよう、市民の皆様にとって素晴らしい一年となるよう御祈念、御期待を申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 ※総務課にて概要反訳