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飲用井戸をご利用のみなさまへ
有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の水質検査をした結果、片山4号井で「1リットルあたり65ナノグラム」、片山5号井で「1リットルあたり51ナノグラム」と暫定目標値(1リットルあたり50ナノグラム)を超える結果となりました。
なお、現在、該当の井戸につきましては運転を停止しており、水道水は安全にご利用いただけます。
・新座市における有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の水質検査結果について
(https://www.city.niiza.lg.jp/soshiki/38/pfospfoa-kennsakekka.html)
つきましては、近隣で井戸水をご利用の皆様は飲用をお控えいただきますようお願いいたします、
また、ご不明な点等ございましたら、下記連絡・相談先までご連絡いただきますようお願いいたします。
【連絡・相談先】
埼玉県新座市役所
環境課環境保全係
電話:048-481-6769
有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)とは
有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物です。そのうちペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称してPFAS(ピーファス)と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
この有機フッ素化合物(PFAS)のうち、ルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS:ピーフォス)、ペルフルオロオクタン酸(PFOA:ピーフォア)、ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)などが知られていますが、これらは環境中で分解されにくく、近年、環境残留性や蓄積性、長期毒性の疑いなどから国際的に製造等が禁止されています。
環境省は令和2年5月28日、「PFOSとPFOA」を人の健康の保護に関する要監視項目に位置づけ、公共用水域及び地下水における暫定目標値(暫定指針値)を1リットルあたり50ナノグラム注(50ng/L、PFOSとPFOAの合計値)に定めました。
注:ナノグラム(ng)は10億分の1グラムを示す単位
参考:環境省ホームページ:「有機フッ素化合物(PFAS)について」
暫定指針値とは
環境省の通知(「水質汚濁に係る人の健康保護に関する環境基準等の施行等について」(令和2年5月28日))において、要監視項目に位置付けられるとともに、暫定指針値として、PFOSとPFOAの合計で50ng/Lと設定されました。
この指針値は、2020年当時の科学的知見に基づき、体重 50 kg の人が水を一生涯にわたって毎日2リットル飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたものです。
なお、暫定指針値は、国が暫定的に定めた値であり、国際的にもPFOS とPFOA の評価について議論が行われている中、現時点で毒性学的に明確な基準値及び指針値の設定は困難であるため、各国・各機関が行った評価の中で妥当と考えられるものを参考にしています。