新座市洪水・土砂災害ハザードマップを改定しました
市では、市民の皆さんに、河川が氾濫し、洪水が発生した際の浸水の状況や土砂災害が発生する可能性がある場所を分かりやすく提供し、万一の場合の備えに役立てていただくことを目的として、新座市洪水・土砂災害ハザードマップを作成しています。
このマップは、表面・裏面の2面で構成されています。表面には、避難の目安となる情報、避難の際の心得、要配慮者への支援、予想される浸水の継続時間を掲載しています。裏面には、洪水・土砂災害ハザードマップを掲載しています。
新座市洪水・土砂災害ハザードマップの概要(令和4年3月版)
令和2年5月、埼玉県は、想定雨量を従来の100年に一度程度の大雨から想定最大規模降雨(概ね1,000年に一度の大雨)とし、洪水浸水想定区域を変更しました。これを反映させるため、本市においてもハザードマップの改定作業を行い、令和3年3月版を作成しましたが、令和3年5月20日の災害対策基本法の一部改正に伴う避難情報の種類の変更等により、令和3年3月版について軽微な修正を行い、令和4年3月版を発行しました。
令和4年3月版の主な変更点は以下の3つです。
1.表面(タイトル「新座市洪水・土砂災害ハザードマップ」)の右側直下、青色の楕円形欄内問合せ先を危機管理室へ変更
2.表面(タイトル「新座市洪水・土砂災害ハザードマップ」)の直下、青色の楕円形欄内問合せ先左隣にQRコードを掲載
3.表面(中段)避難情報の種類に掲載している図を、令和3年5月20日の災害対策基本法の一部改正に伴い発表されたものへ変更
概要(令和3年3月版)
新座市洪水・土砂災害ハザードマップは、想定最大規模降雨(おおむね1,000年に一度程度起こると考えられる大雨)による洪水が起きた場合の浸水の状況等を示したもので、水防法第15条第3項の規定に基づき作成したハザードマップです。
以下の2つの洪水浸水想定区域図等の内容を比較し、浸水する範囲についてはより広い方を、浸水する深さについてはより深いものを反映させています。
- 荒川水系荒川洪水浸水想定区域図(国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所、荒川上流河川事務所 平成28年5月30日指定)
- 荒川水系新河岸川流域洪水浸水想定区域図・水害リスク情報図(埼玉県県土整備部河川砂防課 令和2年5月26日指定)
平成30年3月版の新座市洪水・土砂災害ハザードマップからの主な変更内容
想定雨量の変更
柳瀬川及び黒目川の想定雨量が計画規模降雨(おおむね100年に1度程度発生すると考えられる大雨。2日間の総雨量332.6mm)から想定最大規模降雨(おおむね1000年に1度程度発生すると考えられる大雨。2日間の総雨量746mm)に変更されています。
これに伴い、浸水範囲、浸水深が変更となっております。
避難場所の変更
大和田公民館につきましては、柳瀬川の浸水想定区域内に位置するものとされたため、風水害時の避難場所としては使用しないこととしました。
また、黒目川流域における浸水想定区域の拡大などを踏まえ、風水害時に当初開設する避難場所を増やしました。
浸水継続時間の掲載
浸水継続時間(想定最大規模降雨に基づく破堤や越水等の河川氾濫により、ある地点に氾濫水が到達し、浸水深が50cmに達してから浸水深が50cm未満となるまでの時間の最大値)を示すマップを新たに掲載しました。
5段階の警戒レベルによる避難情報の掲載
平成31年3月に避難勧告等に関するガイドライン」(内閣府)が改定され、住民は「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が示されました。同ガイドラインにおいて、自治体や気象庁は5段階の警戒レベルを明記して防災情報等を提供することとなったため、避難情報の種類に関する表を更新しています。
内水による主な道路冠水箇所の掲載
平成28年から令和2年までの5年間に市に報告があった、内水による主な道路冠水箇所をハザードマップ上に示しました。
新座市洪水・土砂災害ハザードマップ・表面
避難の目安となる情報
雨の強さの目安、避難情報の種類、基準水位、急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)の前兆現象、土砂災害について、情報の入手先、避難情報の伝達系統
避難の際の心得
心構えと準備、避難時の心得、避難時の留意点、地下空間の危険性、注意を要する箇所
要配慮者への支援
水害が発生した場合の要配慮者(高齢の方、身体の不自由な方などの、情報の把握や避難の行動に時間がかかる方)への支援について説明しています。
予想される浸水の継続時間
浸水継続時間を示すマップを掲載しています。
新座市洪水・土砂災害ハザードマップ・裏面
洪水・土砂災害ハザードマップ
河川の洪水による浸水範囲と浸水深について
市に大きな被害を及ぼすと考えられる荒川、柳瀬川及び黒目川が大雨により増水して堤防が決壊し、又は越水した場合に予測される浸水の範囲とその深さを表したものです。
国が公表した荒川水系荒川洪水浸水想定区域図(想定最大規模)と埼玉県が公表した荒川水系新河岸川流域洪水浸水想定区域図・水害リスク情報図(想定最大規模)を合成し、浸水範囲についてはより広い方を、浸水深についてはより深い方を地図上に表記したものです。
土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域について
埼玉県が指定した土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域(がけ崩れが発生した場合に被害を受けるおそれのある場所)を図上に示したものです。
注意事項
雨の降り方や土地利用形態の変化などにより、このマップで浸水範囲とされていない地域で浸水が発生する場合や、浸水の深さが実際とは異なる場合があります。
配布場所
市役所危機管理室、出張所、公民館、コミュニティセンター、高齢者相談センター
web上で確認される方はこちら(令和4年3月版)
表面・裏面ともA1サイズが原寸となりますので、パソコン等の画面が大きい端末で確認されることをお勧めいたします。
PDF・通常版
表面
新座市洪水・土砂災害ハザードマップ(表面・通常版) (別ウィンドウ・PDFファイル・2.48MB)
裏面
新座市洪水・土砂災害ハザードマップ(裏面・通常版) (別ウィンドウ・PDFファイル・18.5MB)
注意事項
お使いいただいている端末やネットワーク環境によってはダウンロードや印刷に時間がかかる場合があります。印刷をされる場合には下記「PDF・軽量版」を併せてご利用ください。
PDF・軽量版
表面
(印刷用・軽量版)新座市洪水・土砂災害ハザードマップ(表面) (別ウィンドウ・PDFファイル・1.82MB)
裏面
(印刷用・軽量版)新座市洪水・土砂ハザードマップ(裏面) (別ウィンドウ・PDFファイル・3.58MB)
注意事項
ダウンロードや印刷をしやすくため画質を落としてありますので、大まかな場所の確認等にご利用ください。
スマートフォンでご利用の場合、画面上で2本の指で広げる操作をすることで拡大が、同様に縮める操作をすることで縮小ができます。拡大・縮小を行った場合、端末によっては画像がはっきりと表示されるまでに時間がかかる場合がありますので、ページを閉じずにそのままお待ちください。
新座市が作成した啓発動画
洪水浸水想定区域の確認など、ハザードマップの基本的な見方・使い方を解説するものです。
大規模氾濫に関する減災対策協議会への参加
新座市は、国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所が主催する「荒川水系(埼玉県域)大規模氾濫に関する減災対策協議会」及び埼玉県県土整備部河川砂防課が主催する「埼玉県減災対策協議会」に参加し、国・県・近隣市町村と現状の課題や今後の対策について、協議を行っております。