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教育ネットワークをゼロトラスト・フルクラウド化します!
発表内容
概要
2023年9月から運用を開始する新たな教育ネットワークにおいて、ゼロトラストネットワーク(アクセス制御型ネットワーク)・フルクラウド化を実現します。
詳細
目的と経緯
新座市はGIGAスクール構想以前から継続してICT施策や情報教育環境の整備に取り組んでおり、日経BPの公立学校情報化ランキング2021において小・中学校とも全国1位となる等、一定の評価を頂いてきました。
一方で、新たに構築したGIGAスクール構想環境にて集約した教育データの利活用や既存ICT環境の老朽化等、教育ネットワークにおいて複数の課題を抱えておりました。
そこで、2023年9月に予定している既存教育ネットワークの更新に合わせて、新座市が抱える残存課題を解決し教育先進市を目指すべく、2021年6月から新たな教育ネットワークの検討を進めてきました。
内容
2021年6月から複数のベンダーとの間で新座市の教育ネットワークが抱える課題を協議し、2022年秋に指名型プロポーザルを実施しました。この結果を受け、2023年9月から運用を開始する新たな教育ネットワークに係る契約をSky株式会社との間で2023年5月1日に締結しました。
新たな教育ネットワークでは、文部科学省の示す方向性に忠実に沿い、GIGAスクール構想による整備を活かしてゼロトラストネットワーク(アクセス制御型ネットワーク)を採用するとともに、フルクラウドによる構築を実現しました。これは、全国でも先駆的な事例となります。
期待できる効果
新たな教育ネットワークの整備により教職員の業務負担の軽減が図られると考えます。また、働き方改革の推進により、教員が児童生徒一人一人と向き合う時間が確保でき、にいざGIGAスクールNEXT5.0の実現に向け、より充実した教育環境の整備を達成できるものと考えております。
主な変更・改善点
- シングルサインオンを採用することと併せて、認証システムの強化等により利便性とセキュリティを両立する。
- ロケーションフリー化により、テレワーク環境を整備する。
- 双方向の保護者連絡システムを整備する。
学校から各御家庭への通知を電子化(ペーパーレス化)する。
各御家庭から学校への連絡(欠席連絡等)を電子化する。 - 中学校におけるテストの採点に自動採点システムを採用して採点業務の負担軽減を図る。
- プリンタ・コピー機・ファックス・スキャナを一本化し、印刷環境の統合及び消耗品の自動発注化を図ることで煩雑な在庫管理を簡略化する。
- GIGAスクール構想にて集約した教育データの利活用を図る。