ドメスティック・バイオレンス(DV)を知っていますか?
ドメスティック・バイオレンス(DV)とは?
ドメスティック・バイオレンス(DV)は、一般的に配偶者や恋人などの親密な関係にある(または、あった)パートナーから振るわれる暴力をいい、個人の尊厳を傷つけ、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害です。
そして、その多くが外部からの発見が困難な家庭内で行われるため、潜在化しやすく、また、加害者に罪の意識が薄いため、周囲も気付かないうちに暴力がエスカレートし、被害が深刻化しやすい傾向があります。
暴力の形態はいろいろあります。
暴力は、殴る、蹴るだけでなく、様々な形態があります。
ここでは、DVの形態の一部を紹介します。
身体的暴力 | 殴る。蹴る。物を投げつける。 髪をつかんで引きずり回す。 殴るふりをしたり、包丁等の刃物を持ち出したりして脅かす。 |
精神的暴力 | 大声で怒鳴る。何を言っても無視し続ける。 相手の心を傷つけたり、恐怖を感じるようなことを言う。 相手の行動や交友関係、電話・メール・郵便物等を細かく監視する。 |
性的暴力 | 嫌がっているのに性行為を強要する。 避妊に協力しない。 中絶を強要する。 |
経済的暴力 | 十分な生活費を渡さない。女性が働いて収入を得ることを妨害する。 「誰のおかげで食べられるんだ」などと言う。 |
子どもを利用した暴力 |
子どもへの暴力をほのめかす。 |
DVサイクル
DVには周期(サイクル)があると言われています。
加害者がちょっとしたことでイライラし、ストレスをためていく「蓄積期」、感情のコントロールを失い、激しい暴力を振るう「爆発期」、一転して優しくなり暴力を謝罪する「ハネムーン期」の3つの期間が繰り返されることにより、被害者が心身共に疲弊し、DVから逃れられなくなると考えられています。
【DVサイクル】
デートDVとは?
配偶者や恋人など親密な関係で起こる暴力のうち、若年者に起こる交際相手からの暴力を、一般的に「デートDV」と呼びます。デートDVは、特別な問題ではありません。誰にでも起こり得る問題です。
内閣府の調査によると、女性の約5人に1人、男性の約9人に1人が交際相手からの暴力を受けたことがあるという深刻な結果が明らかになっています。
デートDVまるわかりBook (別ウィンドウ・PDFファイル・5.63MB)
DVかな?と思ったら
DVについて相談できる機関があります。一人で悩まず、御相談ください。
新座市女性困りごと相談室 |
離婚問題、夫からの暴力、家族の問題など、市の女性困りごと相談員が御相談をお受けします。 |
新座市女性法律相談 |
離婚問題、夫からの暴力などの法的トラブルについて女性弁護士が御相談をお受けします。 ※新型コロナウイルス感染症予防及び拡散防止のため、当面の間、相談を中止します。 |
<電話相談・インターネット相談> 年齢・性別(性自認)・相談内容を限定せず、御相談をお受けしています。
<男性のための電話相談> 男性臨床心理士による電話相談です。 (毎月第3日曜日 11時から15時)
<専門相談> 女性弁護士による無料法律相談【面接・予約制】 カウンセリング(DV被害等女性が対象)【予約制・無料】
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DVのほか、セクハラや痴漢など、女性に関する相談窓口を確認することができます。 | |
DV相談ナビ |
短縮ダイヤル #8008 (はれれば) (IP電話、ダイヤル式公衆電話、PHS不可) 又は電話 0570-0-55210 (令和3年3月31日まで、自動音声により最寄りの相談窓口を案内します。 ) |
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター |
性暴力の悩み、一人で抱えこまないで、ためらわずに、お電話ください。 短縮ダイヤル #8891 (はやくワンストップ) (一部のIP電話、PHS不可) 発信場所から最寄りのワンストップ支援センターに繋がります。 |
女性の人権ホットライン |
配偶者やパートナーからの暴力、職場等におけるセクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為といった女性をめぐる様々な人権問題についての相談を受け付ける専門相談電話です。 電話 0570-070-810 (IP電話不可) (平日午前8時30分から午後5時15分まで) |
法テラス犯罪被害者支援ダイヤル |
解決に役立つ法制度や相談窓口を無料で案内しています。 電話 0570-079714 特定侵害行為(DV、ストーカー、児童虐待)の被害を現に受けている方(現に受けている疑いのある方も含む)に対し、資力に関わらず、再被害の防止に必要な法律相談を行う制度です。 |
警察 (110番) | 緊急の場合は迷わず110番をしてください! |
新型コロナウイルスに伴うDV被害の緊急相談窓口
新型コロナウイルスに伴う外出自粛や休業が行われる中、生活不安・ストレスからDV被害の深刻化が懸念されています。
内閣府では、これまでの全国共通の電話相談ナビ「DV相談ナビ」を補完しながら、DV相談体制を強化するため、4月20日から、新たに「DV相談+(プラス)」を開始することといたしました。