ページの先頭です。
トップページ > 分類でさがす > 市政情報・観光 > 市長の部屋 > 市長あいさつ > 令和2年度施政方針を表明しました

令和2年度施政方針を表明しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年3月2日更新

新座市誕生50周年の記念の年!
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を絶好の飛躍の機会ととらえ、新しい時代に向けて、市民とともに魅力ある快適未来都市を築き上げよう!

令和2年度施政方針 写真

 市政運営の基本方針

 昨年は、元号が平成から令和へと変わり、新しい時代への幕開けとなった歴史的な年でありました。

 8月の埼玉県知事選挙の結果、新たに大野元裕知事が就任し、この埼玉を「日本一暮らしやすい県」にするとの決意が語られました。

  10月には、消費税率の引上げが実施されるとともに、幼児教育・保育の無償化がスタートするなど、国において大きな制度改正が行われました。

 秋には、大型台風が立て続けに上陸し、全国各地に甚大な被害をもたらしました。本市でも、市民の皆様の安全確保を最優先としながら、被害を最小限に抑えるため、状況の把握や迅速な対応に努めるとともに、その経験によって明らかとなった課題の解決に向けて、更なる防災対策を進める決意を固めたところであります。

 アジア初の開催となったラグビーワールドカップ日本大会におきましては、日本代表の躍進に国中が沸きました。また、ホスト国として大会を成功に導いたことは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020大会)への大きな弾みになったものと感じております。

   本年は、いよいよ東京2020大会が開催されます。本市は、射撃競技の会場自治体及びブラジル連邦共和国のホストタウンとなっております。さらに、本年11月1日は、本市が市制施行50周年を迎える記念すべき日であります。

   これらを契機とし、更に未来に向かって大きく羽ばたくための取組を、私が先頭に立ち、正にワンチームとなって進めてまいります。

   そこで、本年は、職員への年頭訓示におきまして、「新座市誕生50周年の記念の年。東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を絶好の飛躍の機会ととらえ、新しい時代に向けて、市民とともに魅力ある快適未来都市を築き上げよう!」をスローガンに掲げさせていただきました。

   このスローガンの下、令和2年度は、以下に述べる三つの方針に基づき、市政に取り組んでまいります。

1 千載一遇の好機をいかし、更に魅力があふれるまちへ

   日本初の万国博覧会が大阪で開催された1970年、高度経済成長期に新座市は誕生しました。当初は7万5千人余りだった人口は16万5千人を超えるまでに増加し、首都近郊に在りながら自然が豊かな住宅都市として発展を続けてまいりました。

   近年、人口減少・少子高齢化が全国的な課題となっておりますが、本市では定住人口を増加させるため、「住んでみたい、ずっと住み続けたい」と思っていただける選ばれるまちになることを目指し、シティプロモーションに取り組んでいるところです。

 こうした中、市制施行50周年と東京2020大会の開催を同時に迎えることは、本市の魅力を更に高める絶好の機会であります。

 市民の皆様を始め、多くの方とともに、市の誕生50周年を祝い、国際的なスポーツの祭典を盛り上げ、そしてこれらの取組を通じて本市を積極的にアピールし、皆様の心に残る一年になるよう取り組んでまいります。

 また、50周年という節目にこれまでの変遷を振り返るとともに、国際的な大会の会場自治体として多くの方を迎え入れる中で、本市のあるべき姿を再確認し、更に魅力あるまちとして磨き上げてまいります。

2  未来を担う子どもたちのために

 本市のシティプロモーション方針では、「首都近郊で戸建て住宅を取得しようとしている30歳代の子育て世代」をメインターゲットとして、取組を進めることとしております。

 この取組を効果的に推進し、新座市を魅力あるまちとして未来の世代に引き継いでいけるよう、厳しい財政状況にあっても、必要な取組は先送りすることなく、着実に進めていかなければなりません。

 特に、将来にわたって発展を続けるためには、未来を担う子どもたちの健やかな成長を後押ししていくことが不可欠です。

 また、子育て世代の多様なニーズに対応し、「子どもを産み、育てるなら新座市で」と思っていただけるようにする取組が極めて重要です。

 そのため、子育てに関する不安や負担感の緩和・解消に向けた体制の充実に努めるとともに、子どもが安心して過ごすことができる居場所づくりを進めます。

 さらに、時代に即した教育を展開することができる環境の充実を図るとともに、子どもたちが日々安心して学校生活を送れるよう、施設整備などの必要な対策を進めてまいります。

3 希望ある未来へのプランづくり

  市政を進める上では、地方自治体を取り巻く情勢や多様化する市民ニーズを的確に捉え、誰もが自分らしく、安心して生活を送れるようにすることが重要であり、この達成に向けては、あらゆる取組を計画的に進めていく必要があります。

  令和2年度は、市の最上位計画となる第5次総合計画を策定するとともに、都市計画マスタープランを始め、各種個別計画を策定する年であり、正に新座の未来を形づくる重要な一年となります。

  そのため、これまで当たり前に行ってきたことについて改めて見直しを行うとともに、これまで懸案としてきたことについても先を見据えた判断により課題解決を図りながら、更なる発展につなげてまいります。

  そして、新座の明るい未来を市民の皆様とともに展望しながら、道筋となる計画をしっかりと策定し、未来に希望を持てるまちづくりを進めてまいります。

予算編成の基本的な考え方

  本市では、厳しい財政状況が続く中、その詳細な分析を行った上で、平成30年9月に財政健全化方針を策定しました。この方針におきましては、経常収支比率を改善するとともに、財政調整基金残高を令和2年度末までに35億円にすることを目標に掲げております。

  しかしながら、平成30年度決算における経常収支比率は95.3%と過去最高となり、財政調整基金の残高も平成30年度末で約23億円と財政規模に占める割合としては、県内40市中39番目と非常に少ない状況となっております。

  このような財政状況の中、限りある財源を効果的に活用するため、予算編成におきましては、先ほど述べました三つの方針を念頭に、実施すべき事業を厳選し、さらに、実施する事業については、費用を縮減しながらも、可能な限り有効な事業とするよう努めました。

  また、全国的に新たに実施される幼児教育・保育の無償化や会計年度任用職員制度などについて適切に対応するとともに、小中学校の校舎を始めとする公共施設の老朽化対策など、これまで懸案となっていたものについても着実に取り組むことといたしました。

  その結果、一般会計予算は520億7,300万円と前年度に比べ4.6%の増、特別会計等を含む総予算額は914億8,336万5千円と前年度に比べ3.4%の増となリました。

  この度の一般会計予算の編成作業に際しては、財政調整基金を約23億円取り崩さざるを得ず、令和2年度当初の基金残高は約3億6千万円を見込んでおり、厳しいスタートを切ることになります。将来にわたって市民サービスを安定して提供できるよう、財政健全化方針に掲げた目標を再認識し、目標の達成に向けた取組を更に進めてまいります。

令和2年度の主要な施策

 それでは、令和2年度に実施する主要な施策につきまして述べたいと存じます。

市制施行50周年記念事業について

  市制施行50周年という記念すべきこの年は、これまでの本市の歩みを振り返るとともに、この半世紀で育まれてきたまちの魅力を次世代に継承し、次の50年につなぐ重要な一年だと考えております。

  このため、市民の皆様に、本市の魅力を改めて実感していただき、まちへの誇りや愛着を更に深めていただけるよう、市を 挙げて取り組んでまいります。

  市制施行50周年記念事業といたしましては、本市が誕生した11月1日に市制施行記念式典を開催し、本市の発展に御尽力を頂いた方への特別表彰や、本市の歴史を映像で振り返る記念上映を行います。さらに、記念公演や新座快適みらい都市市民まつり産業フェスティバルを開催するなど、市民の皆様と一緒に記念の日をお祝いできるよう、市内の企業、関係団体と連携を図りながら、各種事業を展開してまいります。

  また、市制施行後の50年間の歩みをまとめた市史ダイジェスト版を編さんするとともに、広報にいざ50周年記念号を発行し、市民の皆様のふるさと意識の醸成を図ってまいります。

東京2020大会に向けた取組について

 東京2020大会におきまして、本市は射撃競技の会場自治体であるとともに、ブラジル連邦共和国のホストタウンであり、国内外から多くの方が本市を訪れることになります。

 7月には東京2020オリンピック聖火リレーが本市を通過し、ミニセレブレーションを開催することから、安全な運営を図り、本番への盛り上がりにつながるよう取り組んでまいります。

 大会の祝祭感を演出するシティドレッシングを始めとして、オリンピック・パラリンピックへの理解を深め、更なる気運醸成に向けた取組を実施してまいります。

 ホストタウンに関する取組といたしましては、ブラジルオリンピック選手団の事前トレーニングが円滑に実施されるよう、ブラジルオリンピック委員会と連携を図るとともに、ブラジル国際交流員を引き続き任用し、ブラジルへの理解を深める講座を実施してまいります。

子育てと子どもの成長を支えるまちづくりについて

 子育て世代に本市の魅力を感じていただくため、子育てと子どもの成長を支えるまちづくりを更に推進してまいります。

 4月に新規に開園する法人保育園2園に対して支援を行うとともに、幼稚園における長時間預り保育事業など待機児童解消に向けた取組を今後も引き続き実施してまいります。また、保育士の人材確保を図るため、法人保育園等に対する保育士用の宿舎借上げ支援事業を新たに実施してまいります。

 放課後児童保育室の大規模化、狭あい化への対応といたしまして、栗原、陣屋の放課後児童保育室の増設に加え、安全 性、利便性の向上を図るため、池田放課後児童保育室の学校敷地内への移設を実施してまいります。第四、東野の放課後児童保育室につきましても、移設に向けた工事設計を行ってまいります。

   子どもの放課後居場所づくり事業(ココフレンド)につきましては、片山小学校、野火止小学校、池田小学校及び陣屋小学校において新たに事業を開始いたします。平成24年度から実施校を順次増やしてまいりました本事業につきましては、令和2年度で、長期休業日における午後の活動を含め、全17校での実施を実現することとなります。

 教育環境の充実に向けて、市内小中学校において、可動式コンピュータを活用し、ICT教育を推進してまいります。

 学校施設の整備といたしましては、東北小学校におきまして、校舎屋上の防水改修を行うとともに、第二中学校におきまして、校舎の大規模改修に向けた調査を実施してまいります。また、新座小学校の給食室の改修を行うとともに、八石小学校の給食室の改修に向けた工事設計を行ってまいります。

安全・安心なまちづくりについて

  市民の皆様が安全で安心して暮らすための取組を進めてまいります。

  消防団員の皆様につきましては、地域の防災リーダーとして、消防活動のほか、水防活動にも従事していただいておりますが、団員数の確保が課題となっております。今後も発生が予想される火災、地震、大型台風等に適切に対応できるよう消防団員を確保していくため、処遇改善を図ってまいります。

  浸水被害への対策といたしまして、総合的な雨水対策事業を引き続き実施してまいります。中長期的な対策として、雨水管理総合計画を策定し、雨水管や雨水貯留施設を計画的に整備してまいります。また、洪水浸水想定区域の変更に合わせて洪水・土砂災害ハザードマップを改定してまいります。

魅力的で住みやすいまちづくりについて

  地域ごとの特性を踏まえながら、都市基盤を整備し、魅力的で住みやすいまちづくりを進めてまいります。

  新座駅北口土地区画整理事業につきましては、引き続き、物件移転補償や道路築造工事を進めてまいります。

  大和田二・三丁目地区土地区画整理事業につきましては、令和3年度の事業完了に向けて、引き続き、埋蔵文化財発掘調査や物件移転補償、調整池の整備を進めてまいります。(仮称)大和田・坂之下橋につきましては、年度内の完成に向けて整備を進めてまいります。

  志木駅南口周辺整備につきましては、4月に地下自転車駐車場の供用を開始するとともに、引き続きロータリーや自動車駐車場の整備を進めてまいります。そして、いよいよ秋には、本市の北の玄関口として多くの方をお出迎えすることとなる志木駅南口駅前広場のリニューアル工事が完了いたします。

  市域南部の中核公園となる新座セントラルキッズパークにつきましては、4月に既存樹木を活用した森の遊び場エリアをオープンするとともに、(仮称)道場一丁目集会所を建設してまいります。

  市中央部における新たな都市拠点の形成を目指し、引き続き、都市高速鉄道12号線の延伸実現に向けた取組を進めるとともに、スマートインターチェンジの設置に向けて検討してまいります。

  都市計画道路保谷朝霞線につきましては、県が都市計画変更手続、路線測量、道路予備設計を進めており、早期整備に向けて協力をしてまいります。

  都市計画道路放射7号線につきましては、引き続き県が行う区域内の用地取得に対して、支援を行ってまいります。

  都市計画道路保谷秋津線につきましては、事業認可を取得いたしましたので、接続する未整備区間の整備主体である東京都と連携を密にし、着実に整備を進めてまいります。

活気のあふれるまちづくりについて

  本市がいつまでも活気にあふれるまちであるための取組を推進してまいります。

  新座市への愛着を深めるとともに、市の知名度を向上させるため、映画やドラマの撮影を誘致・支援するロケーションサービスを引き続き推進してまいります。また、不動産情報サイトなどを活用した効果的な本市のPRにも努めてまいります。

  市の活力の向上のためには、地域経済の発展が不可欠であることから、市内中小企業の活性化に向けて、実態の把握・分析に努めるとともに、先進自治体の取組も参考にしながら、調査研究を行ってまいります。

そのほかの取組について

  本市の公共施設は、整備後30年以上経過したものが多く、老朽化が進んでおり、計画的な改修・改築の推進が課題となっております。全ての公共施設について中長期的な視点を持って建物の更新や長寿命化、統廃合などの方針を横断的に検討するため、公共施設等総合管理計画に基づき、各公共施設における個別施設計画を策定いたします。

  建物の老朽化や施設の狭あい化が課題となっておりました保健センターと歴史民俗資料館につきましては、複合化し、移転・整備するための基本設計を行ってまいります。

  建物の賃貸借期間の更新時期を令和4年1月に迎えるにいざほっとぷらざにつきましては、今後の施設の在り方について検討を進めてまいります。

  職員の人材育成につきましては、人材育成基本方針に基づき、若手職員が市政全般の動向や地域の課題について理解を深め、職員として視野を広げることを目的とした「にいざhitoゼミ」を始めとして、職員研修の更なる充実を図ってまいります。

  働き方改革の推進における「仕事の見直しプロジェクト」につきましては、職員のワーク・ライフ・バランスの実現を目指し、引き続き業務改善に取り組んでまいります。また、RPAやAI-OCRを更に活用することで、内部業務の効率化を図ってまいります。

  アウトソーシングの推進に向けた取組といたしましては、窓口サービスの民間委託化の検討を進めてまいります。

  令和2年度におきましても、子ども、子育て世代、高齢者、障がい者など、あらゆる世代、支援を必要とする方々に向けて、それぞれに適した取組を引き続き進めるとともに、本市が実施する各種事業について、シティプロモーションの視点を持ちながら更なる充実を図ってまいります。

むすびに

  市制施行50周年となる年を迎え、今日の新座市を形づくる上で積み重ねられてきた歴史の重みを、改めて実感しております。

  そして、この新座市を、いつまでも安心して暮らすことができる快適みらい都市として未来の世代に引き継いでいくことが、我々に課せられている使命であると捉えております。

  本市の未来を輝かしいものにするためにも、市制施行50周年と東京2020大会の開催が重なる本年を節目として、まずは今ある姿を見つめ直し、「ムダ・ムリ・ムラ」の排除、5S2Kの視点による業務遂行を徹底しながら、飛躍への確かな礎を築いてまいります。

  市民並びに市議会議員の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げ、令和2年度の施政方針の表明とさせていただきます。

   令和2年2月

                   新座市長 並 木 傑