令和3年度上半期一般会計の財政事情を公表します
令和3年度上半期一般会計の財政事情を公表します
地方自治法(昭和22年法律第67号)第243条の3第1項の規定により、令和3年度新座市一般会計の上半期(令和3年4月1日から令和3年9月30日まで)の財政事情を次のとおり公表します。
1 上半期の概況
上半期の財政運営は、年度半ばを経過した中で7回の予算補正を行い、当初予算額496憶6,000万円に対し65億3,978万4,000円を追加し、総額を561億9,978万4,000円としています。
これらの補正により、国庫補助金などを財源に、新型コロナウイルスワクチン接種事業に必要な経費や子育て世帯生活支援特別給付金に必要な経費を追加したほか、起債を活用し、(仮称)保健センター・歴史民俗資料館複合施設の建設に係る費用を予算措置するとともに、普通交付税、臨時財政対策債及び繰越金の増額分を将来の財政運営に備えて財政調整基金に積み立てました。
2 収入及び支出の概況
⑴ 収入の概況
上半期の収入済額は、268億10万7,168円で、予算現額に対して47.7%の収入割合となっています。
収入割合を費目別に見ると、県支出金及び市債の値が低くなっていますが、これらの多くが事業の実施に伴う収入であるためであり、年度末までには収入される見通しです。
⑵ 支出の概況
上半期の支出済額は、228億8,342万6,959円で、予算現額に対して40.7%の支出割合となっています。
支出割合を費目別に見ると、財政調整基金への積立てが完了していない総務費や、新型コロナワクチンの接種に関する支払いが完了していないこと等による衛生費が低くなっていますが、これらの多くは下半期に支出される見通しです。
3 市債の概況
市債は、市民の皆さんが長期にわたって使用する公共施設の建設費などを、単年度の市税などで賄うのではなく、国や銀行などから資金の借入れを行い、後年度で返済していくもので、行政サービスを先行するとともに世代間の財政負担の公平を図るという考え方から運用しています。
令和3年9月30日現在の市債の未償還元金は、440億747万5,724円で、前年同期と比較すると、12億8,136万8,893円(2.8%)減少しています。これは、令和3年9月末までの借入れについては、大和田・坂之下橋整備事業などのための借入れを行っていますが、償還元金が借入額を上回っているため、未償還元金は、減少しているものです。
市債の運用に際しては、将来に多大な財政負担をもたらさないよう、その影響を考慮し慎重を期してまいります。
4 下半期の財政状況<令和3年9月30日現在>
⑴予算に対する収入及び支出の状況、⑵住民負担の状況、⑶財産の現在高、⑷市債の現在高、⑸一時借入金の現在高について、こちら (別ウィンドウ・PDFファイル・162KB)からダウンロードしてご覧いただけます。