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大和田カミ遺跡第9地点発掘調査の様子

ページID:0058574 更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

大和田カミ遺跡第9地点発掘調査

発掘調査の概要

表1
場所 : 新座市大和田三丁目
面積 : 約3,700平米
主な時代 : 縄文時代、平安時代
調査の目的 : 土木工事等に先立ち、記録保存を行う。
調査期間 : 平成29年9月から平成30年1月まで

発掘調査の作業風景

大和田カミ遺跡第9地点発掘調査の作業風景

主な出土品等の紹介

切り合う遺構

 切り合う遺構

解説 : 地面の下から見つかる遺構は、単独で存在するものばかりではなく、複数の遺構が折り重なるように見つかることがよくあります。これを「切り合い」と言い、仮にAという住居を壊してBという住居が作られていれば、Bの方が新しいという判断ができます。また、同じ場所で住居の建替えが行われることもあります。
 この写真の中では、4~5軒の住居跡が切り合っております。

平安時代の住居跡

平安時代の住居跡の様子

解説 : 上記の切り合う遺構の一つとして、平安時代の竪穴住居跡が見つかりました。方形でカマド(写真の右側)が作られています。

平安時代の道か

平安時代の道だと推定される遺構
解説
: 小さな礫が敷き詰められ、硬くしまった道のような遺構が見つかりました。側溝等の設備も確認されないため、東山道武蔵路のような幹線道路ではなく、集落の生活道路のようなものだったかもしれません。
 なお、写真の中で土の柱のように見えるものは、遺構の一部ではなく、遺物の出土位置を記録するために掘り残している箇所になります。

※ 調査成果の詳細につきましては、『大和田カミ遺跡群発掘調査報告書1』をご覧ください。


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