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令和2年度第2回いじめ問題対策連絡協議会会議録

ページID:0134879 更新日:2023年12月5日更新 印刷ページ表示

開催日時

 令和3年2月18日(木曜日)
 午後3時00分から午後4時30分まで

開催場所

 新座市役所第ニ庁舎 5階 会議室3  ※オンライン会議

出席委員

 熊上崇、越智 弘、岡田雅人、浜田祐加、菅野潤一、小俣優子、渋谷規行、関根洋、秋山和也、

 林弥歩、小関 直、大井敏彰  全12名

事務局職員

 教育相談センター室長     丹代  円

 教育相談センター副室長  真田 朋美

会議内容

 1 開会

 2 あいさつ   新座市教育委員会学校教育部長 小関 直  

 3 自己紹介

 4 協議

  (1) 令和2年度第1回議事録の承認

  (2) 新座市いじめ防止基本方針について

  (3) いじめ根絶に係る取組(学校生活アンケート)について

  (4) 新座市立小・中学校における状況

  (5) 各団体の取組状況について

  (6) 新座市いじめ防止対策審議会における審議状況について

 5 閉会

会議資料

 1  令和2年度第1回議事録

 2  新座市いじめ防止基本方針

  3  学校の生活アンケート

   4  彩の国生徒指導ハンドブックI’s2019~いじめ・自殺暴力行為対応ハンドブック~(平成31年3月埼玉県教育委員会)一部抜粋

   5  学校の生活アンケート(電子回答)案

   6  新座市立小・中学校における令和2年度の状況                    

   7  いじめに係る状況調査の結果状況

公開・非公開の別

 公開

その他の必要事項

 なし

協議の内容

委員長 はじめに令和2年度第1回協議会の議事録の承認について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 訂正箇所等はあるか。4ページの修正以外はないようなので、これで承認とする。

事務局 ホームページに掲載させていただく。

委員長 続いて、新座市いじめ防止基本方針の見直しについて、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 このことについて、意見、質問等はあるか。17ページの青字のところについて御意見をいただきたい。

委 員 新型コロナウイルス感染症に係るいじめの防止を付け加えることに、賛成です。今年、国や県から様々ないじめの防止について通知が出ており、学級や学校全体でいじめの防止についてふれてきた。実際に感染者が出た際には、前々から話をしていて良かったという状況になる。今後も感染者が出てくることが予想されるため、この内容を入れておいた方が良いと感じている。

委 員 私も新型コロナウイルス感染症に係るいじめの防止に賛成である。付け足しで、今後もどのような状況が起こるか分からないため、タイトルを「新型コロナウイルス感染症等に関するいじめ」に変更し、コロナウイルス以外にも対応できる内容にした方が幅広くとらえることができる。

委員長 2名より、賛成意見をいただいた。学校はこの内容に気をつけながら今年は対応してきたところである。また、今後のことも含めてタイトルのところで「等」を加えるという意見をいただいた。その他に意見、質問等はあるか。

事務局 今年、多くの児童生徒が感染し、その多くは家庭内感染であった。子どもたちの誹謗中傷よりも、大人が詮索する状況が発生していた。その都度、注意喚起してきたが気になるところである。エの最後には保護者への啓発について書かれているが、オについても再度、入れても良いのではないかと考えている。検討いただきたい。

委員長 今年課題となった部分が出てきている。保護者への啓発の部分を改めて加えたらどうかとあったが、そのことを加えるということでよいか。文言については事務局にお願いする。

事務局 この後、文言を検討し、作成したものを委員に確認いただき、最終改正に向けて進めていく。

委員長 赤字の内容については、次の協議内容に関連する部分であるため、先に進める。

委員長 いじめの根絶に係る取組(学校生活アンケート)について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 変更点に当たっての裏付けになる、事前のアンケート等について説明があった。低学年の33ページについて、意見等はあるか。

委 員 アンケートをもとに変更しているが、私が考える低学年の実態とも合致しているので、変更に賛成である。

委員長 新たに相談する窓口については、県より「一人で悩まず相談しよう」と呼びかけ等もあることから加えてきたものであるか。

事務局 そうである。

委員長 小さい学年の時から行っていくことが大切であるという視点で入った部分である。

委 員 「相談できる友達や先生がいる」という内容は、それまでの質問と趣旨が異なっている。1番から6番は「いじめられている」という内容であり、7番は「安心できる」という内容である。さらに8番は「いじめられていて心配である」という内容であることから、低学年の児童にとっては、7番だけ「はい」につける項目になり、分かりづらいとも感じる。しかし、担任が説明することで可能であるとも考えられる。

委員長 学級で実施する時は、担任が読み上げて実施している。小学校ではどうであるか。

委 員 特に低学年では、1つ1つ項目を解説しながら実施している。毎月実施するものであるので、担任が説明して行うことで1年生でも誤りなく実施できると思う。

委員長 必ず解説しながら実施することで、この様式で決定する。続いて、34ページの中学年、高学年について、御意見等はあるか。

委 員 印象としてみた感想であるが、中・高学年の8番「お金を『ちょうだい』と言われたり、嫌なことを無理やりやらされたりする」というところが、他の項目と関連していないような印象を受ける。金銭のことになると別の問題が発生してくると感じる。他の委員の意見を伺いたい。

委員長 8番の金銭に関するところについて、事務局より項目に入れた経緯を説明していただきたい。

事務局 「お金を『ちょうだい』と言われたり、とられたりしている」というそのままの表現でもよいと感じたが、実態調査では嫌なことを無理やりやらされるという内容が数多く出ていた。どの項目に関連させられるかを検討した結果、このような提案になった。確かに、意見があったように分けて切り離して考えることも検討の一つである。しかし「嫌なことを無理やりやらされる」という声は子どもたちの声から聞こえてきているので、別項目であっても入れていきたいと考えている。

委員長 「嫌なことを無理やりやらされる」はしっかりと生かしていきたい。また、「お金ちょうだいといわれたり」からのつなぎについては、意見等はあるか。

委 員  「お金ちょうだいといわれる」と「嫌なことを無理やりやらされる」を分けるのは賛成です。そして、「お金をちょうだいと言われたり」の後に「物を買わされる」や「おごらされる」を入れるとよいと考える。実態として、お金をとられるよりも、おごったりおごられたりというトラブルが多いと感じるからである。

事務局 「お金をちょうだいと言われる」「物を買わされる」「おごらされる」といった声も聞こえてくる。しかし、「嫌なことを無理やりやらされたりする」を残すかによって、低学年は8項目、中・高学年と中学校は10項目に揃えた経緯があるので、別の項目を削ったり、または増やしたり等についても意見をいただきたい。

委 員 もし、増やしてよいのであれば11項目にしてもよいのではないかと考える。いじめられていないと考える児童は、さっと丸をつけているので時間的には問題ない。

委員長 子どもの実態から考えると、項目を増やしてもよいという意見があった。文言の整理をする必要があるが、項目は増やすということで決定する。文言の整理については、事務局で検討いただきたい。次に中学校について事務局より説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 今、SNSでのいじめが非常に問題になっている。

事務局 中・高学年に合わせて、4番に「お金などを要求されたり、嫌なこと無理やりやらされたりする」とある。併せて意見を伺いたい。

委員長 小学校の中・高学年で検討いただいたところであるが、整合性を図るとしたら分けることになるのではないかと考えるが、そのような前提でよいか。意見等はあるか。

委 員 分けた方がよいと考える。実態としてすぐに丸を付けて終わらせてしまう状況があるため、一番下に「いじめをしないために、何を気をつけなければいけないと思いますか」といった自由記述をさせて、真剣に書いている生徒を待つことがないように工夫している。もう少し下に余白があるとよい。

委 員 「どのようないじめをされていますか」という自由記述だけではなく、その対応について書かせるスペースがあるとよいという意見であった。中学生には考えさせることも大切である。生活アンケートの趣旨と合わせて、意見等はあるか。

委 員 3、7、8番は、SNSを使った内容について多く入っており、とてもよいと思う。もう一点は、4番を分けることで11項目になるが、書くスペースを設けることから考えると1項目でも多いと感じる。中学校においては、4番を分けないでもよいのではないかと感じる。

委員長 自由記述の余白の問題と、中学生では、4番の内容を説明した際の理解度として分けなくてもよいという意見があった。今までをまとめると10項目にして、対応についての生徒の考えを書かせるとしてはどうかという方向で決定する。自由記述の余白については、事務局で検討いただきたい。次に、保護者用チェックリストについて、事務局より説明がある。

事務局 事務局より説明する。

委員長 家庭用チェックリストは、県のI’s2019を参考に変更したという提案であった。より細かくなったという感じである。意見、質問等はあるか。

委 員 「メールをこそこそ隠しながら見ている」という項目で、最近の児童生徒の実態ではSNS等の方が多いと感じる。メールもそうであるが、SNSをこそそ隠しながらという文面の方が、保護者の方にも伝わりやすい。メールをやっていないというようにとらえる方もいると考える。SNS等の言葉で入れた方がよい。

委員長 実態を踏まえた意見である。SNS等の文言に修正することについては、事務局で検討いただきたい。

事務局 事務局で、文言については最終修正を行う。

委員長 他に意見等はあるか。教職員の方は変更なしで提案があった。他にないようなので、次に進める。次に電子回答によるアンケート調査(案)について事務局より説明がある。

事務局 事務局より説明する。

委員長 資料5について、メリット、デメリットについて意見等はあるか。メリットとしては、集計が非常に楽になることが考えられる。

事務局 無記名であるので、提出していない児童生徒がいた場合に全体に声を掛けることはできるが出さずに終わってしまうことも予想される。

委員長 実際に教室で行った場合、どのようなデメリットが考えられるか。

委 員 中・高学年とあるが、3年生では自由記述を入れるのに時間を要する。メリットしては、集計がスムーズにいくと考えられる。

委 員 11番に「はい」と答えた人に「どのようないじめをされていますか」と聞いていて、3、4年生や高学年においてもローマ字入力で時間がかかることが予想される。今後、タブレットを活用することでローマ字入力にも慣れていくと思われるが、選択肢をいくつか作っておいて、最後に自由記述を作る方法も考えられる。

委員長   今までの意見を参考に、今後、検討していただきたい。次に、新座市立小・中学校における状況について、事務局より説明がある。

事務局 事務局より説明する。

委員長 小・中学校における状況を踏まえ、各団体の取組状況、現状についてお話しいただきたい。

委 員 いじめには、身体的なものと精神的なものがある。身体的なものは、周囲がいじめと言うが、精神的なものになると、いじめではないという子どもも一定数いるという結果が出ているように思う。精神的ないじめは、子どもにとっては辛いものであり、それをアンケートで引き出せるようにする仕組みはとてもよいと感じる。また、資料7の事例を見ると、深刻なものが多いように感じる。しかし、こういった事案が挙がってきたことをプラスにとらえ、児童生徒がこのような内容を安心して書くことができることが大事なことである。そういった意味では、本日のアンケート項目の修正等は、意義があるものであった。

委 員 SOSミニレターを中心に、いじめの端緒を発見するようにしている。小学生では、「嫌なことをされる」というものが多い。嫌なことは嫌だとはっきり言えること、嫌だと言ってもやめてもらえない時には、学校の先生に相談することをアドバイスしている。その後、解消したというミニレターをいただくこともある。ミニレターの取組を今後も続けていきたい。

委 員 いじめ対策はしていないが、相談に来た時に話を聞くことはある。学校で相談した結果、自分の思い通りにいかなかった時に、来るケースが多い。話を聞くと「いじめ」というよりも、「いじられ」や「からかい」というものが多い。子どもたちから今後も話を聞いて、その要因はどこにあるのかを聞き出すのも一つであると考えている。

委 員 オンラインゲームのトラブルが、大変多い。学校の中でもこのようなトラブルを発見次第、指導をしている。学校だけでは抑えきれないこともあり、学校だよりやスクールメールなどを活用して、家庭にも呼び掛けて連携を図っているところである。

委 員 毎月のアンケートにおいて各担任が把握し、担当が学年ごとにまとめている。担任個人の判断で進めると、これぐらいは大丈夫となりがちであるので、積極的に認知していくという視点で声を掛けるようにしている。

委 員 生徒指導による「ルールを守ること」「挨拶をすること」など、各授業、道徳等を中心に指導をしていることで、いじめが起きる前の未然防止につながっている。また、実際に何か起きた際には、複数人で対応している。生徒指導部会を通し、職員集会で全教職員に情報共有をしている。担任だけではなく、相談員や養護教諭等、話しやすい人を作ることを心掛けている。また、インターネットやSNSの指導について教職員に知らせたり、いじめの認知の際には積極的に認知し、職員の見守る意識を高める取組を行っている。

委 員 コロナ禍で、学校再開後に精神的な面で不安定な児童が多い。例えば、体調不良の児童がいた際に、最後に「何か心配なこと、不安なことがあるか」を必ず聞くようになった。そうすると答えない児童も多いが、後日話をしてもいい場所だと覚えていて来てくれたり、その言葉を聞くことで話をしてくれたりするようになった。必ず内科的な面だけではなく最後に聞くことで、居場所がここにあるというアピールにつながったように感じている。

委 員 いじめ防止の取組では、いじめがあった際のSOSの出し方について、大学の教授に来ていただき、6年生を対象に2コマを使ってロールプレイ等により学ぶ学習を取り入れた。子どもたちは嫌なことをされてもうまく対応できずにためてしまうために、それを逆に違う児童に対していじめという行為を起こしてしまう。市と大学とでタイアップしながら進める取組を本年度実施した。子どもたちは、よかったと枠からはみ出して感想を書いていたので、準備まで2年かけて本年度を迎えたが、よい取組ができたと感じている。

委員長 各学校、各団体の取組について、情報共有ができた、引き続き、いじめ防止に向けて連携して取り組んでいきたい。

委員長 続いて、新座市いじめ問題対策審議会の審議状況について事務局より説明いただく。

事務局 いじめ問題対策審議会の審議状況について説明

委員長 何か御意見等あるか。ないようなので、協議は以上とする。


いじめ問題対策連絡協議会会議録