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平成21年度 第3回 新座市次世代育成支援対策地域協議会
平成21年7月29日(水曜日)
午後 6時30分から
午後 8時35分まで
新座市役所 第二庁舎 5階 会議室5
坂本純子会長、禿あや美副会長、竹下由美子委員、小林映子委員、赤井美智子委員、小長井賀與委員、吉田純子委員、大道順子委員、前里ひで委員、井口たけ子委員、丹野厚子委員、西村美紀委員、相馬佳奈委員、甲田由夏委員、小山嘉治委員、土屋賢治委員、澤村京子委員、山野辺範一委員
計18人
子ども家庭応援室:井上裕室長、上原隆副室長兼子育て支援係長、黛幸恵主任、千葉恵美子主事
児 童 福 祉 課:小林良一課長
指 導 課:川野春彦課長
計6人
(西村委員)
1 ちいさいなかま3月号からの抜粋記事含む資料1点
公開
(傍聴者 人)
協議会の出席のため、家庭での保育が困難となった委員の子どもの保育を行った。
子ども:2人
保育者:新座市ファミリー・サポート・センター協力会員1人
会長のあいさつ後、委員の交代があった団体について事務局から紹介を行った。
なし
委員:
4-1基本目標「親も子も住みやすい安全・安心なまちづくり」の内容の部分、1行目の終わりから「警察や保育園、学校、町内会、シルバー人材センターを始めとする」という言葉があるが、ここに幼稚園も入れてほしい。
会長:
幼稚園も追加する。
また、シルバー人材センターは1つの団体なので「さまざまな団体」という表現の方が良い。
委員:
2-2施策目標「仕事と子育ての両立の推進」は、「両立」ではなく「調和」にしてほしい。
会長:
「両立の推進」の表現のほうが具体的ではないかと思うが、細かな施策と絡めながら、事務局のほうに委ねる。
委員:
4-2施策目標「子ども等の安全の確保」の施策に「子どもの権利」が入っているが、3-2施策目標「子どもの豊な心の育みの支援」の施策にも入れたほうが良いと思う。安全に対する権利だけではなく、子どもが自ら学ぶ権利などもある。
委員:
「権利の確保」にしてはいかがか。今のままであると少々言葉が足りないように思う。
会長:
3-2施策目標「子どもの豊かな心の育みの支援」の中に子どもの権利を入れるとしたら「子どもの権利の尊重」、4-2「子ども等の安全の確保」のところに入れるとしたら、「子どもの権利の重視」という表現が妥当ではないか。
事務局:
子どもの権利の部分について想定をしているのは、児童虐待などの子どもの人権侵害などである。
児童虐待の部分については、4-2施策目標「子ども等の安全の確保」に、特に子どもの虐待防止ということで、新しく入れたものである。
しかし、1-2施策目標「要支援児童への対応などきめ細かな取組」の施策の中に今までも児童虐待防止対策の充実という項目が入っている。異なる施策目標と重複して入るような設定にするのか、この点も整理して、全体的な体系を作っていきたい。
委員:
意味合いが2つあるため、言葉を考えたほうが良い。
副会長:
施策目標の1-2では「要支援児童への対応」、施策目標4-2では「虐待防止のための方策を設ける」としてはどうか。
事務局:
要支援児童への対応は、新座市要保護児童対策地域協議会を中心に、そういったアフターケアまで含めた対応をしていくことが前期計画でもうたわれている。
会長:
4-2施策目標「子ども等の安全確保」のところの「子どもの虐待防止」は取ってしまっても良いのかもしれない。
4―2施策目標「子どもの権利を守るための環境整備」の施策に「社会的養護体制の充実」とあるが、これは難しいのではないか。
事務局:
「子どもの権利を守るための環境整備」は、前期計画を策定する際、「子どもの権利条約についての普及啓発について求めたい」という意見があったので項目に含めた。
策定指針の中で、家庭的養護の推進など、社会的養護体制の充実という項目がある。
会長:
ここでは結論が出ないので、現実的な文言に事務局で再検討するという形でよろしいか。
一方、3-1基本目標「子どもがいきいきと育ち、親が学び高まることを応援するために」の「高まる」という表現が、抽象的とだと感じた。
委員:
小委員会では、「親が学び育つことを」についてもう少し発展的な意味はないだろうかというふうに協議して、より高まるのだというような意味を持たせたらどうかということで「高まる」にした。
委員:
「親が育つ」とはどういうことなのか、この文章だけであると分からない。「育つ」という言葉を、親に使うのは変ではないか。
委員:
「学ぶ」以前の生活になっている人たちにとっては、かなり空虚な言葉になってしまうのが案じられる。
また、「親が学び育つ」ということであるが、子どもと親と同じレベルの「育つ」という意味ではおかしいと感じる。親はある程度育っているので、子どもと同じ「育つ」という言い方よりも、「高める」というほうがやはり良いのではないか。
委員:
子どもの成長と親の成長という言葉使いは違うが、同じ「育つ」を使ってしまうと、同じような意味合いになってしまうのではないか。
委員:
行政が親にやることは、安心して生活したり、子育てをしたりすることを保障することであると思うので、「育つ」、「高める」と言われても、それは余計なお世話だと言いたくなる。
委員:
「深まる」はどうか。
会長:
子育てをしながら親も親として成長していくという考え方は、親支援の世界では当たり前のことであるため、親が育つというのは特に違和感がない。
よって、「親が育つ」ということと「子どもが育つ」ということでは、別のものでの育ちとして確認されてどうか。両方に「育つ」を使っても、何もおかしいことはないと思う。
委員:
1-2施策目標「地域における様々な子育て支援サービスの充実」の施策に「乳幼児から中・高生の子どもの居場所」があるが、「子ども」を乳幼児期から中・高生の期間とするのはおかしい。
「乳幼児から中・高生までの居場所」とすれば良い。
会長:
もう少し自然な流れになるように整理するということでお願いしたい。
加えて、3-2施策目標「親になるための学習環境の整備」の施策に「子どもを産み育てることへの関心を高める教育・啓発の推進」とあるが、この言葉だとどうも家庭を持つことの関心を高めることばかりに使われているように思われる。「中・高校生」と子どもを対象にしていることが分かる単語が入っていないため、大人に対して言っているように聞こえるので、発信する側と受け止める側との間に解釈のずれが出てくるのではないか。
また、資料には挙げていないが、重点課題の3つ目として、子どもの視点等も検討してほしいとの説明があった。
会長:
前期の計画策定時は、計画策定の最終段階で、それを具体化していくために重点課題を設けた。
「地域における子育て応援機運の醸成」に「まち全体で子育てを応援するための項目を設定」とあるが、具体的にどのようなことを事務局はイメージして設定しているのか。
事務局:
後期計画の国の大きな柱としてある、ワークライフバランスの調和を踏まえて考えていきたい。
会長:
委員の方々から、アイディアを出していただいても良い。
委員:
「子育て応援機運の醸成」で「皆で、お父さんを早く新座に帰らせよう」と呼びかける、幼稚園・保育園において父親・母親に「早く帰ってきて」と訴えることが必要である。
また、地元の人が子ども会など地域でできるイベントごとを企画するなどして、何か楽しいことをしていこうというのが必要だと考える。
会長:
11 月が、ワークライフバランスの推進月間であり、家族の日も設けられている。会社が社員を早く帰すのではなく、新座市に早く帰ってくると、地域の中で家族が過ごせる、楽しみがたくさんある、家族と過ごす楽しみが待っているような日を年に1回設定するなどはどうか。
委員:
企業も大変な状況であり、その中で皆頑張って働いている。
会長:
経営者に「早く帰せ」と言うのは難しいので、家族が「帰ってきて」と言い、一緒に楽しめるイベントをやってはどうか。
委員:
子ども会では、毎月定例で集まっている。畑も借りており、男性の協力を得るために回覧を回すと、若いお父さんが来てくれる。毎月来ているので、お互いに顔が分かり、道で会ってもあいさつができる。
会長:
早く帰ってくると何か楽しめる、面白いものに出会える地域を作っていくことが、父親達が早く帰宅することにつながると思う。そのような活動が、機運の醸成につながるのではないか。
委員:
重点課題の3つ目として、中・高校生がつながれる場所を作るのはどうか。
会長:
学校以外のところで子どもがどう過ごすのかということは、あまり考えてこられなかったと思う。子どもが育つ地域だということを、しっかり視点として持つということは、とても大切なことである。
事務局:
重点課題については、素案という形で市民意見募集を行い、吟味していただく。
現段階での重点課題は資料に示したとおりとなるが、今後協議会の中で必要に応じて議論をしていく。
起草委員会は、希望する委員のみの参加とし、出席委員に希望を聞いたところ6名の委員から参加希望があった。
欠席者には、会議終了後案内通知を送付し、参加希望を確認する。