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平成22年度 第1回 新座市次世代育成支援対策地域協議会
平成22年11月4日(木曜日)
午後 6時40分から
午後 8時05分まで
新座市役所 第二庁舎 5階 会議室5
坂本純子会長、禿あや美副会長、竹下由美子委員、小林映子委員、本田千寿香委員、小長井賀與委員、市来陽子委員、吉田純子委員、佐藤サク子委員、前里ひで委員、福田敏夫委員、阿部益代委員、井口たけ子委員、丹野厚子委員、澤村京子委員、西村美紀委員、相馬佳奈委員、甲田由夏委員、小山嘉治委員、山野辺範一委員
計20人
子ども家庭応援室:井上裕室長、上原隆副室長兼子育て支援係長、千葉恵美子主事、伊東潤子主事
指 導 課:小松敏彦課長
保 育 課:栗山健司課長
計6人
公開
(傍聴者 なし)
協議会の出席のため、家庭での保育が困難となった委員の子どもの保育を行った。
子ども:3人
保育者:新座市ファミリー・サポート・センター協力会員1人
ア 関連があるため、事務局から事前配布資料1から5に基づいて一括で説明が行われる。
イ 質疑応答
委員:
2点質問したい。まず、先日行われたこどものひろばは雨の中盛況だった。参加者が多くて良かったが、管轄がどこかが分かるようなものがなかった。どこの管轄だったのか。次に、平成22年度個別施策の展開事業実施予定9ページの 1-(1)-オ-3「子どもの芸術文化環境の充実」の記述が分かりづらいと思うがいかがか。
事務局:
こどものひろばは産業フェスティバルの一環であり、生涯学習課が所管している。個別事業としては掲載していないが、お父さん応援隊の外にも、青少年関係の団体がブースを出している。
委員:
「子どもの芸術文化環境の充実」については、前期計画にはなく、後期計画で掲載されるようになったが、世の中では削られる傾向があると思うので、継続してほしい。
事務局:
所管課が生涯学習課のため、詳しい内容は把握していないが、和太鼓などを実施している。広報で募集をし、サークル的な活動をしているものである。
委員:
睡足軒で琴の演奏を行っていたようであるが。
事務局:
それについても、「子どもの芸術文化環境の充実」に含まれている。
委員:
病後児保育はどこで実施したのか。
事務局:
すこやか保育園である。
委員:
病後児保育は実施が難しいものであるのか。
事務局:
実施するには、保育園に専用の保育室の設置及び看護師の配置が必要である。
委員:
基本的なことであるが、平成21年度目標事業量の進捗状況に掲載してある、つどいの広場のことについて質問したい。現在の対応状況等の記述が「現在は実施していません。」となっていることに違和感を感じる。
事務局:
平成16年度の時点では実施していなかったので、そのような表記になっている。
会長:
「平成16年度末」といった注意書きを加える等、文章の書き方に工夫をすればよかったと思う。
委員:
平成22年度個別施策の展開事業実施予定に掲載されている、中高生の居場所の内容が、具体的にイメージのわくものではないと思う。児童センター以外で取組はないのか。 また、事業実施予定に掲載されている「新座市PTA・保護者会連合会活動」や「ふれあい地域連絡協議会活動の推進」にあるようなネットワークが幼児に関してもあるといいのではないかと思う。
次に、子育て講座についてであるが、出席してみると「聞いて良かった」というよりも、聞いたことのある話だったり、関心のない話をされることで、親同士で話を始めてしまったりしている。せっかく「同年代の親」が集まる機会であるので、そこに焦点を当てて講座の内容等決めれば良いと思う。
次に放課後児童保育室の充実であるが、「学校懇談会」のように、学校の教師、民生委員・児童委員で結びつき、連絡を取れるようなものがあれば有意義だと思う。
事務局:
平成22年度個別施策の展開事業実施予定に掲載されている、中高生の居場所については、具体的な施策はあまりないのが現状である。新座市児童センターについては、指定管理者制度に移行してから、開館時間が延長された。それに伴い、午後4時半から6時半までを中高生タイムとした。中学生の利用は増えてきている。遊戯室ではバドミントンや卓球をしたり、館内にはパソコンがあるので、インターネットなども楽しんでいるようである。バスケットゴール及びクライミングウォールの設置等、中高生のための備品の整備については準備中である。市がどこまで居場所を提供できるかという問題はあるが、中高生の居場所づくりは今後の課題だと考えている。
委員:
現在、児童センターに勤務しているが、夏休みは中高生の利用が多かった。児童センター内でも関係ができ始めているようである。
近隣の高校生も来るようになり、高校生はバスケットゴールができるのを楽しみにしているようだ。
会長:
中高生は児童センターで勉強もしている。お弁当を持って、朝から勉強をしに来る子もいる。現在は新座市児童センターのみの取組であるが、これからは他の施設にも広げられたらと思う。
委員:
現在の利用者の割合としては男子学生の方が多いようだ。平日は部活動などで児童センターに足を運ぶ時間がないようであるが、学校が午前中で終わる日など、早上がりの日にはすぐに児童センターに来たりする子もいる。また、土日は利用者が多い。中高生と乳幼児のふれあいも見られる。児童センターを訪れたばかりの時には中高生と幼児が分かれて遊んでいたが、中高生の方が幼児に興味を持ち一緒に遊んだりし始めた例があった。
会長:
「新座市PTA・保護者会連合会活動」のようなものが幼児を取り巻く環境の中にあった方がいいのではないかというのは提案か。
委員:
職員など、運営側も交じって話す機会が必要だと思う。
会長:
子育て講座に関しては、ニーズに合った話をしてほしいと思う。
委員:
学校の規模によっても事情は異なってくると思う。小さな規模の学校だと講師の熱意が保護者に伝わり、感動で泣きだす母親もいる。
そういうことを考えると、学校の規模に合わせて講座の形を変えたら良いのではないかと思う。
会長:
子育て講座の評価など、母親から聞いているのか。
事務局:
特にアンケートなどは行っていない。講師の選定から形式まで、学校側の裁量に任せている。子ども家庭応援室には、講座終了後に報告書が学校から上がってくるという形をとっている。
委員:
児童センターについてだが、自分は西堀に住んでいるが、子どもは遊べる場所を探して清瀬市に行ったりしている。新しい施設や設備の情報は、子どもたちにはどのようにして情報提供しているのか。
事務局:
新座市の広報やホームページ、また、児童センター独自に作成しているホームページなどで情報を発信している。
委員:
本多児童センターでは、子ども向けの通信も発行している。
会長:
小学生も読めるように、ひらがな表記もしている。その外に、新座子育てネットワークが運営する3つの施設の子育て情報が掲載されている「ゆういくコンパス」も出している。また、ブログにも載せて情報提供をしている。あおぞら児童館では、チラシを大量に刷って配布した。できることなら行うが、それはなるべく金銭的に負担とならない形にはなると思う。
委員:
学校とPTAが困っているのは、子どもたちの居場所である。地域から様々なクレームが入る。放課後に子どもたちが公園で暴れている、野球をしてはいけないのにしている、食べ物のごみを放置するなどである。たしかにマナーの問題はあるが、公園に自由に行けないならばどこへ行けばよいのか。このことを学校側と話していたが、児童センターは選択肢として挙がってこなかった。子どもは広報、ホームページを見ない。学校に直に情報がいくようにしたらよいのではないか。
会長:
近隣にはゆういくコンパスを送付している。学校も情報が多いので、選択的にならざるを得ない状況でもあるのではないか。児童センターではボランティア等でも中高生を受け入れている。これからも情報を積極的に発信していきたいと思う。
委員:
ポスターなどを作って昇降口に貼るのはどうか。個々にプリントを配っても見ないことが多いが、ポスターなら目に入ると思う。
委員:
確かに、配布物は子どもが見ない。ポスターは市内の公共施設にも掲示すれば良いのではないか。
委員:
以前配布されたチラシは、カラーで見やすく、親子で興味を持てた。児童センターの場所や何ができるのかという遊びの内容を知れば、子ども達も行きやすいのではないか。児童センターの立地にもよるが、小学生になると自分で行ける場所に行くようになる。そのため、児童センターは幼児の頃は利用するが、少し大きくなると利用しなくなると思う。
会長:
配布物を大量に印刷するのにも費用がかかるため、難しいとは思う。
委員:
以前、放課後児童保育室が併設されている小学校の大規模改修があった。放課後児童保育室も併せて改修してほしかったが、福祉部の所管であり、教育委員会の管轄ではないためできないとの回答があった。その後、放課後児童保育室の改修も行ったが、同じ施設の改修を行うのであれば、各所属で密に連絡を取り合い、一緒に行ってほしい。
委員:
民間の会社だと、プロジェクトチームがある。市役所にはないため、そのような組織を作れば結果的にコストも抑えられるのではないか。
会長:
チルドレン・ファーストという言葉がある。「少子化対策」でなく子どもにとって、という観点から、どのような選択がよいのかということを考えることは必要だと思う。
保育課長:
大規模改修の件については御指摘のとおりである。次回の大規模改修時には、他課との連携を取りながら行っていきたい。
事務局:
今年度の児童福祉関連事業についていくつか説明したい。まずは児童福祉関連の組織変更についてである。児童福祉課が平成22年4月から児童福祉課と保育課に分かれた。これは、子ども手当の創設に伴う対応である。
次に子ども家庭応援室の事業についてである。今まで市の直営であった新座市児童センターが指定管理者制度に移行した。また、埼玉県からの補助を受け、赤ちゃんの駅の備品整備、子育て支援ネットワーク事業(情報提供事業)、児童センター環境改善事業を実施する予定である。
保育課については、保育園2園の新設及び1園の建替えを予定している。その外、家庭保育室保育料の拡大補助、放課後児童保育室3か所の増築等を予定している。
最後に児童福祉課については、子ども手当の支給、こども医療費助成の拡大を実施する。
エ 結果 承認
委員:
子ども達の学力の低下が目に余る。小学校の勉強量が減っているのが原因ではないか。特色ある学校を作る、ボランティアを行う等の方向性を示しているが、考えるべきは、授業時間ではないか。学校評価の対象となるイベントのために何時間も練習をすることが正しいのか。大人の自己満足になりかねない。学校の現場とも話し合い、施策を考えることが子ども達のためになるのではないか。
会長:
「確かな学力の向上」という項目があるが、もう少し具体的に知りたいと思う。
委員:
第六中学区では、夏休みに入ってからの1~2週間に、大学生や近隣の人を講師として、補習授業を行っている。また、定期考査前の一週間は毎朝補習授業がある等、サポート体制はある。学校側が行うこのような取組に子どもがついていけていない面もあるのではないか。
委員:
取組を行うかは、校長の判断に委ねられている。県内でも、熱心に取り組む所はもっと踏み込んだ形で実施している。普段の授業も充実させてほしいと思う。
ア 事務局から以下の3点を連絡した。
イ 閉会あいさつ(副会長)