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平成23年度第2回新座市介護保険事業計画等策定委員会

ページID:0003179 更新日:2011年8月12日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成23年8月12日(金曜日)
午後 1時00分から
午後 2時30分まで

開催場所

新座市役所第2庁舎5階 会議室5

出席委員

橋本正明委員長、狩谷恒雄副委員長、楠山弘之委員、金子容明委員、畑中典子委員、宮崎祐子委員、花田愛委員、番場双葉委員、宮嵜満委員、須田邦彦委員、金子和男委員、畑昭次委員、仲田拓司委員、千葉重信委員、大宮明子委員、本橋秋男委員、土屋幸一委員
計17名

事務局職員

健康増進部長 小山忠彦
介護保険課長 三上文子
同課副課長 山下賢
同課専門員兼在宅介護支援係長 神谷進一
同課専門員兼調査給付係長 松本貢一
同課管理係長 加藤宏幸
同課管理係主事 佐竹亜希
長寿支援課長 日暮正明
同課副課長兼安心サポート係長 橋本雄司
計9名

会議内容

  1. 開会
  2. 議題
    (1) 新座市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(第4期)における施策及び事業の評価結果について
    (2) 新座市日常生活圏域ニーズ調査結果の概要及び追加分析 について
    (3) 第5期計画策定に係るワークショップの経過について
    (4) その他
  3. 閉会

会議資料

資料1…新座市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(第4期)における施策及び事業の評価結果について
資料2…新座市日常生活圏域ニーズ調査結果の概要及び追加分析について
資料3…第5期計画策定に係るワークショップの経過について
参考1…新座市介護保険事業計画等策定委員会委員名簿
参考2…新座市介護保険事業計画等策定委員会設置要綱

公開・非公開の別

公開
(傍聴者 0人)

その他の必要事項

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開会

新座市介護保険事業計画等策定委員会の橋本正明委員長からあいさつ

2 議題

(1) 新座市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(第4期)における施策及び事業の評価結果について

(事務局から資料1に基づき説明)

委員長 第4期計画について、事務局としての事業の評価結果の説明がありましたが、何か御質問等はありますか。特に、議題に限らず、介護保険事業に係ることであれば構いません。なお、介護保険給付サービスについては、次回の会議で報告があります。

委員 資料1の9頁「健康手帳等の普及・活用機会の拡大」の部分で、私ども薬剤師会としては、お薬手帳の普及をお願いしています。東日本大震災の発生により、自分の健康情報を把握していることの有用性が強く訴えられています。私も被災地で高齢者と接する機会がありましたが、健康手帳を持っている方はほとんどおらず、代わりにお薬手帳を持っていたために役に立ったといったことがありました。
ぜひ、手帳を携帯していただきたいのですが、2つの手帳を携帯するのは合理的ではないと思います。そこで、手帳の普及を推進する側で話し合い、多くの高齢者に実践的に使っていただけるようなものにしていくと良いと思います。

委員長 有効な提案であったと思います。今の御意見に対して何かありますか。

委員 前回と同じ薬を出そうとしてもかなり難しいので、お薬手帳を持っているというのは重要なことであると思います。出された薬には、最終的な医療側の考え方が表れてくると思いますが、そのベースとしてあるのが健康手帳であると思います。手帳が2つになるのは仕方がないと思いますが、普段から手帳を携帯してもらいたいと思います。

委員長 他に何か御意見等はありますか。

委員 資料1の12頁「介護予防のための一般高齢者施策及び普及啓発事業の充実」の部分で、講座等の指導者により講座内容が変わってしまうのは仕方がないとは思いますが、なるべく講座ごとに内容に差がないと良いと思います。
また、身体をどのように動かすかなどだけではなく、楽しくやってくれるような指導者を派遣して欲しいと思います。利用者としては、講座を受けてみないとわからないことなので、事務局で講座や指導者を決める際に配慮してほしいと思います。

委員長 介護予防に係る講座は有効ではあるが、利用者としては指導者の継続性を希望したいということですが、事務局としてはどうでしょうか。

事務局 ほっと茶や事業は、閉じこもりがちな一人暮らしの方や、家族がいても日中は独居の方が積極的に交流できるよう、高齢者いきいき広場がない地域で展開しています。しかし、指導者を見つけるのが難しい状況で、新座市の場合、体育協会がノウハウをもっているのでお願いをしてきました。
また、今年度から、新座一丁目町内会で接骨院の先生にお願いをし、ほっと茶や事業を開始しました。「こんな指導者がいるのでこんな事業をやったらどうだろうか」という形で、指導者と事業内容をセットで見つけ、事業を展開してきている状況です。

委員長 是非、今後とも住民との意思疎通を図りながら事業を進めていただきたいと思います。

委員 資料1の11頁「がん検診の充実と結果の活用」の部分で、事業の成果がB(期待どおり)、今後の方針がB(継続)となっていますが、がん検診の受診率はどのくらいか把握していますか。

事務局 22年度実績は手元にありませんが、21年度は、胃がん検診は7.4%、子宮がん検診は8.0%、乳がん検診は11.4%、肺がん検診は16.6%、大腸がん検診は7.8%、前立腺がんは14.4%となっています。

委員 その数値で、成果として期待どおりとして良いのでしょうか。

事務局 期待どおりとはしていますが、今後、がん検診の受診率の向上を目指します。

委員 どのくらいが目標ですか。

事務局 朝霞4市の状況を踏まえて、検診により受診率も異なりますが、少なくとも2割アップ位は目指したいと思います。

委員 世界的な見解では7割程度の受診率がないと検診としての意味がないとされていますので、ぜひ、事業の継続というよりは拡充していただきたと考えます。

事務局 集団検診を休日に実施するとか、検診を受けやすい体制づくりに努めていきます。

委員長 他に何か御意見等はありますか。

委員 資料1の7頁「地域住民等による地域福祉活動との連携強化」の部分で、市内6圏域のうち地域福祉推進協議会が未設立の3圏域は、いつ頃、地区活動計画が策定されるのでしょうか。現在、北部第二、南部、東部第二は計画が策定されていて、私も関わらせていただいたが、他の地区はどのように進んでいるのでしょうか。

事務局 具体的にいつ頃になるのかは聞いていません。

委員 事業の成果がA(期待以上)となっています。地域にあれば住民の声を引き出せると思いますので、できるだけ早く策定するようお願いしたいと思います。

委員 社会福祉協議会も3名の職員減という厳しい中で取組みを進めています。地区活動計画を策定する順番は決まっており、東部第一、北部第一、最後に西部地区という順です。東部第一地区については、地域包括センターの業務が社会福祉協議会に委託されており、今年度中にネットワーク会議を開催して、それを契機に人員集めをして、来年度には計画を策定するという形で準備を進めています。

委員長 地区活動計画は住民全体で作り上げていくものなので、計画策定の時期を明確にするのは難しいですが、方針ははっきりしているようです。
他に何か御意見等はありますか。
以上、資料1は、第4期計画の事業評価ということで、十分に達成できたかどうか、第5期計画でどこにポイントをおいて進めていくかといったことに対する基礎資料になるものと思います。特に、地域ケア体制や介護予防については、来年度以降も重要なポイントになり、今期の実績がベースとなると思います。

(2) 新座市日常生活圏域ニーズ調査結果の概要及び追加分析について

(事務局から資料2に基づき説明)

委員長 大変興味深い資料であると思います。御質問や御意見等がありましたらお願いします。

委員 資料2の22頁の介護予防区分別の健康情報への関心度について、介護度が上がると健康情報への関心度が低くなっています。また、同資料の2頁をみると、ニーズ調査の有効回収率は70%であり、残りの30%は回答がなかったようである。今後、このように調査に関心がなかった方への対応はどのようにしていくのでしょうか。

事務局 未回答の方の中には、調査自体に興味がない方、本来書くべきところを理解できなくて書けなかった方などいろいろな方がいると思います。
今後、未回答の方については、例えば年齢要件や一人暮らしといったリスクを検討して、地域包括センターの職員に訪問してもらう等のフォローをしていくことを検討していきます。

委員長 資料中の二次予防事業候補者とはどういう方でしょうか。

事務局 昨年までは特定高齢者と呼んでいた方のことです。資料2の4頁の表のとおり、ニーズ調査においては、厚生労働省で定めた全25問からなる基本チェックリスト表に基づき、生活、運動、栄養、口腔、外出、認知、こころの7項目について、「はい」・「いいえ」で回答することにより、要支援・要介護になるおそれのある特定高齢者が把握されます。
例えば、運動に係る質問項目は5つありますが、このうち3つ以上でリスクの高い回答があると二次予防事業候補者として把握され、その方々に対して、運動器の機能向上に係る事業を案内するというものです。ただし、事業への参加者はまだ少ない状況です。

委員長 二次予防事業候補者として約6千人の方が抽出されています。いろいろな方がいるとは思いますが、数量的な分析をすると、介護予防の状況やどのようなリスクをもっているのかがわかるということです。
他に何か御意見等はありますか。

委員 今までこういうデータを見たことがなく、私自身が80歳になりますが、世の中にはこんなに大変な方がいるんだと感じました。

委員 私の父が要介護2で、昔は健康に関心をもっていましたが、今は全くそういったことはなく気持ちも沈んでしまっていて、調査データのとおりであるなと感じました。

委員 老人会においては、年齢が高い方ほど老人体操に積極的に取り組んでいて、90歳で体操に来ている方もいます。年齢が高くなっても続けるためにはどのようにしたら良いかと考えてみたりします。

委員 婦人会の中にも高齢の方がたくさんいらっしゃいます。私が聞いた話ですが、夫が認知症で外を歩き回るため、民間の携帯サービスを使っていて、この前は川崎の瀬田まで歩いて行ってしまい、夜8時頃、交番から電話があったそうです。しかし、奥さんも高齢のために迎えに行けないので、民間サービス会社に何万円か支払って送ってもらったとのことでした。
また、地震の時にも徘徊があり、民間サービス会社に送迎をお願いしたが、地震の影響で送迎ができなくなってしまい、タクシー会社に連絡して連れてきてもらったところ、その時も多額のお金がかかってしまったとのことでした。
資料1の21頁に徘徊高齢者等家族支援事業というのがありますが、御家族の負担を軽減するためにも、こうした事業を大いに周知してほしいと思います。

事務局 市の制度は、セコムと連携して、行方のわからなくなった方を探索できる位置探索機を貸し出すというものです。所得制限があるので、1千円程度かかる場合もありますが、所得税額が一定額以下の方は無料で利用できます。
しかし、利用者は10人を超えていません。周知はしていますが、十分に制度が浸透していないという問題があります。また、本人が位置探索機を付けるのを嫌がったり、付けずにどこかへ行ってしまったり、うまく使いこなせないこともあるようです。お話いただいた方にも制度の案内をお願いできればと思います。

委員 一人暮らしでそのような制度を利用している方は聞いたことがないように思います。一方、自宅に救助通報機を設置し、緊急時に消防署に通報できる制度を利用している方は増えているように思います。
いろいろな会合や食事会などに出てくる人は割と健康であると思います。そのような場に出て来ない方をどのように救っていくかが問題になると思います。

委員長 市の施策はきめ細かく用意されていても、それを皆さんが知っていて使っているかどうかは次の段階の問題になるようです。それも私たちのもう一つの役目かと思います。

委員 私ももう少しで65歳になりますが、一人暮らしです。町内会の行事や食事会は年々参加人数が増えて、集会所に入りきらないくらいの人が集まることもあります。高齢者の方を対象にした事業としては非常に成果が出ていると思いますが、閉じこもりの方に外に出てもらうようにするのに苦慮しています。

委員 南部地区で食事会をやっていますが、食事会の後、20、30分の研修会を組み合わせてやっています。要介護度が重くなると健康への関心がどんどん低くなっていくという話がありましたが、最近は、健康に関する情報をテレビから非常に多く得られるため、健康食品を山ほど持っている方をよくみます。しかし、食事のバランスが良くなかったり、偏った情報になってしまっています。せっかくなので、食事会を更に広めて、そこで医師会や歯科医師会と協力し、短時間で健康への関心を高められる研修等を行うと良いと思います。

委員長 口腔ケアに係る取組みはいかがですか。

委員 口腔内に菌があると肺炎になりやすいということもありますので、ブラッシング指導もしていけたら良いと思います。

委員 歯の磨き方は健康を考える中で非常に気になる点です。

委員長 口腔ケアが心筋梗塞の予防にもつながっていくそうです。資料2は、大変に良い結果が出ていると思いますので、今後の施策に有効に活かしていただきたいと思います。

(3) 第5期計画策定に係るワークショップの経過について

(事務局から資料3に基づき説明)

委員長 事務局から資料3に基づき説明がありました。これまで3回のワークショップでは地域包括支援センターの方々が中心になり問題点を出し合い、目標を作り上げてきました。何か御質問等はありますか。
地域包括ケアとは、介護保険サービスに限らず、地域の中での支え合いをどのようにつくるかという概念です。ワークショップは、地域包括ケアを考える上で大事な手法であると思います。
御質問等がないようであれば、次の議題に進みます。

(4) その他

(事務局から公聴会の開催結果について説明)

委員長 先日開催された公聴会では9名の方から発表がありました。何か御意見等はありますか。

(事務局からパブリックコメントについて説明)

委員長 パブリックコメントは、計画案ができた段階で市民の意見を聞くという非常に民主的な手続きです。介護保険料のことも話題になり、たくさん意見が出てくると思いますので、是非、行っていただきたいと思います。ただし、日程的には非常に厳しくなるので、今後の策定委員会のスケジュールにも変更があるかと思いますが、事務局でよく検討して決定していただきたいと思います。

事務局 計画案がある程度まとまるまでに12月いっぱいかかるので、翌年1月位にパブリックコメントを行うことになります。または、計画の答申後に行うとなると、2月以降にパブリックコメントを行うことになります。

委員長 答申後ですとパブリックコメントで出された意見を計画に反映させるのが難しくなるのではないでしょうか。

事務局 事務局としては、答申前にパブリックコメントを実施したいと考えています。市民の皆さんのいろいろな意見を踏まえ、再度、策定委員会の中で練っていただき、最終的な答申案にしていただきたいと考えています。そこで、翌年1月頃の実施になるかと思います。

委員長 パブリックコメントを実施する際は、分厚い資料だけではなく計画の要旨的な資料をお示しして、なるべくたくさんの方々がコメントできるようにしていただきたいと思います。
他に何か御意見等はありますか。

委員 会議全体に対する意見ですが、市民の方から「市では、○○○に係るサービスをやっていないですか」といったようなことを聞かれることがあります。市のサービスは、さまざまなニーズを網羅した形になっているとは思いますが、どうして皆さんが知らないのかなと思います。いかに市のサービスを市民に知らせていくかが一番大事であると思います。
また、地域福祉の関係でも、いつも顔を出すのは同じメンバーになっています。老人会でも、ふれ合い会食会でもメンバーは一緒です。そこには、先ほど話にも出てきたような位置探索機を付ける必要のあるような方はいません。そのあたりをどのようにしていったらよいものかを考えてしまいます。

委員長 そのようなことも含めて、パブリックコメントで広く御意見をいただければ良いと思います。また、制度をつくることもそうですが、広めていくことにも私たちとして努力していかなければならないと思います。
他に御意見等がなければ、本日の会議は以上になります。
事務局から連絡がありましたらお願いします。

事務局 次回の策定委員会は、10月13日(木曜日)午後1時、会議室5で行う予定ですのでお願いします。


新座市介護保険事業計画等推進委員会の会議録など