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平成29年度第1回新座市青少年問題協議会(平成29年7月11日開催)

ページID:0062561 更新日:2017年7月11日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成29年7月11日(火曜日)
午後2時から午後3時35分まで

開催場所

新座市役所 本庁舎2階 第3・4委員会室

出席委員

山口六男会長・須田邦彦副会長・鈴木明子委員・佐藤重忠委員・石島陽子委員・木村俊彦委員・金子廣志委員・宮敦子委員・菅野潤一委員・飯塚隆委員・西川達男委員・長谷川栄委員・斉藤宗夫委員・並木信子委員・牛山孝儀委員・結城美千代委員・鈴木松江委員

事務局職員

教育総務部 渡辺哲也部長 

生涯学習スポーツ課 金子啓一課長・富樫浩一主査・藤田智美主任・天倉美希主事

会議内容

1 開 会

2 挨 拶

3 議 題

⑴ 会長の決定について

⑵ 「青少年の地域での支援の充実について」具体的方策

⑶ 今後のスケジュールについて

⑷ その他

4 閉 会

会議資料

1 次第資料

2 資料1 平成28・29年度意見具申(案) 

  資料2 平成26・27年度意見具申 

  資料3 「青少年の地域での支援の充実について」具体的方策(案)

  資料4 青少年問題協議会これまでの審議内容

  資料5 青少年問題協議会スケジュール

3 新座市青少年問題協議会委員名簿

 

公開・非公開の別

公開
(傍聴者0人)

その他の必要事項

欠席委員 

土屋修委員・加藤恵委員

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開  会(司会:事務局)

2 挨  拶(山口副会長) 
 ・ 新委員の委嘱状の机上配布
 ・ 委員の紹介

3 議  題

 ⑴  会長の選出について(進行:山口副会長)
    事務局から説明を行う。
    意見が出なかったため、事務局案を提出。
   ⇒異議なし。
     会長に山口六男氏が、副会長に須田邦彦氏が承認される。以降の進行については山口会長が行う。

 ⑵  意見具申テーマについて

表1

発言者

内容

事務局

 資料について説明。

会長

 それでは、以降については、私が進行させていただく。
 まず、議題の2「青少年の地域での支援の充実について」具体的方策について事務局から説明をお願いする。

事務局

 議題の2「青少年の地域での支援の充実について」具体的方策について事務局から説明を行った。

会長

 事務局から、説明をしていただいたが、皆さんの意見を伺いたい。

委員

 事務局の方策案はどの案もよくできており、3方策全部行いたいと思う。しかし、難しいのであれば、現在子ども食堂の実施を社会福祉協議会と町内会が連携して行っているが、課題として継続するための担い手及び財力の問題がよく聞かれる。
 この様な部分を行政がしっかり支援していけるような体制を維持していけるとよいと思う。その点から方策案1については、適時な内容である。
 方策案2の公民館における学習教室の実施についても、市議会においてよく出る話題であるので実施していただきたいと思う。
 方策案3子ども憲章の制定については、先日公明党として静岡県磐田市に視察に行き勉強してきた。これについても大切なことなので是非実施していただきたい。
 3方策案とも大事であるが、個人的には方策案1子ども食堂への支援が重要であると考える。地域においても実感してるところである。

委員

 方策案1及び方策案2は、地域の中でも求められていることであり重要であると思う。地域においても子ども食堂を実施したいが、方法がわからないという声を聞く。その点で行政が支援できればよいのではないか。
 方策案2についても、現在、要保護家庭を対象に埼玉県のアスポート事業が実施されているが、本市としても公民館を使用し、全市的に実施できればよいと思う。

委員

 3つの方策案を出していただいたが、方策案1の子ども食堂については、単に食事を提供するだけではなく、子ども達の悩みを聞けるような場所であるべきだと考える。
 特に大事であるのは子ども達の縦のつながりであるが、地域において作れていない。中学校の部活動でかろうじて作れている程度である。
 私が地域の中で活動していて感じることは、同学年の子ども達の関係はシビアである。少し年齢の離れているお兄ちゃん、お姉ちゃんの方が、相談しやすい部分がある。世代を超えたつながりがあると救われる子ども達が多くいるのである。
 それが子ども食堂でできればよいのではないか。
 地域福祉の中での子どもの扱いについては、難しい部分もあるが、これから進めていかなければいけないと思う。
 方策案3の子ども憲章の策定については、子ども同士の関係が希薄化している中で、策定していくことは難しいのではないかとの印象である。

委員

 青少年のこれからの課題は、地域での居場所をいかに確保していくかである。地域の居場所はあるようでないのが現状であり、集う場所も少なくなっている。公園についてもボール遊びが禁止となっており、集団で遊ぶことができない。子ども達は、ゲームを中心に一人遊びに興じており、地域でのつながりが希薄になっている。この様な状況の中、環境作りを進めていくことが必要であると思う。その点で公民館は適した場所であると思う。公民館活動を通じながら、子ども達が集える場所を確保することが必要である。
 また、以前も話したが、学校の校庭を月に1、2回程度地域の子ども達のために開放するという施策があってもよいと思う。

委員

 方策案2の子ども食堂についてであるが、市内で子ども食堂を実施しているNPO法人の方から話を聞いたことがある。実施に当たっては、周りから目立たないように配慮しながら声掛けを行っているということであった。またボランティアの存在についても大変であるという話を聞いた。
 しかし、子どもの貧困については、目を背けることはできない問題である。
 また、単に食事を振る舞うだけではなく、共に食事を作ることにより子ども達の居場所となっているという話も伺っているので、それを支援すると同時に、多くの場所で実施できればよいと思う。
 また、子どもの貧困化対策の中で、学習支援が大きな問題であると感じている。経済格差が学力格差につながっているというデータが出ているが、これについても有効な方策を模索していくべきであると考えている。

委員

 方策案1の子ども食堂については、今日的な課題であると考えている。どの学校にも心配される児童・生徒がいるが、特に、長期休業期間中が心配であるので、その対策について考えていければよいのではないか。
 また、方策案2の公民館にける学習支援の実施については、中学生の場合入試対策のため通塾する生徒が多くいるが、経済的に通塾できない生徒もいる。その学力の補償についてどうするかが課題である。夕方公民館に集まり、勉強している姿を目にすることがあるが、それを意図的、計画的に人材を確保しながら補償していくことができればよいと思う。
 方策案3の子ども憲章については、子どもの自立を支援する大人の役割について検討していければよいと思う。

委員

 方策案2がよいと思う。先程から話が出ているが、学力差については、経済格差が大きく影響している。小学生の場合、ココフレンドが成果をあげていると聞いている。しかも保険料だけで登録できるので有効である。中学生版のココフレンドができれば有効であるが、人材の確保や部活動等で疲労している生徒をいかに集めるかが課題である。

委員

 所沢市には、虐待を受けた子どもや非行に走った子どもを保護する保護所があるが、入所すると、まず漢字と算数のドリルで実際の学力を調べる。
 ほとんどの子どもが、実学年より低い学力である。やはり、学習する機会や習慣がない子どもや家庭内が荒廃していて学習する環境にない子どもが多い。保護している間に、学力が向上する子どももいる。潜在能力はあることから、学習する機会や習慣があれば、学力は向上していくと思う。
 以前、生活保護のケースワーカーをやっていたが、貧困家庭の子どもは、学力の低い子どもが多く、進学する学校も限られ、将来に希望を持てない場合が多い。学力が向上すると将来の選択肢も増える。やはり、学習支援は重要である。

委員

 町内会連合会でも、町内会に加入しない世帯が増加しているため対策が課題となっている。問題が起きてからではなく、その前に対策を講じる必要があると考えている。そこで、社会福祉協議会とも相談し、今春「西分ふれあい村塾」を実施した。親子でうどん作りを行った。大勢の皆さんに御参加いただいたが、予想よりも多かったため、対応に苦慮した部分もあった。
 夏休みには、少しこじんまりした感じで2回目の「西分ふれあい村塾」を実施し、地域の高齢者が先生になり、子ども達に楽器に触れてもらったり、将棋をする予定である。そうすることにより高齢者の生きがいにつながる部分もある。
 また、夏休み後半には、子ども達の夏休みの宿題を見るというイベントも企画する予定である。この様なイベントを実施することにより地域のつながりが増していくと考えている。無理せず気負わず学校の先生からもアドバイスを受けながら試験的に実施していきたいと考えている。

委員

 子ども会連合会は現在14団体である。年々少しずつ減少しているが、担い手不足や子どもが参加しないというのが原因である。
 町内会も何とかしたいと考えているが、町内会自体も高齢化しており、子どもの扱いについて悩んでいる。地域での世代を超えたつながりについては、子ども会が何とかしなければいけないと考えているが、現状では難しい。
 その様な状況の中、今年から子ども会食堂に取り組んでいる。調べてみると、食事を提供する子ども会は、14団体中3団体だけである。本年6月に、子ども会食堂を実施したが、参加者も多くはなく小規模なものとなった。
 また、実施してみると、難しい部分もある。公民館で実施したが、公民館は食事を摂りにくい。また、何人くるかわからないため、参加者が多数となった場合、食事場所に困る。食事場所を公園等の屋外にした場合、衛生面等また違った問題が発生する。
 新しく実施する場合、種々の問題が発生することとなり、その問題を解決するためには専門的な知識が必要となる。
 現在、社会教育の専門家は少なくなり、青少年と向き合う若い世代がいない。NPO法人には多くいるが、地域の中にはいないのである。子ども会も存在できるかどうか瀬戸際である。

委員

 今、「お母さん」がつながることを嫌がっている。知人の息子が、不登校の子どもの勉強をみてあげたところ、見違えるように成績が上がったということである。やはり学習支援は重要であると思う。

委員

 私の町内会では子どもがいない。マンションが多く、近隣との接点が少なく、子どもの存在がわからないのである。やはり、町内会に加入する世帯は少なくなっており、イベントを実施しても、来るのは高齢者だけである。

委員

 今回初めて参加する。方策案1の子ども食堂については、趣旨を伺ったことがある。目的はすばらしいと思うが、子ども達の集まりが悪いことと、子ども達への声掛けが難しい。特定の子どもに声をかけるのではなく、幅広く広報するべきであると思う。
 方策案2についても大事なことであると思う。小学校での学力低下が、中学校以上の学校に行っても続いてしまうという問題があるので、中学生の時に対策を講じるべきであると思う。いずれにしろ、長期的に継続して実施していくことが大事である。

委員

 方策案2が大事ではないか。すべての公民館で実施できれば素晴らしいことであると思う。学校には行きにくいという子どもも、公民館には行きやすいのではないか。ボランティアについても、大学生の外に、週1、2回程度であれば高齢者もいると思う。
 子ども食堂については、児童センターで少しずつ取組み始めたと聞いている。児童センターでは、食事だけではなく、種々の取組をしているということである。既存の事業を少しずつ拡大していくのも1つの方策ではないか。上手く、食事と学習支援を連結させて実施できれば理想的であると思う。

副会長

 社会福祉協議会でも、子どもの貧困について補助金を出す等、取組んでいる。高齢者対象のふれあい会食会においても子ども達が参加できるように町内会に呼び掛けており、実施され始めている。
 方策案2については、勉強が遅れだすとどんどん遅れてしまうので、早急に対策をとらなければならないと思う。

会長

 今回の会議は、子ども食堂、学習支援及び不登校の問題が中心であった。最近は、学力の低下により、不登校の生徒が増えている。今後の本協議会の課題は子ども食堂及び学習支援の2つであると思う。ただ、行政の支援がないと実現することは難しい。これから実現に向けて検討していきたいと思う。

委員

 食のアレルギーについて助言がほしい。

会長

 学校では、どうしているのか。

委員

 除去食としている。保護者と詳細に面談を行い、意見書も頂いている。

委員

 アレルギー症状の子ども達は増えている。アナフィラキシーショックから呼吸困難になり、命を落とす子どももいる。本市でも、給食に使用したナッツによるアレルギー症状から救急搬送された事例があった。

委員

 アレルギーを発症するアレルゲンが含まれていない食品を使用して調理することである。

委員

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが厚生労働省の委託を受けて行った子育て支援策等に関する調査結果によると、「近所で子育てについて相談できる人がいる」という設問では、平成14年に73.8パーセントの方々が「いる」と答えているが、平成26年に行った調査では、43.8パーセントになっている。
 また「緊急時に子どもをあずけられる人が近所にいるか」という設問では、平成14年には57.1パーセントであったが、平成26年には、27.8パーセントと半減している。これが地域が抱える課題である。
 また、3歳未満の子どものいる母親の5割が孤立感を抱えているという結果もでている。人間関係が希薄になっているのである。この様な状況を打破するためには、意図的に機会を作っていかないといけない。

会長

 皆さんの意見を聞いていると、方策案1と方策案2が充実していてよいと思う。

委員

 先程、長谷川委員の意見を聞いていて感じたことだが、会食会を実施したら多く集まりすぎてしまったということである。特定の人を呼ぶことができないために、広く集めるとこのような状況となる。準備も大変であるし、もし集まらなかった場合も困る。やはり長続きさせるためには、あまり大上段に構えず、小規模で実施していくべきであると思う。こども食堂を実施している現場では、どの子どもが支援が必要かわかっていて、さりげなくその子どもに支援が届くように配慮しているようである。各現場がそれぞれの状況で問題に対応できるように支援するべきである。難しい部分もあると思うが、公民館を活用してもよいと思う。

会長

 公民館だけではなく、地域の集会所を利用してもよいと思う。学力低下についても考えていかなければならない。マスコミでも貧困に伴う学力低下が言われている。規制を緩め、自由に公民館や集会所を利用できるようにすればよいと思う。

委員

 今、社会福祉協議会が、食事会を開催することについては、まだ過渡期であると思う。まだ、公民館を使用しての食事会の開催についての雰囲気が熟成されていない。今後は、法整備やアレルギーの問題も含め、どのようにしたら事故なく地域として実施できるのか考えていかなければならないと思う。それぞれの地域の実情に沿って実施できればよいのではないか。地域によっては、施設の老朽化等の問題もあり実施することが難しい地区もある。モデル地区を作り、実施することもよいのではないか。

委員

 アレルギーについては、保護者はよくわかっていると思う。献立や使用している食材を示せば、保護者が判断できるのではないか。

副会長

 誰が指導者になるかということが問題ではないか。公民館で学習を支援するということであれば、教育委員会が主導となるべきではないか。

会長

 副会長が言うとおり、学習支援については、やはり教育委員会が主導となるべきだと思う。

委員

 実際にその様な方向性が示されれば、指導者については、広報等で募集することは可能であると思う。学校を退職した方や特定の教科に精通した方は多くいると思う。

委員

 五中校区では、町内会で学習支援を行っていると聞いた。こういう取組が広がっていけばよいと感じた。

会長

 本日の皆さんの御意見を次回の会議に生かしていきたい。


 ⑶ 今後のスケジュールについて

   資料により説明を行う。


4 閉  会(須田副会長)


新座市青少年問題協議会