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平成29年度第2回新座市青少年問題協議会(平成29年11月20日開催)

ページID:0062606 更新日:2017年12月14日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成29年11月20日(月曜日)
午後2時から午後3時30分まで

開催場所

新座市役所 本庁舎2階 全員協議会室

出席委員

山口六男会長・須田邦彦副会長・鈴木明子委員・佐藤重忠委員・石島陽子委員・木村俊彦委員・金子廣志委員・菅野潤一委員・土屋修委員・西川達男委員・長谷川栄委員・並木信子委員・加藤恵委員・牛山孝儀委員・結城美千代委員・鈴木松江委員

事務局職員

教育総務部 渡辺哲也部長
生涯学習スポーツ課 金子啓一課長
              小糸副課長兼スポーツ・青少年係長
              藤田智美主任
              天倉美希主事
              向山千景主事補

会議内容

1 開 会

2 挨 拶

3 議 題

⑴ 具体的方策の検討

⑵ 今後のスケジュール

⑶ その他

4 閉 会

会議資料

1 次第資料

2 新座市青少年問題協議会委員名簿

 

公開・非公開の別

公開
(傍聴0人)

その他の必要事項

欠席委員

宮敦子委員、飯塚隆委員、斉藤宗夫委員

審議の内容(審議経過、結論等)

1 開  会(司会 事務局)

 

2 挨  拶(山口会長)

 

3 議  題

  次第資料の訂正を行った。

  【訂正前】場所:新座市役所 本庁舎2階 第3・4委員会室

  【訂正後】場所:新座市役所 本庁舎2階 全員協議会室

 ⑴ 具体的方策の検討(進行 山口会長)

表1

発言者

内容

事務局

資料について説明。

会長

 それでは、私が進行させていただく。

 まず、議題の1「具体的方策の検討」について、事務局から説明をお願いする。

事務局

 議題の1「具体的方策の検討」について事務局から説明を行った。

会長

 事務局から説明があったが、具体的方策案について意見はあるか。
 子ども食堂については、現在、社会福祉協議会や町内会等が実施しているが、まだ浸透していない部分もある。私の近隣の町内会では、町内会の子どもを対象として実施することになっているようである。長谷川委員の町内会ではすでに実施していると思うが、何か意見はあるか。

委員

 町内会を継続していくという目的もあり、地域の若い人たちと連携できないかということで、今年の3月に第1回目の子ども食堂を実施した。中には、いろいろな特技を持った高齢者もいるので、それをいかして子どもたちと交流を図った。手打ちうどんをふるまったが、参加者数が多すぎてしまい、お祭りのようになってしまった。その後7、8、10月にも子どもを対象に勉強会やハロウィンイベント等を実施した。生活保護受給者等、支援が必要な方に絞って参加者を募集できると良いのだが、プライバシー保護の都合上、そのようなことはせず、回覧版で参加者を募った。まだ手探りの状態である。

会長

 参加料はとったのか。

委員

 もともと社会福祉協議会から、高齢者のための会食ふれあい事業として参加者1人につき500円の補助が出ていたが、子どもを対象とした事業についても補助できないか相談したところ、私の町内会でモデルケースとして事業を実施することになり、開催したのが3月の子ども食堂である。 
 この事業が成功したため、今年度からは、子ども食堂への補助も出るようになった。この補助金を活用しているため、参加費はとっていない。

会長

 その補助金は今後、市内全域でもらえるようになるのか。

委員

 現在も各実施団体で申請をすればもらえる。

委員

 赤い羽根共同募金を使った補助金であり、補助上限がある。
 前回会議で、子ども食堂実施の際のアレルギーへの対応方法についての話があったと思う。どこの団体が主催したかは定かではないが、事業実施の際に、「アレルギー対応は不可」とした事業もあったようである。

委員

 私の町内会の事業では、参加者募集の回覧にアレルギーがある方は申し出ていただくよう記載したが、申出は特になかった。

会長

 アレルギーの問題は、避けては通れないと思う。

委員

 善意で子ども食堂のような事業を実施しても、何か不手際があれば訴訟問題にまでなりかねないので、気を付けなくてはならない。
 10月に実施したハロウィンの事業は雨だったが、60名の参加があった。
 また、私はよくふるさと新座館に行くが、中学生などが勉強やゲームをしている様子をよく見かける。子どもたちの居場所として広めていければ良いと思う。

委員

 北部第二地区では、初めてお茶会を実施した。町内会長にお願いし、チラシを回覧していただいたり掲示板に掲示していただいたりしたが、回覧の場合、町内会の加入世帯にしかお知らせできない。さらに多くの方に周知するため、町内会の枠を超えた組織を構築していなくてはならないと感じた。特に、駅近くのマンションの住民の町内会加入率は低い。

会長 

 現在の町内会の加入率はどのくらいか。

委員

 65%ほどである。

委員

 いろいろな課題がある中、少しずつでも事業を展開していただいており、素晴らしいと思う。このような活動に、行政がどう関わっていくのかが重要である。子ども食堂については、次回の市議会で一般質問をしようと思っていたところである。社会福祉協議会や町内会等の活動に市がどう関わっているのか、これからどう関わっていくのか、市の考えを明らかにしたい。

委員

 最近は、高齢者に限らずいろいろな世代の居場所がほしいという要望をよくいただく。鈴木明子委員からもあったとおり、町内会に入っていない方には、なかなか事業の周知できない。ラジオ体操については、学校にお願いし、ラジオ体操カードなどを配っていただいたようだが、学校が関わっているということで保護者としても安心できたことから、参加者が増えたようである。

委員

 私は北部第二地区地域福祉推進協議会に10年ほど関わっているが、地区内では、10か所近い場所でお茶会が実施されている。多くは100円でフリードリンクというやり方をとっているが、中でも毎週木曜日に実施している「まったり木曜日」では、月に1回プラス100円で焼きそばなどの軽食を提供している。多少でも参加費を支払うことが、安心感につながると思う。
 最近では、お茶会で知り合った人同士でいろいろなお茶会に参加している人もいる。北部第二地区地域福祉推進協議会では、それらのお茶会情報をまとめたリーフレットを作成しており、ケアマネージャーや民生・児童委員から、担当市民に直接渡していただいている。

会長

 子ども食堂の実施は検討しているか。

委員

 高齢者中心の事業展開となっているが、「まったり木曜」は、月1回、保育園児やその保護者を招いて実施している。子どもも対象にすると、時間帯の設定が難しい。新座団地の社協支部では、早い段階から子ども食堂を実施しているが、学校をとおして周知したところ、数百人の参加があり、運営スタッフが大変だったようである。栄のすこやか広場では、商店会とタイアップして「まぜこぜ食堂」として、誰でも参加できる事業を実施したそうである。そういった事業を実施している団体では、支援を必要としている子どもを把握していると思う。

委員

 各地域で、いろいろな形で子どもたちのケアをしていただき感謝している。事務局からもあったとおり、子どもの貧困の問題は全国的に見ても深刻な状況にある。食事を全くとれないということはまれだと思うが、孤食についてはよくあることで、皆で一緒に食事ができる環境を作っていただいていることは大変ありがたい。
 先ほどから話題にのぼっているアレルギーについてだが、学校においては、給食を出す都合上、保護者と綿密な調整を行っている。また、抗アレルギー薬であるエピペンを処方されている子どもは各校に2~3名程おり、それなりの対策をとっている。保護者は、アレルギーについてよく認識しているので、心配しすぎることはないと考える。ただ、このような事業を市として行っていく場合にはどう対応していくべきかは検討しなくてはならない。
 ボランティアの輪は広がってきており、老人福祉施設の菜々の郷も学校に協力したいという申し出があったところである。高齢者に食事を提供しているので、対象を子どもにまで広げ、併せて塾も開いているところである。
 また、学習環境についてだが、以前からにいざほっとぷらざ5階では、勉強している高校生をよく見かける。現在はふるさと新座館のロビーでもそのような様子が見受けられるが、勉強できる環境づくりは重要であり、第六中学校では、仕切りつきの自習スペースを作った。他の学校にもぜひ広げていきたい。
 次年度は、ふるさと新座館が指定管理となるが、契約内容を見ると、その日空いている部屋を子どもたちに開放することになっているようだ。そのような取組みを展開していけると良い。

会長

 公民館には子どもたちが集まる傾向があるので、利用している高齢者等が勉強を教えるようなシステムはできないか。

事務局

 ふるさと新座館の指定管理については、12月議会の議案として提出する予定であるが、利用者が少ない部屋を、少なくとも週に1回は学習室として開放したり、他にも空いたところは積極的に開放したりするという提案をする予定である。

会長

 近くの大学生に来てもらい、指導してもらうというのも良いと思う。

委員

 子どもたちのために事業を展開していただき、感謝する。子ども食堂については、いかに継続していくかがポイントである。
 また、市の事業なのであれば、学校をとおして周知可能であるが、先ほど意見にも挙がったとおりイベントのようになってしまうという懸念もあるので、そのあたりの兼ね合いが難しい。
 アレルギーについては、子どもが社会に出た時に、自分が食べられる食物を選別する力を身に付けさせたいということで、保護者がかなり教育をしている。ただ、その場の雰囲気で食べてしまうということもあると思うので、注意しなくてはならない。
 公民館での学習教室についてだが、学力向上には家庭での学習環境の整備が一つの課題である。環境が整わないと、学力に現れる。本校は、地域で学習ボランティアを募集し、学習教室を実施したいと考えているが、人材確保やスペース確保、コーディネーターをする教員の負担などの課題がある。公民館等での学習教室があると大変ありがたいので、ぜひ実施してほしい。

委員

 高校を中退して定職についていない子の相談をよく受ける。子ども食堂の実態はよく分からないが、そのような子が、スタッフとして運営側に回るというのもよい。小中学生のお兄さん・お姉さんとして役割を与えることで、自信をつけさせられるのではないか。

会長

 役割を与えるというのは良いと思う。小学校高学年の児童でも、子ども食堂の手伝いをしてもらうことは可能だと思う。学習支援には、中高生等を活用しても良い。

委員

 周知の仕方は課題の一つである。母親が忙しいと、子どもに何かをさせるというのが難しい。先日テレビ番組で見たが、母親が夜遅くまで働いていて朝起きられず、子どもが準備をしないので学校に行かない、という実体があるそうだ。そのような状態の家庭にどう周知していくかが重要だと思う。それから、高齢者は自分が頼りにされたいという気持ちがあると思う。

会長

 子どもと高齢者の交流は重要だと思うが、最近の子どもは、高齢者と話すのが苦手なようである。

委員

 私の子どもは緑豆アレルギーであり、栄養士や養護の先生、校長先生と綿密に打ち合わせをしている。修学旅行のメニューもアレルギー対応のものにしてもらった。6年生になるので、自分で判断できるよう練習をしている。子ども食堂については、事前に献立を教えてもらえれば大変ありがたい。
 子どもが赤ちゃんの時は地域の集まりが多数あったが、幼稚園くらいからそういったものが全くなくなり、地域の人に会う機会が年に1回の町内会のイベントくらいになった。特に新堀地区にはなかなか情報が入らず、孤独に子育てしている人が多い。本当に情報を必要としている人への周知が課題であると感じる。掲示物にQRコードがあれば、その場で検索などができるので、そのような配慮があると良い。

委員

 提言については、よくまとまっていると思う。私は子ども食堂を見たことはないが、実績の積み重ねが大切だと思う。事業を拡大していくために、スタート時点で担い手をどうするかがポイントだと思う。
 公民館での学習講座の実施は、私自身も協力したい。誰が中心となって実施するかが課題だ。

会長

 場所だけではなく、担い手の確保も重要である。

委員

 新座市青少年育成推進員会では、あそびのたからばこ(新座っ子ぱわーあっぷくらぶ)という事業を行っている。中には、食べ物が出る時は保護者からアレルギーの問合せがあるので、気を付けようという話になる。この事業は、学区に関係なく実施しているので保護者の送り迎えが必要であるが、参加しにくく感じる方もいるかと思うので、もっと簡単に参加できるようになると良い。
 高齢者向けの集会には、だいたい同じ人が参加している。

会長

 高齢者の中でも足が悪い人は、集会などには参加できない。送迎できれるシステムがあれば良いと思う。そのような人も参加できるよう、少しずつでも声かけしていくしかない。

委員

 私の子どもが学生の時は、近くの立教大学の学生が10人くらい集まってくれ、それぞれ英語や数学を教えてくれた。学生にお願いすれば、つながりが広がっていくと思う。
 食事がとれていない子がいじめられる傾向があるように思う。市でしっかりと把握し、対策を考えてほしい。東野小学校においては、高齢者いきいきひろばの参加者と子どもが一緒に食事することがあるようである。
 私の甥は保育園の先生をしているが、アレルギーがある園児はそれを示すバッチを付けているようだ。アレルギーについてはあまり気にしすぎず、ある程度の年齢になったら徐々に食べるようにすれば治ることもあるようである。

会長

 市内の大学に打診すれば、子ども食堂も学習支援も担い手が見つかるかもしれない。

委員

 アレルギーについてバッチをつけているということだが、目印をつけると、いじめや差別につながる恐れがある。綿密な打合せをし、学校の先生が共通理解を図るのが一番だと思う。年齢が上がるにつれアレルギーが緩和するケースもあるし、そうでないケースもある。
 市内3大学の力を借りるのは良いと思う。対象を貧困家庭だけにするのは非常に難しい。学校教育では家庭の状況というくくりで子どもを区別することはないが、現実問題として、貧困家庭の子どもの学習機会が少ない、学力の格差があるというのは明らかである。福祉部局では、生活保護世帯を対象とし、市内3か所でアスポート事業を実施している。
 ふるさと新座館のロビーにスタッフを置くことや、ココフレンドの公民館版のようなものを検討しても良いと思う。

会長

 市内の青少年の動向はどうか。

委員

 児童虐待の件数は増えており、児童相談所の指導を仰ぎながら対応している。9月には市内で母親が子どもを強く揺さぶって死なせてしまうという残念な事件が起きた。
 当会議での具申はなかなか実現しないことも多い。どちらかというと学習支援の方が始めやすいように思う。

委員

 平成28年度は虐待の通報が多かった。急激に増えているわけではないようだが、今後も経過を注視していく。近所からの通報があり、学校や保育園に問い合わせることもある。

委員

 具体的にはどのような例があるか。

委員

 もちろん一概には言えないが、例として、親が再婚した場合、しつけ直しとして手を出すというケースはある。
 また、親自身が子どもの頃にきちんとした食事を与えられず、子どもの育て方が分からない、というケースもある。

副会長

 いろいろなところで子ども食堂の話が出てきて、それぞれ展開していただいているが、夏休みや冬休みの食事が一番心配である。長期休業日中に実施してもらえると良いと思う。

委員

 子ども食堂やその他のイベントについては、親もスタッフとして協力してもらえるようお願いしている。

委員

 子ども食堂については、市民レベルで小規模に立ち上げて、日常的に動いていくのが良い。そのような活動を下支えしていくシステムを構築するべきである。
 ただし、場所をとるにはお金かかるので、身近な公共施設である公民館がもう少し地域福祉と連携してほしい。
 高齢者と子どもの関わりは、難しいものがある。それぞれの活躍の場を作っていくのが良い。中間世代である高校生等が、事業運営側のスタッフとして育っていけば、子どもが親には相談できないようなことをフォローできると思う。

会長

 公民館よりも身近にある集会所も使っていけると良い。
 本日頂いた意見を集約して、具申書を完成させる。


 ⑶ 今後のスケジュールについて
    次回会議は2月頃を予定しており、具申書を完成させる。
    その後、3月には手交式を行い、会長から市長へ答申することとなる。


4 閉  会(須田副会長)


新座市青少年問題協議会