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令和5年度第1回新座市緑化推進協議会

ページID:0131433 更新日:2023年8月1日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和5年8月1日(火曜日)
午後3時から午後4時45分まで

開催場所

市役所 本庁舎3階 301・302会議室

出席者

新座市長 並木傑

委員 伊藤智砂子、鈴木芳宗、小野由美子​、助川昇、赤坂信、宮崎正浩、石井修、西牧善信、平片五十二、長谷川博正、廣澤真吾

事務局職員

まちづくり未来部参事兼みどりと公園課長 服部大輔

みどりと公園課副課長 櫻井正博

みどりと公園課専門員兼みどりの係長 葛西正光
 
みどりと公園課主任 木村俊介
 
みどりと公園課主任 渡邉宏

会議内容

1 開会

2 あいさつ

市長から挨拶があった。

事務局)ここで、市長は所用のため退席させていただく。令和5年度の人事異動に伴い、事務局及び委員に変更及び更新があったので報告する。また、「会長代理」を選出していただきたい。あわせて会長代理選出については、新座市みどりのまちづくり条例(以下「条例」という。)にて会長が指名することとなっているため、依頼したい。

 【会長代理選任(引き続き伊藤 智砂子委員を指名)】

事務局) (資料配布の確認)それでは、会長に議事の進行をお願いする。

3 議事「(仮称)新座市みどりの基本計画アクションプラン」の策定について

会 長) 事務局から配布した資料(資料1、資料1(追加)及び資料2)について説明をお願いする。

事務局) それでは、事前に郵送した「資料1 新座市みどりの基本計画アクションプラン検討事項」に基づいて説明する。また、当該アクションプランについては資料2である「新座市みどりの基本計画 第5章みどりのまちづくり施策(新座市みどりの基本計画(P.47~72)」に基づく内容にて作成されているため、資料2を併せてご覧いただきたい。

 まず、改めて「みどりの基本計画アクションプラン」とは、どのようなものなのかを簡単に説明する。アクションプランとは昨年度に策定した「新座市みどりの基本計画」をより実効性のあるものにするための実施計画である。詳細には資料2にある「新座市みどりの基本計画 第5章みどりのまちづくり施策」に基づく事業等を具体的に示したうえで、Pdcaサイクルにて実施、評価及び検証を毎年度行う仕組みにて進めていくものとである。 

 「アクションプラン」の計画期間についてだが、5年間を1つの区切りとして4期に分けた計画とすることを検討している。5年間を1つの区切りとした理由は、本市の最上位計画である「第5次新座市総合計画前期基本計画」の計画期間が5年間であることから、合わせる形で「アクションプラン」の計画期間も5年間としている。第1期のみ「第5次新座市総合計画前期基本計画」の期末(令和9年度)とあわせることで4年間としており、最終年度は「みどりの基本計画」の計画最終年と合わせて令和24年度としている。

 「アクションプラン」の事業は、3つに分類することとしている。内容は「制度・事業等として既に実施中等のもの」、「制度化・事業化・完成等を目指し、段階的に進行中であるもの(例:(仮称)大和田三丁目公園)」及び「新しい制度・事業など今後検討すべきもの」としている。

 また、アクションに対する評価・検証・改善方法として、追加資料である資料1(追加)で以下のとおり示している。

1 事務局のみの評価等では不十分であり、第三者による評価等が必要がある。

2 評価等を行った後に、予算対応が必要になる場合も想定されるため、毎年度、予算対応に間に合うスケジュールを組む必要がある。        

 以上を踏まえ令和6年度スケジュール例を記載したが、第三者機関による評価として、緑化推進協議会にてアクションプランの評価等の協力を賜りたい。次年度の事業化に係る当初予算編成の時期から、次回の緑化推進協議会を遅くとも8月中に開催することを検討している。

会 長) 委員から質問等あるか。

委 員) Pdcaサイクルは毎年度なのか期毎(5年間)なのか。

事務局) 事業毎の評価としては毎年度を基本として考えている。

会 長) 現在のスタンダードとして年の表記は西暦併記とした方がよいと思うがどうか。

事務局) 了解した。

会 長) 資料2の説明を事務局からお願いしたい。

事務局) 資料2は「みどりの基本計画 第5章」をもとに抽出した事業の一覧になる。基本的には「みどりの基本計画 第5章」に掲載されている内容順に記載している。基本方針、基本的事項、施策の方向性、こちらについては「みどりの基本計画」第5章の各項目を参照しているものになる。事業名等についても、基本的には「みどりの基本計画」第5章を参照しているが、「みどりの基本計画」第5章に掲載がない事業等もある。所属については、その事業等を管轄している部署名となっており、事業概要等は、記載どおり事業等の概要を記している。

区分については、その事業を、先程説明した3つの分類に分けた場合、どの分類に当てはまるかを記載したものになる。数字が2つ記載されているものについては、どちらの分類にも当てはまるものになっている。

主だった事業等の概要を説明する。

  • ナンバー5「堀ノ内二丁目保全緑地の整備」

こちらは令和元年度に寄附により取得した雑木林について、市民開放型の緑地としての整備を計画している。令和8年度の開放を目標に、令和4年度から順次着手し、今年度につきましても、道路沿いの樹木の伐採・伐根工事を予定している。

 

  • ナンバー15「新座市栄一丁目緑地基本計画」に基づく整備

 妙音沢緑地内に新座高校と隣接している三角形の空き地を憩いの場を整備する計画がある。平成26年度に整備計画案を一度作成したが、多額の費用がかかることから、先送りしている状況である。前回の整備計画案の作成から時間が経過しているため、整備計画案を更新する予定である。そのため、今年度中に妙音沢緑地で活動を行っているボランティア団体や地域住民の皆様との意見交換の場を設けたいと考えている。

 

  • ナンバー19「新座市緑化推進協議会から「保全すべき緑地」として答申を受けた緑地の保全策」

 平成10年(1998年)に当時の新座市緑化推進協議会から保全すべき緑地として答申を受けた緑地が26地区ある。これらの緑地について、「みどりの保全協定制度」(憩いの森)や「市指定保存樹木等の指定」などにより、保全を図ってきたが、現在も保全策が講じられていない現存している緑地について、今後調査を行い、活用できる保全策の検討をしていきたいと考えている。

 

・ナンバー23「生産緑地地区及び特定生産緑地地区の指定による農地の保全」

 現在、新座市では、新たに生産緑地を指定する場合、地区の整形化が図れる等、一定の要件のもと、既に生産緑地に指定している地区に追加する形でのみ、指定を行っている。しかし、食の安全への意識の高まりや防災意識の向上による避難場所等としての役割など、農地に対する認識も変化しているところから、今後の市の方針や要望の状況などにもよるが、既に生産緑地に指定している地区に追加する形だけではなく、単独の農地での生産緑地の新規指定についても検討していく必要があると考えている。

(生産緑地制度とは、市街化区域内の農地で、災害の防止や景観の向上など、良好な生活環境の確保に効果があり、公共施設等の敷地として適している農地を都市計画に定め、保全を図る制度である。生産緑地に指定されると、税金面での優遇措置などがあるが、建築などの行為が制限されることになり、基本的に指定してから30年間は農地として管理を行うことになる。現在、新座市では、新たに生産緑地を指定する場合、地区の整形化が図れる等、一定の要件のもと、既に生産緑地に指定している地区に追加する形でのみ、指定を行っている。)

 

・ナンバー35「生け垣設置助成金事業の再開」

 生け垣の設置者に工事費の一部を助成する「生け垣設置助成金事業」は令和2年10月1日に発出した「財政非常事態宣言」の影響で令和3年度から現在まで休止している。今後、事業内容についても調整しつつ事業の再開を検討していきたいと考えている。

 

・ナンバー43「共創による緑化活動の推進」

 Hugネットを中心とした各団体と協力のもと、緑化活動を進めていきたいと考えている。(Hugネットは、ボランティア団体・コミュニティ・行政・大学との地域連携のネットワークを作り出し、各団体の活動をより活性化し、課題解決を図ることを目標として2015年(平成27年)に発足した。「安らぎと憩いを求め、野火止用水とその周辺の緑に人が集い、子どもが親しめる空間づくりを目指す。」を目的としており、主な活動地域は野火止用水流域とその周辺となっている。現在、加盟団体は20を超えており、新たに加盟する団体も増えている。みどりと公園課も加盟しており、代表者会議への参加や、他の加盟団体の活動への協力・支援を行っている。)

・ナンバー50「公園の計画的なリニューアル」

 市内の公園の多くで経年劣化によるトイレや遊具などの施設の老朽化が進んでおり、計画的に公園施設のリニューアルを進めるため、「リニューアル計画」の策定を検討している。

 

・ナンバー57「情報の共有化」

 現在、市の広報紙やホームページを活用して、雑木林や憩いの場のようなみどりに関する情報を提供しているが、今後、更なる情報提供の方法が必要であると考えている。現場の維持管理・整備の外、みどりに触れる最初の入り口として、情報の共有化、情報の提供方法等も重要と考えている。

会 長) 委員から意見はあるか

委 員) Hugネットについて、野火止用水にホタルが自生したという話があるようだが、どのような情報があるか?

委 員) 畑中町内会と西分会館にて協力してホタル育成及び放流を続けており、その成果かもしれない。

委 員) 妙音沢にも自生したホタルがいた。今後、整備される予定である妙音沢の三角地を整備する際、アメニティは絶対必要なので、バイオトイレなどを設置して清流を保っていただきたい。黒目側右岸は魅力的な場所なので、大事に整備して欲しい。

事務局) 当該三角地についてはハタザクラ等を見るための修景施設としての位置づけにて整備する予定である。トイレについてもバイオトイレ等の具体的なものは考えていないが、整備していく予定である。

委 員) チームキャロット等で野火止用水PRに係る活動をしている時に気付いたが、野火止用水の法面が透塊ソイルにて整備されてしまっているところがある。ホタルの生息等を考えるとあまり望ましくないため、調整してほしい。また、グリーンサポータ活動中に木質チップを撒くことで車いすが不自由するという苦情を受けたことがあったので、そういったことも配慮して対応してはどうか。

事務局) 野火止用水の保全については、昨年度に歴史民俗資料館にて野火止用水保全活用計画を新たに策定したことにより、今後の護岸工事についても本内容に沿って行われる予定である。

事務局) 新たに整備したふるさと小路の野火止用水の法面については、透塊ソイルにて整備する予定の箇所があると相談を受けたことがある。担当課の道路河川課は雑草繁茂を抑制させたいという意図であるが、市民と調整しており、新たなボランティア団体による法面の管理にて対応できないか調整しているところである。

委 員) 国道254号以北の都市化が進んでいる箇所等における野火止用水の整備については、居住者等への配慮も必要になってくるので、メリハリを持って整備することが重要である。

委 員) 資料2のナンバー19の保全策が講じられてない緑地について、具体的な保全計画があるのか

事務局) これらは民有地であり、25年程前の答申であったため、今回の計画策定において調査を行った。その結果、当時答申された26地区のうち、5地区のみ緑地が残っていた。この5地区については、所有者の確認から始めて、整備方針を検討していく予定である。

会 長) ナンバー5についてはみどりの基本計画ではどれに該当するのか。

事務局) 新たな事業のため、みどりの基本計画には掲載されていない。

委 員) ナンバー19に係る内容として、北野三丁目憩いの森が半分位なくなっているので注視してほしい。また、公園の整備では、トイレについて健常者以外の対応について注力してほしい。

事務局) 新規トイレについては多目的トイレにするように調整しているところである。

委 員) 新座市の雑木林とせせらぎのあるまちなので、これらを大事にしていくことが重要であると考えている。

委 員) 資料2のナンバー9について、森林環境譲与税の使い方の具体的な想定をしているものがあるならば教えてほしい。

事務局) 市が使用する場合には使途を明確にする必要があり、現在は「ナラ枯れ」対策について活用されている。今後については県の研修等に参加し、活用用途を検討していく。一案としては「木育事業」や「公共施設の木質化」等を検討している。他課に渡るものであるので、今後、情報共有していく予定である。

会 長) 新座市に林業はあるのか。

事務局) 林業はない。都市部と山間部の都市では使える箇所が少ないことが問題として挙がっているため、県が間を取り持って相互に調整がとれるような仕組みがある。

委 員) 市民へのアンケートで市内のみどりの魅力の多くは雑木林だと言われているが、その雑木林がこの20数年間で40%以上削減されてしまっている。今後は協定締結等を活用して保存していくために、市としては財政面も整えていく必要があると考える。野火止用水については居住者等と自然環境のバランスを考えて整備していく必要がある。

委 員) 野火止用水の支流の一部は地元の方の尽力があって整備されてきたが、途絶えてしまった今は草木が繁茂してしまっている箇所がある。みどりの保全も重要だが、実際に周辺に居住している方と共存するための調整を考えて整備しなければならない。

会 長) 他市の例から鑑みても、人々の関心から外れてしまうと人目もなくなり、不法投棄等も横行して荒れてしまうため、人々の関心対象であり続ける必要がある。小規模でもエクスカーションを開催することが良いのではないかと思う。

会 長) みどりのアクションプランを素晴らしいものにするために委員から沢山の意見をいただけた。この意見を参考にして来年度予算に対応できるように、スケジュールを調整していただきたい。

委 員) 森林環境譲与税についてはナラ枯れ対策以外にもハタザクラ等に影響を与えるクビアカツヤカマキリ対策にも活用して欲しい。また、ホタルについては東大和市のオグラ氏がホタルの放流に詳しい。

 

4 その他

事務局) 次第の「その他」の内容として、今後のスケジュールについて伝える。先程の資料2の説明の中でも触れたが、令和6年度予算の編成が始まる8月後半から9月頃を目途に、各所属にみどりに関する事業・施策の照会を実施する予定である。照会結果を踏まえて、アクションプランに掲載する事業・施策を検討していく。

その後、アクションプランの素案の作成に移り、素案完成段階で一度委員に送付させていただき、意見をいただきたい。その後、11月頃にパブリックコメントに準じた形で市民の皆様へ向けて意見照会を実施予定である。年明け後、市民の皆様へ向けての意見照会の結果等を踏まえ、アクションプラン策定前の最終確認として、令和6年1月の後半から2月前半頃を目安に、第2回の新座市緑化推進協議会の開催を予定している。再度、委員の皆様にご協力いただきたい。最終的には令和5年度末に、政策推進本部で審議し決定となる。

なお、策定作業をする中で、委員の皆様にも共有したい事案等が発生した場合については、通知や、場合によっては急遽会議を開催する可能性もあるので、その際には協力いただきたい。また、委員の皆様も意見等があった際は、メール、電話等により連絡いただきたい。

事務局) 先ほど話題に出たクビアカツヤカミキリは埼玉県北にて繁殖しており、関東地方ではその外に多摩地区でも同様の事態が発生している。県としても注視しているところなので、何か存在が確認等ができた際は市に連絡を欲しい。

5 閉会


新座市緑化推進協議会