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平成25年10月30日(水曜日)
午後2時から午後4時まで
中央図書館2階 会議室兼視聴覚室
皆川 美惠子 委員長、梅田 充子 副委員長、田中 眞由美 委員、原 繁 委員、吉越 啓子 委員、大宮 明子 委員、坂本 純子 委員、原田 由枝 委員(8名)
金子教育長
教育総務部 小山部長
中央図書館 浅田館長、増田副館長、窪寺主事(書記)
福祉の里図書 新井館長
生涯学習センター 田部井館長
公開
(傍聴者0人)
なし
午後2時開会
開会に当たり、金子教育長から挨拶があった。
委員に対して発令通知書の交付があった。
委員の自己紹介を行った。
職員の紹介を行った。
委員長は皆川美惠子委員、副委員長は梅田充子委員に決した。
・ 耐震補強に伴う改修工事のため平成24年6月1日~平成25年4月30日の間、中央図書館は休館し、5月1日にリニューアルオープンした。資料2に示した通り、滞りなく事業が実施できている。
・ 6月2日には、図書館として初の試みである「おはなし会マラソン」を実施した。ボランティア団体同士の交流の良い機会となった。
・ 9月には保健センターと連携し、自殺予防週間関連企画展示を行った。これからも他部署との連携も強化していきたい。
・ 11月のリサイクルブックフェアは福祉の里図書館のみで実施する。今年度、中央図書館で実施しない理由としては、中央図書館の収蔵能力増加により廃棄資料が減ったため。また、次年度以降のリサイクルブックフェアについても、実施場所(屋内/屋外)や時期、回数など検討中。
・ 2月の蔵書点検は、中央図書館以外の全館で行う。中央図書館はリニューアル前の平成24年4月に実施しており、次回は平成26年6月に実施を予定。これは、2月は学生の試験期間にあたるため学習室の需要が高まると予想されること、福祉の里図書館と点検の時期をずらすことにより利用者の利便性を図ることが理由である。また、2月中であっても福祉の里図書館と生涯学習センターの日程はずらして実施する。
・ ブックスタートボランティアは現在何名か。研修会参加予定人数は。
→ 約20名程度である。研修会についてはこれから日程を調整し、参加者を募集するため、参加者数は定まっていない。
・ デジタル化に対する図書館の見解は。
→ 新座市では、図書館の収蔵能力増加もあり、当面紙媒体での充実を考えている。朝日新聞データベース等については設置済みである。
・ 市民のメディアリテラシー教育についての図書館の見解は。
→ 大人向けの図書館講座といったような方向性が考えられるが、SNSなどについてはまだ具体的イメージが確定できない状態である。
メディアリテラシーは社会教育の分野として、公民館講座として実施可能ではないか。現在、中央公民館ではコンピュータ講座を実施しているが、今後はタブレット型を活用した講座も考えている。ネット環境を作って、市民へのリテラシー向上に役立てる講座を進めていきたい。
・ 学校教育におけるリテラシー教育はどの程度か。
→ 中学校では、コンピュータ指導の専門員をつけているが、ワードやエクセルなどの系統立った指導はまだ十分ではない。
・ LINEやfacebookへの歯止めはどう考えているか。
→ SNS使用の危険性については、授業に取り入れている。埼玉県でも県警と協力した無料の講座があり、学校側からアクセスしてもらっているが、まだ追いついていないのが現状である。
・ ITリテラシーとメディアリテラシーは別のものであり、メディアリテラシーについては紙媒体のメディアも含め、図書館が率先して進めてほしい。
→ どの分野でどこが分担すべき分野なのか、新座市の教育全体で考えていくべき問題である。
現在、有害サイトへの容易なアクセスやネットいじめが喫緊の課題である。県のサイバーパトロールによる24時間体制の報告も、今年から予算の関係で無くなってしまった。学校のパソコンは、教員のものも含めてアクセス制限、フィルターが掛かっている。
→ この協議会でのご意見は、校長会でも報告したいと思う。(教育長)
・音訳、点訳資料の利用は年間どのくらいか。
→ 要覧を参照すると利用は少ないが、視聴覚資料の中に朗読CD,テープが含まれており、抽出、把握しきれていない部分がある。
朗読ボランティアに図書館だよりの新着案内を音訳してもらい、図書館ホームページに音声ファイルをアップすることも考えている。
1 館別利用状況について
・ 団体貸出しや図書館ホームページからの予約による相互貸借が増加したことから、平成24年度の統計から団体及び相互を加えた。
平成24年度中はほぼ中央図書館が休館していたが、臨時窓口を開設していたこと、学級訪問は継続していたこともあり、図書の貸出は前年度比3割減に抑えられた。代わりに、里、ほっと、分館の利用は増加した。(分館は図書館職員による貸出日を週2日から3日に増やした)
・ ほっとぷらざの雑誌貸出数の減少については、平成24年6月に施設1階部分に出張所が移設され、雑誌のバックナンバーが2階に移動したことが考えられる。平成25年度の利用を見ると、徐々に回復してきている。
2 予約件数について
・ 中央図書館が24.2%減、代わりに分館が増加した。平成24年度全体で、3%減に抑えられたのは、休館中の工夫による成果と考えたい。大きなクレームもなく、改修工事を終えられた。
3 視聴覚ライブラリー機材等の貸出状況について
・ 以前は16ミリフィルム、映写機、ビデオ編集の用に供していたが、現在はビデオ編集等の需要もほとんどないため、液晶プロジェクター、スクリーン、ワイヤレスアンプの貸出のみを行っている状況である。平成24年度は予約受付は中央図書館、貸出場所は福祉の里図書館に移して対応した。
・ 1月~6月は福祉の里図書館で試行実施、7月から中央図書館と福祉の里図書館で本格実施した。図書館が、本を借りるだけでなく交流の場となる新たな可能性が感じられる。時間中はいつ来てもいつ帰ってもよいという気軽さも、利用者に好評頂いている理由ではないかと思う。3~4か月児健診時に実施しているブックスタート事業の際、チラシを受診者全員に配布し、周知している。
・ あかちゃんタイムのような、利用のきっかけとなる事業は大変よい。赤ちゃんだけでなく、保護者にとっても、ゆったり過ごせる貴重な時間。
・ 学級訪問は大変よい取り組みだと思う。これからも続けてほしい。
・ ほっとぷらざは蔵書数が少ないのに利用数が圧倒的。何か工夫をしているのか。
→ 予約による貸出が多い。駅に近いというのも大きな理由ではないか。
・ 中央図書館休館中も、様々な工夫をしていたことがわかって感謝したい。平成25年度の利用状況が楽しみである。
視聴覚ライブラリー機材については、以前ほど高価でなくなったこともあり、今後の充実を期待したい。
赤ちゃんタイムについては、子育て支援センター利用者に需要があると思われるので、センター内にチラシを掲示しPRしてほしい。
→ 視聴覚ライブラリー機材については、4月から小型の液晶プロジェクター3台を新規に借り上げた。また、DVDとブルーレイ使用可能なスピーカーセットも用意したのでぜひ利用してほしい。
・ 新座や他市の図書館で、返却したのに返却していないと言われたことがあった。返却ポストの返却は、このようなことが起こりやすいのか。
→ 返却場所にかかわらず、返却漏れは起こりうる。バーコードの読み取りミスを減らすため、スキャンの二度がけを徹底するよう努めたい。ICタグ導入で返却漏れは減るが、現時点では財政的に困難である。
・ ビブリオバトルを来年計画しているので、ぜひ協力をお願いしたい。子どもの読書に変化を起こすことを最終的な目標として、まずは本好きの大人から始めたい。
・ 福祉の里児童センターで、中高生向けの「おかえりカフェ」を実施している。中高生の居場所づくりの一環である。話し声などで里の図書館に迷惑をかけることもあるが、理解をお願いしたい。
→ 新座の教育行政において、中高生(大学生も含め)に対する部分が不十分であると認識している。中央図書館の学習室のような施設を提供できないか考えている。
学校図書室においては図書整理員の配置予算を拡大し、中学では授業のある日は全日、小学校では週3日配置を実現。更なる環境整備を尽くしていきたい。