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平成21年度第1回新座市立図書館協議会
平成21年7月15日(水曜日)
午後2時00分から午後3時30分まで
新座市立中央図書館2階会議室
鎌田喜子副委員長、清水靖夫委員、梅田充子委員、田中眞由美委員、原繁委員、北村好史委員、小川裕岐子委員、吉越啓子委員、皆川美惠子委員(9名)
金子廣志教育長、田部井利江教育総務部長、樋口真智子副館長、小堀塩子専門員兼奉仕係長、吉川守夫専門員、樋口陽子主任(6名)
公開
(傍聴者0人)
欠席:竹内勘次委員長、岡田孝夫中央図書館長
途中退席:田部井利江教育総務部長(午後2時30分)
→委員長:竹内委員、副委員長:鎌田委員を選出
資料の種類別所蔵状況を平成19年度と比較すると、図書は1,508冊の増加、雑誌はほぼ横ばい状態、視聴覚資料はビデオが減少に対して、CDやDVDの割合が増加している。点字図書、音訳テープも横ばい状態である。
資料の利用状況は、利用者は前年度と比較して8.5%の伸び、雑誌は3%の伸び、視聴覚資料は4.28%の伸び、全体では7.8%の伸びとなっている。
予約件数は、カウンター及び館内OPACでの受付は、図書は48%、雑誌、視聴覚資料はともに40%、WEB(インターネット及び携帯端末)での受付は、図書は52%、雑誌は59%、視聴覚資料は60%となっている。全体で見ると、カウンター及び館内OPACでの受付は47%、WEBでの受付は53%となっている。
なし
平成21年度図書館予算書で、増加しているのは図書館講座、講習等の部分で、主に報償費(図書館ボランティア等のレベルアップ講座)と需用費(ブックスタート事業の絵本)が該当する。また、減少しているのは委託料の部分で、屋上庭園の樹木伐採が前年度に済んでいるためである。
平成21年度事業計画について説明。4月、図書館ボランティアの委嘱状を交付されたのは63名である。同じく4月に行われた、子ども読書フェスティバルのイベントでは、葉っぱをラミネートしたしおり作りに120名の親子が参加した(当日予定されていた里神楽は、悪天候により中止)。6月の絵本講座では、和光大学講師・なかよし文庫主宰の山崎翠先生を講師に招き、65名の参加者があった。6、7月と市内中学校4校の生徒による職場体験学習を受け入れる。あわせて新座総合技術高校の生徒4名も受け入れた。8月には、5年経験教員研修(4名)及び20年経験教員研修(2名)の受け入れも行う。また、8月23日には栄中央集会所でボランティアによる読み聞かせを行う。9月にはレベルアップを目的としたボランティア養成講座、10月には絵本作家・内田麟太郎さんの講演会、《聞かせ屋。けいたろう》さんのお楽しみ会、11月にはデジタルカメラ入門講座など講座の開催が目白押しになっている。
ボランティアに委嘱された63名の中に、昨年の市民総合大学の修了生はどのくらいいるか。
→図書館では、主に学級訪問や催し物などにご協力いただく「ボランティア」と、図書館でのおはなし会で読み聞かせをしていただく「サポーター」とがいる。ボランティアの方は原則読み聞かせ等の経験者、市民総合大学の修了生は読み聞かせ初心者ということで、サポーターとして委嘱を受けており、住み分けをしている。サポーターの方も図書館でボランティア養成講座を受講すれば、ボランティアとして活動できる。
6月議会である議員さんから中央図書館開館30周年記念についての質問が出ていたが、何か目玉になるものはあるか。
→特に30周年ということでの催しは予定していないが、図書館内に周知の横断幕を掲示したり、各種事業や講座名に「30周年記念」の冠をつけている。また、図書館ホームページでも周知をしており、気運を高める取り組みを行っている。
図書館入口の特集展示のコーナーにもっと工夫をしたほうがよいのでは。例えば、今月のおすすめの本など、内容をバージョンアップしたほうが良いと思う。
→年間4回ほど特集展示は行っており、周知も行っている。このコーナーにも、開館30周年記念の掲示を行うこととする。※現在は「星をみよう、宇宙について調べよう~世界天文年2009」の特集展示。
原委員が講師をされるデジタルカメラ講座の作品展などをやってはどうか。
デジカメ講座は初級~中級まで行ったが、まだ参加者は写真を撮ること自体が楽しいという段階で、人にお見せできるレベルまで達していない。あまり時間をかけずにテキパキ撮るようには言っている。講座も毎回抽選で多くの申込みはあるが、レベルの向上まで持っていくのはなかなか難しい。今年は30周年ということで作品展もいい案だと思うので、検討してみる。
予算書の中で、被服費とあるのは、職員がしている(緑の)エプロンだろうか。自分は子どもたちと接する機会があるが、スタッフが可愛らしい柄のエプロンをしているのをよく見かける。子どもたちがワーッと群がっているのを見ると、もう少し可愛いデザインの方が喜ばれるのではないか。
→今年度は既に発注が済んでいるので、次年度以降考えたい。
この事業計画の中には、市内全部の図書館分が入っているのか。
→事業計画は、中央図書館と福祉の里図書館の分だけである。ほっとぷらざ図書室は生涯学習課の管轄である。
ほっとぷらざは駅に近く立地条件がいいので、何かを企画すれば子どもたちが集まるのではないか。
→読み聞かせでは「まめの会」が定期的に活動している。
近隣市の利用もあると思うが、やはり新座市民の利用が一番多いのか。
→手元に資料がないので何とも言えないが、新座の方の利用が多いと思う。
ある議員から、書架に痛んだ図書が目立つと聞いている。なかには背表紙が本体から離れてしまっているものもある。通勤途中、電車内で読むのに外側に折り曲げてしまっているのかもしれない。
→ほっとぷらざでは通勤客がよく利用するので、文庫など小型の本に多いと聞いている。
図書館だよりなどで、本の扱い方などについて啓発したらどうか。
→現在でも、図書館だよりで啓発している。
本を借りると、切抜きや線引きをよく目にする。気づいていても、毎回それを申告することはない。カウンターだけでなく、返却ポストに返すこともあるので、せいぜい10回に1回ぐらいである。申告すると、自分がやったのでないかと思われやしないかという恐れもあって、言いたくても言えない状況もあるのではないか。
学校でも折りに触れて、図書館の本の扱い方についての教育をしたほうがいいのではないか。最近は特にマナーの悪さが目立つが、昔はもっと丁寧に本を扱っていたように思う。
夏に教員研修会もあるので、先生方に周知してみたいと思う。
返却された本のチェックはしているか。
→特に表立って目立つ箇所がなければ、そのまま返却処理をしている。(申告しづらい雰囲気があるのであれば)何かお気づきの点があればカウンターまでお申出ください、というような掲示をしてみたいと思う。
自分は清瀬市在住だが、図書館の利用者カードが学校図書館と共通で使えたら良いのではないかと思っている。金額的な面からも、個人情報の保護の観点からも難しいとは思うが。
→朝霞4市では既に図書館の相互利用を行っている。現行の図書館カードを学校図書館でも読み取り可能なものになれば一元化できる。
→金額的なことは試算してみないとわからない。
小学校入学と同時に図書館カードをプレゼントして、卒業後もそのまま利用できればいいと思う。現在は、毎年のクラス替えの度にデータを書き換えなければならない。ずっと使い続けることができれば便利である。
以前(5、6年前)新堀に住んでいた頃、西堀新堀コミセン図書室に何度か行ったが、何のにおいなのか悪臭がした。
自分もそこの図書室はよく利用するが、変なにおいは感じたことがない。明るくて、絵本なども適度な量で見やすく、子どもが探しやすいと思うが。
(今日配布してもらった)ブックリストの発行は毎回ありがたく思っている。過去の課題図書なども図書館だよりに掲載されているのでお母さん方は助かっていると思う。
今年の課題図書は何冊ぐらいあるのか。
→小学校は低・中・高学年ごとに4冊ずつ、中学校、高等学校は3冊ずつである。
新聞などに掲載されると、親があわてて借りにくるだろう。
中央図書館には夏休みに子どもたちが勉強する自習室がない。
→自習室はないが、調べ物で利用できる参考資料室が一杯になったら、会議室を開放することはある。
懸案の西東京市との相互利用についてはどのようになっているか。
→事務レベルでは協議を続行している。
→4月に双方の話し合いが行われたが、これまでの経過確認にとどまり、特に目立った進展はなかった。
新座駅前が開発されているが、近くに図書館を作る予定はあるか。
→財政難の折、特に予定はないが、(仮称)ふるさと新座館の建設予定はある。また、野火止公民館が道路の拡幅で移転になるかという話もある。
特になし