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平成24年度第1回新座市文化財保護審議委員会
平成23年6月28日(木曜日)
午前 9時30分から
午前11時45分まで
新座市観光プラザ2階 交流ルーム「せせらぎ」
根岸茂夫、石山哲夫、小林英郷、蔵持重裕、岩崎信丈
教育総務部長 小山忠彦
生涯学習課長 池田秋義
生涯学習課副課長兼学芸員 斯波治
生涯学習課主任兼学芸員 川端真実
生涯学習課主事兼学芸員 川畑隼人
公開
(傍聴者 0人)
欠席委員 佐藤善信
委員長から、議題の順序を変更して「⑷埼玉県指定史跡野火止用水現状変更について」を先に審議する提案がなされ、委員の承認を得る。
→資料⑺に基づき、事務局が説明する。
審議を一時中断し、現状変更によって史跡への影響が大きいと考えられる場所について、委員による現地視察を行う。その後、審議を再開する。
<審議経過>
委員長:
現地視察をふまえて、現状変更申請について委員の皆様の意見を伺いたい。現地では、山下橋脇の看板について、史跡の敷地外にできないか、地表から板面までの高さを高くできないか、といった意見が出ていた。
委員:
看板設置予定場所はそれぞれ立地条件が異なり、樹木等の植物が植えられている箇所がある。状況に対応して、板面を高くしてもいいのではないか。
全体の形を統一するのもよいが、多少イレギュラーな仕様があっても仕方ないと思う。設置場所については、できれば用水敷きの外にしたい。
事務局:
板面については、庁内検討委員会での議論を経た結果であるので、仕様変更については、観光推進課と協議しながら検討したい。場所についても、安全に配慮しつつ検討したい。
委員長:
樫の木の根元を掘ることになるが、木に影響が出るのではないか。
委員:
看板のために木を枯らしてしまうのは疑問が残る。老いた木は、環境変化によって枯れる可能性もある。
委員長:
山下橋脇に看板を設置すること自体については承認してよいか。設置場所や高さについては検討していただくということでどうか。
(委員一同承認)
委員長:
続いて、伊豆殿橋脇への看板設置についてはどうか。あの場所については、すでに看板が設置されており、文化財を活用していく上で標識の重要性もわかる。この場所について、看板を設置することを承認してよいか。
(委員一同承認)
委員長:
続いて、史跡公園近くへの看板設置についてはどうか。あの場所については、道路敷での設置であるので問題ないと思う。また、野火止用水が本流と平林寺堀に分流する見せ場でもあるので、看板によって説明するのはよいことだと思う。この場所について、看板を設置することを承認してよいか。
(委員一同承認)
委員長:
その他の場所についても、一括して看板設置を承認してよいか。
(委員一同承認)
委員:
現地でも話したが、史跡公園内には、用水敷に設置された案内板と史跡指定時の石碑がある。この二つについても、今後移動を検討する必要がある。
委員長:石碑については、歴史的価値のあるものなので、設置場所を検討してほしい。
→資料1・2・3に基づき、事務局が説明する。
委員からの意見は特に無し。
→料4・5に基づき、事務局が説明する。
<議経過>
委員:
野火止用水や睡足軒の森等を活用した観光都市づくりを進めているが、新座市内にどれほどの経済効果をもたらしているのか、実態を調べておいてほしい。
委員:
フィールドミュージアムという考え方もよいが、歩いて見て回るのは体力的に難しいという人もいる。
レンタサイクルを常時営業するのはどうか。
事務局:
レンタサイクルについては、昨年度秋に試験的に実施している。
委員:
常時営業して、利用料を徴収し、観光コースでの特産品販売等も行って、経済効果を高めていった方がよいと思う。
委員長:
新指定文化財の候補として、観智国師像が挙げられていたが、文化財を新たに指定していくということは市民へのアピールにつながる。そのためには、指定候補を継続的に調査していく必要があるので、事業の一項目として実施してほしい。
委員:
日本初の南極探検隊の隊長である白瀬中尉が、片山に住んでいたことがあった。
その場所に表示を立てるといった方法も考えられる。また、ふるさと新座館については、野火止用水に関する映像を流すなどして、観光客へのアピールはできないだろうか。
委員長:
文化財の活用について様々な提案があるので、事務局は検討してほしい。
→資料6に基づき、事務局が説明する。
次回については、8月27日(月曜日)から31日(金曜日)の間に開催することとし、詳細については後日調整することとなる。
新座市指定無形文化財「武州里神楽」の石山裕雅氏による公演会が7月21日(土曜日)に開催される旨が、石山委員から紹介される。