本文
平成25年2月18日(火曜日)
午後 6時30分から
午後 8時00分まで
新座市畑中公民館講義室
坂本純子会長、竹下由美子委員、久米隼委員、向井美穂委員、鳫咲子委員、市来陽子委員、菅原久美子委員、田子敏子委員、佐藤サク子委員、川口博栄委員、唐鎌安子委員、内藤由紀子委員、原口良子委員、甲田由夏委員、川井良介委員、飯野玲明委員、山野辺範一委員 計17人
子ども家庭応援室:大塚室長、本名副室長、松本子育て支援係長、渡辺主任、伊東主事
保育課:山口課長
計6人
議題
⑴ 子ども・子育て支援事業計画 ニーズ調査結果について
・全体集計の報告
・平成21年度調査との比較
⑵ 今後の新座市次世代育成支援対策地域協議会について
3.その他
4.副会長挨拶
5.閉会
1 会議次第
2 新座市次世代育成支援対策地域協議会設置要綱
3 第四期 新座市次世代育成支援対策地域協議会委員名簿
4 年齢・地区別児童数集計表(資料ナンバー1)
5 子ども・子育て事業の見込み量算出方法(資料ナンバー2)
6 ニーズ調査結果クロス集計要望(資料ナンバー3)
7 新座市子ども・子育て会議 現場職員の方々との意見交流会(地域子育て支援センター、幼稚園職員、放課後児童保育 室施設職員、保育園職員)(資料ナンバー4)
8 次世代育成支援行動計画と子ども・子育て支援事業計画の比較(資料ナンバー5)
1新座市子育て支援に関するアンケート調査(未就学児童) 集計結果(資料ナンバー1)
2 新座市子育て支援に関するアンケート調査(就学児童)集計結果(資料ナンバー2)
3 ニーズ調査集計結果(平成21年調査との比較表(サンプル))(資料ナンバー3)
公開
(傍聴者 2人)
協議会の出席のため、家庭での保育が困難となった委員の子どもの保育を行った。
子ども:計1人(1家庭)
保育者:新座市ファミリー・サポート・センター協力会員 計1名
司会:本名 午後6時30分開会
開会にあたり、坂本純子会長から挨拶があった。
⑴ 子ども・子育て支援事業計画 ニーズ調査結果について ・全体集計の報告
事務局から説明。
委員 年齢・地区別児童集計表のその他とはどういうものであるか。
事務局 外国人登録の子どもである。
委員 外数であるのか。
事務局 そうである。集計段階の元データで抜けていた部分であったので、追加のデータで全体数がわかるようになっている。
会長 見込量は次世代育成支援行動計画よりも細かい。年齢や親の就労状況等で決まってくる。今後保育の利用に際して行われる、保育の必要量の「認定」により、その後の保育利用がどうなるかという道が枝分かれしていく。次世代育成支援対策地域協議会で参酌基準があったが、それと同じである。それが地域の実情に合っているのかを議論する必要があるようだ。子ども・子育て会議ではクロス集計の要望を出しているが、本協議会でも何かあれば出して欲しい。
委員 兄弟数についてであるが、子育て世代の中での子どもの数が変わっていなければ、その中での子どもの数は増えているのではないか。仮に、世帯年齢分布の釣り鐘が前回調査より高齢化しているのならば、そういったことも推測できると思うのだが。
事務局 出生数からの比較も出来るかとは思う。参考に、平成元年は1,382人、平成9年は1,440人、平成10年は1,468人、平成21年は1,462人と出生数に波はあるが、そういった数字を使って比較も出来るのではないか。
委員 出産時の親の年齢は出せないか。
事務局 そういったデータ管理がされているか、今この場ではわからない。
委員 比較的高齢での出産も考えられるので、そのデータがあれば正確になるかと思う。
事務局 保健センターに連絡して確認する。
会長 第一子でのデータを取ったほうがよいのではないか。
委員 無回答の多さが気になっている。何か理由があるのか。結果に対して影響を及ぼすレベルではないか。
会長 それは気になるところである。また、今回の調査では、中高生が対象外であり、子ども・子育て会議で検討されないのかが気になっている。
⑴ 子ども・子育て支援事業計画 ニーズ調査結果について・平成21年度調査との比較 事務局から説明
委員 資料ナンバー6について補足させてほしい。子どもの寝不足が脳や身体への影響があるということを聞いたことがある。長時間保育へのニーズは今回のニーズ調査で出ているが、そういった観点からいえば最低限の保育にすべきである。預かりとは違った形で支援すべきである。
会長 幼稚園では長時間預かりの際なぜ昼寝をさせないのか。
委員 幼稚園はあくまで教育の場であり、保育の場ではない。14時までの利用の子どもが前提であるので、クラスの中で昼寝をする子としない子を分けることは出来ない。
委員 意見交流会に参加した保育士の法人保育園と公立保育園の年齢層の比率はどのような感じであったか?
事務局 公立保育園は経験を積んだ保育士が多く、年齢層は高めである。法人保育園は、年齢層は若めの印象であった。
委員 放課後児童保育室の資料に、ココフレンドで夏休み限定保育はかえって増えるとあるが、先行してココフレンドを実施している学校では夏休み前後の比較が可能ではないか。放課後児童保育室の利用人数の数字が出ていると思うので教えて欲しい。夏休みの入室をする前とした後での放課後児童保育室入室者数の比較を数字として欲しい。
会長 ココフレンドの夏休み利用は、午前中のみである。夏休み限定でもともと放課後児童保育室で入室の受入れをしてきた。入室者の増減の実数は不明であるが、ココフレンド組が夏休みに放課後児童保育室に来る形となり、放課後児童保育室の人数が増えたとか、入室者数の増減の波が大きくなっていった感覚が現場であるのかもしれない。放課後児童保育室の意見交流会でも、基本的には通年の児童数に基づく職員配置であるので、夏休みの受入れが多くなったことできついという声があった。
委員 新堀小学校の放課後児童保育室では夏休み限定保育はなかった。今はココフレンドも実施しているので、もし入室者の数字があればココフレンド導入前後の比較が可能だと思う。データがあればいただきたい。
会長 児童センターは中高生の使える施設としてあるが、意見交流会などのヒアリングをしていない。子ども・子育て支援事業計画の方に引き継がれていかないので、ヒアリングをお願いしている。
⑵ 今後の新座市次世代育成支援対策地域協議会について
事務局から説明
委員 市民会館等中高生の利用は増えたか。図書室等で見かけることも多いと思う。中高生の居場所が増えるといいと思っている。居場所作りの結果を共有したい。
会長 中高生が抜けているのがやはり気になる。次世代育成支援対策地域協議会では、親子にどのように対応するのかに注目したが、子ども・子育て会議では事業者にどのように対応するのかに注目している。
委員 心配なところは、子ども・子育て支援事業計画策定後に進捗状況の確認があるのかどうかである。
事務局 5年サイクルで実施する。
委員 次世代育成支援対策地域協議会では、子育て世帯のみではなく、広い世代が見守る観点があった。市民全体や地域全体で子育てについて考える姿勢であった。事業者のみではなく、新座市として子ども・子育て会議で見られない部分はみた方がよいのではないか。
委員 次世代育成支援対策地域協議会と子ども・子育て会議との違いは何であるのか。似たような内容であるが、次世代育成支援対策地域協議会にも本協議会の委員が出席することは出来ないのか。
事務局 傍聴することは出来る。次世代育成支援対策地域協議会と兼ねている方もいる。
委員 子ども・子育て会議の委員は市長の任命であるのか。
事務局 そうである。
会長 ココフレンドの関係者は子ども・子育て会議には入っていない。緩やかな、ボランタリーな人々がメンバーにはいないように思える。
委員 ココフレンドは国の施策には入っていないのか。
事務局 事業名称としては入っていない。放課後児童保育室に関連する事業ということで入っている。子ども・子育て支援事業計画に新座市の特殊性を加えることは可能である。
会長 ココフレンドは全国的に実施している事業ではないので、国の資料に見受けられないということである。
事務局 次世代育成支援行動計画では住環境から公園まで細かい計画を立てて、進捗管理をしている。子ども・子育て会議は施設制度の改正と地域子育て支援の13項目のことに特化している。この特化した中に次世代育成支援行動計画で取り扱ってきた事業を継承できるのかという疑問として受け止めさせていただく。
会長 子ども・子育て支援事業計画では、例えば障がいのある子どものことが前面には出てこない。次世代育成支援行動計画では、理念の共有について協議し、子育て支援施策に関する網羅的な計画として作成した印象がある。子ども・子育て会議は、最もお金のかかる部分に特化することを念頭に置いた印象を受ける。
委員 子ども・子育て会議の方は、当面やらなければならないことに集中している。次世代育成支援対策地域協議会のように、地域の人が子どものことを考えられる場は必要であると思う。ただし、子ども・子育て会議の拡大委員会のようなものか、このままの形で会を存続させるのかは議論の余地があるだろう。
委員 公募の有無の差は大きいと思う。
委員 公募にどうやって応募すればよいのか知らなかった。もっとPrしたらどうか。
委員 地域、保護者、家庭、学校の連携とよく言われる。次世代育成支援対策地域協議会は、「地域で」という考えで動いているのを初めて知った。地域を巻き込む学校、幼稚園、中高生からの意見を引き出せる会議になれればいいと思う。
委員 学校の意見という点においては、子ども・子育て会議に学校関係の委員がいるので意見が反映できる会議になっている。
委員 母親が地域に目を向けてもらうには、どうしたらよいのかということを日頃から考えている。若い母親は地域にどのように入るか、地域は若い母にどのように入ってもらうか、ということを考えていると思うが、それぞれ出発点は同じである。ここで話を聞いて生かせればいいと思う。
委員 保護者パトロール、地域パトロールは、お互い同じ目的である。地道に活動していると、子どもから声かけしてくれるようになった。保護者、地域、子ども、シルバーがすべて繋がっていけばいいと思う。障がい児の母親が、子どもを学童保育に預けたいという場合、入所人数が多いと、重度障がいの子どもを持つ親には心配がある。最近、母親達が自分達で学童保育を立ち上げる動きもあると聞くが、そういったところに行けなければ、地域で過ごす場所が大事になる。シルバー人材センターの方に声かけしてもらって知り合ったりするのは大事なことである。子ども・子育て会議の方ではそういうのを求めているのではないと感じた。
委員 地域に子どもを見てもらえるかという質問に対する肯定的な回答のパーセンテージが下がっているので、この結果を見て残念に思った。地域や子育てをつなぐ人たちでうまくやれば、何とかなることではないかとも思う。肯定的な回答が増えるようにやっていければと思う。
委員 今の父母は、自分の家族だけを大事にする傾向にあるように感じている。どちらかというと地域には目を向けてはくれていないのではないか。PTAとしてはこの状況をどうにかしたいと思い、活動していこうというところである。地域の人々との関係性の煩わしさから預け場所がなく、公的機関に頼っているのではないか。違う方向に頼ろうとしているのではないかと考えている。
委員 自分は実家が遠く、夫も外国人で親に頼ることができない。自分も働いているので近所に知り合いはいない。自分が考える緊急時とは、子どもが病気になったときである。病気になった子どもを近所にはなかなか預けられない。ちょっとした買い物で預けるというのとは質的に違うと思う。こういった切実なニーズがあるのも事実だ。子どもを預けて働かざるを得ない状況の人もいると思う。延長保育があって信頼できる保育士に預けるというのは、今の自分にとって重要なことである。もちろん、近所に預けられる関係も重要であるが、地域との関わりが持てない実情もある。
委員 子どもの年齢別に日常的に近所に見てもらえるかというクロス集計をしてみるとよいかもしれない。預けるということに関しては、子どもの年齢によっても事情は異なってくると思う。
委員 民生委員の人には、子どもを預かってくれる人もいる。以前、民生委員の懇談会の席で、学校の先生から少し気になる子どもがいるのでその子どもを注視してくださいとのお願いがあったことがある。すると民生委員のほうでも、その子の家族に声をかけやすくなるのだが、気になる親子の困った様子を見たら、お買い物に行く10分程度なら見れる、とか、ちょっと子どもを見ていてあげようかと声かけをしてくださる人もいる。民生委員がそういう活動をしているとも知られていないし、学校から声掛けされないと声をかけられない現状にある。
委員 自分の家族は子どもにとっての祖父母と同居の世帯であるが、子どもが小学校1年生のとき、義理の父母がたまたま家におらず、隣の老夫婦の家に助けを求めたことがあった。普段は挨拶を交わす程度の間柄であったのだが、そういう大人の行動を見て、助けを求めていい相手なのだと判断したのだろうと思った。地域の人が子どもに関心を持つ気運を高めれば、子どもも地域を頼れるような雰囲気が作り出されるのではないかとも思う。この地域協議会での話合いのことが、地域に広まってはいないように感じる。地域に、協議会ではこのようなことを話しているということが広まって欲しい。
委員 110番の家で、トイレを貸したことがある。ちょっとしたことでも、子どもが困ったときに頼れるところは必要であると感る。大人同士が関係をよくしておけば、子どもも頼りやすいのではないかと思う。
委員 アンケート結果をみて、子ども会の認知度がないのは驚きであった。働いていると平日の参加は無理である。土日に開催される町内のイベントとかでならば集まることが出来ると思うので情報は積極的に流して欲しい。また、地域子育て支援センターなど既に集まりができている所から地域と連携していけるのではないかと思う。子育て情報誌、子育てサロン・ステップサロン、子育て講座の認知度は低い。折角いろいろとあるのに勿体ない。どうやって伝えていくのか、そして、その場をどうやって地域の拠点になっていくのかを考えて緩やかな繋がりを作っていければよいのではないか。年度の行事予定とかを出していければ利用しやすいのかもしれない。
委員 回覧板は高齢者の情報ばかりで、小中学生の便りは子どもが持ってくるものと同じなので、子育て世代への情報が少ないように感じる。
会長 町内会も高齢者が多い。高齢者が多いから、その世代向けの情報になり、若い人との距離がさらに広がってしまう。
委員 若い世代は忙しい。土日は子どもが忙しい場合もあり、もしそうでなかったとしても家族と一緒に過ごす時間にするので、町内会にはなかなか入ってくれない。だが、町内会の清掃への参加率は高いと感じている。
委員 新座の体育祭に町内会の人が出てくれる。50町内会がそれぞれテントを1つずつ張っている。運動会では、子どもの参加率がとても高い。一度見てみるとそのことがとてもよく分かっていただけると思う。運動会終了後も地域の人達で打ち上げを行っていると聞く。4市の中ではこのような運動会を行っているのは新座市だけで、地域の繋がりがまだあると思う。
閉会にあたって、副会長から挨拶があった。