本文
開催日時
令和7年7月18日(金曜日)午前10時から午前11時まで
開催場所
中央公民館 2階 講義室
出席委員
櫻博子委員長、東香織委員、川田八重子委員、土屋ふさ子委員、久保洋子委員、新保藤子委員、星野敦子委員、川南真一委員 |
事務局職員
齋藤寿美子教育総務部長、工藤邦裕中央公民館長、田中満野火止公民館長、服部大輔栄公民館長、高木雅彦栗原公民館長、大塚力也畑中公民館長、島崎昭生大和田公民館長、三枝務東北コミュニティセンター館長、高村俊晃西堀・新堀コミュニティセンター館長、平岩由紀子中央公民館副館長、稲垣美智子中央公民館専門員
会議内容
1 開会
2 教育総務部長挨拶
3 議題
⑴ 令和6年度公民館・コミュニティセンターの利用状況について
⑵ 令和7年度公民館・コミセンまつりの開催結果について
⑶ 令和7年度当初予算の概要について
⑷ その他
4 閉会
会議資料
資料1 令和6年度公民館・コミュニティセンター利用状況一覧
資料2 令和7年度公民館・コミセンまつり開催結果一覧
資料3 令和7年度当初予算概要
資料4 新座市公民館運営審議会委員名簿
資料5 公民館・コミュニティセンタ-館長名簿
資料6 令和6年度にいざの公民館
その他の必要事項
【傍聴者0人】
【欠席委員】
荻原洋志副委員長、大宮明子委員、中村修委員、吉澤満由美委員
【事務局説明】
資料4により説明した。
審議会委員名簿12番の学校教育関係者として、令和7年4月1日の人事異動に伴い、片山小学校長の戸高委員から川南八石小学校長が就任したことについて紹介した。
川南委員挨拶
資料5により説明した。
館長名簿3番の栄公民館長として、令和7年4月1日の人事異動に伴い、栄公民館長の変更について紹介した。
栄公民館長挨拶
議題
【事務局説明】
資料1により説明した。
令和6年度の利用回数は25,953回、利用者数は269,084人であり、令和5年度に比べ、利用回数は585回、利用人数は12,097人の増加となっている。
コロナ禍以前の状況までは戻っていないが、利用回数・利用人数ともに徐々に増加していると思われる。
令和6年度にいざの公民館・10ページ参照。令和2年度から5年間の利用者と利用回数の推移状況が記載されているので参考にしてほしい。
※にいざの公民館はこちらをクリック
【質疑応答】
委 員: 令和6年度の利用者数が約27万人という数字は、コロナ禍以前までの数字に戻っているのか。
事務局: 平成30年度の利用人数が379,181人、利用回数が29,922回となっている。コロナ禍以前よりは少ないが、回復傾向にある。
委 員: コロナ禍の影響で利用者が減少したのは当たり前ではあるが、それを除いて基本的にはどういう状況にあるのかが分かるといい。過去10年間の経年変化の資料添付を今後は希望する。
委 員: どの世代が増加したのか。シニア・子ども・母子などの詳細が知りたい。
事務局: 利用者の内訳については把握していない。利用団体の中には、子ども向けのサークルや高齢者の方々のサークルもあり、老若男女問わず様々であるので詳細は回答できない。
委員長: 減免申請を行う際に、利用者の連絡先は記載するが、年齢は記載していない。利用申請の時に年齢を記載するのは難しいと思われるので、データを取るのは困難と思われる。
公民館が設立されたと同時にサークル活動を始めた方々は高齢化し、高齢化して消滅しているサークルもある。新しく立ち上げたサークルは比較的若い年齢層がいる。
事務局: サークル活動の活性化と新規会員の勧誘を目的とした「サークル見学・体験会」を、令和5年度は試行的に一部の館で、令和6年度は10月から11月にかけて全館一斉に、各館の利用団体の協力を得て実施した結果、会員が加入し増加したという団体もあった。
先程の委員の指摘について、コロナ禍以前より利用者数が戻っていない原因の一つに、高齢化によるサークル数や団体構成員の減少傾向も考えられる。一方、サークル構成員の高齢化により集まりが悪くなり解散する、又は、団体名は残したまま実質的な活動が進んでいない、という団体が増えている。中央公民館で活動している団体の中でも、「高齢化が進んでしまったのでサークルを辞めます」という団体があった。
既存サークルの減少数と新規サークルの増加数のどちらが多いのか分析はできていないが、感覚的には高齢の方々のサークルが減りつつあると感じている。
【事務局説明】
資料2により説明した。
令和7年度は、新座市が市制を施行してから55周年の記念の年として、各館にて「市制施行55周年」の冠を銘打ったパンフレットやポスターを作成し、飲食物や物品の販売、作品展示、体験や舞台発表を中心に、近隣の学校との連携や子ども向けの企画を織り交ぜ、地域を盛り上げるまつりを開催した。
また、令和7年度は栄公民館が長寿命化改修工事のため、平成7年4月1日から平成8年4月30日まで休館となることから、栄公民館まつりを3月8日(土曜日)、9日(日曜日)に開催した。
そのほか、昨年度の公民館運営審議会での意見を踏まえ、立地が近い中央公民館・畑中公民館・栗原公民館の3館のまつりの開催日が重ならないよう調整を図り、4月5日・6日に中央、12日・13日に畑中、19日・20日に栗原が、それぞれ開催した。
来場者数については、8館全体で大人10,003人、子ども5,454人、合計15,457人となり、令和6年度に比べ813人の減少となった。この原因としては、まつり当日の天候が雨や強風となった日が多かったためと思われる。
【質疑応答】
委 員: 西新コミセンまつりは、大人よりも子どもの参加者数が多い。資料1の利用状況では突出している訳ではないが、合計の人数も他に比べて多くなっている理由を教えてほしい。
事務局: 隣接する西堀小学校・新堀小学校は本館のロビーを利用して、学校の状況を地域の皆さんに掲示でお知らせをする取組みを含め、非常に御協力を頂いている。初日のオープニングのイベントとして、西堀小学校の和太鼓クラブにまつりを盛り上げていただいたほか、両校の校長・教頭先生がまつりに来館していただく等、学校全体でまつりを盛り上げていただいている状況であることが、集客に大きく影響をしていると思われる。また、毎月の土曜日に読み聞かせの団体が、子どもを集める「こども広場」を開催し、輪投げや制作など、西新コミセン独自の取組として子どもが楽しめる場を用意している。このことが他館との相違点であり、子どもの集客に繋がっている理由であると思う。
委 員: 西新コミセンの委員が、以前から子ども対象とした活動をして活躍されていることは存じている。私自身も一時期関わっていたこともあり、大変勉強になった。今も継続的に活動を行っていることは素晴らしいと思う。公民館の利用者の高齢化が進む中、今後の公民館の在り方を考える上でのポイントの一つに学校や子どもたちとの連携があると思うので、参考になる事例であると思う。
【事務局説明】
資料3により説明した。
歳入については、令和7年度当初予算額が1,554万3千円で、令和6年度の1,529万4千円を比較し、24万9千円の増額と若干増加しているが、ほぼ横ばいの状況である。
歳出の計は、令和7年度が6億431万円、令和6年度が2億805万4千円となっており、比較すると3億9,625万6千円が増額している。この増額の主な理由は、栄公民館の長寿命化改修工事に係る予算の増額分となっている。
【質疑応答】
委 員: 予算外のことだが、指定管理制度を採用している野火止公民館について、指定管理の成果・効果についてきちんと検証しているのか。
また、今後、公民館改革の一環として、指定管理制度の館を増やしていくのかどうか。
事務局: 野火止公民館の指定管理は平成30年度から施行している。民間の活力でいろいろな企画等を行っているため、一定の成果は上がっていると考えている。
また、他館の指定管理については、現時点では具体的な検討は行っていないが、東北コミセンを含む三軒屋公園の複合施設については、Dbo方式を採用し、設計・施工・管理までが一つのグループ会社が請け負うこととなる。
指定管理については、一定の効果が上がっていると認識しており、今後も効果等を見極めたうえで検討していくべきだと考える。
委 員: 野火止公民館はいつも賑わっているし、新しい施設も民間活力を生かしていただけることが分かった。
委 員: 栄公民館の長寿命化改修工事は、近隣の方々がリニューアルを楽しみにしている。他館についても建物や設備の老朽化が進んでいると思われるが、今後、他館についても改修工事等の予定はあるか。
事務局: 計画上では、次は西新コミセン、畑中公民館の順に長寿命化改修の予定だが、具体的には予算編成が始まり、他事業とのバランスもあるため、計画どおりにいくかはわからない。
委員長:エレベーターがある館は、野火止公民館・栄公民館・東北コミュニティセンターのみだが、高齢者の公民館利用が困難になっている理由の一つに、エレベーター設備の問題がある。高齢者の声として、階段利用が困難になってきていることや、1階の部屋には数に限りがあることが挙げられる。また、2階の利用時には、館職員を中心に車椅子を持ち上げる姿もある。公共施設へのエレベーターは必要条件なので、エレベーターだけでも設置していただけないか。
事務局:3階建て以上の施設についてはエレベーターが設置されているが、エレベーターに限らず施設全体が老朽化してきている。現在、公民館を含めた公共施設全体の在り方など、再配置計画を市全体で検討している。
委 員: 国としての方針でも、公民館を防災の拠点として位置付けていこうとしている。是非、改修や再配置を考えていく際に、防災に関する備蓄・電源・エアコン等のことも考慮し、改修時にそのような視点も含めた施設を建設してほしい。
委 員: 現在、栄公民館の備品を市内小学校にて保管している。新座市は人口増の傾向はないので、国の施策がこのまま35人学級が継続していくのであれば空き教室はあるが、今後も空き教室を備品等の保管で利用するのか。
事務局: 栄公民館の長寿命化改修工事を行うに当たり、備品の保管費用等の予算上の問題もある中で、今回はたまたま八石小学校の空き教室を利用させていただくことができた。今後も、東北コミセンの複合施設の建設や長寿命化工事が計画されている西新コミセンの改修工事の際には、近隣の学校の空き教室の状況によっては、備品の保管をお願いすることは十分に考えられる。
【事務局説明】
(1) サークル見学・体験会について
各館で活動しているサークルの減額団体の登録数及び団体の構成員数、いずれも減少している。令和7年度は前年度から15団体減少し、構成員についても260人の減少となっている。このような状況から、サークルの活性化を図り、また、サークル入会者を増やすため、令和5年度に中央・栄・東北の3館で参加体験型のサークル見学・体験会を試験的に実施し、令和6年度には全ての公民館・コミュニティセンターでサークル見学・体験会を実施した。
令和7年度においても、全8館において11月に開催する予定で、現在、各公民館・コミュニティセンター窓口で、減額団体を対象に、サークル見学・体験会の参加団体募集のチラシを配布している。
(2) 公共施設予約システムの更改(リニューアル)について
公共施設予約システムが10月からリニューアルされ、今後はオンライン(パソコンやスマホ)での利用者登録・施設予約・使用料の支払(クレジットカードや2次元コード)が可能となるほか、窓口でのキャシュレス決済も利用可能となる。一方で、今までどおり、窓口での利用者登録・施設予約・使用料の支払も継続していく。
運用内容等については、オンラインと窓口にあまり差異が出ないように検討を進めており、9月以降に利用登録のある個人及び団体に向けて運用方法等について案内する予定である。
【質疑応答】
委員長: 公共施設予約システムの更新は、運用初日にパニックになることも考えられるが、今までの予約方法と併用して予約ができるのであれば、年配者の多い団体でも心配はないと思う。来館せずに予約と領収書の印刷ができることはよいと思うが、領収書の宛名が個人宛になることが引っ掛かる。
委 員: 「今までどおり窓口受付も並行して行っております。」という一文があれば、クレームはないと思う。
委 員: サークル見学・体験会の件について、期間を11月に限定しないでほしい。サークルとしては長い期間で見学・体験会を行ってほしい。
委 員: 他のサークルから、「一月に2回の活動なので、もう少し長く期間を行ってほしい。」という意見を聞いたことがある。
委 員: しかし、期間を長くしてダラダラ続けてもよいということではないと思う。期間を考慮して行ってもらえればと思う。
6 閉会