開催日時
令和3年8月31日(火曜日)
※書面会議につき、資料発送日を開催日時としています。
出席委員
山口博司、新井啓司、石井英子、石井勝美、石川眞理子、鈴木浩司、大島孝之、原愛、高橋盛也、山田なぎさ、早坂寿々江、横山創、平野方紹、中島智子、甲田由夏 (15名)
事務局職員
障がい者福祉課長 富樫美千代
同課副課長兼給付係長 島田夏子
同課給付係主任 内藤将之
会議内容
- 障害者差別解消法の改正について
- 障害者差別解消法に係る取組について
- 障がい者週間における取組について
- その他
会議資料
- 令和3年度第1回新座市障がい者施策委員会の開催について(通知)
- 令和3年度第1回新座市障がい者施策委員会議事
- 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の一部を改正する法律の概要
- 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議
- 障害者差別解消法周知チラシ(案)
- 令和3年度第1回新座市障がい者施策委員会意見シート
審議の内容(審議経過、結論等)
議事1 障害者差別解消法の改正について
- 障がいを持っている人への配慮が盛り込まれていて、このまま実行に移されてほしいと思っています。
- 絵に描いた餅にならないように、新座市としてどのように取り組んでいくのかが重要です。併せて、施策委員会の努力も必要です。
- 相談が増加することが予想されとありますが、障がい者福祉課で全て対応が可能ですか。今の体制で無理なときは、人員増も考えていますか。
- 具体的な支援強化が明確になっていないのであれば、具体的な施策を市が考え、それを話し合う施策委員会であってほしいと思います。
- 国や県の動向に注視しながらとありますが、具体的な対応についての詳細は、障がい者福祉課で検討し、施策委員会に諮られるのですか。
- 合理的配慮の提供について義務化されることで、行政間の連携の強化や見直しが進むことを願います。
- 企業等には、事例を多めに掲載した資料を配布するのも良いと思います。
- 今後の課題はまだ多くあると思います。
- 市の連携協力責務や事業者による合理的配慮の提供の義務化は、差別の解消に必要です。市は、既に共に暮らすための新座市障がい者基本条例でも同様の趣旨を盛り込んでおり、国が後から追いついたと言えます。しかしながら、市条例もまだまだ定着化、実行化しておらず、法改正を現実化するには、相当の努力が求められると思います。
- 障害者差別解消法の具体的な改正内容が知りたいです。
議事2 障害者差別解消法に係る取組について
- 「責務」という言葉は、ルビが振ってあっても、難しい言葉です。別の言葉に置き換えてみたらいかがですか。
- 現状で周知が進んでいないというのは、相談件数が少ないということですか。それとも、差別が減っていないという実感があるのでしょうか。
- チラシの配布場所を増やすのはどうでしょうか。車いす利用者や精神科に通院されている患者さんもいるため、病院で配布することはいかがでしょうか。
- チラシがコピーのせいだとは思いますが、全体に字が薄い。地色がオレンジ(赤)の部分は、文字が読みにくかった。
- 公的に使う言葉の知識がなかったかもしれませんが、「拒絶」という言葉は個人的にとてもきつく感じるものでした。
- 「不当な取扱い」の中で、「正当な理由がないのに・・・」とありましたが、そんな場合があるのでしょうか。正当な理由とは何でしょうか。正当な理由があると障がい者は断られて当然なのでしょうか。「適切な説明なく・・・」とか、別の言葉や表現ができないものかなと思います。
- 障害者権利条約の趣旨から、障がい者当事者の参画が求められます。事務局主体にならないよう、当事者の声を反映するようにしてください。
- 法改正の内容が当事者にとってもメリットがあると感じられるようにしてください。法が変わったから「…しなさい。」という“上から目線”では受け入れられないと思います。
- チラシは分かりやすくてよいと思います。公共施設はもちろんのこと、町内会にも配布していただけると嬉しいです。回覧版に同封してもなかなか読んでいただけないと思いますが、一人でも多くの人に興味を持っていただければと思います。
- 障害者差別解消法の周知が進んでいないと感じます。学校でできることはないでしょうか。
議事3 障がい者週間における取組について
- 共に暮らすための新座市障がい者基本条例のことを記事にするとよいと思います。
- 現在の授産製品の売場は、障がい者福祉課に用事のある人しか目に触れないような気がします。どこか市民の目に触れられる場所はないか考えてみたいです。
- 最近は災害が増えています。家で被災するより、戸外で被災することも多々あると思います。障がいがあると、戸外では、情報が届きにくかったりします。障がいには、視覚、聴覚、車椅子等があり、アナウンスが聞こえない、動きがすぐ取れないということもあります。人によっては、パニックで大声を出してしまったり、興奮状態になる方もいます。「何かお手伝いできることはありますか」の声掛けや「大丈夫ですよ」等の安心させる言葉をかけてほしいことをどこかに載せられるとよいと思っています。
- 広報にいざでの特集記事は大変良いことだと思います。12月だけではなく、年2回ぐらいあっても良いかなと思います。
- 行政からの一方通行にならないよう当事者の顔や声が伝わるようにしてください。(同じ新座市民であることが基本です。)“障がい者”という特別な人に配慮してほしいでは逆効果だと思います。(内容案には障がい者の生活や声が抜けているのではないでしょうか。)
- 今年のパラリンピック、デフリンピック、Ipcの“We the 15”等もっと広い視野があってもいいのではないかと思います。
- 障がい者週間があることも知らない人が多いので、広報で取り上げることは、大変良いことだと思います。他人事として捉えるのではなく、我が事として考えていただけるような記事になることを願います。
議事4 その他
- 市として対応が良かったので、報告は後で良いということですか。いつ対面での会議が開かれるのか分からない時に報告だからいつでもいいとの考え方でしたら問題ではないかと思います。
- 障がい者差別を受けた事例をできるだけ多く集めてほしい。集める方法についても検討してほしい。
- 障がい者が暮らしやすい新座市になるようにしたい。
- 今年はせっかくパラリンピックが東京で開催されたのに、子どもたちは観戦できなかったり、関りが薄かったです。既に取り組まれていると思いますが、障がい者に関心を向けるという意味で、今後も学校の教育現場で知る機会を提供してほしいです。いじめと同様、差別等も教育が大事です。そのため、行政(市役所の職員)だけが頑張らず、教育委員会や民間も頑張っていくことが重要と考えます。
- 様々な立場の方が参加し、いろいろな方向から物を見て、いろいろな意見を聞くことができるので、賛成です。
- 障がい者の「がい」の文字の件ですが、「碍」の文字は意味が好きではありませんので、現行のひらがながよいと思います。
その他の必要事項
なし