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令和7年4月農業委員会会議録

ページID:0132454 更新日:2025年7月7日更新 印刷ページ表示

農業委員会定例会の会議録を公表します。

1.開催日時

令和7年4月25日(金曜日)
午後3時58分から4時54分まで

2.開催場所

市役所本庁舎 5階 第2委員会室

3.出席委員・欠席委員

出席委員:榎本賢治、神谷清明、高𣘺遼太、田中広之、鈴木惣一郎、土屋勝、濱中知美、細沼真之、長谷部和士、三上文子、並木茂、清水徹三、橋本大、岩崎浩
出席推進委員:藤宮智子、片岡光浩、並木利夫、石田和義

4.事務局職員

事務局長 栗山、農地係長 小糸

5.提出議案等

農地法第4条届出について(令和7年3月分)
農地法第5条届出について(令和7年3月分)
審議事項:議案第9号 農地法第5条許可申請に対する意見具申について
議案第10号 農用地利用集積等促進計画の決定について
議案第11号 新座市農業委員会「農地等の利用の最適化の推進に関する指針」の変更について
議案第12号 令和7年度最適化活動の目標の設定等の決定について

 6.会議資料

令和7年4月定例会報告事項
新座市農業委員会議案及び転用等報告事項
新座市農業委員会議案申請地付近案内図
新座市農業委員会「農地等の利用の最適化の推進に関する指針」
令和7年度最適化活動の目標の設定等

​7.公開・非公開の別

公開
(傍聴者 0人)

8.その他の必要事項

なし

9.審議の内容

会長:挨拶

議長:ただ今から、令和7年第4回定例農業委員会を開会いたします。
最初に、本日の出席委員は14名でございます。
したがいまして、新座市農業委員会会議規則第6条に規定された委員の過半数を充たしておりますので、定例会が成立することを宣言いたします。
なお、農地利用最適化推進委員の皆様にも出席をいただいております。
次に、本日の会議録署名委員でございますが、議席番号1番「神谷清明」職務代理と、2番「高𣘺遼太」委員にお願いいたします。

委員:はい

議長:次に、会長報告事項につきまして、事務局に説明を求めます。

事務局:本日お配りいたしました「令和7年4月定例会報告事項」をご覧ください。
1点目は、埼玉県農業会議から「令和8年度農地利用の最適化施策に関する意見」をとりまとめて、埼玉県知事に提出を実施するに当たって、資料1のとおり各農業委員会から必要な制度や支援策等についての意見集約の協力依頼がありましたので、意見のある方は5月22日の定例会までに事務局に報告書の提出をお願いいたします。
2点目は、令和7年3月定例会においてご審議いただき、許可相当として埼玉県知事に進達いたしました農地法第5条許可申請ついては、4月14日付けで許可となりましたことを報告いたします。
以上でございます。

議長:本件につきまして、ご意見、ご質問等がございましたら挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)

議長:「なし」と認めます。
これで、会長報告事項の報告を終わります。
次に、「農地法第4条届出」3件及び「農地法第5条届出」3件の会長専決事項につきましては、事前に送付した資料のとおりでございますので、報告書の朗読を省略いたします。
なお、本件会長専決事項は、市街化区域内の農地転用に係るものでございまして、農地法第4条は、農地所有者が自分で事業費を支払って農地以外の状態に変えることを表しています。
また、農地法第5条は、農地所有者が貸したり、売ったりした農地を引き受けた者が、事業費を支払って農地以外の状態に変えることを表しています。
いずれも、埼玉県の許可を受ける必要がないため、会長による専決処分としているものでございます。
それでは、本件につきまして、ご意見、ご質問等がございましたら挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)

議長:「なし」と認めます。
これで、会長専決事項の報告を終わります。
次に、本日の議案の審議をお願いいたします。
はじめに、議案第9号「農地法第5条許可申請に対する意見具申について」ご審議をお願いするわけでございますが、この許可申請につきましては、市街化調整区域内の農地転用に関するものでございまして、農地所有者が貸したり、売ったりした農地を引き受けた者が、事業費を支払って農地以外の状態に変えることを表しています。
この、市街化調整区域内の農地転用に関しましては、埼玉県の許可を受ける必要がありますので、農業委員会では、事前に現地を確認したり、地権者からの話を聞いたりして、許可が受けられるに相当する案件であるかの審議を行うものでございます。
今回の定例会では、1件の申請がありましたので、申請番号1番の内容につきまして、事務局に説明を求めます。

事務局:議案第9号の1番につきましては、資料3ページ、案内図は1ページのとおりでございますので、議案の朗読を省略いたしまして、補足説明をいたします。
譲受人は、今回の申請地の近隣の新座市大和田■■■で古紙・古着等廃品回収、廃棄物処理業を営む法人です。この事業所から、県道川越・新座線までの区間内にある今回の申請地である市道の交差点が鋭角であり、通行、右左折の際に苦慮していたことから、すみ切りをし、道路を拡大するため、申請するものです。工事が完了した際には、市道として寄付採納することを市の担当課と事前調整済みです。
なお、申請地は現在、大和田第2レジャー農園として利用されています。
申請地の農地区分は、市街化区域からおおむね500メートルの区域で、その区域内の農地が10ヘクタール未満であることから、第2種農地と判断します。
計画図によるとすみ切りをした部分は舗装し、電柱も移設する計画となっております。
資金計画につきましては、自己資金を充てる予定で残高証明書が提出されており、土地購入費及び造成費等と比較した結果、問題はないと考えております。
なお、現地につきましては、レジャー農園として管理されていました。
説明は以上でございます。

議長:ただいまの事務局の説明に関連して、地区を担当する議席番号8番の「細沼真之」委員に調査日と調査した農地の現況の報告を求めます。

委員:4月22日に現地確認いたしました。
第四中学校に突き当たる交差点になりますが、廃棄物処理業者の大型車が曲がり切れずに切り返して通行している様子を見かけたことがあります。
非常に危険な場所ですので、今回の道路拡幅の許可申請については、問題ないと思います。
以上です。

議長:ありがとうございました。これより質疑に入ります。ただいまの事務局の説明、地区担当委員からの報告について、発言のある方は挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)
 
議長:「なし」と認めます。それでは、採決いたします。議案第9号「農地法第5条許可申請に対する意見具申について」の1番を原案のとおり許可相当とすることに賛成する方は挙手をお願いいたします。

委員:(委員全員挙手)

議長:全会一致をもちまして、議案第9号の1番につきましては、原案のとおり許可相当として県知事に意見を送付いたします。
次に、議案10号「農用地利用集積等促進計画の決定について」ご審議をお願いいたします。
これは、農地法第3条の許可と並ぶ農地の貸し借りに関する手続の方法の一つで、公的機関である埼玉県農地中間管理機構を介して農地が貸借できることから、農地所有者としては安心感があるということでございます。
今回の定例会では、2件の申請がありましたので、申請番号1の内容につきまして、事務局に説明を求めます。

議案第10号「農用地利用集積等促進計画の決定について」の1番の申請内容の御説明の前に農地中間管理事業について簡単に御説明いたします。本日お配りしたカラー刷りの「農地中間管理事業を利用しましょう」をご覧ください。
農地は、これまで農地法、農業経営基盤強化促進法、農地中間管理事業の推進に関する法律の3つの手法で貸借が可能でしたが、令和5年4月からは農地法と農地中間管理事業の2つの手法となりました。
農地中間管理事業は貸し手、受け手それぞれからの申出に基づき、市町村が「農用地利用集積等促進計画」を作成し、農業委員会に意見を求めます。
農業委員会では市町村が作成した「農用地利用集積等促進計画」について、本日お配りした「農地中間管理事業の事務処理手引き」抜粋のとおり、農地のすべてを効率的に利用して、耕作等の事業を行う見込みであるか、必要な農作業に常時従事する見込みであるか などについて審議します。
農業委員会での審議後、市町村は農地中間管理機構に計画を送付し、そちらでの審議を経て、埼玉県知事が公告する流れになります。今定例会後、農地中間管理機構に送付した場合、県知事の告示は6月末になる予定とのことです。
それでは、今申し上げた内容を踏まえ、申請番号1の申請内容について御説明いたします。
資料は4ページ、案内図は2ページのとおりとなります。
土地の所在は池田■■■■■■■番、面積1,084平方メートル、土地の貸付人はAさん、借受人は特定非営利活動法人Bになります。
農業委員会が審議する1つ目、「農地のすべてを効率的に利用して、耕作等の事業を行う見込みであるか」については、Bが練馬区で借りている農地の耕作証明が練馬区農業委員会から出されています。
次に、「必要な農作業に常時従事する見込みであるか」については、常時雇用4名、臨時雇用11名となっており、どちらも増員予定もあるとのことでした。
以上のことから、借り手の要件、計画内容等に問題はないと判断しています。
なお、申請地については作付けがないものの耕耘されている農地となっておりました。
説明は以上でございます。

議長:ただいまの事務局の説明に関連して、地区を担当するわたくしからご報告を申し上げます。
4月20日に現地を確認してまいりました。
事務局の説明があったとおり、貸し手となるAさんは、現在保全管理が精いっぱいの状況ということで、この度借り手が耕作されるということで、非常に助かるということでございました。
また、Bは、練馬区でも同様に活動されているということですので、特段問題はないと思います。
それでは、これより質疑に入ります。ただいまの事務局の説明、地区担当委員からの報告について、発言のある方は挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)
 
議長:「なし」と認めます。それでは、採決いたします。議案第10号「農用地利用集積等促進計画の決定について」の1番を原案のとおり決定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。

委員:(委員全員挙手)

議長:全会一致をもちまして、議案第10号の1番は、原案のとおり決定いたしました。
続きまして、申請番号2番について、事務局に説明を求めます。

事務局:議案第10号「農用地利用集積等促進計画の決定について」の2番につきましては、資料4ページ、案内図3ページのとおりでございますので、議案の朗読を省略いたしまして、補足説明をいたします。
土地の所在は、菅沢■■■■■■番、■■■番■の2筆。面積の合計は1,929平方メートル。土地の貸付人は、Cさん。借受人は、Dさんになります。
農業委員会が審議する1つ目、「農地のすべてを効率的に利用して、耕作等の事業を行う見込みであるか」については、Dさんは、今回の申請地に隣接する農地を所有しており、いずれの農地もきちんと耕作されていました。
次に、「必要な農作業に常時従事する見込みであるか」については、常時従事がご本人を含めた家族4人、臨時雇用が1人となっています。
以上のことから、借り手の要件、計画内容等も問題はないと判断しています。
なお、申請地については作付けがないものの耕耘されている農地となっておりました。
説明は以上でございます。

議長:ただいまの事務局の説明に関連して、地区を担当する議席番号12番「清水徹三」委員に調査日と調査した農地の現況の報告を求めます。

委員:4月18日に農地を見に行きましたところ、事務局の説明のとおり問題がないことを確認いたしました。
以上です。

議長:ありがとうございました。これより質疑に入ります。ただいまの事務局の説明、地区担当委員からの報告について、発言のある方は挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)

議長:「なし」と認めます。それでは、採決いたします。議案第10号「農用地利用集積等促進計画の決定について」の2番を原案のとおり決定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。

委員:(委員全員挙手)

議長:全会一致をもちまして、議案第10号の2番は、原案のとおり決定いたしました。
次に、議案第11号「新座市農業委員会「農地等の利用の最適化の推進に関する指針」の変更について」ご審議をお願いします。
事務局に説明を求めます。

事務局:議案第11号「新座市農業委員会農地等の利用の最適化に関する指針(案)」の変更について説明いたします。
議案書5ページの提案理由は、農業委員会等に関する法律第7条第2項の規定により、新座市農業委員会「農地用の利用の最適化に関する指針」を変更するために提案するものでございます。
別冊資料「指針」の1枚目下から8行目をご覧ください。
第1の「基本的な考え方」は、本市の農業の実情と課題を踏まえた指針のあり方を記したものでございまして、令和6年度のデータに基づいて10年後の令和16年度を目標として、委員の改選期である3年毎に検証・見直しを行うこととしておりますので、今定例会においてご審議をお願いするものでございます。
それでは、順を追って、見え消し部分の変更箇所を説明いたします。
1枚目の2行目は、本日定例会における議案の提出日である令和7年4月25日に変更いたしました。
同8行目は、野菜の表記を平仮名で統一いたしたく変更いたしました。
続きまして、ページをめくって左側、第2の1の⑴遊休農地の解消目標につきましては、4行目から11行目の目標の設定の考え方の部分が表中の説明に当たることから、重複を避けるため、削除いたしました。
その下の表中、市内の農地面積は、管内の農地面積に修正をお願いいたします。
現状は、令和7年4月時点に改めまして、表下の※にあるとおり、農林水産省による直近の令和6年耕地及び作付面積統計を引用して302ヘクタールとしております。
3年後の目標は令和10年3月、目標は10年後の令和17年3月にそれぞれ改めまして、表下の※にあるとおり、前回3年前の指針の面積から2ヘクタール減少していることからその推移、減少幅によって面積を算出いたしました。
同じく、表中の遊休農地面積は、下の※にあるとおり、令和7年4月時点の遊休農地面積が、1.1ヘクタールですので、
10年後に数値ゼロを目標に初年度の令和7年度は0.2ヘクタールの解消、それ以降は毎年度0.1ヘクタールの解消を目指すこととしております。
遊休農地の割合は、遊休農地面積を管内農地面積で割って算出した数値でございます。
続きまして、右側のページ下、第2の2の⑴担い手への農地利用集積目標につきましては、下から8行目から3行目の目標の設定の考え方の部分が表中の説明に当たることから、重複を避けるため、削除いたしました。
その下の表中、市内の農地面積は、管内の農地面積に修正をお願いいたします。
ページをめくっていただきまして、現状、3年後の目標、目標の各年次と管内農地面積の数値は、先の遊休農地の解消目標と同じです。
集積面積につきましては、現時点で担い手に当たる認定農業者と基本構想基準到達者が39経営体ありまして、その農地面積が44ヘクタールでございます。
集積率の10年後の最終目標を下の※にあるとおり、32パーセントを目指しておりますので、逆算していきますと、最終が95ヘクタールになり、3年後の目標は集積率18パーセント、54ヘクタールを担い手の集積面積といたしました。
【参考】担い手の育成・確保の表をご覧ください。
ここで、担い手についてご説明いたします。
担い手とは、この表にあるとおり、認定農業者、認定新規就農者、基本構想基準到達者、特定農業団体その他の集落営農組織を総称しています。
認定農業者とは、農業経営基盤強化促進法に基づき、市が作成した「新座市農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想」に掲げる目標を、意欲的に自ら経営の改善を図るために、5年間の「農業経営計画」を作成し、市から認定を受けた農業経営者です。
認定農業者に認定されると、農業近代化資金として、JAで設備や機械導入等を目的とした融資を特に低金利で受けることができます。
現在、新座市では、32経営体の認定農業者がおります。
表下の注1から注3は、他の表と統一いたしたく、※に変更しております。
続きまして、右ページ下から5行目の第2の3新規参入の促進につきましては、新規参入者の実績がないため、ページをめくって左側の表中を目標年次のみの変更にとどめております。
前回指針からの変更点の説明は以上でございます。
変更の概要は、主に、見直し時点の数値に改めさせていただくものでございますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
説明は以上でございます。

議長:事務局の説明が終わりました。
この指針は、前回の農業委員及び農地利用最適化推進委員の改選期であった令和4年4月の変更と令和5年4月1日に施行した改正農業委員会法の内容を反映したものに修正を行いました。
今回も農業委員と農地利用最適化推進委員の改選があったタイミングで検証と見直しを行う必要が生じておりますので、議案として提出されたものでございます。
指針の変更内容につきましては、新座市が策定している「新座市農業経営基盤強化の促進に関する基本的な構想」との整合性を図っているということでございます。
それでは、これより質疑に入ります。事務局の説明に関して、発言のある方は挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)
 
議長:「なし」と認めます。それでは、採決いたします。議案第11号「新座市農業委員会「農地等の利用の最適化の推進に関する指針」の変更について」を原案のとおり決定することに賛成の方は挙手をお願いいたします。

委員:(委員全員挙手)

議長:全会一致をもちまして、議案第11号につきましては、原案のとおり決定いたしました。
次に、議案第12号「令和7年度最適化活動の目標設定等(案)について」を議題といたします。
議案内容について、事務局に説明を求めます。

事務局:議案第12号についてご説明いたします。
議案書6ページと別冊資料「令和7年度最適化活動の目標の設定等」を併せてご覧ください。
議案第12号「令和7年度最適化活動の目標の設定等(案)の決定について」ご説明いたします。
本件は、令和4年2月2日に「農業委員会による最適化活動の推進等について」通知が発出されました。
この通知では、農業委員、農地利用最適化推進委員が実施する最適化活動は、農地の出し手及び受け手の意向の把握、把握した意向を踏まえた農地のあっせん、農地の定期的な見回り等多岐にわたるとした上で、農業者の減少や高齢化が進む中、農業委員会は、最適化活動を確実に実施することが重要であり、その透明性を確保する必要があることから、最適化活動の目標を設定し、最適化活動の実施状況及び最適化活動の目標達成状況について点検・評価して、その結果を公表することが定められました。
このことを踏まえまして、令和7年度最適化活動の目標の設定等の決定についてご審議をお願いするものでございます。
別冊資料の先頭、1-1農業委員会の現在の体制は、令和7年4月1日現在の状況でございます。
同じく2、農家・農地等の概要は、2020年農林業センサス等を基に記入しております。
次に、ページをめくって左側、2-1-⑴の農地集積についてご説明いたします。
(1)の現状の農地面積は、令和6年の農林水産省の統計資料における新座市の耕地面積でございます。これまでに認定農業者等に集積した農地面積は、44.16ヘクタールでございます。
(2)の目標は、埼玉県が、令和5年6月に見直しした「農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針」にならって令和15年度までに集積率56%に当たる169.12ヘクタールの集積を目標としておりますので、案分しまして今年度は15.62ヘクタールの新規集積を目標としております。
続きまして、⑵遊休農地の解消についてご説明いたします。
(1)の現在の遊休農地面積は、1.12ヘクタールでございます。
(2)の目標のアのa緑区分いわゆる草刈り等を行えばすぐに農地として管理することができる遊休農地は、令和3年度の時点おいて2.3ヘクタールで、下の※のとおり、解消目標は、遊休農地面積の5分の1の面積を記入することから0.46ヘクタールとしております。
bの黄区分いわゆる農地の再生が困難な遊休農地は該当がありません。
イの前年度、令和3年度に新規に発生した遊休農地もありませんでした。
次に、右側のページの⑶新規参入の促進について、(1)の現状は、令和4年度から令和6年度までの3年間で、新規参入はありませんでした。
(2)の目標につきましては、令和2年度から令和4年度までの過去3年間の農地として利用するための権利移動実績は、平均1.13ヘクタールでございまして、下の※2のとおり、目標面積は、この平均の1割以上を記入するということで、0.12ヘクタールとしております。
続きまして、2の最適化活動の活動目標についてご説明いたします。
⑴の1人当たりの活動日数は月4日。最適化活動を行うのは中立委員を除く12人と推進委員の4人でございます。
⑵の活動強化月間につきましては、7月、9月、11月の3回を予定しております。
⑶の新規参入相談会への参加につきましては、主に東京都で開催される「新・農業人フェア」におけるセミナーの参加と相談会の視察を計画しております。ここでは、7月を予定しておりますが、通年で数回開催されますので、折り合いを見て推進委員の皆様に相談して、2名の方に参加をお願いしたいと考えております。
「令和7年度最適化活動の目標の設定等(案)の決定について」の説明は以上でございます。
なお、この令和7年度の目標につきましては、本日、ご承認いただけましたら、市公式ホームページで公表するとともに埼玉県を通じまして、国に報告することとなっております。
説明は以上でございます。

議長:事務局の説明が終わりました。これより、質疑に入ります。ただいまの事務局の説明について、発言のある方は挙手をお願いいたします。
はい、議席番号13番の橋本大委員どうぞ。

委員:議案第11号の「指針」と議案第12号の「目標設定」で10年後の農地の集積目標が、前者で32%、後者で56%と異なっている理由ついて、もう少し詳しく教えてください。
 
議長:はい、事務局どうぞ。

事務局:「指針」につきましては、新座市農業委員会において独自に策定するものでございまして、地域の実情に則って策定いたしました「新座市農業経営基盤強化の促進に関する基本的な構想」に示している32%の集積率を目標としております。
一方の「目標設定」につきましては、日本全国の自治体が統一された様式の中で目標を掲げていくものでございまして、埼玉県内の各農業委員会においては、埼玉県の「農業経営基盤の強化の促進に関する基本方針」に示している56%の目標集積率とすることが共通されているところでございます。

議長:はい、議席番号13番の橋本大委員どうぞ。

委員:ただいまの説明で、事情がよくわかりました。
今回の「指針」と「目標設定」については、市のホームページ上で公表するということですが、公表した段階で数値が一致しないということに問題は生じないでしょうか。

議長:はい、事務局どうぞ。

事務局:ホームページを閲覧された方からご指摘を受けた際には、その都度、個別に説明して対応してまいりたいと考えております。

議長:そのほかに発言のある方は挙手をお願いいたします。

委員:(質問、意見なし)

議長:「なし」と認めます。それでは、採決いたします。議案第12号「令和7年度最適化活動の目標設定等(案)について」を原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手をお願いいたします。

委員:(委員全員挙手)

議長:全会一致をもちまして、議案第12号は、原案のとおり決定いたしました。
本日の会議は以上であります。慎重な審議をいただきまして、ありがとうございます。
次回、5月の定例会につきましては、5月22日木曜日、午後2時15分を予定しています。
農業振興協議会の委員となっている方は、定例会終了後に、総会と懇親会が予定されておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、以上をもちまして、第4回定例農業委員会を閉会いたします。


農業委員会の会議録等