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令和元年度第3回新座市総合計画審議会会議録

ページID:0084103 更新日:2020年1月20日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和元年12月18日(水曜日)
午後6時から午後7時30分まで

開催場所

市役所本庁舎 3階 301・302会議室

出席委員

星野 敦子(会長)、坪原 紳二、藤井 敏信、村上 俊之、赤川 治男、山野辺 範一、石井 英子、高野 光雄 、伊藤 まり子、納谷 眞、内藤 幸代、肥田 菜美子、津川 清美、鈴木 芳宗、会田 晶子、前田 穂奈実 全16名

事務局職員

総合政策部長 永尾郁夫、総合政策部副部長 平野静香、政策課長 工藤邦裕、政策係長 長瀬大輔、同係主任 河東竜太、同主任 松村勇輝、同主事 石郷久美歩

会議内容

  1. 開会
  2. 「基本政策1 誰もが幸せを感じるまち【福祉健康】」について
  3. その他
  4. 閉会     

 会議資料

【当日配布資料】

  1. 新座市総合計画審議会 次第/委員名簿 (別ウィンドウ・PDFファイル・208KB)
  2. 資料1 基本計画の検討資料(案) (別ウィンドウ・PDFファイル・1.06MB)
  3. 資料2 第5次新座市総合計画基本構想(素案)に係る意見募集結果について (別ウィンドウ・PDFファイル・579KB)

関係部署出席職員

総合福祉部長 鈴木 義弘、こども未来部長 一ノ関 知子、いきいき健康部長 竹之下 力

欠席委員

副会長 原田 晃樹、委員 高橋 遼太、委員 刈田 友枝、委員 香川 弘樹

傍聴

なし

審議の内容(審議経過、結論等)

1   開会

午後6時開会

2 「基本政策1 誰もが幸せを感じるまち【福祉健康】」について

⑴ 事務局説明

資料1基本計画の検討資料(案)に基づき事務局から概要説明を行った。

⑵ 審議経過(・は委員の発言を、→は市の発言を表す。)

<基本構想 基本政策1>

  •  説明本文について、2段落目の「健康で安心して暮らすことができるよう、地域で互いに協力して支え合うための仕組みづくりを推進します。」との記載があるが、地域で互いに協力して支え合うための仕組みづくりが、健康で安心した暮らしに直接つながるものではないと考える。
     また、4段落目の「その人らしく」との文言は「自分らしく」と同じ意味と捉えているが、読み手に伝わりづらいと思う。
    → 表記について整理する。
  •  施策領域は、子育て支援や高齢者福祉、生活困窮者支援等、多岐にわたり、統一性のないものに見えるが、これらのつながりが見えるようにする必要があると考える。
  •  少子高齢化が進行する中で持続可能なまちとなるためには、まちの構造を変えていかなくてはならないと考えるが、情勢やニーズを踏まえ、新しいネットワークを作り、市民が満足して生活できるようなまちであることが必要である。このようなまちをどのようにつくるかについては、基本政策1に限らず、全ての政策分野に必要な観点であると考える。
     また、物資的には豊かで便利になっていると認識しているが、幸せを感じることができているか等、本質を考えなくてはならない。
  •  基本政策1の「誰もが幸せを感じるまち」という文言が様々な意味を包含していると考える。同様の言葉としてクアオルト(ドイツ語:療養地)という言葉が広まっているが、日本においても地域を上げての健康づくりを目指す日本型クアオルトに取り組んでいる自治体があり、桃源郷のような「幸せを感じるまち」を作る取組として、高齢者に向けて健康維持に効果的なウォーキング・散歩や温泉を活用した運動などを推進している。歩くことは運動になると同時に脳にも良いが、新座市は車が多く歩きづらい道が多いため、歩きやすい場所を作る必要があると考える。
     また、健康でいるためには、農業も重要な要素の一つであると考える。練馬区は市民農業が盛んなまちになっているが、新座市も都市農業に積極的に取り組んでいるものと考えられる。そういった部分を推進することも、幸せを感じるまちに近づくのではないか。
  •  市内でのウォーキングについては、ウォーキングマップの作成や歩道に鉄腕アトムの路面シールを貼り、市内の見どころを回りながらウォーキングをできる環境づくりも行っているので活用してほしい。
  •  「誰もが幸せを感じるまち」という文言があらゆることを包含するものと捉えられるが、内容としては福祉健康分野についての政策となっている。そのため、「誰もが幸せを感じるまち」という項目名と内容が直接つながらないものと考える。
  •  この施策領域の中で示される「健康」や「地域福祉」が基礎となり、その上で、高齢者福祉や子育て支援という個別の取組が実施されるような構造に整理してはどうか。

<基本計画 全般>

  •  資料1の各施策本文について、予算の裏付けのあるものについては、「実施します。」としているが、裏付けのないものについては「検討します。」や「図ります。」としていることから、表記を統一できないかと考える。

<テーマ1 子育て支援>

  •  新座市で子育てをしたが、市の事業やイベントは平日の実施が多く、両親が共働きの場合、利用や参加が難しい状況であった。働く女性でもイベントなどに参加しやすい体制になると良いと考える。
    → 近年は、市イベント等は主に土日開催としており、多くの方に参加していただけるよう心がけている。
  •  市内に大きな公園がないため、市外へ出向かなくてはならないのが現状である。平林寺や野火止用水等の自然はあるが、イベント等が開催できる大きな公園があれば、老若男女問わず集えるようになると考える。
  •  ⑴地域における子育て支援の充実の1点目に「情報提供機能や相談体制の充実を図ります。」とあるが、併せて「相談事業の充実」を加えてほしい。障がい者団体でも相談支援事業を実施しているが、障がい児を含む子育てに関する相談が多い状況であることから、相談体制だけでなく、相談事業そのものも充実させてほしい。
  •  市内においては、子ども食堂等を実施している地域もあるが、様々な地域で子どもが集まることが可能な拠点があると良いと考える。放課後児童保育室は、利用対象学年があり、午後6時に閉室されるため、そのような制限のない居場所があるといいのではないか。
  •  子ども食堂のように市民が気付き、手を差し伸べられるような仕組みづくりが必要であると考える。一人ではできないことでも、市民が集まり、意見交換をすることで実現することもあるため、そのような場や機会をつくることも必要ではないか。
     また、高齢者の持つ力と子どもの居場所などの課題やニーズをマッチングさせることで、課題解決につながるのではないか。
  •  子どもの居場所づくりについては、アドバイザー制度や研修制度などの制度が県や国から示されている。そのような制度を活用して、施策が展開されればよいと考える。

<テーマ2 高齢者福祉>

  •  徒歩や自転車等、自身の体を利用した移動手段(アクティブトランスポーテーション)の必要性が世界中で示されている。環境に優しく健康に良いとされているものであり、これを受け、日常生活の中で自然と運動できるまちづくりを目指している都市もある。
     日本においても、高齢化が進行している中、日常生活で自然に運動できるようなまちとすることが重要ではないか。
     また、高齢者が散歩している姿がよく見受けられるため、テーマ3障がい者福祉に「障がい者が移動しやすい環境」とあるが、障がい者だけでなく高齢者も移動しやすい環境を整える必要がある。道に木を植えて木陰をつくったり、休憩場所を作ったりするなど、楽しく快適に歩くことができるまちとなれば、市民全体の健康増進にもつながると考える。
  •  資料2の18にある市民からの意見として、志木ニュータウンの道路が整備されているとあるが、市内においては、地域によって歩道の整備状況に差があると感じている。ウォーキングによる健康づくりの面からも歩道の整備は重要であり、高齢者や障がい者に対して優しいまちとする必要がある。
  •  ボランティア活動の機会の提供等から介護予防を推進するとの記載があるが、高齢者が持つ知識等をうまく活用できる工夫をする必要がある。例えば、昔の遊びを教えることや大学の授業で昔の知識や経験を共有することなど、知識や知見を活かし、共に学び、共に生きるような事業が望ましいと考える。

<テーマ3 障がい者福祉>

  •  新座市児童発達支援センター(アシタエール)において、障がい児に係る相談事業が令和2年10月から、地域支援事業としての相談支援事業は令和3年度からの開始とのことだが、それらを同時に開始することはできないのか。
    → 来年度以降の予算はまだ成立していないが、見込みとしているスケジュールは御意見にあるとおりである。財政状況が厳しい中、複数の事業を一斉に開始することが難しいため、段階的に進めていき、順次、体制の充実を図っていきたいと考えている。
  •  現況と課題に記載のある「障がい者の移動に係る支援等の充実」について、対応する施策がないのではないか。また、高齢化が進行する中、免許返納などの課題もあるため、その対応策についても検討する必要があることから、移動に関わる支援も施策として検討してほしい。
  •  バリアフリー化をしたまちとなれば、どの世代においても優しい地域になるのではないかと思う。

<テーマ7 地域福祉>

  •  新座市において共生社会を実現しようとした場合、課題や成果等はあるか。
    → 現況と課題に記載があるとおりのものと考える。また、共生社会の実現に直接反映されるものではないが、地域福祉計画では市内を6地区に分けて福祉圏域を設定しており、圏域ごとに地域福祉推進協議会を設置している。この地域福祉推進協議会は町内会レベルを超えた団体であり、広域的な連携として進められていることが成果として挙げられる。
  •  6地区で地域福祉が進められているが、地域ごとの温度差があり、この温度差を埋めていくことは重要である。しかしながら、地区ごとに地域福祉への認識の違いがあるため全地区での話し合いの場で示される意見は様々あり、市全体で足並みを揃えることは難しいとも感じている。
  •  地域福祉の拠点がないため、地域福祉に関する活動は主に公共施設を利用しているが、拠点が設置されることで安定した運営につながるのではないか。さらに、その拠点が放課後児童保育室の閉室後に子どもたちの集える場所にもなり、子どもの居場所づくりにもつながるのではないか。
    → 子どもの居場所づくりとしては、市内に児童センターを2か所設置しており、また、テーマ1の施策⑴4点目に記載されているとおり、児童センターの充実や新たな施設の設置について今後検討していきたいと考えている。
  •  高齢化に伴い、社会保障費の増加などの基本的な課題にあわせ、8050問題など高齢者に関わりのある社会問題も生まれている。そのため、地域における横のつながりが重要と考える。高齢者への生活支援については、これまでは介護保険で対応可能とされてきたが、財政的にも厳しい状況であることも踏まえ、地域での健康づくりを推進する方向へシフトしていると捉えている。
     福祉施策は様々な要因が絡み合うため、テーマ別にする場合、ある程度縦割りになるのはやむを得ないと考えるが、生活支援体制の整備は、テーマ2の高齢者福祉に位置付けるべきではないか。
     生活支援体制という文言は介護保険計画等の用語であり、地域福祉は広く全体を捉えるため、地域福祉の中で使うのであれば、包括的な支援体制として記載すべきではないかと考える。
    → 生活支援体制の整備については、社会福祉法が改正される中で、現状に即した体制に改めるよう方向性が示されている。様々な対象が抱える諸問題を地域で包括的に解消し、誰もがその人らしい生活ができるための取組を地域福祉として認識している。テーマ7における生活支援体制については、高齢者に限らず、支援を必要としている全ての人に向けて、対応を図ることができるようにしたいとの考えから、地域福祉の中で述べている表現である。
  •  地域福祉について、第4次基本構想では福祉分野の始めに位置付けられていたが、今回の計画では最後に位置付けているのはなぜか。
    → 地域福祉については、福祉分野を包括的に支える施策として、土台となるものであるとの考えからテーマ7に位置付けたものである。なお、テーマの順番として、施策の優先度を示したものではない。
  •  民生委員になっている方が10年前からほとんど変わっていないが、若手を引き込むようなロードマップの作成や施策が必要ではないか。
    → 御意見のとおりである。民生委員は業務の都合上、日中に自由に動くことができる必要があり、その条件に当てはまる方の多くはどうしても定年退職後の方になってしまっている。民生委員の世代交代が必要なことは理解しているため、検討したい。
  •  他自治体においても、次世代の民生委員等となる方が不足している現状があり、地域になくてはならない立場となる方が自発的に動いていないことは問題であると考える。
     また、今後も大きな自然災害が発生していくと考えられるが、現状では町内会等が高齢者中心となり活動していることから、幅広い世代の人たちが関わり合う地域を作った方がよいのではないか。

<その他の意見>

  •  新座駅近辺は新座中学校の学区となるが、学校まで片道徒歩40分を要する上、道が狭く暗い状況である。実際に通う生徒からは「道が暗くて怖い。」との意見がある。自転車での通学を許可することも視野に入れてはいかがか。
     また、片道徒歩40分をかけて通学していると健康にはなるかもしれないが、勉強時間が減るなどの懸念もある。学校までの距離を理由に、新座駅から通学できる私立の中学校へ受験している生徒もおり、市内で過ごし続ける子どもが減ってしまう原因となっているのではないか。
    → 基本政策4の審議の際に、改めて取り上げることとする。

3 その他

⑴ 第5次新座市総合計画基本構想(素案)に係る意見募集結果について

 ア 事務局説明

 11月の1か月間において、基本構想(素案)に対する市民からの意見を伺うため、新座市パブリック・コメント手続条例に基づき、意見募集を行ったものであり、5人から18件の意見提出があった。
資料2として、個々の意見と意見に対する市の考え方を示した。

 イ 質疑
  •  意見の提出人数から、基本構想がいかに市民から離れた存在であるかが表れているのではないか。どのような意見募集方法で実施したのか。
    → 基本構想(素案)を市ホームページや広報に掲載するとともに、公民館等の市内公共施設にも設置した。なお、計画策定の際に出される意見数としては、今回は比較的多い方である。

⑵ 第5次新座市総合計画特別委員会の開催状況について

 第5次新座市総合計画特別委員会については、新座市議会の各党、会派から選出された11人の議員により、令和元年6月に設置されたものであり、総合計画に関する事項を審査することとなっている。
 令和元年11月1日に第1回特別委員会が開催され、総合計画の概要について説明を行った。その結果、審議会で配布した基本計画の検討資料(案)を議員全員に配布することとなった。
 また、令和2年2月の市議会議員の改選後、再度特別委員会の委員が選出され、改めて特別委員会が開催されることが予定されていることを御承知おきいただきたい。

⑶ 第4回、第5回会議について

 机上に配布した開催通知のとおり、第4回及び第5回の審議会を開催する。

4 閉会

午後7時30分閉会

 

 

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新座市総合計画審議会