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令和6年11月7日(木曜日)
午後2時30分から午後4時00分まで
新座市役所本庁舎5階 第2委員会室
野崎操・榎本賢治・土橋麻子・大宮明子・都甲佳代・内藤幸代
インフラ整備部長 山本
同部副部長兼水道施設課長 高野
同部副部長兼道路管理課長 鳥之海
水道業務課長 小糸
水道業務課副課長 荻野
水道施設課水道管理センター所長 沼倉
水道業務課総務係長 瀧口
水道業務課主任 高砂
公開(傍聴者なし)
なし
午後2時30分開会
(市長所用のため退席)
インフラ整備部副部長兼水道施設課長から回答、説明を行う。
⑴ 野火止浄水場拡張の話が以前あった件について
平成23年の水道委員会で審議した件かと思うが、現在の高架水槽を建設するための用地購入の話であったと思われる。
⑵ 把握している他市の施設再配置の状況について
調査したところ、深谷市では合併に伴い再配置を行ったが、敷地が広かったため敷地内での拡張が可能だった。さいたま市では、20か所の浄水場を16か所に減らす計画を立てているとのことだが、用地の確保に苦慮していると聞いている。
⑶ 前回配布した再配置基本計画の工程表について
都市計画決定をとる予定であったが、県と調整の結果、都市計画法に基づく手続きではなくパブリックコメントに準ずる手続きに変更することになった。都市計画決定することによりかかる費用や時間を考えるとメリットがあまりない。それよりも市民の皆様にご意見をいただくことになった。
水道業務課課長から、令和7年度から16年度の10年間を計画期間とした水道事業経営戦略の見直し案について、資料「新座市水道事業経営戦略(素案)」に基づき、経営の現状分析、将来の事業環境予測、経営の基本方針、投資・財政計画等の説明を行う。
《質 疑》
委員: 昔は、水道事業では利益をたくさん上げていたと思うが、経営状況が厳しくなっている。人口も減っていて、仕方のないことだと思うので、いい計画だと思う。
事務局: 人口減少、節水機器の普及によって使用量も減っている。料金改定は心苦しいが、施設の耐震化を行っていかなければ、安定した給水ができなくなってしまう。財源の確保のためにも、料金水準を見直すことについてご理解いただければと思う。
委員: 水道料金表の見方を教えてほしい。口径13mmを使用しているが、どの部分が上がることになるのか?
事務局: 水道料金は各家庭の口径の基本料金と使用した水量ごとの料金を合わせたもので、料金改定の内容についてはまだ検討していないため未定である。県水料金の値上げ幅についても12月県議会に上程されるため、今はまだ正式決定ではない。
委員: 水道水の安定供給、維持のために値上げをしないと厳しいことは、経営戦略素案と、説明で理解した。値上げすることには納得している。PFASの検査はどの地点で検査しているのか?また、どのくらいの頻度で行っているか?
事務局: 20か所すべての井戸で検査を実施している。基準値の50ナノグラムを超えた井戸が片山4・5号井であった。また、浄水でも検査をしているが、基準値内のためご安心いただきたい。
なお、片山4・5号井については現在取水を停止している。来年度も年1回すべての井戸で検査を実施する予定である。
委員: ずっと黒字だったが、令和13年度に内部留保資金がなくなるとのことだが、いままで貯めていた資金をどのように運用してきたのか?
事務局: 収益的収入が黒字であっても、企業債の償還などの資本的支出に充てているため、内部留保資金は増やすことができずに減っていってしまう。
委員: 災害時に断水した場合、何日くらいで給水してもらえるのか?
事務局: 被害状況によるため、何日ということは申し上げられないが、断水時には給水車、給水タンク、給水袋等での応急給水の対応が可能である。加えて被災から3日間72時間の備蓄があると安心であると思う。
委員: 井戸20か所を徐々に廃止していくと聞いているが、効率のいい井戸を残して改修するなどして料金改定を抑えることはできないか?
事務局: 再配置基本計画の中で、西堀に一極集中する想定だが、井戸から浄水場に送るための管を整備する費用なども考慮すると、計画通りの整備が望ましいと考えている。
委員: 県水の料金改定を12月県議会にかけると聞いているが、近隣市や団体で料金改定に対する陳情は行ったのか?
事務局: 受水団体協議会の意見交換会や県の説明会の中で、本市も含め、時期の延期や改定率などについての精査を要望してきた。
事務局から次回審議会の予定等連絡事項について説明する。
午後4時00分閉会