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令和7年10月27日(月曜日)
午前10時00分から午前11時15分まで
新座市役所本庁舎2階 203・204会議室
野崎操・榎本賢治・高橋享子・松下誠・大宮明子
インフラ整備部長 山本
同部副部長兼道路管理課長 鳥之海
水道業務課長 小糸
水道施設課長 井上
水道業務課副課長 荻野
水道施設課水道管理センター所長 沼倉
水道業務課総務係長 瀧口
公開(傍聴者なし)
なし
午前10時00分開会
水道施設課長から、水道事業における諸計画の見直しに係る水道事業審議会等スケジュールについて説明を行う。
水道施設課長から、資料「新座市水道事業ビジョン・新座市上水道第8次施設整備事業計画書(概要版)」に基づき説明を行う。
《質 疑》
会 長: 基本理念については、資料「新座市水道事業の基本理念(案)について」のとおり、水道事業の職員に募集及び投票を実施し、上位に選ばれたものを次期水道ビジョンの基本理念にしたいとのことである。これについて意見はあるか。
事務局: 水道事業ビジョンは市の総合計画に当たり、令和5年度から計画期間がスタートしている第5次新座市総合計画のスローガンが「未来もずっと 暮らしに『プラス』が生まれる 豊かなまち 新座」というものである。水道事業ビジョンも同様にスローガン(基本理念)を掲げており、今回水道事業の職員で、市総合計画のスローガンにちなんだ基本理念の候補を考え、投票で一番票が多かった「未来もずっと安心な水 暮らしを彩る新座の水道水」について、案として提示させていただいたところである。
委 員: 「暮らしを彩る」とか美辞麗句は要らないと思う。そういうことではなくて、いつでもどこでも安定して供給してくれるというだけで、余計なものは付けない方が「これからやるぞ」という気持ちが伝わる気がする。
委 員: 私もその意見に賛成だ。小学生にも高齢者にもわかる方が良い。「彩る」と言うのは解釈が難しいので、「暮らしを彩る」は要らないと思う。
事務局: 「暮らしを彩る」ではなく「暮らしをまもる」の方が分かりやすい、という職員の意見もあった。審議会の委員の皆さまの意見としては、「暮らしを彩る」を無くした方が良いということか。
委 員: 「暮らしをまもる」の方が安心感がある。
会 長: 事務局にはこれらの意見を参考に基本理念の再検討をお願いする。そのほかに意見はあるか。
委 員: 水道事業の理想像について、「いつでも、どこでも」というのは分かるが、「信頼を基盤に」というのはどういう意味なのか教えてほしい。
事務局: いつでもどこでも安全な水を供給するために、各種計画を策定し、市民の皆さまの信頼を得て安心して水を使っていただくことが「信頼を基盤に」ということと考えている。
理想像はずっと変わらないもので、追い求めている姿勢である。
委 員: 項目2「水道事業の現状と見直し」の5つ目「職員数の確保」について、特に技術職員については若年化、平均経験年数の低下とありマイナスのように記載されているが、逆に良いことだと考える。経験年数の低下については、これからどんどん伸びていくということが考えられ、そこまでマイナスなことではないと思う。若年化については、若返っている、それを繋げていくということを考えれば良いことなのではないだろうか。
事務局:「現状と将来と見通し」という点において、技術職員は「若年化と平均経験年数の低下」が見られ、技術継承がなかなかうまくいっていないという現状がある。また、職員についてはバランスが必要と考えている。水道の工事は特殊なもので、技術がないと工事ができなかったり、大きな事故につながりかねない。経験を積んだ職員がいて、その職員が若い職員を鍛えて育てて、そして若い職員が経験を積んで、という循環が必要なのではないかと考えて、ビジョンに掲げたものである。
委 員: 人の確保はそんなに難しいのか。
事務局: どの業界も単純に人手不足である。技術職員が毎年度入庁してくるという状況ではない。積極的に人材募集のPRをしているが受験者数が伸びない状況であり、あくまでもこういう現状です、ということである。これを受けて、将来の見通しとして、民間のノウハウと連携しながら進めていくことを検討する必要がある、ということをビジョンの中に記したものである。
委 員: 同じ項目の3つ目「水源の対策」について、課題を抱える井戸があるとのことだが、課題のある井戸があるからいけないなのか。どういうことなのか。
事務局: 井戸があってはいけないというわけではない。現在、井戸は20本あり、市内に点在している。それぞれ水質が異なっており、井戸によっては鉄分、マンガンが多いものがあるので、自己水源の在り方を検討する必要があるということ。
見通しとしては、これらの井戸を集約して再配置事業につながっていくことになる。
水道施設課長から、上水道第8次施設整備事業計画の策定について概要版の資料に基づき説明を行う。
《質 疑》
委 員: 第8次施設整備事業計画の中で施設の再配置が一番大きなものだと思うが、5年間でどのくらいのところまで進む予定なのか。
事務局: 5年間の中ではほとんど工事は進まないと思われる。来年度は基本設計を行う予定で、その後再配置事業における官民連携の検討を行う考えである。官民連携ができるという話になったら、具体的な連携の検討に入る。このようなことから、5年後は工事に着手できるかどうかと考えている。
また、現在、西堀浄水場隣接の用地について、測量を行っているところであり、令和8年度以降、用地交渉や用地取得に併せて基本設計を実施していく予定である。
水道事業は独立採算制なので、用地購入後、予算の確保をしつつ、基本設計をどこまで進められるのかについて、今お示しするのは難しい状況である。
水道施設課長から、水道事業アセットマネジメントの見直しについて概要版の資料に基づき説明を行う。
《質 疑》
会 長: 現段階ではよくできた計画だと思う。この計画の見直しはするのか。
事務局: 見直しは必要に応じて行うと考えている。
委 員: シナリオ4について、4Dだと補助金が出ると説明があったが、国からの補助金の割合はどのくらいなのか。
事務局: 国の補助メニューが多岐に渡っており、それぞれ条件があるため、その中で選んでいくことになる。例えば官民連携が決まって、工事が進むと、それが何の補助メニューに該当し、どの程度補助が受けられるのかを調整していくことになる。
参考として、現在管路工事については補助金の交付を受けて実施しており、3分の1の補助金を受けているが、管路工事に係る全ての金額が補助対象というわけではない。
事務連絡
午前11時15分閉会