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平成25年度第2回新座市商工委員会会議録
開催日時
平成25年8月29日(木曜日)
午後2時から午後4時まで
開催場所
市役所第二庁舎 5階 会議室5
出席委員
富山武司、佐藤周造、滝本恭雪、石島陽子、沖野達夫、金子和男、岡村真智子、宮原忠、並木實、佐藤由美子、北嶋茂敏、高野重就、小泉哲也 全13名
事務局職員
経済観光部長 下田浩
経済振興課長 清水博文
同課副課長兼商工労政係長 高村俊晃
同課主任 小糸明子
会議内容
- 買物弱者への支援による商業振興策について
- 商工業振興における課題の抽出について
- その他
会議資料
会議次第
買物弱者への支援による商業振興策について(提言)
新座市景況経営調査での市内商工業者のコメント一覧
新座市の商工業振興における課題
買い物支援の主な取組
市内大型小売店舗における宅配サービスの実施状況調べ
「新座市地域支え合いボランティア」の仕組み
第4次新座市基本構想総合振興計画
第4次新座市基本構想総合振興計画前期基本計画(見直し)
公開・非公開の別
公開
(傍聴者 0人)
その他の必要事項
なし
審議の内容(審議経過、結論等)
司会 ただいまから、平成25年度第2回目の商工委員会を開催させていただきます。委員の皆様には公私ともお忙しいところ御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
本日の司会進行を務めさせていただきます、経済振興課長の清水と申します。よろしくお願いいたします。
本日の出席状況でございますが、13名の委員の皆様に御出席を頂いており、新座市商工委員会条例第6条第3項により、会議として成立いたしますので、その旨御報告します。
それでは、議事に入りますが、開会に当たり、会長から御挨拶を頂きたいと思います。お願いいたします。
(会長あいさつ後、審議に入る。)
会長 会議事項「⑴買物弱者への支援による商業振興策について」、事務局から説明をお願いする。
事務局 (説明する。)
会長 何か質問、意見等はあるか。
委員 7月からの支え合い事業の実績を知りたい。
事務局 7月中旬現在、ボランティアとしての登録は13名、利用者としての登録は6名です。利用実績は2件。付き添いが1件、家事援助が1件となっています。
委員 今日の午前中社会福祉協議会の役員会に出席した。今現在ボランティア登録20名以上、利用申込み20名以上になっている。毎月研修等を開いて徐々に登録数を増やしている。現在は付き添い、家事援助が多いと聞いている。
事務局 今現在は地域支え合い制度の利用があっただけで、アトム通貨の流通にまでは至っていません。
例年秋以降アトム通貨を配布するイベントが多くなり、加盟店が換金するのは年明けになることが多いので、今のところ、どれだけ流通しているのかというのははっきりとは見えない状況です。
委員 アトム通貨の期限については、どうなっているのか。
委員 日本全国11か所でアトム通貨事業を実施している。アトム通貨のルール上期限を設けなければならないのだが、新座市だけはこれを外すことができないか手塚プロと調整をしている。
委員 期限があることを広報等で常に周知する必要があるのではないか。
委員 会計処理の問題で期限を設けているのではないか。銀行のポイントカードはポイント分の引当金を用意している。銀行の場合はポイントが切れる前にダイレクトメールを送付している。
委員 提言書には、もらえる店舗を増やすことが周知につながると書かれているが、どのようなことをするともらえるのか。
事務局 アトム通貨事業の理念にあった行動に対して配布しており、ハイブリッドカーで来店した場合やエコバッグやマイ箸を持参した場合など、店舗ごとに定めた環境に優しい行動などをするともらうことができます。
委員 そのことをもっと周知した方がいいのではないか。
会長 その分は店舗の負担になるのか。
委員 そうです。
委員 買い物支援に何件の利用があったか、後で知りたい。
会長 県内で同じ取組をしている自治体があるのか。そこの主体は福祉なのか。
事務局 確かにこの事業は福祉が主体となっているところが多いですが、埼玉県が地域支え合い事業として掲げている3つの矢の一つとして地域経済の活性化も挙げられているので、一概に福祉だけとは言い切れません。
委員 この事業は市の事業なのか。
事務局 市長が掲げる有償ボランティア制度について検討している中で埼玉県の地域支え合い事業の取組が一致したため、社会福祉協議会、商工会、市の3者が一体となってこの事業を進めることになりました。
委員 市は財政措置をしているのか。
事務局 市は社会福祉協議会に助成金を出しています。
委員 新しい事業が始まることでアトム通貨を手にする人が増える。とりあえずは状況を見守っていくことが大切なのではないか。
会長 提言書の内容は承認いただけるか。承認していただけるのなら拍手をお願いします。
委員 (全員拍手)
会長 続いて、会議事項「⑵商工業振興における課題の抽出について」、事務局から説明をお願いする。
事務局 (説明する。)
会長 この件について、委員の皆さんの御意見をお聞きしたい。
委員 商業と農業のつながりが少ないと感じる。もっとつながりがあってもいいのではないか。商工会の集まりに農業関係者は来ないし、農業関係の集まりに商工会の者は行かない。商工会の事務局も農業関係者は考えていることが違うという一言で終わってしまう。今後もっと交流がほしい。
委員 以前商工会でも農商工のマッチングという取組があったが、それぞれになってしまい成果はなかった。継続的なつながりを持つことが必要だと思う。消防団には商工業従事者も農業従事者もいる。農家の人たちは今はそれ以外の収入がある人が多い。成功している人たちの例を出しながら、マッチングしていくことが必要だと思う。
委員 私の所属している商店会には、元々の新座朝霞志木の人間がやっている店舗は30店舗程度しかない。行政に期待することは環境の整備。新座市として商業をどうするつもりなのか、色付けをしっかりしていただきたい。農商工の連携については、難しいという印象だ。
委員 農協が商売を始める方が早いのではないか。
農商工の連携。地産地消の取組。起業家を募集し、駅前の空き店舗を提供して、地元の野菜を使ったレストランはどうか。商工者は減少している。地価が高いからなのか、新規の起業、流入が少ない印象を受ける。都心に近いという地の利があるのだから、それを生かして何かできないか。
委員 この委員会で工業のことで課題を見つけ議論することは難しいと思う。工業については補助金、規制緩和の話になってしまうのではないか。
会長 鐙田工業団地はどうなっているのか。
事務局 大きな工場はありませんが、小さな工場はいくつかあります。一部住宅になっているところもあります。
会長 工場を誘致することで就労に寄与するし、税収も上がる。
委員 この町の就労をつくりだすために工場がほしいという自治体もあるが、新座市はそういう自治体ではないのではないか。
委員 ふるさと新座館で売ることができるのは農産物だけ。当初の計画では新座の名産であるワイン等を売ってもいいのではないかと言っていた。いつの間にか農産物しか置けなくなってしまった。農商工の連携は難しい。市が農業中心に動いているのではないかと感じる。
委員 農家は単独。横の連携は強い。商業との連携は難しいのではないか。地域をみると商店街の活性化が課題だと思う。商店街でシャッターが下りている店舗が多い。数か月で撤退してしまう店も多い。商店街自体に客が少ない。商店街の活性化に向けて行政が応援できることはないか。新座市で起業する人が少ない。銀行もなかなかお金を貸してくれない。新しい企業と商店街の掘り起こしという取組が必要ではないか。
会長 商店街も商店も減っているが人口は増えている。新座は大型店が多い。大型店同士で競争している。
委員 商店街は厳しい。生鮮3品がなくなって20年くらいたつ。団地内で老夫婦が食べる惣菜や生鮮品が置いてあるような、こじんまりとしたお店がはやっている。そういうお店を拠点に活性化を図れないか。
委員 農業だけど株式会社という形態をとっているところが今あちこちにできている。主婦として感じるのは、地元で野菜がたくさんできているのに、近くのスーパーでは輸入物ばかり。地元の野菜がもっと食べたい。
委員 市が基本構想を作っているということをどれだけ周知しているのか。計画の策定に当たって、様々な分野の団体の長などとどれだけ話をしているのか。委員はどのような構成なのか知りたい。農商工の連携が難しいと言うだけではなく、接点を探す必要があるのではないか。市が農商工の連携を考えているのならまず自分たちが動くべきではないか。
会長 大型店が出店しているから、人口は増えているのに商店が減ってしまう。市のやっているまちづくりに一貫性がない。ベッドタウンであったり、大学を誘致して学園都市をうたったり、今は観光に力を注いでいる。
委員 にぎわいのある商店街づくりと基本構想に書かれているが、にぎわいとはどういったイメージなのか。新座には行ってみたいと思うようなお店、商店街がない。
委員 吉祥寺の商店街が理想だと思う。出店者が行列待ちをしているとテレビで放送していた。
委員 起業家が少ないのなら、チャレンジショップで成功している自治体を参考にしてはどうか。空き店舗に起業者を呼び、商工会がノウハウを教える。こういった取組で引き込むことが必要なのではないか。後継者問題があるが、親が仕事をしている姿を見れば、自分も引き継ごうと考えるようになるのではないか。
委員 団体に加入していても団体の事業に追われ、自分の勉強が遅れてしまう。経営が安定していなければ団体の仕事もできない。そのあたりもどうにかしなければいけないと感じる。
会長 外からでも買いに行きたいと思うようなものを売っている店を作らなければいけない。
委員 工業も後継者問題はある。
委員 農商工の連携が課題ではないか。
委員 商工委員会で取り組むべき具体的な課題を探すのは難しい。
委員 農商工の連携として市で今現在取り組んでいることはあるのか。
事務局 イベント等で計画はしていますが、今現在具体的な実績はありません。今後の課題にします。
委員 ふるさと新座館では農産物以外の商品も売っている。特産物も販売している。
事務局 本日委員の皆様からフリートーキングという形で頂いた御意見を参考にし、他市の状況等も調べて次回の会議でお示ししたいと思います。
会長 他市の商工委員会で何について議論しているかを参考にしてもいいのではないか。
ほかに何かあるか。無いようであれば、これで会議事項「⑵商工業振興における課題の抽出について」を終了する。続いて、会議事項「⑶その他」について、何かあるか。
事務局 ありません。
会長 これで平成25年度第2回目の商工委員会を終了する。ありがとうございました。