畑からの土埃について

農閑期の畑の土埃について

作物を栽培していない期間の畑からの土埃により、市街地の道路や個人住宅へ土が堆積してしまうご相談が市へ寄せられています。

畑の土埃の問題について、市民のみなさまと農家のみなさまへご案内します。

市で行っている土埃対策について

農閑期である秋ごろから初冬にかけて、畑に蒔くことで土埃を抑え、また作物を育て始める前に土に鋤きこむことで土質改善や土の栄養となる「緑肥作物」という作物があります。

市では、土埃対策として、この緑肥作物を事前にお申し込みをいただいた農家の方へ無償で配布しております。

事前にお申し込みをいただいていなくても、ご相談の寄せられている畑の所有者に対しては、無償で配布し、次回配布時にもお申し込みをしていただくようお願いをしています。

また、畑から道路への土壌流出対策として、グリーンベルトの購入に対して補助金を利用できます。補助金の詳細は、産業振興課へお問合せください。

畑の周辺にお住まいのみなさまへ

野菜を育てるためには、畑にも休息期間が必要であり、休みを取らずに栽培を続けていると品質の良い野菜ができなくなる場合があります。そのため、農家の方々は畑を休ませる期間を設け、みなさまの食卓に届ける野菜を生産しています。

畑からの土埃でお困りの方もいらっしゃるかと思いますが、畑を休ませることは質の良い野菜を育てるために必要なことであるため、ご理解をお願いいたします。

農地に面した側に低木を植える、塀を建てる、防砂ネットを張るなどの自衛もご検討ください。

農家のみなさまへ

多くの畑が農閑期となる期間は、ちょうど北風、南風が強くなる季節にもなっています。そのことにより、土埃が多く舞い、道路に堆積して雨水が流れにくくなる、歩道の白線表示が見えなくなる、個人の住宅敷地内に堆積してしまうなどのご相談が市に寄せられています。

市で行っている土埃対策を利用していただくほか、天気予報を確認していただき、強風が予想される前日に水を撒いていただいたり、畑の周囲に防砂ネットを張っていただくなどの対策をご検討ください。