妙音沢特別緑地保全地区
妙音沢緑地は、栄一丁目地区にある約3,3ヘクタールの斜面林で、緑地内には豊富な湧水と東京近郊では珍しい貴重な山野草が自生するなど、多様で複雑な生態系を形成しています。
市でも、この豊かな自然環境を将来にわたり保全していくため、平成16年2月に都市緑地法に基づく「妙音沢特別緑地保全地区」に指定し保全を行っています。
妙音沢緑地の概要
- 都市計画決定日/平成16年2月5日
- 区域の面積/約3,3ヘクタール
妙音沢が「平成の名水百選」に選定! さまざまな保全活動が評価されました
妙音沢が、環境省が所管する「平成の名水百選」に選定されました。
「平成の名水百選」とは、環境省が北海道洞爺湖サミットにちなみ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、昭和60年に制定した「名水百選」に加え、新たに選定したものです。
地域の生活に溶け込んでいる清澄な水環境であり、特に、地域住民などによる主体的かつ持続的な保全活動が行われている名水が対象となっています。
妙音沢は、新座市の東部、栄一丁目地内の黒目川沿いの急斜面にあり、大沢、小沢の2本の湧水が絶え間なく流れています。また、この妙音沢を有する緑地は、都市緑地法に基づく特別緑地保全地区に指定されています。
今回、このような素晴らしい自然環境に加え、ボランティアの皆さんによる植生調査やクリーンアップ活動など、さまざまな保全活動が積極的に行われていることが評価されました。
※なお、妙音沢の湧水は飲料水としては不適当であり、飲むことはできませんのでご注意ください。
緑地内の様子
緑地内には、大沢・小沢と呼ばれる水量豊富な湧水が流れています。
また、春先には、カタクリやイチリンソウ、ニリンソウなどの山野草がきれいな花を咲かせています。
緑地内には、大沢・小沢と呼ばれる水量豊富な湧水が流れています。
緑地内に咲いたカタクリの花
妙音沢緑地に木道を整備しました
平成25年3月1日妙音沢緑地に木道を整備しました。平成の名水百選にも選ばれ、豊富な湧水が湧いている妙音沢緑地を訪れる人に、安全に快適に湧水地を望むまでの散策を楽しんでもらえるようになりました。この木道は、貴重な植物を散策する時の踏圧などから保護する目的もあります。身近にある貴重な自然環境の保護に皆さんもご協力ください。