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新座の山野草
新座の山野草
都市化が進んでいる本市ですが、市内を見るとまだまだ珍しい山野草などを見ることができる場所があります。ここでは、こうした市内の珍しい植物などを紹介します。
カタクリ
明るい林内や林縁に見られる多年草です。春に開花し、花は1週間程度咲いています。葉などが地上に出ている期間は2か月程度で、残りの期間はりん茎だけになります。
本来、片栗粉はこのりん茎から採取したものです。
開花時期:3月下旬から4月上旬ごろ
キツネノカミソリ
山地の林縁に見られる多年草で、高さは50センチメートル程度です。葉は早春から伸び始めて初夏には枯れますが、花は夏に開花します。
名前の由来は、春に伸びてくる葉を剃刀(かみそり)に見立てて付けられたようです。
開花時期:7月から8月ごろ
イチリンソウ
山地や丘陵の林縁に見られ、花の由来は1つの茎に花が1つだけ咲かせることから来ています。高さは15から30センチメートル程度で、ニリンソウに比べて葉が細かく切れ込んでいるのが特徴です。
開花時期:4月から5月ごろ
ニリンソウ
野山の林内、林縁に見られ、花の由来は1つの茎に花が2つ付くことから来ています。
開花時期:4月から5月ごろ
ジロボウエンゴサク
低地の草原、林床、林縁などに見られる多年草で、花の高さは10から20センチメートル程度です。春先に青紫色の花を咲かせます。
開花時期:4月から5月ごろ