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令和5年度第1回新座市地域福祉計画推進委員会及び新座市社会福祉協議会地域福祉活動計画推進委員会会議録
開催日時
令和5年12月20日(水曜日)
午後2時から午後4時まで
開催場所
市役所本庁舎5階 第2委員会室
出席委員
委員長
橋本正明
副委員長
高橋靖子
委員
本間健悦、石井英子、坂本純子、佐藤衣子、清水由紀子、須田邦彦、山田幸雄、木村俊彦、廣川雄一
欠席4名
事務局職員
市総合福祉部
部長:伊藤佳史
副部長兼福祉政策課長:山口聡
市福祉政策課
副課長兼福祉政策係長:中村将之
主査:齊藤啓二
主事:須藤佑輔、金子裕亮
市長寿はつらつ課
課長:加藤宏幸
新座市社会福祉協議会
会長:高野光雄
常務理事兼事務局長兼総務課長:竹之下力
地域福祉課長:大島孝之
地域福祉課副課長:新野雅俊
会議内容
1 開 会
2 挨 拶
3 議 事
⑴ 第4次新座市地域福祉計画・新座市社会福祉協議会地域福祉活動計画の概要版について
⑵ 第4次新座市地域福祉計画に位置付けた事業に関する
⑶ その他
4 閉 会
会議資料
・次第
・資料1 第4次新座市地域福祉計画・新座市社会福祉協議会地域福祉活動計画概要版
・資料2 第4次新座市地域福祉計画に位置付けた事業に関する新座市社会福祉協議会への委託について
・資料3 地域福祉推進協議会と協議体の統合に向けて
・資料4 統合に向けたモデルプラン
・資料5 委員名簿
公開・非公開の別
公開 (傍聴者 0人)
その他の必要事項
なし
審 議 の 内 容 (審議経過、結論等)
1 開 会
2 挨 拶
委員長 橋本 正明
新座市社会福祉協議会会長 高野 光雄
3 議 事
⑴ 第4次新座市地域福祉計画・新座市社会福祉協議会地域福祉活動計画(以下、地域福祉計画という。)の概要版について
〇資料1について、事務局から説明し、以下のとおり質疑応答を行った。
委員長
市民が地域福祉計画を理解するツールになると思う。
委 員
個々の内容ではないが、全般に字が小さく見える。せっかくの概要版を作成するのであれば、字を大きくしてはどうか。
委 員
印刷部数や配布先はどのように予定しているか。また、配布するペースは、どの程度で考えているのか。
事務局
印刷部数は2,000部を予定しており、配布先は協議体や地域福祉推進協議会(以下、福進協という。)等の関係団体や、公共施設を予定している。また、配布については情報が古くならないように迅速に配布する予定である。
委 員
概要版の各所に雰囲気の異なるイラストが使用されているため、統一してほしい。さらに、地域福祉圏域の説明図に社会福祉協議会(以下、社協という。)の場所を記載してほしい。
委員長
地域福祉活動団体の紹介のページにおいて、福進協は団体名がタイトルにあるが、協議体は文中にしか出てこない。表記を統一した方が良いのではないか。また、ここまでの議論で委員から提案された修正箇所については事務局で検討してほしい。
今後の修正内容等については、事務局と委員長及び副委員長に一任していただきたい。
↠委員承認
⑵ 地域福祉計画に係る報告等について
〇資料2の業務委託について、事務局から説明し、以下のとおり質疑応答を行った。
委 員
前回の会議では、生活支援コーディネーター(以下、Scという。)とは別に社協の職員を追加で配置すると理解していたが、今回提示された資料では、社会福祉協議会にScを配置するとされている。社会福祉協議会への職員配置はどう考えているか。
また、市が福祉行政に関わる業務の民間委託等を進めることで、市と地域とのつながりが薄れていると感じるが、Scを含む生活支援体制整備事業を社協へ委託するべきなのか。Scは市の所属でいた方が活動しやすくはないか。
最後に、高齢者いきいき広場の管理業務について、現状のシルバー人材センターの管理ではなく、社協の管理とするのか。また、Scが高齢者いきいき広場を地域福祉拠点として活用する案が提示されているが、高齢者いきいき広場のない地域福祉圏域については、どのような代替施設を考えているのか知りたい。
事務局
社協への職員配置については、Sc6名に加え、第1層Scとして社協の正規職員を3名配置する予定である。生活支援体制整備事業は委託しても、市の事業であるため、Scが市職員という肩書きがないと活動しにくいとは考えていない。
また、高齢者いきいき広場については、シルバー人材センターが週5日管理し、Scが週1日管理する予定で進めている。
最後に、高齢者いきいき広場のない圏域については、継続的に事業を進めるため、公共施設を活用した整備で検討している。
委 員
3名配置される第1層Scの社協の職員は、生活支援体制整備事業の担当者として配置するのか。それとも、社協の地域福祉担当者としての配置になるのか。市にはScを配置し、社協にはコミュニティソーシャルワーカーがいると良いと考える。
事務局
社協に生活支援体制整備事業等を委託するのは、これまで以上に地域福祉の中核を担う組織へ強化していく必要があり、Scには協議体だけではなく、地域福祉活動を支援してほしいとの考えで配置している。
委 員
地域福祉活動に関わる住民からすると、市が地域福祉の関係づくりにどこまで関わっているのか見えてこない。その状況で社協へ委託することに疑問がある。特に、相談事業は社協に委託するのは無理があるのではないか。
事務局
社協は市と一体的に地域福祉を推進する団体であり、行う事業は地域福祉計画等に沿って進める必要がある。調整が必要な内容については市と相談しながら進めており、今後も市と一緒に計画している事業を進められるよう力を入れていく。
委 員
地域福祉計画の策定段階から会議に参加しているが、子どもに関する内容も記載してほしいと常々思っている。高齢者いきいき広場には、高齢者以外の子どもなども利用できるのか。
事務局
高齢者いきいき広場の条例では、利用者を高齢者及び高齢者と交流したい方と定めている。今後の利用状況に応じて、より活発に世代間交流ができるよう条例の改正についても検討していきたい。
〇資料3の福進協と協議体の統合に向けて、資料4の統合に向けたモデルプランについて、事務局から説明し、以下のとおり質疑応答を行った。
委 員
統合の主目的は端的に言うと何か。
事務局
福進協と協議体が重複した活動をしている場合もあり、将来的に一つの組織として活動してもらい、さらなる地域福祉の充実を図りたい。
委 員
福進協が既にあるのになぜ協議体ができたのかと地域住民から聞かれることもあった。今回配布された資料を見ても、これまでの経緯が分からない。特に、第1次地域福祉計画から一貫して「ささえあいを支える」を継続しているとあるが、表現こそ変わっていないが、第2次計画等では解釈が変わったと感じており、賛同できない。
委員長
これまでの取組の経緯があってこそ、今回の議題に結びついていることに問題はないのではないか。
委 員
福進協と協議体の連携をScが行うと説明があったが、今現在、Scや協議体参加者へどの程度説明しているのか知りたい。また、介護保険制度の枠組みの中で生活支援体制整備事業が発足したとあるが、その概要を説明してほしい。さらに、統合までの行程について、生活支援体制整備事業側の規程等に変更があるか知りたい。最後に、統合についての目標期限は定めているか。
事務局
Scには、本日の配布資料を用いて説明している。協議体については今年度に1度各圏域にて説明し、今後も説明を行う予定である。生活支援体制整備事業は、高齢化率が上昇する中で地域福祉の担い手不足の対策として始まった。また、生活支援体制整備事業の規定等は統合を進める上で変更の必要が生じてくる場合もあると考えている。最後に、目標設定については、計画の中では5年間で協議を進めるとしている。統合をすぐに進める地域もあれば、目標期間内で統合できない地域もあると考える。
委員長
国の福祉関連施策に変化がある中で、市や社協が提案した内容を協議することは、とても意義のあることだと考える。本日の会議にて結論を出す必要もない。
委 員
西部地区福進協は、組織の立ち上げに時間がかかっている。協議体と福進協の両方に参加している人が多くいた。今後情報交換ができるといい。
委 員
北二地区の協議体では、既に福進協がある中で立ち上がったため、なるべく福進協の参加者が協議体にも参加するようにしていたため、連携できているが、市全域で考えると、どこでも連携が進んでいるとはいい難い状況である。その状況で、統合のモデルプランを提案しても、参加者が納得できないと考えるので、住民の意見をもっと聞いてから、統合に向けた協議をする必要がある。
事務局
モデルプランは、あくまで叩き台であるため、案のとおりである必要はない。地域住民への説明の流れとしては、最初に本日の地域福祉計画推進委員会で説明し、次に第1層協議体で説明、その後に、地域福祉推進連絡協議会で説明を予定している。各会議にて意見をもらった後、地域に赴き、参加住民から地区ごとの意見をもらい、協議をしながらどのような進め方がよいか検討していきたいと考えている。協議の間も、福進協及び協議体の活動は継続していきたい。
委 員
福進協では、福進協と協議体の統合に向けた説明を正式に行ったことはないが、統合することは悪くないと思っている。ただし、時間をかけてでも、住民全体が統合に向けて進めていこうと合意形成する必要がある。
委 員
統合についての議論が進むと、地域福祉に関わる住民から様々な意見が出て活発な議論になるのではないか。
委 員
地域福祉計画で策定した内容の中でも、統合の件は大きな課題である。Scが福進協へ参加しているが、協議体参加者にも福進協の活動に参加してもらいたい。
委 員
福進協と協議体が統合することで、広く市民の福祉課題を把握、対応できるようになればよい。
委 員
地域福祉に関して、概要版の案は全体としてはとても分かりやすい。字の大きさをもう少し拡大してほしい。
委 員
地域福祉計画では、これまで子どもについての話が深められていない。あらためて子どもについての議論を増やすようお願いしたい。
委 員
福進協と協議体の統合はいいと思うが、なぜこのタイミングなのかと感じた。福進協においても、協議体の活動等について、丁寧な説明があるといい。
また、南部圏域では毎日利用できる地域福祉拠点がない。老人福祉センター「えがおの里」を候補として検討しているようだが、入浴のみ利用して帰宅する人が多いこともあり、相談場所としての十分な環境があるとは思えない。
そのほかに、地域福祉計画の概要版に記載されている内容で、「ボランティアの育成と支援」とあるが、ボランティアの担い手がかなり減っている。ボランティアに係る講座を開催しても、参加者が少ない。ボランティアの仕組みが変わる必要があるのでとても難しい。
委 員
統合を進めるには、なぜ統合する必要があるのか関係者や参加者が理解を深める必要がある。
委 員
統合を進めるのであれば、効率的に話を進めるために、今後の進め方を具体的に示してほしい。
委 員
協議体が誕生した経緯はよく把握していないが、統合することはいいと思う。東部第二地区で商店会の管理している建物をレンタルスペースとして貸し出しており、高齢者の集まる場所、拠点のようになっている。
委員長
第4次地域福祉計画の計画期間である令和9年度までの間で、よいものにしていきたい。事務局は今回の会議で具体的な意見が出たので、意見を踏まえながら、計画を進めてほしい。
⑶ その他
事務局
第4次地域福祉計画の推進状況などについては、計画期間の1年目では報告できる内容に限りがあるため、令和6年度以降から実施する。