新座市いのち支える自殺対策計画を策定しました
新座市いのち支える自殺対策計画
わが国の自殺者数は、平成10年以降平成23年までの14年間連続で3万人を超える状態が続いていたことから、国は平成18年に自殺対策基本法(以下「基本法」という。)を制定し、自殺を社会の問題と捉え、基本理念を定めて総合的な自殺対策を実施してきました。また、政府が推進すべき自殺対策の指針として、翌平成19年には自殺総合対策大綱(以下「大綱」という。)が策定されました。
その結果、自殺者数は平成22年から減少傾向を示し始め、平成24年からは全国の自殺者数が3万人を下回っているものの、いまだに2万人以上の方が自ら命を絶つという深刻な状況が続いています。
こうした状況の中、平成28年4月に基本法が改正され、自殺対策を「生きることの包括的な支援」と新たに位置付けた上で、市の責務として自殺対策計画を定めることが示されました。また、平成29年には大綱が改正となり、自殺対策の基本理念として「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指す」ことを掲げ施策の推進に取り組むこととなりました。
こうした背景の下、本市では、平成31年3月に「新座市いのち支える自殺対策計画」を策定しました。
「ともに生き、ともに支え合い、一人一人が心地よく生きるまちづくりを目指して」を基本理念に計画を推進してまいります。
この計画は、平成31年度からの5年間を計画期間としています。
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新座市いのち支える自殺対策計画 (別ウィンドウ・PDFファイル・2.84MB)
新座市いのち支える自殺対策計画(概要版) (別ウィンドウ・PDFファイル・1月22日MB)
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新座市いのち支える自殺対策 表紙 (別ウィンドウ・PDFファイル・781KB)
第1章 計画の概要 (別ウィンドウ・PDFファイル・881KB)
第2章 新座市の現状と課題 (別ウィンドウ・PDFファイル・1.24MB)
第3章 計画の基本的な考え方 (別ウィンドウ・PDFファイル・1.3MB)
第4章 具体的な取組 (別ウィンドウ・PDFファイル・6.7MB)
第5章 計画の推進 (別ウィンドウ・PDFファイル・795KB)
基本理念 『ともに生き、ともに支え合い、一人一人が心地よく生きるまちづくりを目指して』
市民一人一人が主体となって、相互に支え合い、安心して暮らせる地域社会を構築した上で、効果的な自殺対策を推進することを目指します。
基本方針
(1)生きることの包括的な支援として自殺対策を推進します。
(2)関連する施策との連携を強化し、総合的な対策として取り組みます。
(3)自殺対策における取組の実践と啓発を両輪として推進します。
(4)市・地域・市民の役割を明確にし、互いに連携・協働して取組を推進します。
政策の体系
本市では、基本理念・基本方針を軸として、課題に対する具体的な取組を以下のように設定し、自殺対施策を体系的に推進していきます。
基本施策
5つの基本施策は、全国的に盛り込むことを推奨されている施策となります。
1 地域におけるネットワークの強化
2 自殺対策を支える人材の育成
3 市民への啓発と周知
4 生きることの促進要因への支援
5 若年層(児童・生徒)への支援の強化
重点施策
3つの重点施策は新座市の現状に沿って焦点を絞った施策となります。
1 勤労者に関わる問題への取組を推進
2 高齢者に対する支援を強化
3 生活困窮者に対する支援を強化