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下水道事業について
下水道事業の概要
新座市の下水道事業は、荒川右岸流域関連公共下水道として昭和50年2月に都市計画法の適用を受け事業に着手して以来、今日まで生活環境の向上、河川等の公共用水域の水質保全などに役立てるべくその整備に努め、汚水整備については、一部の区画整理区域を残しほぼ完了しています。
普及率は、令和4年度まで97.3パーセントに至っています。流域関連公共下水道とは、市単独の処理場を持たないで、いくつかの市町の汚水を1か所に、集めて処理する方法をとるものです。荒川右岸流域下水道関連市町は、新座市のほか川越市、所沢市、狭山市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川島町、吉見町の10市3町からなり、汚水は和光市の終末処理場(新河岸川水循環センター)で処理されます。
処理場と各市町を結ぶ幹線を流域下水道といい、県で建設します(建設費は各市町も負担します)。流域下水道と各家庭等を結ぶ管が流域関連公共下水道であり、これは各市町で整備します。
事業年度 | 令和3年度末 | 令和4年度末 |
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普及率(B/A) | 97.3パーセント | 97.3パーセント |
行政区域内人口(A) | 165,741人 | 165,611人 |
処理区域内人口(B) | 161,250人 | 161,184人 |
参考 | 全国 | 埼玉県全体 |
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令和3年度末普及率 | 80.6パーセント | 82.9パーセント |
※普及率とは、市の人口(行政人口)に対して、公共下水道に汚水を流せるようになった区域内の人口(処理区域内人口)の割合をいい、下水道施設の整備進捗状況を表す指標です。
※令和3年度は、東日本大震災の影響で福島県において、調査不可能な市町村があったため、一部は調査対象外となっています。
公共下水道の役割
- 清潔で住みよい環境のまちになります
きたないドブやミゾがなくなります。そのため、蚊やハエの発生を防いで、疫病の心配がなくなります。そして町並みも美しく、快適で安心したくらしができます。 - さわやかな水洗トイレが使えます
清潔で快適な水洗トイレを使用することができるようになります。そのため、子どもはもちろんお年寄りでも安心してトイレを使うことができ、悪臭に悩まされることもなくなります。 - 浸水からまちを守ります
都市に降った雨水が道路側溝などを通じて下水道管(雨水管)へ流入し、速やかに市街地から排除されるので、浸水の悩みが解消されます。 - 川や海の水がきれいになります
家庭や事業所からでる汚れた水は、下水管で終末処理場に集められ、きれいにしてから川や海に流されます。そのため、魚や他の生物が棲むことができる清流がよみがえります。 - 循環型(リサイクル)社会の実現に貢献します
下水汚泥、処理水、下水熱などの利用可能な資源・エネルギーの有効利用により、省エネ・リサイクル社会の実現に貢献します。 - 社会基盤の整備に貢献します
処理場の上部を公園、運動場などに活用したり、下水道管渠を光ファイバーを設置する空間として活用するなど、さまざまな下水道施設の有効利用が期待されています。