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平成30年8月3日(金曜日)
午後2時から午後3時30分まで
新座市役所本庁舎4階 庁議室
村上雅巳、星野敦子、金子和男、山野辺範一、高辻佑規、長谷川 栄、清田英律、半澤智光、勝田和久、吉田優子、浅見紗央里、渡邉達也(忍田昇一代理)、本間吉勝、吉田純子、三輪夏子、鷲田和雄 以上16名
新座市長 並木 傑(座長)
総合政策部長 永尾郁夫、総合政策部副部長兼シティプロモーション課長 平野静香
副課長 村松陽子、魅力創造係長 川端真実、同課主任 倉林憲二朗、同課主事 大木さおり
1 開会
2 市長挨拶
3 議事
(1) 新座市シティプロモーション方針(検討段階)について
(2) その他
4 閉会
1 次第
2 新座市シティプロモーション方針(検討段階)
非公開
なし
これまでシティプロモーション推進懇話会を2回開催し、頂いた御意見と、庁内の副部長級職員により構成する庁内検討委員会の意見、職員の意見などを踏まえて検討を進めてきた。
検討に当たっては、各種統計や市民意識調査の結果などを用いて、市の現状分析も行ってきた。
これらを踏まえて、ターゲット設定、将来ビジョン及びキャッチコピーの設定を行い、現在検討段階ではあるが、皆様にお示しできる形として、事前に送付させていただいた。
第3回となる本日の会議では、検討段階である方針の、キャッチコピーまでの部分について、忌憚のない御意見を頂きたい。
※ 東日本旅客鉄道株式会社新座駅(東所沢駅)駅長の交替に伴い、新たに駅長となった半澤氏に自己紹介を頂く。
事務局から方針(検討段階)について説明を行った後、意見交換を行った。
・ キャッチコピーは内容が理屈っぽい。キャッチとは、聞いた時に心をつかむものであるが、記載の案は、考え方や方向性はよいが、感覚が真面目すぎて、キャッチとは異なる。
・ ターゲットを絞っているが、現在のコピーではターゲット層に響かない。ターゲットとなる層の視点や言葉で喋らないと届かない。子育て世代というターゲットに集中すべきである。「いざ」は男性や、年配の方が使うイメージがある。また、「愛」は日本語では気恥ずかしいイメージがあり、内的にはよいが、発信してしまうと敬遠されてしまうのではないか。小さい子どもを持つ父母があっと思うコピーや施策を考える必要がある。
・ コピーは一目でグッとくるものでなければいけない。文字だけでは限界があり、「i」と「!」を組み合わせるなどして、マークを添え、全ての媒体にロゴとして使うなど、プロモーションの見える化をするとよいのではないか。
・ 仮に自分が住むことを仮定したとき、本キャッチコピーを見て「来てほしい」とは感じるが、その先、気になる(魅力を感じる)ようなものが見えない。
・ 鳥取県はコピーに自県の名前は出さず、「スタバはないけど、砂場はある」というコピーで全国的に印象付けた。
ターゲットは良い。子育て世代が住宅を持っており、教育環境が充実しているという点も、もっとアピールしたらよい。学生は、駅周辺の発展具合から見ても、新座市よりも志木市に住みたいと感じるようだ。新座駅の開発が重要である。
・ 駅は大事である。自治体の協力も欠かせない。また、都心に一番近い埼玉など知ってもらうということはとても大事である。志木市にも全国的に有名なキャラクターがいるが、新座市にもせっかくゾウキリンがいるのだから、鉄腕アトムも含め、ツールとして活用したら面白いのではないか。
・ 新座駅もきれいではあるが、志木駅に負けている点もある。定住意向は強いと感じるので、オープンに「新座が好き」という点をPRしてはどうか。他県でも地元愛をオープンにPRしている市があり、市民も地元愛を強く感じているように見受けられる。
・ 新座駅周辺は他駅周辺に比べると地価が安いが、駅らしさがあまりない。言い換えれば、可能性が残されていると言える。地盤が強固であり、災害に強い。
・ ターゲット設定においては、パーソナライズをするという手法がある。サブターゲットまで設定すると、メインターゲットに届ける文言がぼやけてしまう。
・ ゾウキリンとアトムを一緒に盛り上げていってはどうか。市民意識調査にみる「市民が感じる新座らしさ」とキャラクターを組み合わせ、「新座」という言葉を使わなくても「新座」という地をPRできるとよい。また、頑張っている商店会もあるので、一緒に市を盛り上げていければよい。
・ 新座市はイメージが薄いという結果が出ているが、飾らない風景が魅力とも言える。こういったものをいかし、新座らしいフレーズが出せるとよい。
・ ブランディングについて、パーソナライズという話が出たが、以前スタジオジブリにお願いし、家族のストーリーを作り、商品を当て込んだことがあった。また、企業もキャラクターに力を入れている。ゾウキリンももっと目立ってよいのではないか。「住みやすい、居続けたい」と絡めてブランディングしてはどうか。
・ コピーは、戦略の最後の根幹となる部分であるため、一番最後に決めればよいのではないか。人口が増加ないし横ばいの中、なぜ子育て世代が減少しているのかよく考えたほうがよい。子育て世代の感覚としては、新座市での戸建て購入は厳しく、世代に響くものがまだないと感じる。住みやすいとは感じるが、待機児童や学校設備など、PRできるものをうまく発信できていない。
・ 元々あるものを、うまく利用すべきである。
・ コピーの設定方法は、トップダウンで決める方法と、最後に決める方法がある。「いざにいざ」だけではイメージが湧かない。「○○するなら」と付け加えるとよいのではないか。
また、ゾウキリンは雑木林がイメージできない。歌を作ったり、「213」という数字を活用したりする(2月13日バレンタインイブイベントなど)ほか、SNSの力も無視できない。
・ 市に関わる人が徹底的にプロモーションを推進するのであれば、現在のコピー案もありだと思う。「○○するなら」というように、対象に合わせて変えることも必要である。定住促進に当たっては、まず知ってもらうということが必要であり、ロケ誘致など知ってもらうための取組が重要である。
・ コピーは、施策などの中身があって、それらを踏まえたコピーがあるものである。ターゲットとなる子育て世代に投票してもらうと良いのではないか。また、子育て世代は口コミも重要である。
・ 子どもが小学校に入る前と後では、狙い方も異なる。
・ ターゲット設定について、パーソナライズもあるが、現在は、行動や動線から分析するという手法も取られている。
・ 親子で野菜作りができるまちなどPRできないか。
・ 市内企業では、「新農住」として、住宅とセットで住民共同の畑を持つ暮らしを提案している。メディアにも取り上げられた。
・ オリンピックという好機に、できるだけ市民や学生が絡み、加えて新座の名が広く知られる機会とできればよい。
第4回は10月頃を予定しており、その際はより具体的な施策を盛り込んだ方針案をお示しする。開催については改めて通知する。