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平成29年度第1回新座市いじめ問題対策連絡協議会会議録

ページID:0062892 更新日:2018年1月9日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成29年7月5日(水曜日)
午後3時00分から午後4時30分まで

開催場所

新座市役所第二庁舎 会議室2

出席委員

伊藤陽一、大野清行、蓮見亮子、杉山太一、平岡健二、田村和昭、小澤宗和、浜田祐加、秦薫、元長晴樹、梅田竜平 杉原浩二、戸高正弘 全13名

事務局職員

新座市教育委員会教育長    金子廣志

教育相談センター室長       川南真一

教育相談センター指導主事    真田朋美

会議内容 開会

  1.  委嘱状交付(新規委員の方へ)

  2.  開会

  3.  あいさつ

  4.  自己紹介

  5.  委員長・副委員長選出

  6.  委員長・副委員長あいさつ

  7.  協議

    (1) 平成28年度第2回議事録の承認              

    (2) 新座市立小・中学校における平成28年度の状況                    

    (3) 各団体の取組状況について       

    (4) 新座市いじめ防止基本方針審議        

    (5) 平成29年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画について

    (6) 新座市いじめ問題対策審議会における審議状況について

  8.  閉会

公開・非公開の別

公開

その他の必要事項

なし

協議の内容

委員長 平成28年度第2回協議会の議事録の承認について、事前に事務局から配布してあったが、訂正箇所はあるか。ないようなので、議事録は承認とする。

委員長 次に、新座市立小・中学校における平成28年度の状況について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局からの平成28年度の状況について説明があった。委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委員  2つ聞きたい。「ひやかし」等の部分で、その程度とかはわかるか。子どもの捉え方によって、大人が大したことはないとは言えないと思う。逆にこれは大変だというようなものを、どのように先生方は把握しているのか。

事務局 まだ件数の集計というところであり、これから細かい内容について把握させていただく。毎月アンケートによる集計をさせていただいているので、照らし合わせて内容の把握をしていく。

委員長 小学校では本人から、中学校では先生が見つける部分が多いという特徴が報告された。昔からそういう傾向があり、思春期に入るとなかなか自分から言えなくなっていく。ここを何とかしないと、見つからないで大きくなっていく状況が出てくるのではないかと思う。中学校、小学校において、いじめの発見で本人が自分から表現できるような方向にもっていく取組、工夫されていることはないか。自分は先生の側から本人に聞いてみる、感性がいじめの発見につながると話をしてきた。何か市内で中学校の方からこうしたら子どもたちが心を開いてくれるところがあれば共有したい。

委員  アンケートを拝見して、かつて中学生人権作文の優秀作品を発表してもらったことがある。その中でいじめの仕方に「あなた噂されているわよ」と小さな声ですれ違いざまに言われた。自分は何も悪いことをしていないのにと思ったが、その一言は心にぐさりときて、ずっと悩んでしまったということであった。

委員長 他には、何かあるか。次に、昨年の状況ということで事務局から提供があった。子どもたちを取り巻く状況はどんどん変わっている。先ほどの状況を参考に、引き続き子どもたちのことをみていきたいと思うので、よろしくお願いしたい。

委員長 続いて、3番の各団体の取組状況である。新年度が始まったが、皆さんのところの取組状況あるいは校内の状況等で情報提供をしていただきたい。

委員  中学校区で取り組んでいる携帯電話に対する取組を小学校でも行い、中学校で配っているビラを合わせて小学校でも保護者会の時に配布して、小学校、中学校が連携した取組を行っている。ネットトラブルという大きな問題があるので、保護者の注意喚起を小学校の段階からお願いしようという取組をしている。それから、生徒指導と道徳で心の教育ということで、いじめ防止を含めて子どもたちの心を育てていこうという取組をしている。

委員  昨日、非行防止教室で携帯会社の方に講師として来ていただき、携帯電話、スマートフォンの使用の仕方というものを、実例を挙げながら動画等により説明いただいた。実際に生徒たちにあるような事例が子どもたちにとっては興味・関心をもって聞けると思う。

委員  本校では、小・中で連携しているのは、町会のお祭り等で一緒に同じところをパトロールしたり、小中連携事業の中で学力で連携して同じような取組をしたりするということが多い。通常の問題に対しても連絡を密にして子どもたちが健やかに成長していけるような環境を整えて行こうと取り組んでいる。学校の中では、小学校の低学年では防犯教室、高学年では非行防止教室、薬物乱用防止教室も実施している。スマホ等携帯電話の扱いに対しては、携帯会社の方による「正しく使いましょう。」「こんな危険がありますよ。」というような意識を高める授業をやっている。高学年で、比較的本校では表だった問題がなかなか見えづらい。スマートフォンを持っている子が高学年では半分近くいるので、所持率は高い。持ち始めが一番興味関心があり、面白いところをどんどんいってしまうので、問題が知らないうちに拡散してしまうということがある。

委員  今まで話にあったように、やはりネットによるいじめというものを非常に危惧しているところである。本校も数年前に一件あり、携帯安全教室は毎年一回行うようにしている。また、道徳の授業でいじめに係る内容について、みんなで考える時間を設けたりするような取組をしている。やはり早期発見、いかに教師が情報を収集するかというところが鍵になる。その情報も小学校高学年になると、なかなか本当のことを言ってくれなかったり、アンケートもそのまま「ないです。」で終わってしまったりするところが見受けられる。情報収集の手段として、例えば、子どもと先生との間の心の授業の延長線上にある日記がある。それから私が意識してやっているのは、PTA会長さんとコミュニケーションをよくとることである。お母さんたちから、「うちの子はいじめられているのではないか。」「こんなことがあったが、大丈夫かな。」等、会長さんのところに色んな情報が入ってくる。学校は敷居が高いので、なかなか直接学校に問い合わせができないようなことを会長さんに連絡がいくような学校でもある。それはよい校風なのかなと思う。そこから、こちらの方で情報を収集してアプローチをするということもしている。何よりも先生方と子どもとの関わり、希薄な関わりが鍵になってくるので、人間関係を築きながら遊びの時間、何気なくふれ合う時間の中から、子どもたちの中から情報収集をするようなアプローチもしている。

委員長 先ほど出てきた小学生は本人からが多い、中学生はなかなか本人から出てこないというのは、ちょうどその変わり目が6年生あたりなのかと思う。情報提供いただいた6年生でやっている取組等を中学校でも参考にして取り組めるものは取り入れていくことを考えていくと、接続部分、子どもたちの変わり目のところでどういう工夫ができるのかということを色々考えていける。やはり、大きく特徴が変わるところは手の入れどころではないか。手を入れられるチャンスという気がする。本校では担任が発見したケースがあった。何かあったら早い段階ですぐに知らせるようにと言ってあったので、すぐに職員室の方に連絡がきた。複数の児童が関わっていたので、職員室にいた教員にそれぞれすぐについてもらい、話を聞いてもらった。からかいから始まって物を取るなどを繰り返し、それを喜ぶ。話を聞いてもらった先生からの報告では、「もてあそぶ」「この子だったら大丈夫」という言葉となって出てきたということである。徐々に陰湿ないじめにつながっていく快感を着実に上っているような言葉が出てきた。人権を守るとは、自分の人権を守ることも大事なことである。担任には行った行為を振り返って駄目なものは駄目だとしっかり押さえて指導してくださいと話をした。大事には至らなかったが、重大ないじめの出発点だと思う。先生方には夏休み明けにも子どもたちの様子をよく見てもらい、変だなと思ったらすぐに話し、職員室で声を上げてもらうように伝えている。学校現場のポイントは、学期始め、新しい関係が重要だという気がしている。

委員長 今、色々学校からの話を聞いて、関係機関の皆様から何かご質問、ご意見はあるか。

委員  携帯電話について、どのような形で小学校、中学校で持たせているのか。どのような取扱いをしているのか疑問があるので教えてほしい。

委員  小学校では、実態調査はしていないが、話を聞くかぎりでは、スマホは連絡手段というよりも、子どもたちのゲーム機として親が買い与え、待ち時間に遊ぶとか、そうした使い方をさせている保護者が多い気がする。特に低学年がそうである。4年生ぐらいから塾に行き始める子が増えてきて、そのころから連絡手段としてスマホを活用しているのが現状で、5・6年生の所持率はかなり高くなっているのではないかと思う。

委員  学校に持ち込んでいるということはどうか。

委員  学校に持ってきてはいけないと伝えている。他県からの転校生などは時々「いいですか。」というような連絡がくるが、その場合は「申し訳ありません。学校では携帯電話は禁止です。」とお伝えしている。

委員  中学校の所持率は、昨日非行防止教室の方がいらして、現在調査中である。小学校と同じで、不要物扱いになっている。携帯電話、スマートフォンに限らず、電子機器類全て持ち込みは禁止としている。基本的には「親の目の届くところで使用させてください。」と話をしているので、いざ何かいじめやトラブルがあったときにネットというところが出ると、「学校ではお話しましたよね。」と話をしている。基本的に、学校側がというより家庭側の問題という話は、常日頃から言っている。

委員  今までに警察が認知した件で、一人が「携帯ちょっと貸して。」と言い、借りた子が先輩の悪口を送る。そしてその後輩が暴力を振るわれるという気の毒な事案もある。学校の事案について、こちらにも情報をいただけたらと思う。

委員  中学生の人権教室ではじめて、携帯電話会社と連携して「スマホ・ケイタイ安全教室と人権」の講演をやらせていただいた。その中で日本全体のスマホ利用者は5400万人、その内、中学生36.3%、高校生86.8%が所有しているというデータを見た。嫌がらせや書き込みなどといった掲示板での削除のお願いについて、法務局にはスペシャリストがいるので、そこで話をしながらよりよい改善をしている。これからも携帯会社とタイアップした人権教室を活用してほしい。

委員長 学校からの状況報告があったが、今度は各機関から新年度の取組など情報提供いただきたい。あるいは、学校の取組を踏まえてご意見をいただきたい。

委員  大学では、幼児教育学部には保育士、幼稚園教諭を学ぶ学生、小学校の先生を目指す学生、人間福祉部でソーシャルワークができる保育士、介護福祉士、社会福祉士の資格をとる学生がかなり大勢いる。もし、何かあれば、いじめや心のメンタル等の対応するので相談してほしい。

委員  人権の花運動を小学生向けに、教育委員会にお願いして毎年3~4校ずつ実施している。人権の花運動は、みんなの手で花を植え、育て、優しさや思いやりの心を育むことでやっている。また、「プレゼント」というDVDを見ながら、いじめは見ているだけでもいじめなんだということを、かなりの小学校でやらせていただいている。地道な活動であるが、いずれも人権につながる活動なので、よろしくお願いしたい。

委員  「虐待」は、4月から昨年度よりもかなり増えてきている状態である。午前中、保護所に行ってきて、定員がいるも満杯状態である。家庭的な虐待というか、いじめも出てきていて、ケースワーカーが27人、心理士も7人いる。やってもやっても多くなる、やらないと大変なことになると感じている。

委員  情報提供をいただいて、事件化を図れるケースであれば事件化を図る、そのスタンスは変わらない。いじめの色々な部分が多様化すると言ったが、多様化する形態の一つとして、知っておいていただきたい言葉がある。「Jkビジネス」というものが流行り始めていて、緊急対策として動くものがあり、これが直接「いじめ」なのかと言われるとそうではないが、お金を強要するところで、中学生、高校生がお金を稼ぐ手段として、流れてしまうというのが一番怖いところである。「タレントになりませんか。」「モデルになりませんか。」と声をかけられ、実際にはAVの撮影だった。断ると違約金を払うという話で逃げられない状況にされてしまう。26~28年の2年間で、全国で25件あった。一番多いのは20代、次に多いのが10代、30代。形態として多いのが「スカウトの勧誘」で誘われる。よくそれで使われるのが違約金の請求である。やはり、Snsで拡散するのも恐ろしい話であるし、我々が小学生、中学生の頃はこういうものはなかった。多様化する犯罪の形態、お金を稼ぐ方法としてあるので、小学校、中学校でもチラシもあるので利用してもらいたい。

委員  隠語で「W諭吉」は2万円、「差保1・5」はサポート代で1万5千円、「イチゴ」とカタカナで書いて1万5千円、「JC」は中学生、「Jk」は高校生というのがあるが、もしこの種の資料があるならいただきたい。

委員長 次に、新座市いじめ防止基本方針の審議について、事務局より説明がある。

事務局より新座市いじめ防止基本方針の審議について説明

委員長 何か御意見等あるか。本日については原案のとおりとする。

委員長 平成29年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画について事務局より説明がある。

事務局より平成29年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画について説明

委員長 続いて、平成29年度新座市いじめ問題対策審議状況について事務局より説明がある。

事務局より平成28度第3回いじめ問題対策審議会の審議状況について説明

委員長 何か御意見等あるか。ないようなので、協議は以上とする。

 

 


いじめ問題対策連絡協議会会議録