ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政情報 > 市政運営 > 教育委員会 > いじめ問題対策連絡協議会会議録 > 平成30年度第1回新座市いじめ問題対策連絡協議会会議録

本文

平成30年度第1回新座市いじめ問題対策連絡協議会会議録

ページID:0077349 更新日:2019年2月25日更新 印刷ページ表示

開催日時

平成30年6月22日(金曜日)
午後3時00分から午後4時30分まで

開催場所

新座市役所本庁舎 304会議室

出席委員

熊上 崇、大野 清行、蓮見 亮子、杉山 太一、平岡 健二、隠塚 輝明、鑓水 和重、恩田 信久、秦 薫、向井 里奈、梅田 竜平、杉原浩二、大井 敏彰 全13名

事務局職員

新座市教育委員会教育長    金子 廣志

教育相談センター室長       浜田 祐加

教育相談センター指導主事    真田 朋美

会議内容 開会

  1.委嘱状交付(新規委員の方へ)

  2.開会

  3.あいさつ

  4.自己紹介

  5.委員長・副委員長選出

  6.委員長・副委員長あいさつ

  7.協議

      (1) 平成29年度第2回議事録の承認

      (2) 新座市立小・中学校における平成29年度の状況                     

      (3) 新座市いじめ防止基本方針審議

      (4) 相談カードの検討        

      (5) 平成30年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画について

      (6) 新座市いじめ問題対策審議会における審議状況について

  8.閉会

公開・非公開の別

公開

その他の必要事項

なし

協議の内容

委員長 平成29年度第2回協議会の議事録の承認について、事前に事務局から配布してあったが、訂正箇所はあるか。ないようなので、議事録は承認とする。

委員長 次に、新座市立小・中学校における平成29年度の状況について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局からの平成29年度の状況について説明があった。委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委員長 いじめの認知件数は平成28年度から積極的に認知し、急に増えたということでよいか。小学校は急増したが、先生方が積極的に認知している成果である。中学校は昨年それほど増えていないが、今年積極的に認知をしたことがわかる。

委 員 解消しているものが多い印象があるが、解消した理由やその事例はあるか。

事務局 昨年度を見ると、3か月経過観察をして解消としている学校が多い。しかし、1学期に認知した件で3か月経っても、もう少し様子を見ていく状況があると、さらに継続している内容もある。

委 員 解消例を分析するのは、いじめ対策として必要である。また、いじめ解消できない状況についても分析する必要がある。解消例を分析する中で、先生方の役に立つのではないかと感じる。

委員長 数値だけに留めるのではなく、中身を探っていく必要がある。

委 員 小学校で挙がってくるいじめは、「されている子がどう感じるか」によって挙がってくるものが多い。「ちょっと悪口を言われた」「何かされた」などが、数としては多い。対応としては、「複数で話を聞く」「同学年全体で情報を共有して細かく見ていく」というのが基本的なスタイルであると考える。3か月が目安で昨年度出されたが、本人がいじめに対して苦痛を受けていないこと、その期間が3か月続いていることで解消と出ているので、多くのものについては解消という数値には表れているのではないか。具体的には小中学校の先生方から出していただきたい。

委 員 いじめとなるかどうかについては、受けた子がいじめと認知しているものに対してであるため、比較的解決しやすいものが数値には含まれている。これについては、担任が子どもから聞き取りをして、双方に話を聞いて、改めていく方向に促していく指導をしている。

委員長 積極的に認知していくことになり、じっくり担任が子どもと話をし、アドバイスをしていくと解消できるケースが多い。平成27、28年度に比べて一気に増えた部分が、比較的早い段階で解消できたケースが多かったように思う。解消に向けて取組中の中には、いじめを生まない学級経営の土壌づくりが大切であり、年度の前半うまくいっていない学級が、年度の後半にいじめの状況が出てきていた。その結果、3学期になってから認知された件数が3か月経過していないところとして出ていた。「教室の中が乱雑になる」「授業の中で規律ができていない」等の学級経営の状況が大きく影響していたように思う。

委 員 平均的にいじめが発生するというよりは、学級づくりに課題があるところで起きやすい状況があるのか。

委員長 いじめを起こす側の子もストレスが引き金になるため、集団の中で「ストレスの発散」「寂しさの解消」からいじめと認知される問題を起こしてしまう構図がある。今年度は4月から学級経営をしっかりと行っていくことを校内でも話している。

委員長 2回目の会議で、解消の案件についての分析、或いは継続の案件についての分析をしていくとよい。

委員長 続いて、3番の新座市いじめ防止基本方針の審議について事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局からの新座市いじめ防止基本方針の変更点について説明があった。昨年度第2回の会議で承認したところである。それに伴い、いじめに係る状況調査書の書式を変更している。委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委員長 ないようなので、続いて、参考資料ついて事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 説明について委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委員長 平成30年度の非行防止強化期間について、県から各学校に通知が出ている。5月1日から7月31日までである。重点項目の中でが「いじめの防止」について示されている。講師の派遣等、各機関が連携をとって、具体的にできることを考えて進めていきたい。

委員長 続いて、相談カードついて事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 子どもたちに配布するカードの内容について、子どもたちに訴える、子どもたちにインパクトを与える内容について委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委 員 議会の中でも、子どもたちがSosを発信できるような手だて、それを受け止める教育委員会の施設はないかと言われている。場所によっては、県教委や市教委レベルでSnsを使ったメール相談体制を行っている。本市でもできないだろうかという声もいただいている。一方で、スマートフォンの活用については、持っていることを前提として教育委員会が「こういう制度を作ったので、いつでもメールを」と言ってよいものかどうかと思う。スマートフォンによるいじめ、誹謗中傷もあることから、なかなかそこに踏み込めないところがある。このカードは以前にも発行したことがあるが、相談カードを作って、子どもたちとその保護者にも活用していただく、知っていただくために何か手だてはないかと考えているところである。今月末か来月初めには、法務省からSosミニレターが各学校で児童生徒に配布され、これも9月1日が自殺者のピークであることから、相談のための手だてとして送付される。そういった、いじめを発端とした自死につながらないようにする手だてとしてよい方法はないかが学校に求められている。カードの中身のほか、電話を目立たせる等、情報提供いただきたい。

委 員 電話は、「何時から何時まで受付」があるとよい。

委員長 受付時間は、考えがあるか。

事務局 電話相談の4152といじめ110番については、両方とも教育相談室につながる。教育相談室は、10時から6時までであるので、その時間帯になる。

委員長 その時間帯もカードに記入が必要である。

事務局 明記していく。

委 員 さわやか相談室についても、日中である。

委 員 24時間であると、警察の相談ダイヤルがあり、♯9110を使ってもらう。緊急性のないものでも「110番」をかけてしまいがちであるが、意外と知られていないのが「♯9110」である。緊急性の高いものについては当然対応するが、相談ダイヤルについては、緊急性がそれほど高くないものに対応するダイヤルであるので、できればそちらにかけると、知識のある専門家が相談に当たれるようになっている。もし、24時間対応であれば、このダイヤルにかけてほしい。

委 員 このようなカードに載せてもよいのか。

委 員 構わないと思う。110番と同じ感覚でかけてよい。

委員長 カードによらなくても、他の手段等あれば出していただきたい。

委 員 子どもたちが何かあった時に連絡してほしいが、意識として孤立しない誰か相談できる人がいないかと思わせることが必要である。スペースとして、「相談できる人」を書かせる枠を作って、それを見ていざという時に、「まずこの人に」という気持ちをもたせておくほうがよいと思う。

委員長 スペースをとって「信頼できる人」を自分で書き込めることで、捨てない、とって傍に置いておく気持ちにもなると思う。

委 員 先ほどSnsという話があったが、難しそうである。

委 員 子どもたちは、今、非常にメール等の知識がある。しかし、24時間対応となってしまうため、メールは送ったけど、勤務時間外で見ていないという状況も、手遅れになって大きな問題になる。そうなった場合、24時間体制で見張れる体制を作らなければならない。市教委には、人的、時間的なものはないため、踏み込めないところである。直接、言葉で伝えるよりも、現代の子は言いやすいのではないかという意見も多くなっているところである。

委 員 なかなか返事をするのも、難しさを感じる。

委員長 取っ掛かりをメールで行い、それを直接話をする、直接会うことにつなげていくことになる。

委員長 出された意見を参考にして、役に立てるカードを作成してほしい。

委員長 続いて、新年度がスタートしたので、各組織の方の取組を教えていただきたい。

委 員 例年通りである。虐待事件等があったこともあり、件数も増えているので、丁寧な対応をしていきたい。

委 員 電話のSosについて、「子どもの人権110番」があるが、フリーダイヤルで無料である。この利用を増やすため、法務省も宣伝している。しかし、8時半から5時までであるため、ほとんど保護者からの相談である。「こうしましょう」など解決方法については言わず、自身の解決で進めていく。子どもにこれがどれだけ浸透して、効果的であるか。人権教室へ行くと、やなせたかしさんのマスコットで「人権マモル君」「人権アユミちゃん」をもとに、「0120-007-110」でいつでも無料を各学校で伝えている。しかし、これによって子ども本人からの電話につながるケースは少ない。変わった状況というと、小中学生に悩みを打ち明けてもらうための、「子どもの人権Sosミニレター」をお願いしているが、今年度は5月中に配布した。例年は10月から11月に配布しているが、夏休み明け前後に子どもの自殺が増えていることから、夏休み中に悩みの相談ができるよう、秋の配布から前倒しして自らの命を絶つ子どもを防ぐ方法として考えた。自分の気持ちを書いて折り曲げて送ると、法務省に届く。そこに職員が返信を書き、手紙として送る。その中で、「誰にも知られませんか」という内容が書いてある場合もある。昨年は、600通ほどあった。先ほど、返事を書くのが難しいとあったが、とても実感している。各学校に届いていると思うので、利用してもらいたい。6月10日の新聞にも配布の前倒しについて載っていたので、一人でも命を大切にしてほしいと日々願っている。

委 員 犯罪抑止の観点では、「知らない」ということが何より怖い。あらゆる犯罪に対する周知活動の裏に「いじめ」や「強要」が含まれている部分を少しでもなくすためには、リーフレットを使用する。例えば、振り込め詐欺に関するリーフレットについては、「荷物受け取るだけの誘いで犯罪者に」と、大きく強調してあることを知らない子は多い。子ども同士のやりとりの中で、遊びのような感覚の中でいじめを行ってしまうこともある。また、現在流行している裸の画像を送り合うのは「児童ポルノ製造」の犯罪であることを知らない子もいると思う。その周知活動をリーフレットを使って、非行防止教室や学校を回った際に掲示をお願いする等していきたい。

委 員 「友達に何かを言われた」「変なあだ名を付けられた」等で、いじめアンケートでは出てきている。低学年になればなるほど、悪いことをしている感覚がなく、あだ名を付けてしまうところがあるので、担任だけではなく学年で動いていく必要である。

委 員 前回の会議でも話があったが、ラインによるトラブルが大きな問題になっていた。今年度は、昨年度関わっていた児童が卒業し、学年によって状況が異なり、落ち着いている。しかし、卒業したということは中学校に上がったことになるので、小中継続の中で見ていかなければならない。学校では、できるだけ早期発見、早期指導を念頭において、生徒指導部会は動いている。各担任がそのような意識をもって子どもたちの指導に当たっているが、スマートフォンに関しては「保護者の責任」が重要なキーワードになっているので、懇談会を通じて積極的に周知していくことが必要である。また、中学校区で出しているリーフレットをもとに、小学校でもそれを受けて保護者にお願いしていくことを継続していく。

委 員 中学校区のリーフレットの内容は、生徒手帳に縮小版として載っている。実際の現状は分からないが、午後9時以降は、スマートフォンは基本的に使わないとしている。電源を切るということで、保護者も家庭で指導しきれない状況もあるかもしれないが、これが拠り所になって指導していただけるのではないかと期待感をもっている。この9時以降の内容については、見直しが必要である。例えば、塾に行っている生徒は10時半くらいまでになり、お迎えを連絡するついでにラインを使ってしまう。また、不登校傾向の生徒は昼夜逆転になっていることもあり、徹夜でゲーム、ラインをやっている生徒もいるようである。睡眠時間が短い、就寝時間が遅い例もあるが、リーフレットの啓発や校務分掌により集会での啓発により対応しているところである。いじめのアンケートでは、小さいこともかなり挙がっている。それを吸い上げて調査している。調査の上では解消までに3か月間挙げているが、解決が早い案件が多い。小中連携の視点から情報交換をしているが、6年生の時だけではなく、小学校1年生の時からの人間関係が引きずっている例もある。発達段階に応じながら、調査や各分掌と連携しながら進めているところである。いじめはゼロであるとは言えないものであり、将来に向けて反省するものという認識を置きながら、対応している。空き時間の時には、先生方に「あと5分廊下にいてください」「あと5分教室にいてください」というお願いしている。これにより、何か話したい生徒が相談できると考え、常にアンテナを高くすることが効果があると思う。

委 員 新しい集団でスタートしたところであるが、前の学年あるいはその前の学年の人間関係を引きずっていてというところがある。また、仲間の中で無意識にターゲットにし、その子が違うクラスに行くとまたその中でターゲットにするというところがあって、それを本人はいじめにつながることを気付いていない。例えば、ある子が「スキンシップでたたく」と見ている子が「これ暴力ではないか」という。これを一対一で言わず、友達同士で言ってトラブルになるので、丁寧に指導している。また、保護者の家庭力が下がっている。夜中までゲームやスマートフォンを保護者が一緒に行い、朝、保護者が起きなくて子どもも起きない状況が非常に難しい。学校としては、相談員や様々な機関の情報を入れながら、職員同士で情報を共有して解決に向けて進めているところである。

委 員 アンケートを中心に、きめ細かく拾い上げているのは素晴らしいと思う。継続してほしい。小さいことでも話を聞いてあげることを地道に続けていくことが大切であると考える。また、新座市がコミュニティスクールを導入したということで、地域の人が入ることで学校外でのいじめを見かけた際には、そのような情報もキャッチしていけるとよいと思う。

委員長 平成30年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画について事務局より説明がある。

事務局より平成30年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画について説明

委員長 続いて、平成29年度新座市いじめ問題対策審議会における審議状況について事務局より説明がある。

事務局より平成29年度第3回いじめ問題対策審議会の審議状況について説明

委員長 何か御意見等あるか。ないようなので、協議は以上とする。

 

8 閉会

 


いじめ問題対策連絡協議会会議録