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令和元年度第1回いじめ問題対策連絡協議会会議録

ページID:0084903 更新日:2019年6月21日更新 印刷ページ表示

開催日時

令和元年6月20日(木曜日)
午後3時00分から午後4時30分まで

開催場所

新座市役所第二庁舎1階 会議室2

出席委員

熊上 崇、大野 清行、岡本 圭二、樋口 眞智子、隠塚 輝明、恩田 信久、金子 文春、田中 寛子

鈴木 直哉、藤田 徹子、梅田 竜平、大井 敏彰 全12名

事務局職員

教育相談センター室長       丹代   円

教育相談センター副室長      真田 朋美

会議内容 開会

1 委嘱状交付(新規委員の方へ)

2 開会

3 あいさつ   新座市教育委員会教育長 金子廣志

4 自己紹介

5 委員長・副委員長選出

6 委員長・副委員長あいさつ

7 協議

(1) 平成30年度第2回議事録の承認              

(2) 新座市立小・中学校における平成30年度の状況

(3) いじめ根絶に係る取組の実施について                    

(4) 新座市いじめ防止基本方針審議       

(5) いじめの認知について        

(6) 埼玉県ネットトラブル注意報について

(7) I's2019~いじめ・自殺・暴力行為対応ハンドブック~について

(8) 平成30年度生徒指導支援員によるいじめ・非行防止学校支援推進事業の手引き(県立学校部生徒指導課より)について

(9) 新座市相談窓口ポスターの絵の募集について

(10)令和元年度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画

(11)新座市いじめ問題対策審議会における審議状況

(12)各団体の取組状況について

8 閉会

公開・非公開の別

公開

その他の必要事項

なし

協議の内容

委員長 平成30年度第2回協議会の議事録の承認について、事前に事務局から配布してあったが、訂正箇所はあるか。ないようなので、議事録は承認とする。

委員長 次に、新座市立小・中学校における平成30年度の状況について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局からの平成30年度の状況について説明があった。委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委 員 3点ある。1つはPTAの力が大きいと感じる。PTA会長や副会長が様々な機関の方から話を聞くことで、スマートフォンの所持率や時間の使い方等、親御さんが非常に課題に思っていることをたくさん吸い上げてくる。そうすると、本来、円滑になるような連絡ツールであるのに、家庭又は友達との学習の機会を損なっているということが挙がってくる。PTAから各家庭や各保護者に、「寝る時には定位置に置くようにしよう」「時間を決めて使おう」という目安を発信していただいて、非常に効果があると感じている。2つ目は、学期末の保護者会や懇談会の際に、各担任や生徒指導部からもスマートフォンや携帯電話に関する具体的な事例を挙げて、怖かったり、根が深いものになっていたりすることを伝えることによって、再発防止に役立っているのではないかと感じている。3つ目は先生方の努力である。やりとり帳や日記の交換により、細やかに子どもの心配事にアンテナを高くして吸い上げようとしたり、知ろうとしたりしている。小さいところから摘もうという取組がなされていると思う。

委員長 人権擁護委員の方が、年に1回話に来てくださっている。その時にあわせてスマートフォンの使い方を専門家の方にお話いただいているのは大きいと感じている。もう一つは、職員が危機感をもっているので様々な本を読んでいる。例えば、全く勉強しない生徒だけで比較をしたところ、2時間スマートフォンを使う子と全くスマートフォンを使わない子の学力の伸びを調べてみると、全く家で勉強しないのに差が出る。全くスマートフォンを使わない子の方が、学力があるというデータ等を、集会や学年の掲示板を使って子ども達に呼びかけ、意識に働きかけていく取組も校内で多くなってきた。

事務局 学校だよりでも、書かれていたのを見た。

委 員 表1を見ると、「解消に向けて取組中」が、小学校31件、中学校18件と書いてある。取組している中で、良い点や困難点はあるか。

委 員 小学校の場合は、子ども同士であると「ごめんね。」「いいよ。」で解決できることが多い。保護者の方が入ってくることで、その解決が駄目になることもあるので、難しさを感じる。

委 員 どのように駄目になってしまうのか。

委 員 例えば、授業中に虫を見つけた子どもが、友達の背中に虫を入れたという話がある。状況を確認して、そのようなことはしないということで終わるはずであるが、それでは解決できない。実際には事実は一つと聞いていくと実際にはやっていることが多いが、「やっていないと言わせる学校が悪い。」という意見が出てきて、振り上げた手がなかなが下ろせない。一つの例であるが、そのようなことが多くなっているように思う。

委員長 子ども達は既に仲直りしそうなところで、親がどうしても「うちの娘が受けた痛みを相手に受けさせたい。」と執拗に言ってきて、それができないのは学校のせいだと言ってくることもある。あと一歩のところで、仲直りができないことがよくある。

委 員 いじめ問題であるが、親の対応問題事例を集めたり、良い対応例のノウハウを共有できたりよいのではないか。

委員長 対応についての事例がもっと出てくると、対応の方向性が見えてくるのではないかという意見をいただいた。

委 員 本校は、20代、30代の若い、教員なりたての先生が多い。管理職からすると、複雑にならないと思われる事案が、対応や言葉遣いによって複雑になってしまうことが多い。やはり、子どもがいる親の立場の先生、様々な事例を経験値としてもっている先生の方が、上手に表現でき、訴えた人の気持ちに立って回答することができる。そのような問題を本校で抱えている。ほかの学校でも同じではないかと考える。よって、月1回の職員会議の中の研修会、週に1回の教育相談部会では「言葉の使い方を考えよう」又は「その人の立場になって考えよう」という提案を行っている。上手に親御さんに理解していただけるようにしていくことが、教職員にとって課題であると考える。

委 員 いじめ問題の解決に向けて、当然、保護者と教師のやりとりは入ってくる。管理職と若手の教員の連携や保護者との付き合い方が、さらによくなるとトラブルが防げるのではないかと考える。

事務局 いじめの解消が3か月となり、長いスパンで見届けていくことになった。指導したから解消ではなく、この3か月に延ばしたことによる変化は、学校現場ではあるか。

委 員 初期対応をしっかり丁寧に行っているので、こじれないことが多い。3か月でその子を注意深く見守り、各学級の環境の雰囲気を変えて調整していくことも行うので、また同じケースがあることはないと思う。違う場で違う様態の話は出てくることはあり、スマートフォンやネットいじめ等も先ほど出ていたが、親御さんが自分が与えているものだから、管理しなければならないという意識が高いと思う。よって数値が減っていることにもつながっているのではないかと思う。親御さんが、子どもの携帯の中身を見られないのは違うと思っているので、保護者会でも「中身を見られるようにしてください。」とお願いをしている。親が与えているので、親が責任をとるために中身を確認できるような関係性作りをお伝えしている。親御さんが見てくださっていることは、とても大きいと感じている。学校でも講演会を開いて、子ども達の意識を高めている。また、子ども達の実態として、言うと面倒なことになると隠していることも予想される。先を読んで、ここまで言うのであればいいとか、自分で何とかしようとか思う子も実態としているように感じる。

事務局 各学校でのPTAを交え、先生方の取組の充実をとても感じる。見届けをしっかりしていこうという意識があり、学校自体が取り組んでいる様子が伝わってきた。

委 員 カウンセリングを教えているが、保護者の方が「うちの子が何したというのか。」と言ってきた時に、「そんなことはないです。」と説得すると益々反発してしまう。そのような時には「あなたは、息子さんがこうしたと思っているんですね。」という練習を行う。説得しようとすると人間誰でも反発してしまうことがあるので、技法の一つとして「繰り返して質問する」等、子どもにも役立つと思う。いじめ対策、保護者対応でも使っていけるのではないかと感じる。

事務局 先ほど、若手の先生が小さな芽を大きくしてしまうことがあるという話があったが、話があった親御さんに「でも」と言ってしまうことで大きく広がっていくことをよく見ている。ベテランの先生が最後まで話を聞いていくと、気分が落ち着いて何も提案することなくお帰りになることもある。

委 員 親御さんは「聞いてもらえた」という気持ちになることが大事である。それがいじめの解消につながればさらによいことである。何を言っても聞かない方も一定数いるが、それは見分けていただいて対応してほしい。

委員長 カウンセリングのようなかかわり方の研修を、校内で計画することも教師のスキルアップにつながり、いじめの対応にも大きな効果が上げられるという御意見をいただいた。

委 員 最近、テープレコーダーを持ってきて、教員が何を言っているか録音する方がいる。若手の先生の話もあったが、一対一で話をさせず、ベテランの教員が第三者として立ち会うことが必要になってくる。中学校では、生徒対応でも保護者対応でもそのようにしている。小学校であると担任と保護者というケースが多く、第三者が立ち会うことはなかなか難しいかもしれないが、複数対応が必要であると考える。実際に「録音していいですか。」と言ってくる方もいたり、知らない間に録音して後から証拠を出してきたりする方が増えてきていることが懸念される。いじめの対応と保護者対応を気をつけていかなければならない。

委 員 安易に価値判断せず、まずは聞いて返していくことが必要である。録音されても大丈夫だという気持ちで対応していく方がよいが、若い先生は録音されて驚くこともあると思う。

委員長 続いて、3番のいじめの根絶に係る取組の実施について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 事務局から、いじめの根絶に係る取組の実施について説明があった。委員の方からご意見・ご質問等あるか。

委 員 学校でも話題に挙がったことがある。8番の「いじめられている友達がいる」という項目があるが、子ども達の中で友達がどの範囲までかと質問する子がいる。小学校からとってきているので、クラスメイトの範囲なのか、それとも自分がよく話をする仲のよい友達なのかということになる。「いいえ」につける生徒が結構いる。いじめられていそうだと見たことはあるが、友達ではないから書かないという感覚の子もいる。どの程度の友達と伝えるべきなのか、お聞きしたい。また、書くと面倒なことになってしまう、自分が巻き込まれてしまうと考える生徒がいる。「いじめられている友達がいる」となると「友達ではない」と「はい」と答えない場合があるようだ。小学校では「友達がいる」という項目について指導する時にどのようにされ、中学校に上がってきているのかお聞きしたい。友達とはこういうことだと、小中で共通の対応ができると考える。狭い範囲の友達であるならば、広く見られる文言に変えた方がよいと考え、確認していきたい。

委員長 友達であると、小学生はどのようにとらえているのか。

委 員 小学生は学年を超えて、全員が友達という認識が特に低学年では多いので、学年を超えて「何年生の子がいじめられている」とか、通学班の関係とか教えてくれる場合が多い。それほど、友達に対して何年生であるとかクラスの中のことである等、限定していることはない。

委員長 これが中学生になると、中には友達という意味を限定してとらえて、見たけれども友達ではないので書かないということにもなっている。文言を変えるというよりも、統一して説明してあげるのがよいのではないか。友達とは、同じ生徒であれば全て友達という考え方をしてよいのではないかと考える。

委 員 小学校も様々な学校から来ているので、みんな友達という感覚がない。小学校でそのように実施されていても、徐々に関係が狭くなってくると、どのように説明したらよいのかと思う。この「友達がいる」という項目がどのような概念で入れられたのか知りたい。

委 員 「いじめられていると感じる場面を見たことがある」という内容であると色んな角度で考えられると思う。子どもは「あの子は友達ではない。」と言っているのを耳にする。

委 員 書くと間違いなく、何かを聞かれると思っている。意外とあまり仲間意識が薄い気がしている。1年生が書くが、学年が上がるにつれて書かなくなる傾向が出てくる。

委 員 関連して、中学校では友達ではなく「いじめられている人がいる」にしてもよいのではないかと思う。しかし、これを中学校でどのように活用しているのかと感じる。小学校では学年や通学班があるが、一番多いのはクラスであると思う。実際に、「いじめられている人がいる」「いじめられているような子がいる」となると、クラスの中でどの子だろうとアンケート調査から教師はみることになる。単純に「いじめられている人がいる」となると、クラスなのか学年なのか、部活動なのか、中学校も難しいと感じる。どのような活用を中学校ではされているのか聞きたい。例えば、今月はクラスの実態を確認したいということであれば、「クラスの人でいじめられている人がいる」と限定してやる時があってもよいのではないか。次の時は、部活動としてもよいのではないかと思う。

委員長 これを見て何らかのアクションを起こすとしたら、絞った方が動きやすいと感じる。そのことも踏まえて、検討していただきたい。

委 員 24ページの家庭用アンケートの「登校を渋る」という項目であるが朝になると体調不良を訴えてトイレから出てこないという児童と、保健室で一緒に過ごすことが多いが、話を聞いていくと「友達に無視をされる」等が出てくることがある。「登校を渋る」という表現としてはよいが、「朝になると体調不良を訴える」といった具体的な例示を出しても、保護者は確認しやすいのではないかと思う。

委員長 具体的に状況を書いていくと、把握しやすいのではないかと思うので今後、検討していただきたい。

委 員 件数としてSosミニレターは、平成30年度に約600件ほど寄せられている。そのうち、いじめに関するものが200件ほどで相談の中で4割弱が「いじめ」となっている。大半は、虐待と体罰とその他の4分類しているが、中でも「その他」が一番多い。友達がなかなかできない等、具体的な質問がないものが多い。次にいじめが多い状況である。学校の中では「いじめ」が一番多く、たわいもない悪口や友達が最近口をきいてくれないといった冷やかしやからかいが多い。事実関係を確認して対応するが、学校の先生にも親にも言えず、こちらに連絡をすることがほとんどである。大抵の場合には学校も把握されているケースが多いと思われる。

委員長 次に、新座市いじめ防止基本方針について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局から新座市いじめ防止基本方針について説明があった。こちらについては、第2回の会議でご意見等をいただきたい。

委員長 次に、いじめの認知、埼玉県ネットトラブル注意報(一部抜粋)、I's2019~いじめ・自殺・暴力行為対応ハンドブック~(一部抜粋)について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局からいじめの認知、埼玉県ネットトラブル注意報(一部抜粋)、I's2019~いじめ・自殺・暴力行為対応ハンドブック~(一部抜粋)について新座市いじめ防止基本方針について説明があった。委員の方からご意見・ご質問等あるか。ないようなので、参考資料としていただきたい。

委員長 次に、平成30年度生徒指導支援員によるいじめ・非行防止学校支援推進事業の手引き(県立学校部生徒指導課より)について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。 

委員長 事務局から平成30年度生徒指導支援員によるいじめ・非行防止学校支援推進事業の手引き(県立学校部生徒指導課より)について、ご質問等あるか。ないようなので、参考資料としていただきたい。

委員長 次に、新座市相談窓口ポスターの絵の募集について、事務局から説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委 員 市の議会でも、子ども達のSosを発信できる場はあるのだろうか、教育委員会にもSnsを利用した24時間体制のものを導入できないかと言われている。実際、現実的には24時間人を雇用して、監視し続けることはできないため、できる限り相談窓口について広く周知していると話をしている。そこで昨年度は、小学校3年生以上に「相談カード」を作成して配布させていただいた。今年は、新3年生に残っている分を配布したが、それだけではなく学校にも掲示して、本当に困った時に市の電話相談や相談室、警察の相談専用電話を載せて、相談業務につなげたいという思いを事務局の方はもっている。そこで、その目を引く絵を募集したい。言葉についても、特別考えていない。このような文言であればできる等、広く周知する上でのアイディアがあれば出していただきたいと思う。

委員長 絵が描きやすいような言葉、イメージしやすい言葉ということでよいか。

委 員 言葉があると描きやすい。例えば「愛鳥週間」とあると、何についてのポスターかよく分かる。資料にある「一人で悩まず、相談しよう!」「周りには仲間がいるよ!」という内容で、絵をどこまで小学生から出てくるかと感じている。例示にある絵も、「困っているから誰か助けて」という絵ではない。

委 員 文字は入れないようにするのか。

事務局 子ども達からは、文字は入れずに提出してもらう予定をしている。

委 員 逆に文字を入れてもらった方が分かりやすいのではないか。

委 員 絵の下に相談機関の連絡先等を入れていくのでよいか。

事務局 こちらで入れようと考えている。

委 員 言葉を一緒に書いてもらった方が分かりやすいようにも感じるが、小学生の低学年や中学年では、言葉を入れることで難しくなるようにも思う。「相談してね」という文字を入れて描いた方が描きやすいようにも思う。中学生になると、もっと良いキャッチコピーをつける気もする。

委 員 私はPTA三行詩で昨年選ばれ、6月のカレンダーに標語が載っている。5・7・5で作ったものが選ばれ、カレンダーになって配られたが、そこに絶妙な絵が入っていて、さらに味わいのある作品になっていた。イラストだけであると伝わりにくい気がしている。そこに、言葉が添えられていると良いと思う。小学生は、簡単な言葉や好きな言葉、愛情溢れる言葉を添えたり、中学生は5・7・5等、「だめだよねともだちいじめは かなしいね」のような味わい深いイラストの下にメッセージが添えられると見ごたえがあると思う。

委員長 児童生徒に課題として出す際に、わかりやすい方が良い。今のままでは、「何を描くのか」という感じになってしまうように思う。

委 員 「文字も入れてもいい」「なくてもいい」という程度にすると良いのではないか。そうすると幅が広がると思うが、紙の大きさの問題が出てくるかもしれない。

委員長 令和元度新座市いじめ問題対策連絡協議会調査審議計画、平成30年度第3回いじめ問題対策審議会の審議状況について、事務局より説明がある。

事務局 事務局から説明する。

委員長 委員の方からご質問等あるか。ないようなので、資料としていただきたい。また、第2回の会議で、いじめ防止基本方針の内容について見直しを図るため、それぞれが確認して意見をいただきたい。

委員長 次に、各団体の取組状況について、お話しいただきたい。

委 員 アンケートについては生徒、先生、家庭用があり、認知という面ではとても充実している。認知したものを、どのように吸い上がって解決までに進めることができたかという分析ができると、いじめ対策につながると考える。何件あったという報告だけではなく、どのような対応をしたのか、どのような苦労があったのかという内容が蓄積できると良いのではないか。

委 員 会議に出席して、学校で多くの対応をされていることがさらに分かった。関係機関としても協力して進めていきたい。

委 員 Sosミニレターや人権作文コンテスト、学校に出向いて人権教室を行っている。また、スマートフォンに関しては、携帯電話会社と連携して子ども安全教室を実施し、スマートフォンの使い方等を説明する教室も行っているので学校で利用いただきたい。人権擁護委員が対応する個別の事業等、人権意識を高める活動をしているので活用していただきたい。

委 員 新座市には5名の人権擁護委員がいる。主に人権相談を受け付けることと、啓発活動をしている。啓発活動とは、学校の要望を伺い、DVDを視聴したり、紙芝居を見たりしながら「このような場合には、どのような気持ちになるだろう」とその気持ちになって考えてもらう人権教室を行っている。また、人権の花運動も実施している。花は生きているから優しく、2、3人で協力してプランターに植えて育てていこうと話している。3年ほど前からは保育園にも伺い、活動している。

委員長 人権感覚を育てて、いじめを起こさない取組をされているという、貴重な報告をいただいた。同時に、認知したものが、その後どのように動いていくのか、どうおさまったのか、その中でどのような方策があったのか、何が有効であったのかを整理して積み上げていくことが、起きた時の有効な手立てになるのではないかという意見をいただいた。参考にしていきたい。

委 員 教育用語で「教師は最大の教育環境である」という言葉がある。校内では、管理職や研修主任が呼びかけているところである。いじめられる側を救う目の置き方のほかに、いじめる側も考えていく。先生が焦ったり、気持ちが急いでいたりすると、学級の雰囲気につながってしまう。このことからトラブルや攻撃的な言葉、乾いた雰囲気が醸成されると思う。そこで、いじめや不登校は喫緊の課題であるが、一昨年、昨年とペップトーク研修を行った。前向きな言葉でティーチングするのではなく、コーチングする内容である。合言葉は「受容する」「共感する」「否定しない」であり、子ども達の悩み等を受け止める姿勢を大切にして、指導しているところである。このようなところで、いじめの芽をつみ、攻撃的・暴力的なところを摘むように取り組んでいる。

委員長 貴重な視点をいただいた。特に、いじめる側を考える視点も大切という点で、見届けるとは、いじめられた側もいじめた側も見ることで初めて見届けることになると感じた。

委員長 ほかに何か御意見等あるか。ないようなので、協議は以上とする。


いじめ問題対策連絡協議会会議録