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令和7年5月17日(土曜日)に、大和田公民館で開催された新座市長とタウンミーティングで、市民の皆さんから頂いたご意見やご提言の一部を紹介します。
タウンミーティングの実施に当たり、要約筆記の対応について感謝する。6月1日に開催される福祉フェスティバルについて、20年以上情報保障の対応があるが、これまで市ホームページや広報には情報保障に関する周知の記載がなかった。今年度は所管課に依頼し、掲載してもらった。同じく、今年の二十歳の集いの案内、保健センターの集団検診、国保年金課の特定健診にも情報保障の記載がなかったが、所管課に個別に依頼し、掲載してもらっている状況である。
指摘されるまで対応しないということではなく、障がい者の立場で考え、障がい者の自立と社会参加の促進のために、情報保障への対応とその周知の徹底をお願いしたい。
情報保障は周知が大事であると認識している。市としても指摘を受ける前にしっかり対応していく必要があると考えている。障がいのある方にも安心感を与えられるよう、今後も様々なイベント等において、情報保障に関する周知を行っていきたい。
昨年の大和田地区の豪雨災害以降、緊急避難対応として大和田公民館第二駐車場の開放や、止水板の設置補助などの対応について感謝する。
また、溢水対策の検討として、北野二丁目地内や新開第二公園付近での既存調整池の有効活用や、都市計画道路東朝霞線予定地での貯留管の敷設など、高い土地での対策を図っていただけると低い土地への影響は軽減される。検討にお礼するとともに、実施を期待する。
都市計画道路の計画(都市計画道路東朝霞線)があり、一部整備はされているが、長年そのままの状態である。その場所をポケットパーク等の憩いの場などに活用する検討をしてはどうか。
また、現在の避難所である新開小学校は急斜面を流れる雨水が激しく、特に夜間など高齢者が避難する際に歩行が困難となるおそれがある。以前、大和田公民館の裏に児童館を建設する予定があったと思うが、そこに貯留施設を備えた複合施設を作ることで、内水氾濫の対策としても効果があるのではないか。公共施設の再配置計画の作成に当たっては、ゲリラ豪雨等の雨水抑制対策も含めて検討していただきたい。
都市計画道路東朝霞線の用地の活用については、地下部分については貯留管の設置を検討しているところであるが、地上部分については様々な要望を頂いている状況である。引き続き活用方法については検討していきたい。
なお、東朝霞線の道路計画については、近隣市も関係する事業のため、新座市だけではすぐに事業化することは難しい状況である。
また、大和田公民館裏の児童センター用地の活用についても懸案となっていることは認識している。
新開小については、大和田地域の中で高い位置にあることから、校庭での貯留も効果的であると思うので、引き続き検討していきたい。
現在、公共施設再配置計画や立地適正化計画の策定を行っているところであるが、効果的な溢水対策を含め、総合的に検討を進めていく。
視覚障がい者の家族が福祉の里の地域活動支援センターを利用している。3月から突然改装工事が始まり、来年度から施設を利用できないと言われてしまった。センターからは代わりの施設を探すと書面上は約束いただいているが、今のところ動きはない。代わりの施設が見つからない利用者のために引き続き施設を使用できないのか。また、リハビリ教室の開催の話も出ているが、希望者全員が通えるようにしてほしい。
福祉の里は現在改修工事を行っており、1階にある障がい者の方の地域活動支援センター部分については、来年度から障がい者総合支援法による生活介護事業所を中心に運営することが決定している。現在の利用者の方へ事前の周知が足りなかったことについてはおわび申し上げる。代わりの施設については、現在の利用者の皆様に適したところを紹介し、対応していくので御安心いただきたい。また、リハビリ教室は代わりの施設が見つかるまでの一時的なものとなる。継続的に希望者が全員利用できるものではないため、御理解いただければと思う。
市内には、今年開削370年の節目を迎える野火止用水や名水百選にも選ばれている妙音沢、今春に千躰地蔵尊の御開帳があった普光明寺など、歴史的・文化的にも魅力ある名所がある。市として歴史・文化への取組としてどのように考えているか。
御提言のとおり、新座市は歴史があり、自然の豊かなまちであると認識している。野火止用水については保存活用計画を策定し、妙音沢については修景地の整備計画を進めるなどの取組を行っている。千躰地蔵尊の御開帳については、開削370年の野火止用水等を含めて広報にいざでのPRを行った。今後もホームページ等も含めてPRを行っていく。
町内会で防犯灯111基を有しており維持管理しているが、今年度は電気代の高騰により予算から大幅に超過した。また、防犯灯の管理費は町内会に加入している世帯から賄っているため、町内会に入っていない世帯との不公平感も生じている。町内会への加入については工夫をしているところであるが、防犯灯については市での助成をぜひお願いしたい。
現在、町内会の加入率が減っていること、また加入していない世帯との不公平感については市としても課題と捉えている。町の防犯は重要であると認識しているため、有効な方法を考えていきたい。