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令和7年8月2日(土曜日)に、野火止公民館で開催された新座市長とタウンミーティングで、市民の皆さんから頂いたご意見やご提言の一部を紹介します。
令和7年第2回定例会での谷地田議員の一般質問において市長は、「聴覚機能の衰えの早期発見は重要。ホームページや広報にいざの特集ページ、高齢者に配布する冊子に、聞こえに関するチェックリストを掲載し、啓発に努めている。」と答弁された。しかし、チェックリストと思われるものはどこにも見当たらず、答弁書を作成した介護保険課にも確認したが、チェックリストと言えるものは掲載されていなかった。
無いチェックリストが、あると答弁書が作成されたのはなぜなのか。また、今回の件のように市長に都合の良いこと事しか報告されないような風潮があるとしたら良くないのではないか。答弁書のとおり、チェックリストをホームページだけでなく広報にいざや介護予防ガイドブックにも掲載するよう希望する。
今回御指摘を受けた件について、改めて内部統制をしっかりとし、窓口から市長まで一貫した情報体制となるよう気を引き締めて業務に取り組んでいく。
なお、聞こえのチェックリストの広報にいざの特集ページと介護予防ガイドブックへの掲載については、検討をさせていただく。
都営大江戸線について、市長からの市政報告では具体的な説明がなかったが、市として都営大江戸線に対する熱意が下がっているのではないか。実際はどのようになっているのか。
市役所を建て替える際に、都営大江戸線を延伸することを想定した場所に設置することが望ましかったのではないか。そうすれば、市役所があることで延伸の理由にできたと思う。
また、延伸が黒字になるのであれば新座市が市営地下鉄として延伸するのはどうか。延伸を単に東京都に要望するだけでは不十分ではないか。
地下鉄12号線の延伸については公的な検討機関として、新座市、清瀬市、所沢市及び練馬区で構成されている都市高速鉄道12号線延伸促進協議会で検討をしている。あわせて、町内会連合会や地元企業を含めた新座市の検討組織として、新座市都市高速鉄道12号線延伸促進期成同盟会も設立し、気運の醸成に取り組んでいる。また、国土交通省の交通政策審議会の答申の中で、新駅ができた場合の周辺のまちづくり構想が不十分と指摘されたため、地下鉄延伸を見据えたまちづくり構想として二つの案を作成し、市民の皆様への御案内もしているところである。
需要喚起に向けたまちづくりのほか、どこの事業者が主体となって延伸を実施するのかという課題もあるが、課題解決に向けた検討もしっかり行っていきたい。
また、練馬区では、地下鉄延伸のため多額の基金を積み立てているが、本市でも延伸に向けた検討が進展した場合には、更なる基金の積み立てを行っていきたい。
来年は丙午(ひのえうま)に当たり、59年前は出生数が減少した。人口減少に対し、行政として来年はどのような対応をするのか。
少子化が厳しい状況であることは認識している。多くの自治体で少子化対策も実施しているが、出生率も低下している状況である。
子育て支援に関しては本市でも取り組んでいるが、全国的に数字は改善されない状況である。引き続き出生率を上げられるように対応をしていきたい。
小・中学校の長寿命化改修工事はどこまで長寿命化するものなのか。費用対効果が分からない。
人口減少、少子化が進行する中で空き教室も生じると思うが、長期計画としてはどのようになっているのかもあわせて知りたい。
また、私道について、近隣の私道でヒビや陥没している箇所があるが、どのような対策ができるのか。私道のため土地の所有者が個人で対応するには限界もあり、補修工事が進まないという実態もあるため、公共性の高い道路については市道に近い条件とするなど、迅速な補修工事等ができるような体制としていただきたい。
小・中学校の長寿命化改修工事は、施設の寿命からプラス20年の使用を想定している。
少子化を踏まえた小・中学校の今後については、新座市の場合は今後20年間ではそこまで人口が急減するものではないとの見方もあるが、小学校については統廃合も含めて検討をしている。
また、私道と新座市道の認定の関係については、公道から公道に抜けた道路で幅員を確保できるものについては議会の承認を経て新座市道として認定している。私道については所有者の負担となるが、整備については補助制度を設けているので活用いただきたい。なお、制度には条件があるので御留意いただきたい。
西武鉄道とJR東日本の合意により、武蔵野線と西武線の接続ができるようになると聞いた。JR武蔵野線の新秋津駅と西武池袋線の所沢駅の間に駅や新たな路線ができるという話がある。そうなると新座駅はどのように変わるのだろうかと関心を持っている。この計画に対して新座市はどのように関わるのか伺いたい。
JR東日本は、西武線を含めた私鉄との駅構内の直接的な接続はしていない。今回の計画では、JR武蔵野線と西武池袋線の間に過去に使用していた路線があり、この路線を活用する案が出ているとのことである。
定期的な乗車ができるようなものではないかもしれないが、西武線を利用する新座市民にとっては便利になる可能性はあるため、市としても今後の動向に注目したい。
ふるさと新座館1階が床面沈下により小さな段差が生じてしまっている。沈下の原因は調査いただいていると思うが、今後の対応はどのようになっているか。
施工業者に確認しながら、現在対応中である。